クリケット以上に長い試合
全国高校軟式野球大会、準決勝の中京vs崇徳。1日目に延長15回0-0でサスペンデッド。2日目に延長30回までやっても0-0。3日目に45回までやってまだ0-0、、、
4日目の今日、50回でようやく決着、3-0で中京が勝った。2時間後には決勝で、これも中京が制して日本一に輝いた。
・・・1週間で1000球以上も投げた松井投手 お疲れ様・・・
なんでこんなに0点が続くのか? 軟式野球は点が入りにくいのだそうだ。
朝日新聞の記事によると、軟式のボールが外がゴム、中が空洞で反発が小さい。打った瞬間につぶれて変形しやすく、あまり遠くまで飛ばないらしい。
そのボールでも飛びやすくなるバットもあるが、高価なので高校の大会では使用が認められていない。
長打が出にくいと、得点圏にランナーがいても外野が全身守備をとれるので、硬式のようにヒット1本で生還が難しくなる。。。なるほど。。。
硬式と軟式の違いって、ボールの硬さだけだと思ってた
「今後延長の方式を検討する」と関係者。タイブレーク(延長に入ったらノーアウト2塁などから始める)とか、点が入りやすくなる方法の導入もあるかも。選手たちの体を考えると、それがいいんじゃないかな
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第2戦、スロベニア大会。女子フリー(ジャッジスコア)。日本勢頑張った 映像はこちらで。
17 リア・カイザー(アメリカ) SP:47.66(8) FP:101.58(3) 合計:149.24(3)
ブラームス「ハンガリア舞曲」♪ 冒頭からルッツ、サルコウ、フリップと3回転を続けて決める。スローパートにあわせたステップのあと、ダブルアクセル+3回転トウループや3回転ルッツ+2回転トウループ、終盤に3回転サルコウ+2回転トウループ+2回転ループと、今日はジャンプ好調。最後のスピンを回るときから笑顔がこぼれた。
19 三原舞依 SP:44.68(9) FP:97.81(4) 合計:142.49(6)
「ジゼル」♪ 最初に3回転フリップ+3回転トウループを決め、後半にはダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループも。曲が激しくなる終盤に気持ちをこめたステップ。SPよりスケートがよく滑っていた感じで、スピンをきちんと回っていたのもよかった。
22 永井優香 SP:58.92(2) FP:105.50(2) 合計:164.42(2)
サン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」♪ 昨季、小塚崇彦選手がフリーで滑った曲。最終グループの第1滑走、でも落ち着いていた。まず3回転ルッツ+3回転トウループ、さらに3回転ルッツ+2回転トウループ。ギターが入るアレンジがなかなか素敵 後半にダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループも決まる。3回転ループで片手をついた以外はミスもなく、たくさん拍手をもらっていた。
パーソナルベスト大幅更新でトップに立った。
23 セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) SP:66.58(1) FP:125.38(1) 合計:191.96(1)
「Oblivion」「I Love You I Hate You」♪ タンゴの曲から。基本的に余裕のあるジャンプは全部片手を上げることにしているらしく、跳んだジャンプの半分はそうだったかも 3回転フリップ+3回転トウループ、3回転サルコウ+3回転トウループ+2回転トウループ、全体の最後のジャンプが3回転ルッツと、構成上の難度の高さも群を抜いている。
柔軟性という点では普通らしく、ビールマンスピンではそれほど高く足が上がらないのだった^^; 髪を少し横のほうでまとめるのが可愛い
シニアに混ざっても優勝争いできそうなスコアでトップに。
25 アルス・カイウモワ(ロシア) SP:52.49(4) FP:90.84(8) 合計:143.33(5)
「ロシュフォールの恋人たち」♪ 町田樹選手のエキシビションと同じ曲。最初に3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウを跳んだ。後半にループとフリップで転倒してあまり点が伸びず ジャンプの着氷のとき、力で押さえようとしている感じがした。
26 ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:52.87(3) FP:96.24(5) 合計:149.11(4)
「アンナ・カレーニナ」♪ 19歳になっているだけあって、醸し出す雰囲気や視線、指先の使い方が大人 間にターンが入ったが3回転ルッツ+2回転ループを着氷、ループが2回転になったが2回転トウループをつける。後半のループはしっかり3回転を跳んで、同一2回転跳びすぎは回避。ステップは情感たっぷりで、終盤のダブルアクセルは加点もゲット。
パーソナルベスト更新で笑顔 この調子なら来季シニアに上がってもそこそこやれそう。
結果、サハノヴィッチが圧倒的なスコアで優勝、永井優香が2位 3位にSP8位から大きく順位を上げたリア・カイザーが入った。ライチョヴァはあと0.14で表彰台^^;
三原舞依も少しずつフリーと合計のパーソナルベストを更新しての6位は悪くない。着実に伸びていってほしい
永井優香選手とコーチが、整氷中にインタビューを受けてた動画、貼っておきます(^^)
日テレ「24時間テレビ」で、羽生結弦が「一夜限りのアイスショー」。ということで見てみた。
東日本大震災で被災、練習していたリンクが閉鎖された羽生選手。各地のアイスショーに招かれたり、いくつかのアイスリンクで練習できることになったり、手がさしのべられた。
一方で、自分だけが逃れている、という後ろめたさがあったという。
ソチ五輪前に、被災した石巻の中学生たちから、応援の寄せ書きをした日の丸が届く。6月にその中学をサプライズで訪れる。「行っちゃいけないような気がして。心を土足で踏みにじるような」・・・どうしてそういうふうに考えるのかわからないが・・・
中学へ行く前に、石巻の港で出会った男性が「家も犬も奥さんも流されて何にもない」と笑顔で言う。別れてから「つらい。きつい。」また後ろめたいらしい。
しかし中学生たちは歓喜して迎えた。“ピストルポーズ”に「きゃあ~~」それでいいんじゃないの?
被災後の練習拠点の一つだった八戸のリンク、世界選手権2012で銅メダルに輝いたフリー「ロミオとジュリエット」を振り付けた場所で、そのプログラムを滑る。
珍しくトリプルアクセルでポップしたが、すぐさま跳び直した 生放送は少し緊張したかな?
新プログラムの練習に忙しい時期、よく来てくれた。さらにジャンプ構成の難度を高くしているそうだが、見るのが待ち遠しい
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第2戦、スロベニア大会。今日は男子フリー(ジャッジスコア)。映像はこちらで。
上位陣と日本勢、気になった選手をピックアップ。
8 ミッチェル・ゴードン(カナダ) SP:49.61(13) FS:112.24(5) 合計:161.85(7)
「Far and Away」♪ SPが13位だったのでこの滑走順だけど 最初の3回転フリップがきれいに入って好印象。エッジにしっかり乗ってグライドするスケーティングがいい。転倒が1回あったが、後半にダブルアクセル+3回転トウループも跳べた。スピンの姿勢がきちんとしているのもよかった。
12 中村優 SP:52.01(8) FS:98.12(12) 合計:150.13(10)
ヴィヴァルディ「四季」♪ 最初のトリプルアクセル、次の3回転ルッツで転倒。後半のルッツも1回転になってしまい、点を伸ばせなかった。終盤に3回転ループ+2回転トウループやダブルアクセルをちゃんと決められたのはよかったんだけど。
18 鎌田英嗣 SP:53.15(6) FS:112.31(4) 合計:165.46(5)
「K 20」♪ コーチに両肩をぎゅっとされて、背中をグーでポンされて登場。おまじないらしい
最初にダブルアクセル、続いて3回転ルッツ+3回転トウループが決まる。順調に中盤まできたと思ったら、スピンに入るところで転倒、ノーカウントになってしまった。それでも終盤に3回転トウループ+2回転トウループ、ダブルアクセル+2回転トウループとコンビネーションを跳んで、ドラマチックな曲を最後まで表現していた。
19 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) SP:74.59(1) FS:141.74(2) 合計:216.33(2)
ヴィヴァルディ・セレクション♪ モダンというかテクノっぽいアレンジで、エレキが響くヴィヴァルディって面白い。4回転はないが、トリプルアクセル2本に3回転ルッツ2本、3回転ルッツ+1回転ループ+3回転サルコウなど、予定のジャンプはきっちり決めてきた。
フリーと合計の自己ベストを出してトップに立った。
20 金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:72.21(2) FS:147.96(1) 合計:220.17(1)
「Dragon Racing」♪ 胸や袖、太腿や膝下に銀のラインが入ってる衣装は、龍をイメージしてるのかな?
片手をついたが4回転サルコウ、ちょっとオーバーターンしたが4回転トウループを着氷。後半にも4回転トウループ、これは2本目なので+REP(基礎点0.7倍)。着氷はよかったのにコンビネーションにしなかったのは、うっかりした?! その後もトウループをつけるのは可能だったはずだけど、そこまで想定した練習はまだ積んでいないようだ。
スピードはあるけど、滑って跳ぶのを繰り返してる印象も^^; でも4回転3本にトリプルアクセル(後半)が跳べたら、この得点も当然ではある。合計の自己ベストは更新したが、これでもまだフリーはベストではないのだった。
21 ドミトリ・アリエフ(ロシア) SP:56.41(5) FS:129.43(3) 合計:185.84(3)
Bioに資料がないけど、曲はエレーナ・ラディオノワがエキシビションで滑ってた「ゾンビ・ダンス」かな? 最初に4回転トウループ、トリプルアクセル+2回転トウループ、トリプルアクセルと大技を続ける。スローパートでのステップはうまく雰囲気を出して、後半も3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウなど頑張って跳んだ。JGP初出場でこの成績は悪くない。
22 アンソニー・カン(カナダ) SP:61.10(3) FS:101.42(10) 合計:162.52(6)
「Perfume - The Story of a Murderer」♪ 3回転(たぶん)が2回転になったり、予定通りのジャンプは跳べなかった模様。でもスピンがきれいで、ジャッジにしっかりアピールするステップもいい。音に合わせてすっと頭を上げるとか、スパイラル姿勢とか、つなぎのちょっとした動きがすごく素敵で印象に残った。
23 ショータロー・オオモリ(大森勝太朗) SP:58.82(4) FS:107.15(6) 合計:165.37(4)
Bioに曲名が「Love is War」と出ているが、流れてきたのは「シェヘラザード」。昨シーズンの曲に戻したらしい。最初の3回転フリップはきれいに入ったけど、トリプルアクセル1本は転倒、1本はシングルに。終盤の3連続が2-1-1になってしまうなど、ジャンプは安定しなかった。でもキャメルスピンの姿勢がとてもきれいで見惚れた。
結果、金博洋が優勝、ペトロフが2位。ペトロフもほかの大会だったら余裕で優勝できるスコア でも4回転を跳べるようにならないと、今より点が取れるジャンプ構成は組めない。世界ジュニアの頃までには入れるようになるだろうか。
3位アリエフと4位オオモリは約20点の差。。。
5位の鎌田選手は、スピンに入るところの転倒さえなかったら、4位だったんだけど でも実力は出せたからよしとしよう。10位の中村選手、シーズンは始まったばかりだから、完成度を高めて次につなげてほしい。
今夜は7時から女子フリー
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第2戦、スロベニア大会。初日2つ目の種目、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。(映像はYouTube公式チャンネルで)
上位は高得点の争いに
3 ドミトリ・アリエフ(ロシア) 56.41(5)
蜂をピストルで撃ってみせる振付からスタート、西部劇風 トリプルアクセルをこらえて下りた。シットスピンで足を換えるとき、一瞬片手をついてしまった。
ロシアは男子も層が厚い。この選手はたぶん国際大会初出場だと思うけど、順調に伸びるかな。
10 鎌田英嗣 53.15(6)
「コンドルは飛んでゆく」♪ コーチに背中をどん!されて出ていった。アクセルはダブル、トウループの3-3を根性で下りる。ステップはアンデスの風を表現するような気持ち、かな 全体にスピード感はあったと思う。
13 中村優 52.01(8)
アストル・ピアソラ「リベルタンゴ」♪ グレーのストライプのシャツで大人の雰囲気。冒頭のアクセルが1回転になったが、3-2コンビネーションやルッツはオーバーターンしてもコケずにこらえる。ステップでタンゴのムードを出そうと頑張った。
コーチが本田武史氏。今季は高橋大輔が休養する分、ほかの選手を見る時間があるのかな、と思う。
15 金博洋(Boyang JIN) 72.21(2)
「タンゴ・アモーレ」♪ ジュニアグランプリファイナル2013で、フリーで4回転3本決めて優勝した選手。今季はどのくらい跳べてる?と思ったら、バリバリ 背が伸びてさらに細くなったから、ジャンプの軸の細いこと! トリプルアクセルでGOE1.57!
タンゴらしいポーズを随所で決め、肩をくねらせて踊るのも照れずにこなす。自己ベスト更新。
18 アンソニー・カン(カナダ) 61.10(3)
「レッド・バイオリン」♪ すでに19歳だけどJGP初出場。3回転フリップ+3回転トウループをなんとか下り、アクセルはダブル。でも指先まで意識した振付をしっかり表現していて美しい。本人も満足そうな笑顔で終わった。
20 ショータロー・オオモリ(大森勝太朗)(アメリカ) 58.82(4)
「ラン・ボーイ・ラン」♪ 男性ボーカル曲。世界ジュニア2013の銅メダリスト。トリプルアクセルで転倒、3回転フリップ+3回転トウループもほぼ下りてたのに、最後に後ろ向きに両手をつく形になって、これも転倒扱いになってしまった。今年19歳、すっかり体つきが大人になって、ポーズは見栄えがする。ステップもなめらか。
とはいえ、自己ベスト70.82には遠いスコアで少し残念。フリーはどのくらいできるか。
22 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) 74.59(1)
フラメンコ系の曲。世界ジュニア2014で4位の選手。織田信成みたいな柔らかい着氷のトリプルアクセル ルッツは一瞬傾いて大丈夫?と思ったが、ちゃんと下りてしまうところも“ノブナリ”な感じ^^; 基本に忠実なスピンは3つともレベル4をもらった。
ステップでも表現力を見せて穴がない。金博洋の72.21を軽く超えてしまった。
結果、1位ペトロフと2位金博洋が、70点越えでトップを争う。3位以下はけっこう接戦なので、SP50点以上の選手には3位になるチャンスはあるかも
まずは今できることを全部やりきれるように、頑張れ
東京は急に涼しくなったけど、さすがにまだ“ウィンター”じゃない^^; でもウィンタースポーツのフィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第2戦、スロベニア大会が開幕
日本からの出場は、男子に鎌田英嗣と中村優、女子に三原舞依と永井優香。みんな頑張って
最初は女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。例によって上位陣+日本勢で。(映像はYouTube公式チャンネルで)
7 アルス・カイウモワ(ロシア) 52.49(4)
シューベルト「魔王」♪ 有名なクラシックの曲を現代風のアレンジで。3回転フリップ+3回転トウループを決め、後半にトリプルルッツとダブルアクセル。ビールマンスピンで少し姿勢が崩れてレベル1しか取れなかったが、これから伸びそう。
15 永井優香 58.92(2)
「エデンの東」♪ 水色から白のグラデーション衣装がきれい。“Inspired by 町田樹”という感じの振付 最初から一蹴りがよく伸びて、ぐんぐんスピードにのっていく。流れの中でトウループの3-3、3回転ルッツもばっちり。曲想をよく表すステップの流れもよく、ダブルアクセル問題なし。演技構成点も6点台をそろえ、あとはキャメルスピンのレベルを上げれば完璧!
18 ニコル・ショット(ドイツ) 49.53(6)
「サユリ」♪ Bioには「ロクサーヌのタンゴ」と出てるけど^^; トウループの3-3を雄大に決め、ルッツはダブルでまとめた。17歳でほぼ身体は大人になっていて、表現も年齢なりのものがある。
20 セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) 66.58(1)
「My Sweet and Tender Beast」♪ 世界ジュニア2014銀メダリスト登場。教科書に載りそうなスピンから入り、情感たっぷりのステップ。片手上げで3回転フリップ+3回転トウループ、ルッツも片手上げでトリプル。ジャンプ3つ全て後半に跳んだのが凄い ミスは時間オーバーの減点だけ。
髪のまとめ方とか、ちょっとした動きが、リプニツカヤに似てきてる。これからどんな個性を確立できるか?
22 三原舞依 44.68(9)
「Les Filles de Cadiz」♪ スペイン風の曲で、黄色に黒をあしらった衣装。最初に3回転フリップで転倒してコンビネーションにできなかった。トリプルルッツは大丈夫。レイバックスピンからビールマンがとてもきれいで、レベル4をもらった。イーグルからのダブルアクセルもよかった。
まだ小柄で全体にスピードとか迫力が出しきれない分、演技構成点が低めかな、、、出来が悪かったわけではないので、フリーで巻き返して!
26 チェ・フィ(韓国) 50.15(5)
「タンゲーラ」♪ 黒のホルタートップが似合う、すらっとした体形。最初に3回転ルッツ、続いて3回転フリップ+2回転トウループを決める。大きなミスなくまとめた。スピンにもう少しスピードが出たらいいのかな。
27 ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) 52.87(3)
ニーノ・ロータ「ロミオとジュリエット」から「愛のテーマ」♪ オリンピックと世界選手権を経験した19歳、ジュニアは今季まで。高さのある3回転ルッツに、3回転ループ+2回転トウループ。半年前に比べてスケーティングに安定感が出てきた。曲のアレンジの緩急をうまく使って表現するステップもいい。静かなピアノでスピンをまとめた。
得点と順位を見てコーチと喜んでいた。
サハノヴィッチが圧倒的な得点でトップに立った。永井選手は点差は気にせずにベストの演技をして、確実に2位を取りたい 三原選手も、順位を上げていけるといいな
またうっかり、朝まで試合を見てしまった
全米オープンテニス2014、3日目。奈良くるみ選手が惜敗したところまで見て、寝る前にちょっとだけと思って、レイトン・ヒューイットvsトマス・ベルディハの試合を見てたら、伊藤竜馬vsスティーブ・ジョンソンの試合が始まった。で、ついつい^^;
第1セットは調子よく、左右に振るとミスしてくれて6-2で先取。これはいけるか?と思ったら、第2セットからジョンソンのサーブがよくなる。伊藤のサービスゲームは相手がしっかり打ってきて、しのぎながらキープする状態で、結局ブレークを許して落とした。
第3セットも同じような流れで、第4セットに入った第1ゲームもブレークされた。。。絶対勝てないというほど力の差はなさそうなんだけど、厳しい
と思ってたら、第2ゲーム。ネットに出てきたところを抜こうと伊藤が打った速いロブに、ジョンソンがジャンプしてスマッシュ。着地のときちょっと痛かったようで、少し気にしながら次のプレーに入った。
ところが動きがおかしい。サーブの位置につきながら、何度か足を曲げ伸ばししたり、さすったり。1stを打ってフォルト、位置に戻ろうとして、倒れた
足がつっているらしく、苦痛の表情で起き上がれない。英語の解説が"cramp"(痙攣)と言っている。トレーナーが駆けつけたが、立たせることもできない。
ルール上、プレーとプレーの間の時間は決められていて、オーバーすると警告、重なるとポイントを失う。審判が"warning""point to Ito"と告げると観客からブーイング。でも、審判だってどうしようもない。
まず第2ゲームのポイントが伊藤に入って、"Game, Ito"。ジョンソンは治療しなければプレーに戻れそうになく、第3ゲームも伊藤に。チェンジエンドとなってやっとジョンソンは抱えられてベンチに戻り、マッサージを受けた。大丈夫かな・・・
時間がきて、必死にコートに立つジョンソン。ほとんどトスを上げずにサーブを打つ。入ったところで、伊藤のリターンに反応することもできない。ラブゲームで伊藤。
もう、これ以上続けるのは危険なんじゃ ジョンソンとしては2セット取ってるし、痙攣が治まりさえすれば自分が勝つチャンスは大きいと思ってるんだろうけど。
第5ゲーム、伊藤のサーブ。ジョンソンはレシーブ位置につくのがやっと。伊藤は淡々とサーブを入れる。4-1になったところで、ジョンソンは観客席にいるコーチに声をかけ、棄権。車椅子に乗せられてコートを去った。
ここまで深刻な痙攣は初めて見た
英語解説で松岡修造も試合中に痙攣に見舞われた話をしていた。当時は痙攣で治療が認められず、松岡はチェンジエンドのときベンチに座らずに、なんとか自力で治そうとしていたのを覚えている。
どんなに鍛えていても、起こるときは起こるわけで、、、
口惜しいジョンソン選手の分まで、伊藤選手には2回戦で頑張ってもらおう
うかうかしてたら始まってた
そしてクルム伊達公子vsビーナス・ウィリアムズの熱戦を見逃した
今日は見逃してなるものか!と、錦織圭の1回戦をネット観戦 今月初めに右足親指にできた嚢胞(のうほう)を手術した錦織、コートでの練習は数日しかしてないそうで とはいえ、第10シードなので初戦はそんなに強い相手ではない。
ワイルドカード(主催者推薦)の176位、ウェイン・オデスニックという選手。地元アメリカの選手なので、それなりに声援がある。しかし、打ち合うと錦織のプレースメントが明らかに勝っている。
錦織にとっては、初戦が練習のような^^; 身体の動きがいつもどおりではなく、微妙なコントロールがしきれずに少しアウトしたり。ネットにかけてしまうサービスも多く、1stサービスの確率は相手のほうがよかった。
ときどき憂さ晴らしのように強く叩いてネットにかけたりアウトしたり、、、2ndセットは先にブレークを許した。しかし、さすがに力の差は大きく、相手がネットに出てきてもきれいにクロスで抜き、見事なドロップショットも何本か決めた。追いつかれてもロブで抜いて、相手からするとなす術なし
相手も粘ったが、最後はサービスエースを決めて3-0で勝った 練習不足のせいか、少し息が上がる場面があったが、少なくとも足が痛そうではなかったし、試合勘が戻ってくれば、だんだん調子を上げていけそう。
2回戦も頑張って~
そして今、四大大会初出場の西岡良仁がパオロ・ロレンジ(イタリア)と試合中。勝ったら、日本男子では錦織圭の18歳7ヶ月に次いで若い、18歳11ヶ月での四大大会勝利になるそうな。頑張れ
<追記>
西岡良仁は、発熱があったそうで、、、懸命に打ち合ってたけど、相手がどんどん前に出てプレッシャーをかけてくるし、打ち合いでも勝てず、、、第3セット途中で棄権した。残念。
しかし、もう一人日本選手が大健闘 土居美咲が第16シードのビクトリア・アザレンカに、サービスブレークを許さずにタイブレークに持ち込む。素早い動きで打ち合いでも負けず、淡々と集中する戦いぶりに、アザレンカは少し動揺したか、ダブルフォルト3本。土居が第1セットを奪う。
第2セットは先にブレークされたが、すぐブレークバック。ブレーク合戦になったが、4-5のサービスゲームではミスが出てしまって第2セットは奪われた。
ファイナルセット、ブレークされても相手のサービスゲームで粘り、何度もデュースを繰り返す。最終的なスコアは1-6で負けたが、全然一方的なゲームじゃなかった。
この試合の経験は自信になっただろう。これから大きく成長してくれそう
フィギュアスケートのルールは、改定が多くて複雑で^^; オリンピックシーズンの後は特に大きな改定がある。
アジアンオープントロフィー、JGPフランス大会と、今シーズンの国際大会がすでに2つ終わったが、選手たちにはまだ対応が難しい部分もある感じ
テクニカルパネルハンドブック(シングル)とSOV(価値尺度)から、主な変更点をチェックしてみよう。
SOVには、LESSER BASE(低い基礎点)として、V1(だいたい0.7倍)とV2(0.6倍くらい)の欄が設けられた。90度以上180度以内の回転不足は、V1の基礎点となる。
<ジャンプ>
・ルッツとフリップの踏み切りエッジが正しくない場合、"e"としてSOV表のV1の基礎点になる。GOEは必ずマイナスになる。ジャッジスコアの要素欄にはLze/Feと記載される。
明確でない場合、"!"として基礎点は通常のまま、GOE減点はあるが最終的にマイナスでなくてもよい。
"e"と"<"(回転不足)両方だった場合、V2の基礎点となる。
・ショートプログラムで、回転数が足りないなど要求を満たさないジャンプは無効0点となる。
2回転+2回転が認められない男女シニア&男子ジュニアでは、本来の基礎点が低い方のジャンプが0点。(例:2Lz+2T*=2回転ルッツ+2回転トウループなら、トウループがノーカウント)
・フリーで、ダブルアクセルを含むあらゆる2回転ジャンプは2回まで。3回目以降は無効0点。コンビネーションに含まれる場合は全体がノーカウント。
・フリーで、3回転以上の同じ名前・回転数のジャンプは2種類を2回まで。2回とも単独で行われた場合、2回目のジャンプは"+REP"として基礎点が70%になる。
ルッツ/フリップのエッジ関連はまた厳しくなった 基礎点を低くするなら、GOEを必ずマイナスにすることないのに、、、回転不足もついたらダブルで厳しい。
SPで回転数が足りない場合(単独ジャンプの2回転、アクセルの1回転など)に0点になってしまうのも、多くは1点未満の差とはいえ、気分的に フリー進出ボーダーラインにいたり、選手権出場のミニマムポイント(最低技術点)がかかっているときは深刻
さらにジュニア世代に深刻なのは、フリーで全ての2回転が2回までになったこと。JGP第1戦でも、コンビネーションのセカンド・サードに跳ぶことが多い2回転トウループを、3回以上跳んでしまってノーカウントになる選手が続出 構成の段階で2回転ループを入れたり、3回転予定が2回転になったときのシミュレーションをしておかないといけない。
状況によっては、あえて1回転にしておいたほうがノーカウントにならないですむケースも。なんだか、あんまりジュニアのためにはならないような
唯一選手にとって有利な改定が、3回転以上のジャンプの2回目が単独になったとき、シークエンス扱いではなくなったこと。基礎点はシークエンスの0.8倍から0.7倍に下げられたが、コンビネーション/シークエンスの枠を使わないので、あとから挽回可能
(織田信成くん、引退する前にこの改定があればよかった)
<スピン>
スピンにも、LESSER BASE(低い基礎点)のV1とV2が設けられた。
・フライングスピン(足換えなし・一姿勢)で、(a)はっきりわかるジャンプ (b)着氷後2回転以内に基本姿勢に達し、さらに2回転保持 の2つの要件のうち、1つが満たされない場合はV1、両方が満たされない場合はV2の基礎点となる。
・足換えありのスピンで、左右の足それぞれで少なくとも1つの基本姿勢が必要。満たさないとV1の基礎点となる。
・コンビネーションスピンで基本姿勢が2つのものが認められ、基本姿勢3つと別々の基礎点が設定された。ジャッジスコアの要素欄にはCoSp2p、CoSp3pのように書かれ、最後にレベルB~4がつく。(例:CCoSp3p4=足換えコンビネーションスピン3姿勢レベル4)
・ショートプログラム男子の足換え単一姿勢スピンで、足換え前後に3回転以上、基本姿勢が各足で2回転以上必要。満たされないとV1の基礎点。
レベルを上げる特徴関連はややこしいので省略(あまりよくわかってない^^;)
スピンでも低い基礎点とは、今までGOEで加減されてた部分も基礎点からしっかり差をつけようという感じ。基本どおりにやりなさい!ということかな。
V1は0.7倍前後、V2だと0.5~0.6倍まで下がってしまうので、スピンも気を抜けない。JGPフランス大会でも、何人かV1をもらっていた。第2戦以降に参加する選手たち、参考にしなくちゃ
<コレオグラフィックシークエンス>
・ステップシークエンスの前でも後でもよい。(先に行ったほうがステップシークエンスとは限らなくなった)
・2回転以内のジャンプとスピンも含めてよい(ジャンプ/スピンとしてカウントしない)。2回転より多い回転のジャンプと、3回転以上のスピンは、行った時点でシークエンス終了となる。
これは解説者泣かせかも^^; 事前に予定表を見てないとどっちがステップでどっちがコレオだかわからないし、軽くシングルアクセルなんかも入ったら、コレオの中のジャンプなのか失敗ジャンプなのか トップクラスの選手たちにとっては、バリエーションが広がって楽しくなるのかな。
<その他>
・名前をコールされてから30秒以内に開始位置につく。30秒を過ぎると減点1、1分を過ぎると棄権とみなす。グループ最初の滑走者はプラス30秒が与えられる。
・ボーカル(歌詞のある歌)入りの曲が使用可
昨季まではコールされてから60秒以内だったので、ちょっとせわしなくなった。水分補給や鼻をかむのは、コールされる前にすませたほうがよさそう
ボーカル入りは、ポップス・ジャズ・ミュージカル系のほか、オペラのアリアなんかも使う選手が出てきた。選べる曲が増えるのは楽しい
選手は対応が大変だけど、いいプログラムを見せてね
TBS日曜劇場、“10人の脚本家と10組の名優が贈る、10の物語”も第七話。
実生活でも将来、父と息子になるのでは?!と噂の、渡辺謙と東出昌大。見合い相手に断られたがあきらめきれず、その息子の顔だけでも見てみたいと、働いているコンビニを訪れた靴職人。そこで起こった強盗騒ぎをみごと未遂で解決した青年を気に入り、靴職人を継いでくれと言い出し、、、
脚本は山田太一。この人は俳優たちに台詞を一字一句変えずに言わせる方針だそうで、ちょっと丁寧すぎて聞こえることもある。しかし、それが日常生活とは違う、演劇的な空間を作り出す。
渡辺謙がシャツを着替えるシーンがあって、中年太りというほどではないが、少しだけお腹まわりがたるんでいた アクション系の役がきたら鍛えて身体を作るんだろうけど、普段は年齢なりのお肉もついてるんだと思うと、なんだかほっとする
面白い企画のドラマだけど、視聴率はあまり取れてないようで・・・。でも、1年後か2年後に、同じ脚本家が同じキャスト・設定で“その後”を書いたら、面白いかも
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第1戦・フランス大会、男子フリー(ジャッジスコア)と総合結果。日本勢頑張った!山本草太選手が2位、佐藤洸彬選手が8位
日本時間の午後8時前後からという見やすい時間帯で、YouTube公式チャンネルのライブ配信で観戦 ところが、ちょうど山本選手の演技のときに技術的な問題でストリーミングが止まってしまった
「あとで動画をアップロードする」と公式Twitterにツイートされているので、それを待つことにしよう。ライブで見られた中から、上位陣・日本勢などをピックアップ。
*追記・・・山本草太選手の動画がアップされたので貼りました(^^)
9 シモン・オコー(フランス) SP:55.39(7) FS:109.22(5) 合計:164.61(5)
「Inception」♪ 最初の3回転フリップがきれいに決まる。次のルッツも安定。トリプルアクセルは転倒したが、ループはきれいだ。ステップはしっかり身体を使えている。同じモチーフを繰り返す曲だけど、意外と盛り上げている。終盤にようやく3-1-2のコンビネーションが入った。18歳なのでジュニアは今季まで、シニアに上がる前にどのくらい成長できるかな
12 山本草太 SP:65.66(3) FS:130.14(2) 合計:195.80(2)
「ローレライ」♪ 最初のトリプルアクセルに入るところで、まさかのストリームストップ(涙) ジャッジスコアによると、回転不足で転倒。あとはループが1回転になった以外は、3回転ルッツ+3回転トウループ、ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウなど、実によく跳んだ。スピンとステップ全部でレベル4獲得も素晴らしい
<追記>映像を見ると、全体に動きのきれがよかった レベル4が取れただけあってスピンの姿勢がきれいだし、曲を表現する意識も感じられる。あとはアクセルを決めるだけ!
13 アドリアン・テソン(フランス) SP:57.82(5) FS:102.94(7) 合計:160.76(6)
「ロミオとジュリエット」♪ 途中からストリーム復活。羽生結弦2011/2012フリーの曲。黒に銀の模様でテクノっぽい衣装。わりと軸の細いジャンプ。後半3-1-3でステップアウト。次の3回転両手つきは転倒扱い フィニッシュポーズがひざまずいて片手をつくのが、これまたYuzuruっぽい。
14 アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:67.43(2) FS:111.73(4) 合計:179.16(3)
ビートルズ・メドレー♪ 紫のシャツにブルーのタイ。トリプルアクセル決まる。3回転フリップはまあOK。3回転ルッツ+2回転トウループ、3回転フリップ+2回転トウループとコンビネーション安定。ステップで手拍子にのっていった。ルッツが1回転になった後、ダブルアクセル+2回転トウループを跳んだが、3回目の2回転トウループで無効0点に
15 イ・ジュンヒョン(韓国) SP:67.88(1) FS:135.93(1) 合計:203.81(1)
「オペラ座の怪人」♪ 今季、この曲で滑る選手がすごく多いんだけど^^; トリプルアクセルはステップアウト。3回転フリップ+3回転トウループ、ダブルアクセル+3回転トウループと順調に決めていく。レベル4をもらったステップのあと、3回転ルッツ+2回転トウループ+2回転トウループも決まった。スローパートでも3回転が無理なく入る。大きなミスなく、見事な演技。
16 デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:58.27(4) FS:114.72(3) 合計:172.99(4)
「Adagio for Tron」♪ 黒のつなぎに白で骨の模様?の衣装。トリプルアクセルは両足でなんとか立ったがダウングレード。3回転ルッツ+3回転トウループはなんとかこらえた。もうひとつルッツが2回転。キャメルスピンでは少しふらつく。後半3-1-3?と思ったらファーストジャンプは2回転だった。終盤、変形イーグルからダブルアクセル。スケーティングはよく伸びている。
17 佐藤洸彬 SP:55.96(6) FS:100.96(8) 合計:156.92(8)
「壬生の義士伝」♪ SP6位でフリーの最終グループに入り、最終滑走になった。曲のとおり新撰組ふうの衣装。トリプルアクセルは回りきって転倒、3回転フリップ+3回転トウループでこらえきれず転倒。次の3回転ルッツが決まって一安心。丁寧なシットスピン、和太鼓にのせたステップはなかなかいい。後半フリップが2回転になり、ループで転倒。しかしそのあともしっかりコンビネーションを決めた。懸命にスピンを回って終わる。
キス&クライで、コーチと立ち上がってお辞儀。初めての国際大会、よく頑張った
200点越えでイ・ジュンヒョンが優勝、2位に山本草太、3位にアレクサンデル・サマリン。世界ジュニア2014で8位のヴァシリエフスが4位、地元フランスのオコーが5位だった。
イ・ジュンヒョン選手は、JGPシリーズで韓国男子初めての優勝じゃないだろうか。日本大会にもエントリー予定で、3位以内に入れば韓国男子初めてのジュニアグランプリファイナル進出も可能性大 NHK杯でシニアのGPシリーズにデビュー予定のキム・ジンソ選手といい、韓国男子は急成長中。今季は目が離せない
ジャッジスコアを見ると、ルッツにeや!がつく選手は女子より少ないが、逆にフリップにつく選手がいたりする。そして今季の新ルール、3回目の2回転ジャンプで無効0点は、堪える そのあたりはまた後ほど。
佐藤選手の得点が出た後、先に滑った山本選手、女子の新田谷選手、中塩選手と4人そろって記念撮影していた。銀メダルの2人は、このあとエキシビション出演かな? 楽しんで
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第1戦・フランス大会。女子フリー(ジャッジスコア)が行われ、結果、日本の新田谷凜選手が2位、中塩美悠選手も4位
人数多いので、やはり上位陣だけ^^;
16 チェ・ダビン(韓国) SP:46.04(7) FS:91.47(5) 合計:137.51(5)
ショパン「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」♪ 3回転フリップ+2回転トウループ、ダブルアクセル+3回転トウループ、3回転ルッツと決めたがループで跳び上がれずに転倒、ステップに入るところで流れが途切れてしまった。しかし後半に3回転ルッツ+2回転トウループ+2回転ループと決めたのは偉い。
世界ジュニア2014で6位の実力者、スケーティングの安定感はそれまで滑った選手と全然違っていた。
18 中塩美悠 SP:52.51(4) FS:95.27(3) 合計:147.78(4)
「Tango de los Exilados」♪ 何度も手首をぶらぶらと振って、緊張をほぐしてから出ていった。3回転ルッツ、ダブルアクセル+3回転トウループ+1回転トウループ、3回転サルコウ+ダブルアクセルのシークエンスとしっかり跳んでいく。後半の3回転サルコウ+2回転トウループは間にターンが入ったが大丈夫。曲にのったステップの表現もよかった。
残念ながらルッツはe(エッジエラー)がついた
19 新田谷凛 SP:58.89(2) FS:99.87(2) 合計:158.76(2)
ニーノ・ロータ「ロミオとジュリエット」♪ 軽やかなトウループの3-3、3回転ルッツはこらえる。ループが1回転に。後半ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウなども決まった。
羽生結弦のイメージが強い音楽だけど、ジュリエットになりきってロミオを呼び寄せられたかな
22 エフゲニア・メドヴェデワ(ロシア) SP:61.12(1) FS:118.43(1) 合計:179.55(1)
「Ein Sommernachtstraum」「Tango Tschak」♪ 細い体がいっそう細く見える全身黒。3回転フリップ+3回転トウループ、片手上げ3回転ルッツ(eついてるけど^^;)。3回転ループ+2回転トウループ+2回転トウループのセカンド・サードも片手上げ。ダブルアクセル、もちろん片手上げ。終盤もジャンプの高さが落ちない。
天井に突き上げるようなI字スピン。隙のないプログラムだった。
23 アンバー・グレン(アメリカ) SP:54.71(3) FS:93.37(4) 合計:148.08(3)
「El Conquistador」「アランフエス協奏曲Aranjuez」♪ 14歳にしては大人っぽい体形と雰囲気でフラメンコを滑る。ルッツ、サルコウと3回転を決め、3回転フリップ+2回転トウループ+2回転トウループも鮮やか。後半ダブルアクセルに1回転トウループをつけたが、本来は3回転の予定だった? 2回転にしていたら3回目の2Tで無効になるところだから、1回転にしたのはある意味正解。
もう1本ルッツ単独で跳んで+REPがつき(3回転以上のジャンプが2回目も単独だったら基礎点0.7倍)、ループで転倒。まだ伸ばせる余地が大きいプログラム。
メドヴェデワ選手の圧倒的な強さが目立ったけど、新田谷選手は今季一気にブレイクの気配。中塩選手は、3連続のサードが2回転だったらメダルに届くところだった。
SPでは大きな差が出なくても、やはりフリーでは実力の違いが得点に現れる。フリー5位が91.47、6位は76.30。合計でも5位が137.51、6位が117.73。シニアに匹敵する力があるのは上位の一握りというのが、ジュニアの現実なんだな
今季から、フリーで全ての2回転ジャンプが2回までしか跳べなくなったので、3回目(以降)の2回転トウループが無効にされた選手がちらほら。3回転予定が1回転になってしまうミスが多かったのも、2回転で下りたら無効になるプレッシャーがあったせい
ジュニアにはけっこう、シビアなルール改定かも。(今季の新ルールについては、またあとで)
今夜は男子フリーが夜7時50分から。またYouTubeの公式チャンネルで見ちゃおう
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第1戦・フランス大会。初日2つ目の種目は男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
ジュニア男子の今季必須要素は:
・ダブルまたはトリプルアクセル
・ダブルまたはトリプルルッツ
・3-3/3-2のコンビネーションジャンプ
・フライングキャメルスピン
・足換えコンビネーションスピン
・足換えシットスピン
・ステップシークエンス
ついついライブ配信(YouTube公式チャンネル)を見てしまったが、全員書くのは大変なので こちらも上位陣を滑走順に。スコア横のカッコ内の数字はSP順位。
5 ダニエル・アルベール・ノーリッツ(フランス) SP:54.44(8)
「Admiral」♪ 白い軍服のような衣装。ガラスが割れる効果音に合わせてダブルアクセル。3-3も入った。3回転ルッツもきれい。ドラマチックな曲に合わせた振付を大きな動きでこなし、最後のご挨拶も町田樹選手のように優雅。
6 アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:67.43(2)
「Among Strangers」♪ 前に見たときよりかなり背が伸びた。トリプルアクセルをややこらえて下りる。コンビネーションは3-2に。3回転ルッツはスムーズ。曲にちょっとだけ遅れて終わり、少し口惜しそうなのは3-3が跳べなかったからかな。
7 イ・ジュンヒョン(韓国) SP:67.88(1)
「The Wild Party」♪ ビッグバンドのスイングジャズ。まず高さのあるトリプルアクセルで魅せ、3-3も入った。3回転ルッツは少しこらえた。楽しんで滑れている雰囲気が伝わってきた。
9 アドリアン・テソン(フランス) SP:57.82(5)
クインシー・ジョーンズ「Why Don't You Do Right」♪ 女性ボーカル入りの曲。素肌にベストを着ているように見える衣装。トリプルアクセル、両手をついたけど転倒扱いにならなくてよかった。3-3はちょっとオーバーターン。後半に3回転ルッツ決まって拍手。セクシーな雰囲気を出そうと頑張っていた。
10 シモン・オコー(フランス) SP:55.39(7)
「バーレスク」より♪ フライングキャメルスピンから入る。コンビネーションは決まったがトリプルアクセル転倒。3回転ルッツは大丈夫。いかにも細い体形。
12 佐藤洸彬 SP:55.96(6)
「Carol Samaha」♪ ボリウッド映画風の曲。18歳大学1年で初めてのJGP。トリプルアクセルは回りきって転倒。コンビネーションは3-2。3回転ルッツは手をついた。ひょうきんな持ち味は出せたかな。
15 山本草太 SP:65.66(3)
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲」♪ トリプルアクセルで転倒したが、全体にスピードは出ている。3-3と後半の3回転ルッツはしっかり決まり、大きく身体を使ったステップも伸びやか。パーソナルベスト大幅更新の得点を見てにっこり。
16 デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:58.27(4)
「Jazz Machine」「Hey Pachuco」♪ 軽快なリズムでよく動く。アクセルは途中で止めてダブルにした感じ。次は転倒してコンビにできず。ルッツは3回転がきちんと入った。
ジャッジスコアを見ると、ルッツにeがつく選手は女子に比べると少ないが、スピンで基礎点から低くなる(v1)選手がちらほら。
今季からスピンの採点が厳しくなって、フライング姿勢の不備、着氷から2回転以内で姿勢がとれないなど、要求項目を満たさないとその数に応じて2段階(v1,v2)の低い基礎点がついてしまう。
スピンも真面目に基礎から練習しなさい!という方針らしい
結果、1位イ・ジュンヒョン、2位サマリン、3位山本草太。トップ3は60点台。初出場の佐藤洸彬選手も6位といいスタートがきれた。
フリーも頑張れ
高温注意報が出るような暑さが続く日々だが、ウィンタースポーツのフィギュアスケートは、ジュニアグランプリ(JGP)シリーズが開幕
今年もISUがYouTubeの公式チャンネルに全員の演技をアップロード、のみならずライブ配信 これは嬉しい
第1戦はフランス大会。日本からは男子に佐藤洸彬と山本草太、女子に新田谷凛(にたや・りん)と中塩美悠が出場している。
最初の種目は女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
今季の必須要素は:
・ダブルアクセル
・ダブルまたはトリプルルッツ
・3-3/3-2/2-2のコンビネーションジャンプ
・フライングキャメルスピン
・足換えコンビネーションスピン
・レイバックスピン
・ステップシークエンス
全員を書くのは大変なので^^; 上位陣を中心に滑走順に。スコア横のカッコ内の数字はSP順位。
2 エフゲニア・メドヴェデワ(ロシア) SP:61.12(1)
「シェルブールの雨傘」♪ 世界ジュニア2014銅メダリスト。片手上げダブルアクセル。3-3のファースト、3回転ルッツも片手上げ。体形はまだ大きく変わらず、スケーティングもジャンプも安定している。
4 新田谷 凛 SP:58.89(2)
「ポル・ウナ・カベサ」♪ トウループの3-3、3回転ルッツ、ステップからのダブルアクセルときれいに下りた。スケーティングが力強く、タンゴに合っている。最後のビールマンスピンを決めてガッツポーズ。
5 ロクサーヌ・コルノイェ(カナダ) SP:43.52(8)
「Buena Vista Social Club」「Hip Hip, Chin Chin」♪ ブルースからラテンに変わる曲。コンビネーションは3-2。3回転ルッツでは片手つき。全体に大人っぽい。後半のステップはアップテンポな曲で頑張った。
11 チェ・ダビン(韓国) SP:46.04(7)
アストル・ピアソラ「Invierno Porteno」♪ コンビが3-1になってしまったがダブルアクセルと3回転ルッツは完璧。一蹴りをしっかり伸ばしてみせた。
16 エンミ・ペルトネン(フィンランド) SP:46.11(6)
冒頭に3-2、ダブルルッツと決める。イーグルからのダブルアクセルがきれい。音楽にのって伸びやかなステップ、表現力はある感じ。
17 中塩美悠 SP:52.51(4)
ミュージカル「フォッシー」♪ JGP初登場。流れのある3-3が決まる。3回転ルッツは片手をついたが、ステップからのアクセルはばっちり。入りから出まで丁寧なレイバックスピン、アップテンポな曲にのったステップもよかった。
18 ナジマ・マハムド(フランス) SP:46.87(5)
「Big Spender」♪ 今大会最初のボーカル入り。運動能力高そうな黒人選手。コンビネーションは3-2で下り、3回転ルッツで転倒したがダブルアクセルは高さがあった。コケティッシュな振付を楽しそうにこなした。
20 アンバー・グレン(アメリカ) SP:54.71(3)
「Summertime」♪ 冒頭に3-3を軽やかに決める。ピアノアレンジにのって軽快なステップ、手拍子が起こる。3回転ルッツは転倒したがダブルアクセルはしっかりきめた。ビールマンの姿勢がきれい。
ジャッジスコアを見ると、ルッツジャンプをeや!もつかず、回転不足もなく成功させるのが、なかなか大変だということがわかる。今後は勝負の行方を左右していくかもしれない。
結果、メドヴェデワが1位、2位に新田谷凜、3位にグレン、4位中塩。日本勢2人が表彰台もあるかも