フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第2戦スケートカナダが明日から始まる。
先週のスケートアメリカ、地上波もBSもまあまあ充実した放送だった。今週も連休なので期待したいところだけど、放送予定を見ると微妙
<テレビ朝日(地上波)>
11/1(土) 26:45~28:35 男女SP
(11/2(日) 2:45~4:35)
11/2(日) 24:45~26:40 男女フリー(「Get Sports」内で)
(11/3(月) 0:45~2:40)
<BS朝日>
11/2(日) 13:00~15:55 男女SP
11/3(月) 13:00~18:54 男女フリー&エキシビション
BSでは時間枠をたっぷり取ってあるので、男女シングルに関してはまた全員見られそう。ただ地上波は、タイミング的にかなり遅い上に、時間もそう長くない。日本勢+メダリスト限定になりそう。
(こちらの競技予定時間とつきあわせると、地上波で男女SPを放送している時間帯は、男子フリーと重なる。。。もう少し早めの時間帯は取れなかったのか。。。)
CSでは11/11(火)から放送。
時差が1時間の中国杯では、もしかして途中からLiveもあったりしないかな、な~んて
バイト帰りに次男が電話をよこした。「焼き芋売ってるけど、買っていく?」
昨今はけっこうお高いから、「大きいの1本買ってきて」と頼んだ。
ほかほかの紙袋に、大きいの1本と小さいの2本。「今日は売れ残ったからおまけだって」
・・・甘い この季節がやってきたのね・・・
初めて知った・・・
プロ野球日本シリーズ第5戦、ソフトバンク3勝阪神1勝。ソフトバンクは今日勝てば日本一、という試合、ドラマとザッピングしながらちらちら見てたら、ソフトバンクが1-0とリードして9回表阪神の攻撃、1死満塁
これは同点か逆転か、それともソフトバンクが抑えるか バッター西岡がゴロを打った
ホームに送球されてフォースアウト、ファーストに送球。しかし落球、ボールはファウルグラウンドへ。打者はセーフ? ランナー還った?
突然ソフトバンクの選手たちが万歳しながら集まり、ベンチから監督たちも飛び出してくる。え?なんで試合終了なの? 1塁セーフじゃないの???
解説の小早川氏、「スリーフットレーンを両足で走らなければいけません。片足が出ていたということでしょう」。VTRで見ると、打者走者・西岡は少しファウルラインの内側にはみ出ているように見える。
内側にはみ出ちゃいけなかったんだ、、、ていうか、スリーフットレーンって? ウィキペディアを見てみると:
・スリーフットラインは、本塁・一塁間(90フィート、約27.4メートル)の中点にあたる、本塁から45フィート(約13.7 m)の地点から一塁方向へ、ファウルラインと平行に、ファウルグラウンドに描かれている線である。その長さは48フィート(約14.6 m)であり、一塁から3フィート(約91.4 センチメートル)だけ外野側に延びている。ファウルラインとの距離は3フィートである。
・スリーフットラインとファウルラインとで囲まれた区域をスリーフットレーンといい、ここで、スリーフットライン及びファウルラインはスリーフットレーンの一部とみなされる。
1塁の手前にもう1本、線があるな~と思ってたら(参照)、そういうことだったのか~~~。
・一塁に対して守備が行われているときに、打者走者がスリーフットレーンの外(ファウルラインよりもフェアグラウンド側またはスリーフットラインよりもファウルグラウンド側)を走って、一塁への送球を捕えようとする野手の動作を妨げたと審判員が認めた場合、打者走者は守備妨害が宣告されてアウトになる。
・ただし、打球を処理しようとしている野手を避けるためにスリーフットレーンの外を走ることは差し支えない。また、スリーフットレーンを示すラインはそのレーンの一部であり、打者走者は両足をスリーフットレーンの中かライン上に置かなければならない。
なるほど・・・
西岡の足はたしかに、スリーフットレーンの外(グラウンド側)に出ていた。それでアウトになったわけだ。
それにしても、日本一を決める試合がこんな終わり方って、あっけない でもそれがスポーツ、かな
gooブログのジャンル・スポーツの中に、フィギュアスケートが追加された
今まで「ウィンタースポーツ」に設定していたけど、これから「フィギュアスケート」で記事が書ける。
夏場もアイスショーがあるし、8月から国際大会が始まるし、“ウィンター”だとそぐわない部分があったので、これはありがたい。
ところで、一昨日の検索ワードに、「グランプリシリーズは全員フリーに行けるの」というのがあった。
スケートアメリカのBS放送で、フリーも全員滑走が放送されている。世界選手権などではショートプログラムの順位でフリーに進むかどうかが決まるので、不思議に思われたのかな?
SP/SDでフリー進出を決めるのは、“選手権”だけ。ヨーロッパ、四大陸、世界ジュニア、世界選手権(オリンピックも)では、男女シングルは24位、ペアは16位、アイスダンスは20位までがフリーに進める。
それ以外の大会では、人数が多くても全員がフリーも滑る。ジュニアグランプリシリーズなどは35、6人出場することがあるが、それでも全員 ソチオリンピック予選を兼ねた昨年のネーベルホルン杯もそのくらいの人数で、全員フリーを滑ってオリンピック出場枠を争っていた。
グランプリシリーズ出場には、昨シーズンそれなりの実績を出していることが必要。今回のスケートアメリカ各種目SP/SD最下位のスコアを見ると、世界選手権ではフリー進出ボーダーラインくらいだけど、ヨーロッパ選手権なら進出できそう、というあたり。
人数が少ないから、というだけでなく、全員がフリーを滑るだけの資格はある、かな 次のスケートカナダでも、レベルの高い演技を期待
順番が後先になっちゃったけど^^;
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)第1戦スケートアメリカ、男子フリー(ジャッジスコア)。まっちー、別次元
ヨリック・ヘンドリックス(ベルギー) SP:55.99(12) FS:121.44(11) 合計:177.43(12)
ラベル「左手のためのピアノ協奏曲ニ長調」♪ 紺のVネックに金をあしらった衣装はシンブルで品がある。SPに比べると頑張ってジャンプを跳んでまとめた印象だが、後半ルッツとループが2回転になったのが得点としては響いた。もう少しエッジにのってぐ~んと滑るところが見たかったような^^;
アレクセイ・ビシェンコ(イスラエル) SP:64.54(11) FS:121.44(12) 合計:185.98(11)
「ノストラダムス」♪ 昨季と同じ曲。冒頭にトリプルアクセル、4回転トウループ、3-1-3と大技が決まったが、後半ループとルッツが2回転に。コンビネーションジャンプが2つしか跳べなかったのももったいない 中国杯でもう少し安定したところが見られるといいな。
ヘンドリックス選手とフリーの得点が同点。順位は減点のある方(減点前の得点が高い方)が上ということなのか、ヘンドリックスがフリー11位、ビシェンコがフリー12位とされている。
ダグラス・ラザノ(アメリカ) SP:66.23(10) FS:138.25(5) 合計:204.48(8)
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ SPのマルティネス選手に続いてこの曲。前に見たときよりスケーティングが滑らかになって、滑走姿勢がきれいになったと思う。トリプルアクセル2本と4回転がきちんと入るようになれば、全米でもいいところまでいけるかも
マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) SP:72.81(9) FS:124.77(9) 合計:197.58(10)
「オペラ座の怪人」♪ 今年の課題曲か(笑) 黒ジャケットにフリルシャツ、カマーバンドはなかなか似合う。トリプルアクセル1本は転倒したが、もう1本はコンビネーションで入った。もう少しジャンプの着氷に流れが出たら、加点が多くなるんじゃないかな^^; 解説・織田信成氏が褒めてたステップはレベル4。コレオシークエンスの変形イーグルやビールマンスピンなど、観客を沸かせる技がたっぷり
シャフィック・ベセギエ(フランス) SP:73.57(8) FS:135.13(8) 合計:208.70(7)
「Road Game」「You and Me」♪ 前半に4回転2本、後半にトリプルアクセル2本を入れる構成。4回転は1本が3回転になったが、1本は根性で3連続 曲の選び方が独特で面白い。
ナム・ニューエン(グエン)(カナダ) SP:73.71(7) FS:158.53(2) 合計:232.24(3)
「道」♪ バンクーバー五輪のエキシビションでコミカルに踊ってた少年スケーターが、こんなに立派になって 4回転サルコウ、トリプルアクセル2本、ジャンプはノーミス。ルッツのエッジに!がついたが、GOEはマイナスにならずにすんだ。スピン、ステップまでレベル4を揃えてるのはたいしたものだ。
ジャンプ前の準備動作(トリプルアクセルなど)がまだ少し長く、いかにも“これから跳びます”って感じ^^; そのへんに余裕が出てきたらジュニアっぽさが消えていくと思う。
アルトゥール・ガチンスキー(ロシア) SP:75.71(6) FS:124.42(10) 合計:200.13(9)
ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」♪ 転倒はなかったけど、予定通りには遠かったジャンプ 4回転が2回転に、トリプルアクセルがダブルやシングルに、こういうミスのほうが得点としては痛い。
3回転したように見え、解説・織田信成氏も「トリプルフリップ」と言っていたジャンプが2回転と判定された。「ちゃんと3回転してるのに?」とネットで取り沙汰されてたが、、、そのままなのかしら
アディアン・ピトキーエフ(ロシア) SP:76.13(5) FS:135.94(7) 合計:212.07(6)
「エクソジェネシス交響曲第3部」♪ ジェレミー・アボットのプログラムとはまた違うパートで。トリプルアクセル2本はすごく良かったが、ほとんど下りそうだった4回転トウループの転倒、後半のルッツ1回転が惜しい。滑走中、なんとなくだけど下を向いてる時間が長いような でもレベル4のスピンは姿勢がきれい。3連続コンビネーションでは「2回転トウループを2度跳んでるので、1回転にしました。計算しています」(解説・織田信成氏談)。よしよし
同い年のライバル(誕生日4日違い)、グエン(ニューエン)が目の前で見事な演技をしたので、少し気負ったかな
デニス・テン(カザフスタン) SP:77.18(4) FS:147.56(4) 合計:224.74(4)
「十面埋伏」「ヴォーカッション」♪ ヨーヨー・マ&シルクロード・アンサンブルの曲で、中国琵琶や中国笙などが使われている。4回転で転倒、次が2回転、3-1-3が3-1-2になったら舌を出していた 今季から先にやってもいいことになったコレオシークエンスを中盤に、ゆったりと見せる。終盤のステップシークエンスは一旦音楽が終わったようなところから、一気にテンポアップ、カッコいい
シーズン後半にはもっといいプログラムになると信じよう。
ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:79.75(3) FS:154.42(3) 合計:234.17(2)
「トリスタンとイゾルデ」♪ 「中世の騎士と王妃の悲恋の物語」なのだそうで…初めて知った^^; 革っぽい衣装に納得。冒頭のトリプルアクセル、片手上げルッツからの3-1-3と鮮やか スローパートのステップはレベル4と加点1.20。
ジャンプの前にいろいろやるので、解説・織田信成氏も「チョクトーから」「ホップから」など説明に忙しい。4回転がなくても、これだけ密度の濃いプログラムが滑れるんだ。
ジェレミー・アボット(アメリカ) SP:81.82(2) FS:137.51(6) 合計:219.33(5)
バーバー「弦楽のためのアダージョ」♪ シンプルな臙脂の衣装が、首から肩の線を引き立てる。ただずっと見ていたいスケーティング・・・伸ばした指の先に送る視線まで、音楽と一体になっている。
ジャンプは2回転や1回転が続出して点を伸ばせなかった。NHK杯に期待
町田樹 SP:93.39(1) FS:175.70(1) 合計:269.09(1)
ベートーベン「交響曲第九番」♪ 曲が始まってから20秒近く静止したまま 動き出すと激しく、4回転2本にトリプルアクセル+3回転トウループと素晴らしいジャンプ。あの「歓喜の歌」のメロディは合唱でなくオーケストラのパートで、柔らかな表情のステップ(レベル4でGOE1.40)。終盤の合唱にのって、どんどん加速していく。両手を大きく広げて天を仰ぐポーズからの3回転ルッツ、見事
「新しい技の開発は難しかったが、ジャンプの前後に動きを入れることで進化させた」と語っていた町田樹、ここまでやるとは そしてこれでも、後半のトリプルアクセルをダブルにしたり、コンビネーションを一つ抜かしたりしているのだ。完璧に跳んだら、、、羽生結弦にも勝てる
スケートアメリカ2連覇、おめでとう
結果、優勝は町田樹、2位ジェイソン・ブラウン、3位ナム・ニューエン(グエン)、4位デニス・テン。ジェレミー・アボットは5位だった。ナムくんはシニアのGPSデビュー戦で表彰台。
・・・ナムくん、グエンとするべきかニューエンとするべきか、、、ルーツのベトナム発音に倣えばグエンだけど、カナダではニューエンとみんなに呼ばれて自分でも名乗ってるかも。本人としてはどうなのか、確認したい~~~
来週はスケートカナダ。小塚崇彦、無良崇人、宮原知子、本郷理華が出場する。楽しみ
男子のフリーも女子のショートプログラムも書いてないんだけど^^;
ライブストリーミングで見たときの感想を書いて、あとでテレビ放送を見てからまとめ直そうと思ってたのに、まだ放送を見てないという状況。とりあえずアップしちゃいます
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)第1戦スケートアメリカ、女子フリー(ジャッジスコア)。
ブルックリー・ハン(オーストラリア) SP:47.38(11) FS:102.99(8) 合計:150.37(10)
ジェイ・チョウ「言えない秘密」♪ ほぼ全てのジャンプが完璧。スケーティングの滑らかさが際立った。GPS出場に値する選手に成長してきた。
長洲未来(アメリカ) SP:49.29(10) FS:108.92(6) 合計:158.21(6)
「蝶々夫人」♪ 胸のあたりが蝶のような模様の衣装。今日は前半からジャンプがしっかり決まり、「ある晴れた日」のアリアでキャメルスピンが映える。後半も3-2-2などジャンプばっちり。SPの不調が嘘みたい ただ、回転不足が5つ、、、これはなんとしても直したい、、、
ナタリア・ポポワ(ウクライナ) SP:50.70(9) FS:97.45(11) 合計:148.15(11)
「サムソンとデリラ」♪ 昨季、高橋成美/木原龍一組がSPで使ったきれいなメロディにのって、柔らかな表情で滑った。少し着氷が乱れたジャンプもあったが、大きなミスはなし。
今井遥 SP:53.79(8) FS:104.18(7) 合計:157.97(8)
「ジゼル」♪ 白にブルーの花を散らした衣装が素敵。いい感じのスピードにのってリンクを大きく使って滑り出し、冒頭の3-3から次々ジャンプを決めていく。中盤の可愛らしい仕草の振付、終盤の狂おしい表情のステップもよく足が動いていた。回転不足2つが惜しい
マエ=ベレニス・メイテ(フランス) SP:53.98(7) FS:98.73(10) 合計:152.71(9)
「Conquest of Spaces」「Shadows」「Run Boy Run」♪ カッコいいパンツスタイルで登場。滑りとジャンプは力強く、パーカッションにのったステップでは手拍子が起こっていた。コンビネーションでちょっと間にターンが入るなど、細かいミスが修正できたらいいプログラムになりそう。
エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア) SP:55.39(6) FS:102.71(9) 合計:158.10(7)
「バーレスク」より♪ 黒のパンツスタイルも似合う。活力あふれる滑りで、多少ステップアウトや回転抜けがあったけど、ジャンプも切れがよかった。ステップもリズムによく乗ってて、終わって笑顔。
パク・ソヨン(韓国) SP:55.74(5) FS:114.69(5) 合計:170.43(5)
Abel Korzeniowski「ロミオとジュリエット」♪ 黒系の衣装で少し大人っぽい雰囲気に。ジャンプの着氷でフリーレッグが真っ直ぐ伸びるのが、すごくきれいだと思う。3回転ループがダウングレードで転倒になったが、3-3コンビネーションや3連続コンビネーションをしっかり決めた。
サマンサ・セザリオ(アメリカ) SP:58.96(4) FS:115.62(4) 合計:174.58(4)
「カルメン」♪ 確か昨季もこの曲だったと思うが、見事にバージョンアップしてきた。3回転ループ+1回転ループ+3回転サルコウなどジャンプはバリバリ、「ハバネラ」でのステップ、雄大なイーグルとスパイラルのコレオシークエンスと、「カルメン」の世界を完璧に表現した。
グレイシー・ゴールド(アメリカ) SP:60.81(3) FS:118.57(3) 合計:179.38(3)
「オペラ座の怪人」♪ 女性ボーカルにのって、なめらかな滑りは最後までスピードがあった。ダブルアクセル+3回転トウループの予定が2回転になり、後半3連続コンビネーションで2回転トウループを2回跳んでしまって、無効0点に フリップのエッジがeなのは修正課題。
エレーナ・ラディオノワ(ロシア) SP:65.57(2) FS:129.90(1) 合計:195.47(1)
ラフマニノフ・セレクション♪ ブルー一色に肩や首周りだけストーンを散りばめた衣装、意外と個性的。多少着氷で傾いても、しっかり下りて決める力はすごい。後半に3-1-3も決まったし、長いスパイラルや変形イーグルのコレオシークエンスも魅力がある。
エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:67.41(1) FS:122.21(2) 合計:189.62(2)
「Batwannis Beek」「Sandstorm」♪ 妖艶な紫の透ける衣装。中東風の振付がめっちゃ似合う。ジャンプでいくつか回転抜けがあった分、ラディオノワに逆転を許してしまった。GPS前に3大会出場してて、先週も試合があったので、やや疲れがたまってたかも
結果、優勝がラディオノワ、2位トゥクタミシェワ、3位ゴールド、4位セザリオ。今井遥は8位と、グランプリファイナルには厳しくなったかな
というわけで、あらためて録画見なくちゃ
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014、開幕
前のシーズンのランキング・成績・スコアで上位の選手が出場できる6つの大会からなるシリーズ。アメリカ、カナダ、中国、ロシア、フランス、日本で順に開催される。
各選手は2つの大会に出場することができる。順位に1位=15ポイント、2位=13ポイント、、、とポイントが与えられ、ポイント上位6人/組がグランプリファイナルに進出する。
グランプリファイナル優勝は、世界選手権に次いで価値のあるタイトルといえる。
男女シングルは各大会12名、ペアとアイスダンスは8組。直前の欠場の場合は補充されずに少ない人数のまま行われる。
SP/SD滑走順は大会時点の世界ランク下位から、フリー滑走順はSP/SDの下位から逆順。
第1戦スケートアメリカ、初日はアイスダンス・ショートダンスと男子ショートプログラムが行われた。まずはテレビ朝日&BS朝日で放送した男子ショートプログラム(ジャッジスコア)から見てみよう。
<前半>
ダグラス・ラザノ(アメリカ) 66.23(10)
「Ameska」♪ 全身黒にクリスタルのシンプルな衣装。以前より髪を短く刈り、身体が絞れてシャープになっている。ギターのリズムで刻むステップがなかなかいい。4回転トウループとトリプルアクセルで転倒、3-3がトウループなのであまり点は伸びなかったが、全米でまた見たい。
アルトゥール・ガチンスキー(ロシア) 75.71(6)
マイケル・ブーブレ「Cry Me a River」♪ ゴールドと黒が似合う。4回転トウループ(転倒)のあとから男性ボーカルが始まった。後半トリプルアクセルが入り、ステップの動きはいい。開始遅れの減点1がもったいない
アレクセイ・ビシェンコ(イスラエル) 64.54(11)
「椿姫」♪ ブルーのシャツと黒ベスト風、ピンクのスカーフの組み合わせ。冒頭に見事なトリプルアクセル、4回転トウループはやや乱れたが大丈夫。コンビネーションが3回転フリップのあとにステップアウト、2回転トウループをつけたが認められず+COMBO(1つだけのコンビネーション)扱いになってしまった。「乾杯の歌」アリアでステップが見せどころのプログラム。
ヨリク・ヘンドリクッス(ベルギー) 55.99(12)
映画「1900年」♪ 白から水色へグラデーションのシャツ。映画音楽らしいロマンチックな曲。トリプルアクセル転倒、コンビネーションが2回転ルッツ+3回転トウループになり、ループも安定しなかった。彼らしい伸びやかさがもう少し見たかった^^;
ナム・グエン(カナダ) 73.71(7)
「シナーマン」♪ スーツのベストにタイ。また背が伸びてる~ アップテンポの男性ボーカルにのって、スピード感たっぷりに滑る。カウンターからのトリプルアクセル、ユヅル(羽生結弦)みたい
パーカッションに合わせた軽妙な表情のステップは楽しい。「課題としては、リンクを大きく使えるようになること」(解説・織田信成氏談)。
アディアン・ピトキーエフ(ロシア) 76.13(5)
ラフマニノフ「パガニーニの主題により狂詩曲」♪ 真っ赤なジャケット。こちらも背が伸びた 中盤エレキやドラムの入るモダンアレンジなのがロシアっぽい。4回転トウループをなんとかこらえ、後半にトリプルアクセルと3回転ルッツ+3回転トウループが入る。ジャンプの高さを褒められていた。
<後半>
シャフィク・ベセギエ(フランス) 73.57(8)
「Heat」「Clozee Mountain Legend」♪ 背中と肩に落書きアートみたいな字の衣装。4回転トウループ+3回転トウループ、トリプルアクセルと空中で少しかしいだけどしっかり着氷。ステップもなかなかシャープだった。
マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) 72.81(9)
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ 臙脂に金をあしらった衣装は品がある。昨年よりさらに背が伸びたか、動きが大きく見える。まだ17歳だけど、ジュニアの選手たちとは一線を画す洗練が感じられる。
トリプルアクセルは転倒したが、見事なビールマンスピン、クライマックスを盛り上げるステップ。「経済的な理由で練習できていない」という噂を少し前に聞いてたので、しっかりした演技を見て安心した。
ジェレミー・アボット(アメリカ) 81.82(2)
「Lay Me Down」♪ 髭をはやして、シャツにネクタイで登場、男性の語りかけるようなボーカル。少しふっくらしたかも 4回転は跳ばず、トリプルアクセルでややオーバーターン。しかし全体に安定感と、曲を楽しみながら滑る心地よさ。振付には自身も参加しているそうな。
ジェイソン・ブラウン(アメリカ) 79.75(3)
「Juke」♪ ブルーのシャツにキラキララのスペンダー。カントリーロック調の曲でノリノリのステップ。「つなぎがこんなに沢山入ってるのになぜスピードが落ちないのかと思う」(解説・織田信成氏談)。トリプルアクセルは転倒したが、ルッツは片手上げで余裕。
デニス・テン(カザフスタン) 77.18(4)
「カルーソ」♪ 白のフリルシャツに黒のパンツとクラシックな雰囲気。曲は男性ボーカルのポッペラ。情熱的なステップが素敵 4回転トウループの転倒、トリプルアクセルで少しステップアウト。スピンが3つともレベル2というのが意外だけど…次は修正してきてくれるだろう。
町田樹 93.39(1)
「ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」♪ かつて浅田真央も滑った曲。白のシャツで一部透けている部分にストーンをあしらっている。4-3トウループ、スリーターンからトリプルアクセル、ルッツとジャンプはノーミス。ジャンプ前後の振付や動きが美しい。ステップは引き込まれて見入った 芸術家・町田樹の新作、素晴らしいお披露目
町田樹が当然のようにトップに立ち、アボット、ブラウンと地元アメリカ勢が続いた。フリーも楽しみ
もうすぐ始まるフィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014、今年も日本での放送はテレビ朝日(番組サイト)
放送予定に開始時間しか書いてないのが困るんだけど(私の場合、録画予約が完全手動なもので^^;)
一覧にしておこう。
<テレビ朝日(地上波)>
10/25(土) 14:00~15:30 男子ショートプログラム
10/26(日) 13:55~15:50 女子ショートプログラム、男子フリー
10/27(月) 14:04~15:56 女子フリー
<BS朝日>
10/25(土) 18:54~20:54 男子ショートプログラム
10/26(日) 18:00~20:54 女子ショートプログラム、男子フリー
10/27(月) 16:58~20:54 女子フリー、エキシビション
<CSテレ朝チャンネル2>
11/4(火) 17:00~18:45 男子ショートプログラム
24:00~25:15 アイスダンス・ショートダンス
11/5(水) 17:00~18:45 女子ショートプログラム
23:10~24:40 アイスダンス・フリー
11/6(木) 16:45~19:00 女子フリー
23:10~24:25 ペア・ショートプログラム
11/7(金) 16・45~19:00 男子フリー
23:10~24:40 ペア・フリー
11/8(土) 22:00~24:15 エキシビション
今週深夜にBS朝日でジュニアグランプリシリーズを放送中だが、グランプリシリーズの番組宣伝が入る。「BSでは全員を放送」とただし書きがあるけど、全員といっても男女シングルの話
CSを契約すれば、全種目見られる。でも放送が1週間以上先、、、次のスケートカナダが終わってからだ。せめて次の大会が始まる前に放送してくれないかしら BSで男女シングル全員放送するなら、CSではまずペアやアイスダンスを放送するとか、、、
今のままだと、CS契約する意味が感じられない なんとかならないかな~~~
滑るわけじゃなくて
BS朝日で今週深夜2時から、フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ2014を放送している。
2時間枠で、男女1時間ずつ。日本の選手と上位選手、SPフリーともに4、5人くらい。原則として滑走順。やっぱりテレビだと、衣装の細かいところがよくわかって嬉しい
フランス大会、スロベニア大会、チェコ大会は実況・解説なし、会場音のみだった。これは意外と落ち着いて見られていい ジャッジスコアを参照しながら見れば、「これがこうなってこの得点か」とよくわかるし
日本大会はテレビ朝日ですでに放送があったが、鈴木明子の解説。今放送中のエストニア大会、織田信成が解説している。
「~なんですけども」「とてもよかったです」がちょっと多い グランプリシリーズ・スケートアメリカは解説するらしいので、練習中か
「ダブルトウループが3回目なので、、、僕が言うのも申し訳ないですが、ジャンプ跳びすぎでカウントされないかもしれません」たしかに、君が言うのも^^;
実況解説なしで滑走順にそのまま、これ全日本選手権の放送に使えないかな・・・
フジテレビが放送する全日本選手権は、前半グループの演技は全く放送されないことが多い。
最後の全日本になる選手の演技など、会場に行かない限り見ることができない
全滑走生放送!が理想だけど、なかなかそうもいかないだろうから、録画で後回しでもいい。BSで深夜で、一晩1~2時間ずつなら、全種目全滑走も可能なのでは? BSの前に有料のCSで放送してもいい。
フジテレビさん、ちょっと考えてくれません?
フジテレビ「SMAPxSMAP」、今夜は織田信成と鈴木明子がゲスト。
織田くんはもう完全にバラエティの人になってるけど 「あっこちゃん」と2人だとスケート界の話題で盛り上れるかな
とりあえず録画
<追記>
仲良しで知られている「アスリートだけど体育会じゃない」フィギュアスケート選手たち。「あっこちゃん」「ノブ」「織田くん」「大ちゃん」10コ違っても呼び方はそんな感じ
競技は引退しても、大阪で練習してから東京へ移動したり、先に東京へ来て練習してから収録に行ったり、スケート大好きな織田くん。
「女子力上がりすぎ」で、「うさぎがのぞいてるパフェがあるカフェに行きたい」「写メ撮って奥さんに送りたい」 2児の父だけど^^;
SMAPメンバー一人一人に、くるっと回って一言。草なぎくんと変顔、リスだのゴリラだの、つよぽんがついていけてない
あっこちゃんはお餅が大好きで、「一年中お雑煮食べてます」「いつでもストックしてます」 そういえばいつか、長久保コーチがうどん食べてる隣でお汁粉食べてた
(キスのプレゼント、あっこちゃんはいいとして、織田くんまでチュッってどうなの
)
25日(土)から始まるGPシリーズ第1戦・スケートアメリカの放送で、織田信成が解説するらしい。ルールがあれこれ改定されてるから大変だと思うけど、頑張って
mixiで教えていただいた放送予定
ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ2014を、BS朝日で明日18日(土)から、一晩1大会ずつ放送する。
26時(19日午前2時)から2時間枠。日本勢全員プラス上位選手になるだろうか。日本からはペアも2組が2大会ずつ出場してるんだけど、紹介されるかな
ライブ配信と動画でひととおり見てるけど、テレビだと映像がきれいだし 録画予約しなきゃ
グラプリシリーズ名演技集は、先々週・先週もやってたけど、たぶん同じ内容だと思う。
テレビ朝日、19日(日)27:15(20日午前3:15)~28:00。浅田真央が15歳でグランプリファイナル優勝したときのフリーとか、懐かしい
GPシリーズ2014は25日開幕
来週フィギュアスケートのグランプリシリーズ(GPS)が始まるけど、国際大会はあちこちで開催中
先週末は、羽生結弦が残念ながら欠場したフィンランディア杯だった。BS朝日で放送されてて、ショートプログラムは見逃したけどフリーは見られた。エリザヴェタ・トゥクタミシェワ(ロシア)の完全復活ぶりがすごい 本郷理華が健闘して3位
今週は、スケートカナダ・オータムクラシック、ニース杯の2つが行われている。カナダのほうは水曜と木曜の開催なんだけど、祝日か何か
日本勢の出場は、オータムクラシックのペアに高橋成美/木原龍一組。ニース杯の男子に田中刑事と坪井遥司、女子に大庭雅、アイスダンスに平井絵己/マリオン・デ・ラ・アソンション組。
どちらの大会もLive Streamingがある。オータムクラシック ニース杯
さっそく明日の朝、オータムクラシックのペアSPに高橋/木原組が登場する。第1グループの2番目だから、7時少し前くらい?
ニース杯の田中刑事と坪井遥司は17日(金)夜、平井/アソンションは深夜、大庭雅は18日(土)夜の予定。
・・・早く寝て早く起きて高橋/木原組を見なくちゃ
<追記>
オータムクラシックのほうは、上記のリンクで個別の動画もアップされている。早起きしなくても大丈夫だったか^^;
YouTubeにもアップされてたので這っておきます
高橋大輔引退のニュースに心揺れて、後回しになっちゃたけど^^; 忘れないうちに。
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦、クロアチア大会。女子フリー(ジャッジスコア)は大接戦
21 永田絵美莉 SP:47.38(8) FS:87.15(6) 合計:134.53(7)
「Hood Jump」♪ スピードがあって、ステップはなかなか力強かった。ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループは見事 後半、回転抜けのミスが続いたあたりは、これから体力をつけていきたいところかな。
27 ディアナ・ニキティナ(ラトビア) SP:49.26(5) FS:96.19(4) 合計:145.45(5)
「キャバレー」♪ トウループの3-3からジャンプにミスなく、ルッツのエラーもなし。全体にスピードがもう少しあるといいんじゃないかな 自己ベスト更新で笑顔。
28 竹野比奈 SP:49.18(6) FS:86.56(7) 合計:135.74(6)
「Cornish Rhapsody」♪ 転倒やダウングレードはあったけど、決まるジャンプは回転がコンパクトでとてもきれい。ピアノの音の盛り上がりとジャンプ、レイバックスピンがうまくはまったところはすごく良かった。ステップのレベル4も偉い
29 カレン・チェン(アメリカ) SP:62.71(1) FS:106.70(3) 合計:169.41(2)
「ゴッドファーザー組曲」♪ 前半は3回転ルッツ+3回転トウループなど順調に決めてたのに、後半に入ってアクセルがシングルに 最後のダブルアクセルも転倒。回転の速いビールマンスピンなどは見せる。
終わって微妙な表情、、、勝てる、、、?
30 ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:54.62(3) FS:92.88(5) 合計:147.50(4)
映画「アンナ・カレーニナ」♪ ドラマチックに演じる。フリップとループで転倒したけど、ステップはレベル4。得点を見て思ったより良かったのか、コーチとハイタッチで喜んだ。
31 アレクサンドラ・プロクロワ(ロシア) SP:51.30(4) FS:107.93(2) 合計:159.23(3)
「火の鳥」♪ 全体にスピードがあって、ステップにも勢いがある。後半フリップが1回転になるミスはあったが、3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウなど、ほぼ予定通りに跳べていた。ビールマンスピンでは足首のあたりを持つ。エッジを持つよりは柔軟性を誇示
32 マリア・ソツコワ(ロシア) SP:58.48(2) FS:112.33(1) 合計:170.81(1)
「Funny Face」「ティファニーで朝食を」♪ 3回転フリップ+3回転トウループがまず決まり、ルッツは1本転倒したがもう1本は入った。モダンジャズ系の曲でおしゃれなステップがレベル4。コンビネーションスピンではI字やY字姿勢も織り込んで、なかなか多彩。
結果、優勝はソツコワ、2位にチェン、3位プロクロワ。ライチョヴァは2大会とも4位。初出場の竹野が6位、永田が7位、大健闘
ソツコワは2位+1位の28ポイントでファイナル進出決定。中塩美悠のファイナル進出も決まった。女子はロシア3人、日本3人の戦いになる。
チェンは最後のダブルアクセルが普通に決まってたら 得点合計では中塩美悠を20点あまり上回ってるので、ちょっと残念だったかな
ファイナルに出られない選手たちは、世界ジュニアでまた成長した姿を見せてほしい