フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第2戦スケートカナダ。男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
1 キーガン・メッシング(カナダ) SP:67.13(10)
「Always Look on the Bright Side of Life」♪ グレーにゴールドをあしらった衣装、意外と派手? 冒頭のアクセルが1回転になってしまったが、4回転トウループ+3回転トウループが決まった! 軽妙な曲のタップダンスの音に合わせて、楽しげなステップ。後半のルッツをしっかり決め、スピンが速かった。
アメリカからカナダに移籍、紆余曲折あっただろうが、「いつも人生の明るい面を見よう」という曲が今の気持ちかな。
2 川原星 SP:67.36(9)
「Tango de los exilados」♪ 黒のスタンドカラーが細身の体に似合う。振付は宮本賢二。冒頭のトリプルアクセルは少しステップアウト、しかしループ・トウ3-3がきれいに入った。キャメルスピンを丁寧に、3回転ルッツはクリーン。タンゴのリズムをしっかり刻みながらステップを踏み、最後のシットスピンはやや曲に遅れて終わる。
自己ベスト更新ににっこり。よかった
3 ティモシー・ドレンスキー(アメリカ) SP:62.46(11)
「Cinema Paradiso」♪ 鮮やかなブルーの衣装。美しいキャメルスピンから入る。トリプルアクセルは両足着氷? 3回転フリップ転倒、ルッツも片手をついてコンビネーションにできなかった。ステップが伸びやかで、つなぎのイーグルも素敵。最後のスピンも速くてきれいな姿勢だった。
「ニュー・シネマ・パラダイス」の曲、キャラに合っていていい。
4 キム・ジンソ(韓国) SP:68.64(8)
「月光ソナタ」ベートーヴェン♪ すっきりと黒系。やんちゃ坊主のイメージだったが、シンプルなピアノ曲で大人っぽく。冒頭のルッツはステップアウトしたが、きれいなトリプルアクセルを決めた! ループに2回転トウループをつけてリカバリー、ピアノの激しい音にのってダイナミックに動くステップで拍手が起こる。
得点と順位に笑顔。
5 パトリック・チャン(カナダ) SP:80.81(2)
「マック・ザ・ナイフ」マイケル・ブーブレ♪ 白シャツにブルーのセーターで登場。カナダのヒーローが競技に帰ってきた・・・
冒頭に4回転トウループ+3回転トウループ、決まった! トリプルアクセル転倒、ルッツが2回転に しかしビッグバンドジャズのスイングにのっていくステップは、他の追随を許さない。やっぱり、こういうプログラムをやらせたら、この人の右に出る人はいないかも
6 イ・ジュンヒョン(韓国) SP:47.19(12)
「エクソジェネシス交響曲第3部」♪ 数秒の静止からゆっくりと動き出す。トリプルアクセルは少し回転不足気味でステップアウト。しっとりした曲調でのスピンに拍手。フリップで転倒、続くルッツがシングルに。音をよくとらえているステップや、つなぎで見せるイーグル、イナバウアーなどは魅力的。スピンのシット姿勢からそのまま膝をつくフィニッシュ。
最後のスピンも認定されず、得点は口惜しいけど、しっかり育てる価値のあるプログラム。
7 村上大介 SP:80.88(1)
「Bring Him Home」ジョシュ・グローバン♪ ベージュの柔らかなブラウス。しっとりした曲でゆっくりと滑り出し、冒頭の4回転サルコウはちょっとステップアウト。イーグルを見せ、きれいな着氷のトリプルアクセル、そして3回転ルッツ+3回転ループ ステップでも一歩ごとにきれいなエッジを見せている。
心が洗われるような、素敵なプログラム。ダイスのイメージがちょっと変わった。
8 アダム・リッポン(アメリカ) SP:80.36(3)
「Who Wants to Live Forever」クイーン♪ ブルーグレーに染めた髪で新しいイメージ。4回転ルッツ挑戦、転倒。トリプルアクセルはやや傾いたが大丈夫、3回転ルッツ+3回転トウループは余裕。ステップに一瞬仰向けに寝そべりかける姿勢が入ったり、振付はユニーク。彼の独特の世界が出来始めている。
9 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) SP:71.44(7)
「La Leyenda del Beso」♪ 山吹色にゴールドのストライプをあしらう衣装で、GPSデビュー戦。高さのあるトリプルアクセル、スムーズなルッツ・トウ3-3と減点するところがないジャンプ。スピンやステップも丁寧にこなし、ノーミスでフィニッシュ。
応援団にちょっとおどけたお辞儀をしてみせた。思ったより点が出なかったのは、フリップにエッジエラーeがついたのと、フライングキャメルスピンがV判定だったせいか。
10 ナム・ニュウエン(カナダ) SP:76.10(4)
映画「キリング・フィールド」より♪ 白シャツに紺系のベスト。背が伸びただけでなく、表情や姿勢が大人っぽくなった。いきなり4回転トウループ+3回転トウループ 深くしゃがみこむ姿勢から跳ぶトリプルアクセルは両手と膝をついてしまって転倒扱いに。後半のルッツはきれいだが、エッジに!(アテンション)がついた。
感情をこめてストーリーを演じるステップ。アクセルのミスに顔をしかめたフィニッシュ
11 ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:75.46(5)
「The Way You Look Tonight(今宵の君は)」♪ ジャケットにほどいたボウタイ。フレッド・アステアのボーカルにのって、お洒落なプログラムの予感 トリプルアクセルは少しオーバーターン、4回転サルコウは転倒。フリップ・トウ3-3はばっちり。
のびのびと洒脱な振付のステップで盛り上がり、レベルも4を獲得。両手をポケットに突っ込んでフィニッシュ。フライングシットスピンがレベル1でV判定、、、そんなにダメなスピンでもなかったと思うんだけど^^;修正が必要か。
12 羽生結弦 SP:73.25(6)
「バラード第1番」ショパン♪ 日本からの応援に駆けつけた相当な数の観客が、大歓声で迎える。いつものように静かに立ち、ぐるりと首を回して動き出す。イーグルからトリプルアクセル、そのままイーグル・・・あまりにも美しい・・・滑走中の選手の技術点表示に、11.50が出た。GOE満点
シットスピン、キャメルスピンでも魅了して、4回転トウループへ。。。回れない 2回転で下りてしまった しかし、ここで落ち込んでいる場合ではない。コンビネーションをしっかり跳ばなければ! 練習ではちゃんと跳べてたし、、
3回転ルッツの着氷で傾いた。セカンドジャンプ、どうする?2回転にした。軽やかなピアノの音にのってステップ、スピンはきっちりとこなす。
思いがけないことが起こって、会場は騒然。。。得点にさらに驚きが広がる。2回転トウループが無効になっただけでなく、単独ジャンプとコンビネーションで同一ジャンプ(2回転トウループ)を繰り返したことで、3回転ルッツ+2回転トウループもまるごと無効に。これは響いた。
結果、トップに立ったのは村上大介。僅差の2位にパトリック・チャン、3位リッポン。4位ニュウエン、5位ブレジナ、羽生がまさかの6位。川原星は9位につけた。
フリーでは一体どんなことになるのか。ただ、練習の成果が発揮されることだけを期待
(スポーツジャンルに「体操」はなかったか~)
体操世界選手権、男子個人総合。内村航平が、前人未到の6連覇達成
スケートカナダの女子SPの合間に(?!)平行棒と最後の鉄棒を見たんだけど、やっぱりいつどこを見ても美しく、そして強い
鉄棒では団体決勝で落下した離れ技「カッシーナ」を抜いたが、それでも実施の美しさが群を抜く。着地をぴたりと決めた瞬間の感動・・・
優勝が決まったとわかると、カメラの前で指を1本、2本、3本、4本、5本と立て、最後に左手の親指を添えて6本にして見せた。このシーン、数年後に2人の娘さんたちが何度も再生して見てたりして
あとでじっくり録画見ようっと(時間があるかな)
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015第2戦、スケートカナダ。女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。村上佳菜子、永井優香、頑張れ~
1 ケイトリン・オズモンド(カナダ) SP:59.21(4)
「ラ・ヴィ・アン・ローズ」♪ 久しぶりの大会出場に、地元の観客があたたかく迎える。フリップ・トウ3-3、3回転ルッツが決まる。どうした拍子か、なんでもないところで転倒 ダブルアクセルでも転倒したが、曲によく合うステップでレベル4獲得。復帰戦でまず滑りきってほっとした笑顔。
2 ヴェロニク・マレ(カナダ) SP:52.17(9)
「ワルツ第7番」ショパン♪ ピンクの可愛らしいドレス風の衣装。冒頭のトウ・トウ3-3に高さがあり、ループもきれいだった。
3 イサベル・オルソン(スウェーデン) SP:50.23(11)
「I Was Here」ビヨンセ♪ 白に裾だけあしらったブルーが、キャメルスピンで花が咲いたようになる。ルッツ・トウは3-2、3回転ループはこらえて下りた。わりと大柄で、ステップの動きも大きく見える。
4 永井優香 SP:63.35(2)
「蝶々夫人」プッチーニ♪ 紫のキモノ風。最初から優雅なスケーティング、ルッツ・トウ3-3スムーズに決まる。片手で持つパールスピン、丁寧なステップに、3回転ループ、ターンからのダブルアクセルと完璧! 曲と一体化したプログラムに観客も引き込まれた。
浅田真央のフリーに優るとも劣らない、素敵なプログラム
5 ヨシ・ヘルゲション(スウェーデン) SP:56.26(6)
「Too Darn Hot」♪ 濃いピンクのVネックは、元気印のこの選手に似合う。トウ・トウのコンビネーションはセカンドが回りきれず2回転に。ターンからのダブルアクセルなどはしっかり決めた。ステップでレベル4が取れるのは強い。
6 エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:49.84(12)
「悲しみのクラウン」♪ スケートアメリカから2週連続出場。冒頭のルッツでややこらえた着氷で単独に。小さな体を大きく動かすステップにも雰囲気がある。3回転フリップで転倒、コンビネーションができなかった。でも最後まで表情を作りながら、細いきれいなビールマンスピンでフィニッシュ。
ミスはあったが、プログラムとしての完成度は上がっている。拍手も多かった。
7 ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:54.13(8)
「You'll Have to Swing It (Mr. Paganini)」♪ カナダチャンピオンとして迎えるシーズン初戦。ルッツ・トウ3-3は根性で下りたがダウングレード判定、フリップも少し乱れた。ジャズボーカルのスキャットにのったステップはなかなかお洒落。しっかりした姿勢のスピンなどは悪くない。
8 アリョーナ・レオノワ(ロシア) SP:52.08(10)
「スマイル」ナット・キング・コール/「ライムライト」チャップリン♪ 女子の燕尾服風もなかなか可愛い。トントンとノックする仕草、ステッキを回す振付で始まる。トウ・トウ3-3で転倒、3回転フリップも回転不足で転倒 でも大きなイーグルからのダブルアクセル、コミカルなステップでは会場を沸かせた。
カップ・オブ・ニースでは出来がよかっただけに、悔し涙を浮かべていた。フリーで巻き返せるか。
9 ポリーナ・エドマンズ(アメリカ) SP:56.85(5)
「月光ソナタ」「Presto Agitato」ベートーヴェン♪ ブルーにストーンがきらめく衣装。元々背が高かったけど、背中が大きくなって体幹の筋肉がしっかりしてきた。ルッツ・トウ3-3はセカンドが回転不足判定だが、フリップはきっちり。ダブルアクセルは少し着氷で傾いた。軽やかにピアノの音と合わせていくステップはすっかり大人、レベル4も獲得
フライングシットスピンが無効になってしまったが、姿勢が不十分だった?
10 村上佳菜子 SP:59.79(3)
「ロクサーヌ」♪ 全身黒で。力強く滑り出し、大きな3回転フリップを決める。後半のトウ・トウ3-3もいいと思ったが、セカンドの回転不足判定が惜しい。ダブルアクセルで回りきれずにシングルに 一気に曲が速くなる激しいバイオリンの音で、きびきびしたステップ、これはカッコいい レベル4でGOE1.3と高評価。
ミスはあったけど、今季のこれからが楽しみなプログラム。
11 アシュリー・ワグナー(アメリカ) SP:70.73(1)
「Hip Hip Chin Chin」♪ こちらも黒。フリップ・トウ3-3を完璧に決め、スピンの間にもう手拍子が起こる。ノリノリのラテンナンバーでスピードにのりながら、ウォーレイからのダブルアクセル、3回転ループとばっちり。ステップでは弾けまくった
初めての70点台
12 エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:55.37(7)
「カルミナ・ブラーナ」♪ 透ける生地を使った黒。今日はトリプルアクセルは回避、片手を上げてのダブルアクセルから。ルッツが2回転に トウ・トウ3-3は間にターンが入ってしまった。
フライングシットスピンもV判定、ジャンプが不十分だったか? ステップもレベル2どまりと、技術点はまったく伸ばせなかった。
結果、ワグナーがトップに立ち、2位に永井優香、3位村上佳菜子と日本勢がいいところにつけた。僅差で4位オズモンド、5位エドマンズ、6位ヘルゲション。トゥクタミシェワがまさかの7位、フリーは前半グループになる。
またドラマが待っていそうなフリー、みんな頑張れ~
忘れないうちに書かなくちゃ^^;
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第1戦スケートアメリカ、男子フリー(ジャッジスコア)。こんな展開が待っていたとは!
1 アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:50.68(12) FS:121.15(12) 合計:171.83(12)
「レ・ミゼラブル」♪ 映画冒頭のシーンを髣髴とさせる振付でスタート。4回転トウループ転倒、トリプルアクセルは入ったが2本目の4回転トウループでまた転倒。少し痛めたか、後半のジャンプはルッツが2回転になるなどやや冴えなかった。しかし「夢やぶれて」にのせるステップはレベル4、終盤の「民衆の歌(The People's Song)」のこれオシークエンスは盛り上った。
2 ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:65.41(11) FS:138.07(7) 合計:203.48(8)
「Beethoven's Five Secrets」♪ SPに続いてフリーでも4回転トウループ成功!トリプルアクセル2本も入った。最後のダブルアクセルがシングルになってしまったけど^^; 達成感にあふれた表情でフィニッシュ。自己ベストを更新して200点越え。
3 無良崇人 SP:71.66(10) FS:129.17(9) 合計:200.83(10)
「オー(シルク・ド・ソレイユ)」♪ 羽のようなひらひらしたフリルが印象的な衣装、振付はジェフリー・バトル。冒頭の4回転トウループは片手をつき、サルコウで乱れ、スピンのキャメル姿勢でややふらつき、、、調子が出ないか、、、シタールらしい音に合わせるステップはなかなか素敵。
後半のアクセルとループが1回転に、フリップはエッジエラーのeと、厳しい出来になってしまった。しかし作品としては魅力的なので、次回はジャンプがはまってくることを期待。
4 フローラン・アモディオ(フランス) SP:71.96(9) FS:125.49(10) 合計:197.45(11)
「Winston Churchill's Boy」「Nemesis」♪ 観客から「Allez!」と声援が飛ぶ。冒頭の4回転サルコウで転倒、ダウングレード判定。きれいなトリプルアクセルが入ったが、後半の2本目は転倒、+REPで基礎点も下がってしまう 最後のスピンが認定されなかったが、基本姿勢が足りなかったか?
ちょっとした肩先や膝の動き、視線でも魅せる。プログラムとしては素敵だが、点を取るにはどうするかが課題。
5 ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:78.64(8) FS:159.83(3) 合計:238.47(3)
「ピアノ・レッスン」より「愛の香気」♪ 左肩から斜めにカットされた襟元がユニーク。4回転トウループに挑戦!残念ながら回転不足で転倒。ピアノに合わせるステップはさすがのレベル4。後半トリプルアクセルがダウングレードになってしまったが、終盤のルッツ・ループ・サルコウ3-1-3などきっちり。
スパイラルの連続にスプリットジャンプ、ハイドロブレーディングと立て続けに見せてくれるコレオシークエンスや、つなぎのイナバウアーなど、ジャンプ以外の魅力にあふれる。会場全体を引き込むプログラム
6 ロス・マイナー(アメリカ) SP:78.96(7) FS:136.15(8) 合計:215.11(7)
「Too Much Love Will Kill You」「Who Wants to Live Forever」クイーン♪ ロックの曲には革ジャン風の衣装で。冒頭の4回転サルコウはダウングレード判定で転倒。トリプルアクセル+2回転トウループが決まったのにルッツで転倒したのは惜しい。エレキにのせたステップや、大きなイーグルに沸いた。全体にスピード感はある。
7 デニス・テン(カザフスタン) SP:79.02(6) FS:122.50(11) 合計:201.52(9)
「ミサ・タンゴ」♪ 同じ曲集の中から、SPとは違う曲で。4回転トウループ2本続けて転倒、アクセルが1回転に。キャメルスピンの姿勢が美しい。合唱パートでのコレオシークエンス、最後のステップはカッコよかったが、ジャンプが痛そうで、シットスピンでも失速してしまった。
キス&クライでフランク・キャロルコーチが、テン選手の腰のあたりを指して心配そうにしていたが、「腰と臀部に痛みがあった」と後から報道された。無理せず治療に専念したほうがいいのでは・・・
8 アディアン・ピトケーエフ(ロシア) SP:79.90(5) FS:150.85(4) 合計:230.75(6)
「ミッション」♪ まだすらっと細い17歳。トウ・トウ4-3決まった!続く4回転トウループはステップアウト。アクセルが1回転に しかし崩れることなくルッツ・トウ・ループ3-2-2などしっかり決め、爽やかに滑りきった。
アクセルをミスしたので「やっちゃった」という顔。でも自己ベストを大幅更新、これでノーミスの演技ができたら、表彰台も視野に入るレベルまで来た。
9 宇野昌磨 SP:80.78(4) FS:176.65(1) 合計:257.43(2)
プッチーニ作曲「トゥーランドット」ヴァネッサ・メイ「誰も寝てはならぬ」ポール・ポッツ♪ バイオリンに乗って滑り出し、4回転トウループをなんとかこらえて着氷。トリプルアクセルは鮮やか 続くトリプルアクセル+3回転トウループもなんとか頑張った。
中国風のメロディで軽やかにステップ、一歩がよく伸びている。一瞬止まって「Nessun dorma,,,」と口ずさみながら動き出す姿は、バルコニーに出てくる王子のよう 一気にスピードを上げて4回転トウループから2回転トウループ、決まった ルッツももうエッジの心配なく、ダブルアクセル+1回転ループ+3回転フリップもばっちり。
コレオシークエンスのクリムキンイーグルで大歓声、最後のスピンが終わる前から観客が拍手、終わった瞬間に立ち上がっていた 演技構成点84.30はジェイソン・ブラウンに次ぐ高評価。
キス&クライでは「ジャパンオープンのほうがよかった」なんて話をコーチとしていたが、ISUパーソナルベストは大きく更新、トップに立った。これはデビュー戦で表彰台、どころか優勝
10 コンスタンティン・メンショフ(ロシア) SP:86.15(3) FS:144.64(6) 合計:230.79
(5)
「Mad World」「Radioactive」♪ 会場があまりに盛り上った後で、ちょっと出て行きづらい雰囲気だったかも^^; トウ・トウ4-2はさらっと決めたが、4回転サルコウは転倒。トリプルアクセル2本は問題ない。後半の3回転トウループは、4回転の予定だったのがミスになった感じ。
SPに比べて、少しずつジャンプの軸が曲がっていたように見えた。
11 閻涵(Han YAN)(中国) SP:86.53(2) FS:149.50(5) 合計:236.03(4)
「ロミオ+ジュリエット」♪ 羽生結弦が2011/2012シーズンにフリーで使った曲、シンプルな黒の衣装。まずは場外まで飛んでいきそうなトリプルアクセル 4回転トウループもややこらえたが下りる。2本目の4回転トウループは両足着氷(回転不足判定)、コンビネーションにはできなかった。後半のアクセルが1回転になったり、コンビネーションのセカンドが1回転になったり、ノーミスとはいかず。
シリアスなストーリーを表現するプログラム、新しい挑戦かも。
12 マックス・アーロン(アメリカ) SP:86.67(1) FS:172.28(2) 合計:258.95(1)
「ブラック・スワン」♪ シンプルな黒の上下で登場。女子がよく使う曲だけど、男子はどう表現するか?
いきなり4回転サルコウ+2回転トウループ、続いてトリプルアクセル+2回転トウループ、凄い ステップもしっかりコントロールしている。後半に単独の4回転サルコウ、トリプルアクセル ダブルアクセルでステップアウトしたのが唯一のミス。
振付はフィリップ・ミルズ。町田樹の振付と指導をした元バレエダンサーの人だ。スピードと勢いにまかせて、ぶんぶん滑っていたアーロンが、見違えるほどしっかり表現できるようになっていた。あとは演技構成点の中でトランジション(つなぎ)だけ低いのを上げていけるか。
得点と順位を見て、本人も会場も歓喜の渦。(控え室で見つめる宇野が、微妙な顔で小さく拍手)
結果、優勝はアーロン、GPS初優勝。2位にGPSデビューでいきなり表彰台の宇野、3位はSP8位から挽回したブラウン。4位閻涵、5位メンショフ、6位ピトケーエフ、7位マイナー、8位ケリー。
五輪メダリストのテンが9位。「エリックボンパール杯(フランス大会)に出るかどうかわからない」と後でコメントが伝わってきたが、痛みを抱えていたなら、そもそも今大会に無理して出る必要はなかったんじゃないだろうか?
ただ以前にも直前に棄権したことがあるし、2大会好調をそろえられたことが少なく、グランプリファイナルに進出したことがない。やはり、一度はファイナルに出たいという思いが強かったのかな・・・。早く回復するといいんだけど。
無良が10位とは、予想外だった。ファイナルはちょっと絶望的になったが、NHK杯、そして全日本がある。「またやり直そう」と口にしたコーチのいうとおり!
「取りこぼしがあって1位になれなかった」という宇野昌磨。「ファイナルに行くために、次はもっと頑張る」「またバルセロナに行きたいから」。この大会の前には、ファイナルは考えていなかっただろう。でも2位という順位と257点という得点をもらって、いい欲が出てきた。
取りこぼしはおそらく、ステップのレベルとコンビネーションスピンが2姿勢だったあたり。ジュニアでレベル4を連発したステップが、急に下手になったとは思えない^^; 11月2週目のフランス大会までに、どう調整してくるか。もうジャッジも観客も、表彰台の真ん中を狙う選手として待っているはず。
エキシビションで「ドンフアン」を滑った後、宮原知子の紹介を「シー イズ ワールド チャンピオンシップ シルバー メダリスト、マイ フレンド フロム ジャパン、サトコ・ミヤハラ」とカタカナで書いたものを読み上げていた
・・・女子フリーを書く前に、スケートカナダが始まってしまう・・・
どうしたら、さくさく書けるようになるかしら?! といいつつ、明朝に備えて寝なくちゃ
見ちゃった 体操世界選手権2015の生中継
夜中3時ごろから朝方って、視聴率的には期待できないかも?なのに、フジテレビは地上波で放送。日本チームの活躍&メダルが期待できるから、価値はある
「男子は37年ぶりの団体優勝をねらう」というので、あの「栄光への架け橋だ!」はそんなに昔だった?と悩んでしまった(笑) 世界選手権だけだと、1978年以来。オリンピックではアテネ以来だそうな。
決勝は6-3-3(学校か^^;)制、つまり登録6人演技3人得点採用3人で行われる。予選は6-5-4制(登録6人演技5人得点採用4人)だったが、3人しか演技しないと1人の失敗が大きく影響してくる。緊張度が高い
最初の床運動で高得点を出し、波に乗る日本チーム。ライバル中国は前半ミスが出て、けっこう日本と点差がつく。これはこのままいけば楽勝か?
中国よりもアメリカがかなりいい。4種目を終えた時点で2位は0.1差でアメリカ。中国も得意のつり輪で追い上げてくる。
最後の鉄棒、同じ班で先に中国の3人が演技する。若干ミスが出てそれほど点が伸びない。中国と演技前の日本の差は42.306、一人あたり14点ちょっとで勝てる。
足首を痛めて着地に負荷がかかる床運動と跳馬に出られなかった加藤凌平が、丁寧な演技でいい点を出す。ますます、あとの2人は楽になった、はずだった。
田中佑典が落下。もうミスが許されないので、離れ技は抜いてこなす。あとは最終演技者の内村航平が13.608を出せば中国に勝てる!
・・・内村が、落下 しかし、あまり構成を落とすとD得点が低くなりすぎて危険。再開する内村、しっかり離れ技をこなす。着地、びしっと決まった
会場に大歓声、なんとイギリスが中国を抜いて2位に上がっている!ということは、イギリスに勝つために必要な得点は?
13.944!、、、どきどきして得点を待つ選手たちと会場、、、日本チームが歓声をあげた 14.466、イギリスに0.473差で1位、ついに団体優勝
「嬉しいけど、内容がちょっと」という内村航平だが、オリンピック前年に優勝したことは大きい。表彰台の選手たち、晴れやかだった
なんか、明日以降も生中継するらしい。明日(今日の深夜?)3:30から女子個人総合決勝、土曜は2:50から男子個人総合決勝。種目別はLiveではないようだ。
見たいけど、男子個人総合はフィギュアスケートのグランプリシリーズ・スケートカナダと重なる。。。テレビとネットでザッピングかしら
(なんか七五調↑)
スケートアメリカのフリーを早くまとめないと、スケートカナダが始まってしまう(汗)
その今週末、日本国内では東日本選手権と西日本選手権が行われる。全日本選手権&全日本ジュニアに出場するための、最後の関門。選手によっては、ここが引退試合になることも(昨年の村主章枝とか)。
東北・北海道、関東、東京の各ブロックを勝ち抜いた選手たちが東日本に、中部、近畿、中四国九州からは西日本に出場。ジュニア女子など人数の多いカテゴリは、本当に一握りしか進めない。
一方、参加人数が少ないカテゴリはブロック予選は行われず、東日本/西日本選手権もどちらかにまとめてしまう 西日本選手権のアイスダンスは、東日本選手権の会場と日程に組み込まれた。逆に東日本選手権のペアは、西日本選手権で一緒に
男女シングルのジャッジ資格を持つ人は多いが、ペアやアイスダンスのジャッジは少ないということもあるのかも。ほとんどの選手が地元から離れた会場に行くわけだから、多少遠くなってもあまり変わらないし
しかし嬉しいことに、ペア、アイスダンスとも、東西のシニア、ジュニアにエントリーがある カテゴリごとにまとめてみた。
<ペア(シニア)>
東:須藤澄玲/フランシス・ブードローオデ、高橋成美/アレクサンドル・サボエフ、須崎海羽/木原龍一
西:小野眞琳/ウェスリー・キリング゛
<ペア(ジュニア)>
東:関口佳乃/関口隼佑
西:三浦璃来/市橋翔哉
オープン競技:古賀亜美/スペンサー・アキラ・ハウ
世界選手権2015を最後に解散した高橋成美と木原龍一が、それぞれ新しいパートナーと初戦を迎える。国別対抗戦で活躍した古賀亜美とフランシス・ブードローオデも、新パートナーと参戦。
16歳の古賀亜美は、ジュニア年齢の選手と組んでもう少しジュニアで経験を積もうということらしい。オープン競技の扱いなのは、昨季までアメリカ代表で男子シングルに出ていたハウ選手の所属変更が完了していないのかもしれないが、そのうち日本代表として出られるようになるはずだ。(カナダのローカル大会らしい映像)
西日本シニア出場の小野眞琳は、昨シーズンまで香港代表だった選手と思われる。世界ジュニア2014で14位、NRWトロフィー2014は優勝(SP動画)。2013年までは女子シングルにも出場していた。姉の小野珠実も元香港代表女子シングル選手で、四大陸選手権や世界選手権に出場している。
ウェスリー・キングは、世界ジュニア2014で7位のカナダ代表だった選手だろうか(SP動画)。昨季は国際大会に出場してないようなので、今季から日本代表出場は可能かな?
西日本ジュニア出場の市橋翔哉(高3)は、男子シングルとかけもち。インタビュー記事(前編・後編)によると、高1の春休みに中京大学で行われたトライアウトに参加、ペアに興味を持ったのだそうだ。
「カップル競技は、ジャンプができなかったりシングルであまり成績が残せなかったりしたら行く競技」と思われがちな日本の現状に、「世界的には、個人でも世界レベルの人がペアでやっているので、もっともっと日本でもペアをする選手が増えたらいい」。ジュニアくらいまでかけもちして、シニアに上がる頃に適性を見きわめて絞るような環境ができるといいな
<アイスダンス(シニア)>
東:村元哉中/クリス・リード、矢島榛乃/水谷心
西:平井絵己/マリオン・デラ・アソンション、森衣吹/鈴木健太郎
<アイスダンス(ジュニア)>
東:高浪歩未/嶋崎大暉、深瀬理香子/立野在
西:平山姫里有/東健太、前田久美子/渡邊純也
キャシー・リード引退後、クリスが村元哉中と新カップル結成、公式戦デビュー。世界ジュニア出場経験のある水谷心も、4人目のパートナーと参戦。
鈴木健太郎は西村桂とのカップルでユニバーシアード12位だった。昨年の全日本選手権女子21位の森衣吹が新パートナーになったようだ。
ジュニアの深瀬/立野と前田/渡邊は、今季ジュニアグランプリシリーズにデビューして、それぞれ11位と12位。全日本ジュニアは11月だけど、熱戦になりそう。
その渡邊選手、ペアの市橋選手と同じように男子シングル(シニア)とかけもち。。。あれ?西日本ということは、会場が違うんじゃ?! 移動してて間に合うのか
ジュニアのアイスダンスは、東西ともに30日(土)31日(日)に群馬県前橋市で競技が行われる。西日本の男子シニアは11月2日(月)と3日(火)、会場は愛知県の日本ガイシアリーナ。中一日あるから、まあ、大丈夫か
移動はないけど、3日(火)は午前にジュニア男子フリー、夕方ジュニアペアフリーがあるから、市橋選手のほうが大変かも
見に行ってみたいけど遠いし、スケートカナダのLive Streaming観戦で忙しいし 全日本はペアやアイスダンスもしっかり放送されることを期待
長男が友人からもらってきた。世話になった人にあげるつもりで買ったが、渡せないまま賞味期限が近くなってしまったからくれたそうな。
「自分で食べればいいのに」確かに(^^;
さすがに美味しい(^.^)
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第1戦スケートアメリカ男子。
宇野昌磨、頑張った 見事、表彰台 2位
優勝のマックス・アーロンとは1.42点差。あと少しで優勝だった~。フリーは1位で、技術点はトップ、演技構成点も2番目。もう、世界のトップを狙える選手といっていい。
アーロン、3位ジェイソン・ブラウンとがっちりハグして立った、シニアの表彰台から見る景色はどうだったかな
このあと、テレビ朝日で放送があるけど、夜Eurosportsで放送されるので、イギリスの有名解説者たちがどんな評価をするか、そっちが見たい
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第1戦スケートアメリカ、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
1 ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:65.41(11)
「Blue Drag」「Boilemaker Jazz Band」♪ いつのまにかジュニアを卒業してた^^; そして4回転トウループにトリプルアクセルまで跳べる選手になってた! キャメルスピンでバランスを崩して無効になり、ルッツをコンビネーションにできず。というあたりは、まだ修行が必要
可愛げのある表情をするので、人気は出そう。
2 ロス・マイナー(アメリカ) SP:78.96(7)
「ニューヨークの想い」ビリー・ジョエル♪ 4回転はSPに入れないが、その分内容は濃い。3回転フリップ、トリプルアクセル、3回転ルッツ+3回転トウループと4回転なしで最も基礎点が高くなる組み合わせをきっちりこなし、滑らかなスケーティングのステップでレベル4。
終盤バレエジャンプを下りてそのままイーグル、ぞくぞくするくらい素敵
3 フローラン・アモディオ(フランス) SP:71.96(9)
「Happy」ファレル・ウィリアムズ♪ そこらじゅうでよく聴く曲、昨季のエキシビションで滑っていたプログラムがSPになった。冒頭4回転予定のサルコウは3回転に。トリプルアクセルでがっちり加点を稼いだが、ルッツ・トウが3-2はもったいない。踊りまくるステップは、レベルは2どまり、、、レベルを上げながら彼らしい振付って、できないのかな
4 アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:50.68(12)
「All Alone」♪ 髪を短くしてちょっとイメチェン。冒頭のトリプルアクセルで転倒、続く4回転トウループも乱れる。どこか痛めたのか、コンビネーションは2-1になってしまい、フライングキャメルスピンは入りでミスして無効に。
フリーでちゃんと滑れるといいんだけど・・・
5 マックス・アーロン(アメリカ) SP:86.67(1)
「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」歌唱ルチアーノ・パヴァロッティ♪ いつも筋肉ムキムキの体を強調するような、ピタピタの衣装が多いんだけど、今回は普通。4回転サルコウ+3回転トウループ、トリプルアクセルと素晴らしい高さ! 後半のルッツなんか軽い。
以前は勢いにまかせてガンガン跳んでいたが、アイスホッケーで培ったスピードをうまくコントロールして、表現に活かすことができるようになった。今季は凄いことになるかも
(世界ランクがあまり高くなくて前半の滑走だったせいか、これだけの得点と順位なのに地上波では放送がなかった)
6 アディアン・ピトケーエフ(ロシア) SP:79.90(5)
「Pain」はまたけし/「Appassionata」シークレット・ガーデン♪ シニアに上がって2年目、だいぶ背が伸びたけど、まだ少年っぽさが残る。4回転トウループをなんとか下り、トリプルアクセルとルッツ・トウ3-3を後半に決める。
なんとなく地味な感じのプログラムだが、ステップをじっくり見せて終わるのは意外といい。ちゃんと自己ベスト更新。
7 閻涵(Han YAN)(中国) SP:86.53(2)
「シング・シング・シング」♪ 衣装はシンプルに白いシャツ。鮮やかな4回転トウループ、すごい飛距離のトリプルアクセル だらんと腕を垂らしたり、膝を曲げたイーグルでぐらぐら揺らしたり、軽妙な振付はお手のもの。
音と動作がよく合っていて、演技構成点はほぼ8点台にのせた。
8 宇野昌磨 SP:80.78(4)
「Legends」♪ ジュニアグランプリファイナル、世界ジュニア2冠で待望のシニアGPSデビュー。トリプルアクセルを雄大に決め、スピンでも惹きつける。後半4回転トウループは惜しくも転倒したが、回転は足りていた(ここ重要)。
わかりやすいタイプではない曲で、複雑な動きがたっぷり入っているステップだが、レベルは3。コンビネーションスピンも2姿勢とされたのは想定外?
「やる気がありすぎたのか、スタート前から胸が高まりすぎて」とコメント。やる気をうまく集中力に変えて、フリーで弾けて
9 コンスタンティン・メンショフ(ロシア) SP:86.15(3)
「Rotting Romance」♪ 32歳にして現役。というだけでも凄いのに、4回転トウループ+3回転トウループ、4回転サルコウって ジャンプばっかりと思われがちだが、ステップもレベル4獲得と、しっかり進化を続けていた。
これだけ続けられるって、やっぱり体が頑健なんだろうな
10 無良崇人 SP:71.66(10)
「黒い瞳」♪ 無良に後を託して引退していった町田樹のプログラムが印象に残る曲。得意の4回転は両足着氷、ダウングレード判定になってしまった。トリプルアクセルは高さがあったが、流れが止まりかかってあまり加点がつかず。コンビネーションのセカンドが回転不足と、稼ぐはずのジャンプでミスが痛かった。
キャメルスピンもレベル2どまりが多いし、スピード感があったステップもレベル2。チャーリー・ホワイトに鍛えてもらったけど、効果が点になって現れるまではまたかかるか。
11 ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:78.64(8)
「Love is Blindness」♪ 燕尾服風の衣装は、襟をちょいと引っ張ったりする小道具になる。トリプルアクセルがきれいに入ったのに、コンビネーションのセカンドが1回転に スピンやステップは全部レベル4で、ほとんどI字姿勢になるくらい高く足を上げたキャメルスピンに会場が沸く。スプリットジャンプなんかも豪快
4回転なしだと、ノーミス演技でなければ上位には残れない。人気者のこれからの課題。
12 デニス・テン(カザフスタン) SP:79.02(6)
「ミサ・タンゴ」♪ スペイン語で歌われるタンゴ調のミサ曲。4回転トウループで転倒したが、トリプルアクセルは問題なし。コンビネーションのセカンドで回転不足がちょっと響いた。
神に訴えかけるような表現のステップでレベル4。最後のスピンでちょっと手をついてしまった。
美しいスケーティングだけでも、この選手は見る価値がある。
結果、マックス・アーロンがトップに立ち、2位閻涵、3位メンショフの3人が86点台。4位宇野、5位ピトケーエフ、6位テン。8位ブラウンまでの差は大きくない。
無良は10位、フリーでどこまで巻き返せるか。宇野は表彰台に届くか?
みんな頑張れ~
なんか番組タイトルをパクっちゃった^^;
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015スケートアメリカ、女子の宮原知子が銅メダル
もちろん、優勝を狙ってたからちょっぴり口惜しいけど ジャンプで転倒と回転不足があった分、だけの差ではなかったかな。
演技構成点5項目:スケーティング技術、つなぎ、パフォーマンス(全体の出来)、振付、曲の解釈。ほかの選手たちよりは明らかに高い評価をもらってるけど、1位2位の二人には差をつけられた。
スピードが最後まであるか、スケートの一歩が伸びるか、音と振付や動作がぴったり合うか、曲想と振付が合っているか・・・今日は、ジャパンオープンのときほど完璧にはいかなかったかも。
ISU自己ベスト更新はできなかったけど、宮原選手の国際大会で2番目にいい点だった。毎年着実に一つずつ上のレベルに上がってきているのが、何より素晴らしい。一試合ごとに、よりよいものにしていければいい。
表彰式で真ん中にエフゲニア・メドヴェーヂェワ(ロシア)、右(2位)にグレイシー・ゴールド、左(3位)に宮原知子。この3人が並ぶと、左からド・ミ・ソって感じで^^; グレイシーはけっこう背が高かった ほぼ9、10cmずつの差。
身長があると一歩が大きくなるし、ジャンプも高くなるし、、、やっぱり得じゃない この差は努力でどうにかできるわけじゃないから、、、ムムム
なんてことは、選手本人は考えずに頑張ってるだけかな。ファンは応援だけ頑張ろう
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015、第1戦スケートアメリカ開幕
女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
1 中塩美悠 SP:57.01(8)
「Gopher Mambo」♪ 元気ハツラツ トウループ3-3を勢いよく決め、フリップはややこらえた。キャメルスピンで少しふらついたのは「足が痛くてあまり練習できなかった」からだとか。股関節を痛めていたという。
とはいえ、ソプラノのボーカルに合わせて歌うような顔の動きなど、細かいところまで楽しみながら表現していた。ISUパーソナルベスト更新。
2 マライア・ベル(アメリカ) SP:52.73(11)
「Storm Cry」♪ 中塩美悠が練習に行ってたリンクのトレーニングメイト。リバーダンスの曲で、キレのいい動きを披露した。転倒したルッツがエッジエラーeでダウングレードと大きな減点になったが、全体としては悪くなかった。
3 カレン・チェン(アメリカ) SP:62.28(4)
「誰も寝てはならぬ」♪ 「トゥーランドット」で主にオーケストラの編曲。ルッツ・トウ3-3決まった!と思ったが、トウループが回転不足判定。レイバックスピンの姿勢が美しい。
自己ベスト更新はならず。
4 パク・ソヨン(韓国) SP:53.78(10)
「黒いオルフェ」♪ 曲のとおり、黒系の衣装でちょっと大人っぽく。サルコウからのコンビネーションが3-2になったのと、フライングキャメルスピンでVがついたのが、ちょっと惜しいミス。
ちょうど18歳の誕生日だった
5 ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:50.33(12)
「Feeling Good」♪ マイケル・ブーブレで有名な曲だけど、女性ボーカルで。トウ・トウ3-3を決め、得意のループではなくルッツに挑戦したが2回転に レイバックスピンはビールマンをしない分、レベルが取りづらいかな^^;
6 エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:59.26(7)
「Send In the Clowns」♪ 2月に15歳になったばかりの141cm。ハイウェストの2枚重ねスカートがふんわりと、お人形のよう。ルッツ、フリップ・トウ3-3と高難度の構成だったが、トウループの回転不足などで自己ベストにわずかに届かず。
スピンの姿勢やスケーティングがきれいなので、着実に伸びそう
7 今井遥 SP:56.52(9)
「マラゲーニャ」♪ 昨季と同じ女性ボーカル曲で。赤紫に黒レースをあしらった衣装で、パスクワーレ・カメレンゴの振付を情熱的に踊る。ダブルアクセル、サルコウ・トウ3-3まではよかったのに、フリップで手をつく。「緊張してスタートで震えてた。ジャンプ2つ決まってよかったと思ったらミスして口惜しい」とコメントしたとおり、ミスらしいのはこれだけ。
力強さが出てきた一方で、もう少しスピードや伸びやかさがあるとよかったのかな。
8 アレーン・シャルトラン(カナダ) SP:59.40(6)
「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」♪ ペアのサフチェンコ/ゾルコビーなど、多くのスケーターが使っている曲。きびきびした動きで、コンテンポラリー・ダンサーの一生を表現する。ルッツ・トウ3-3はトウループがダウングレードになってしまったが、ステップでレベル4は成長の証。
9 エフゲニア・メドヴェーヂェワ(ロシア) SP:70.92(1)
「白夜の調べ」♪ ジュニアグランプリファイナル、世界ジュニア2冠を達成してシニアに上がってきた。髪を結って少し大人びた雰囲気。足を前から高く上げて抱え、そのままターン。昨季より長くなった手足を伸ばしてスピン。じっくり時間をかけた丁寧なステップはレベル4。
全部後半に跳ぶジャンプは、3回転フリップ(片手上げ)+3回転トウループ、ダブルアクセル(片手上げ)、高さのある3回転ループ。見事なビールマンでしめくくった。
いきなり70点台を出してにっこり まもなく16歳だが、厳しく体形管理しているように見える。このままうまく大人の体形になれるか。
10 ユリア・リプニツカヤ(ロシア) SP:62.24(5)
「Can't Help Falling In Love」「(You're the) Devil in Disguise」エルビス・プレスリー♪ こちらはソチ五輪の頃に比べるとかなりふっくら。そういうお年頃 カラフルな衣装でポップにイメチェン。
トウ・トウ3-3、フリップ、ダブルアクセルとまずジャンプを片付けた(笑)。SPで後半ジャンプの基礎点1.1倍が採用される前みたいな構成だが、前半に跳んでしまわないと体力に不安があるのかも。
可愛らしく踊るステップはなかなかいい。得意のキャンドルスピンはもちろん披露したが、前より回転数が減ってるかも…
演技構成点が以前のように出ないのは、スピードがやや落ちてるのか。フリーがどのくらいできるか、注目したい。
11 グレイシー・ゴールド(アメリカ) SP:65.39(2)
「エル・チョクロ」♪ 黒いドレスで、スカート裏の赤が艶めかしい。ルッツ・トウ3-3を軽々と下り、ジャパンオープンの不調が嘘のよう。と思ったらフリップが2回転になって無効に しかしレベル4のステップは、エッジのきれいな軌跡がくっきりと氷に残るほど。
ミスがあっても十分補えるGOE加点と、全体でトップの演技構成点、さすが。
12 宮原知子 SP:65.12(3)
「リバーダンス」より「ファイアーダンス」♪ 真紅のドレスできりっと見つめる視線。ルッツ・トウ3-3を決め、レイバックからビールマンスピンをじっくり見せる。妖艶な仕草から入るステップは、途中止まって腕を差し出すところにドキドキ フリップが回転不足になったのが惜しかったが、フラメンコのリズムを刻んでいく動きに引き込まれた。
このプログラム、カッコいい 今シーズン、何度でも見たい
結果、トップに立ったのはシニアデビューのメドヴェーヂェワ、2位ゴールド、3位宮原、4位チェン、5位リプニツカヤ。中塩が8位、今井が9位。
表彰台の真ん中に立つのは誰か? みんな頑張れ~
フィギュアスケートのグランプリシリーズが開幕して、さっそくLive Streamingからテレビにかじりつき
テレビだと、スタート前やフィニッシュでアップになったとき、メイクや髪飾り、ピアスやペンダントなどがはっきり映る
ジュニアからシニアに上がっていくと、メイクもだんだん上手になり 日本は強化選手だとコーセーがスポンサーになっているから、いろいろ教えてもらえるのかな?
中塩美悠の髪飾りは蜘蛛の巣みたいなネット状できれいだった。日本の選手はあまりピアスをしないけど(中高生だと校則で禁止のところも多いし^^;)、グレイシー・ゴールド選手はきらきら光る石が ダイヤかしら
ペンダントは必ずしもアクセサリーではなくて、むしろお守りのほうが多いかも。そのタイプだと男子もけっこうしている。ちょっとお国柄も出る。
カレン・チェンは中国系らしく、赤い紐で翡翠らしきもの。エフゲニア・メドヴェヂェワはスケート靴と十字架のペンダント。グレイシー・ゴールドは三日月と星がチェーンでつながっているもの。
ジャンプやスピンのあいだに、ペンダントトップが首の後ろに回ってしまったりするのは、あまり気にならないのかな?
・・・記憶が新しいうちに、試合のレビュー書かなくちゃ
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2015、第1戦スケートアメリカが明日開幕
新年度は7月からで、ジュニアグランプリシリーズやチャレンジャーシリーズ、その他国際大会など、シーズンそのものはとっくに始まってるんだけど やっぱりグランプリシリーズ(GPS)開幕が本格的なシーズンの始まり、という感じではある。
GPS&ファイナルはテレビ朝日が放送するので、夕方のニュース「スーパーJチャンネル」でも取り上げていた。
スケートアメリカには日本から無良崇人、宇野昌磨、今井遥、宮原知子、中塩美悠の5人が出場する。一番の注目はジャパンオープンで素晴らしい演技を見せた宇野昌磨
ということで、「突如現れたスケート界の新しいプリンス」と紹介される。。。突如、なんだ。。。
ノービスの頃から頭角を現して期待されていた選手で、ノービスA1年目(小6)で全日本ジュニアに推薦出場して3位。たしかこの年の全日本選手権のエキシビションに招待されていた。
ジュニアに上がってからはすぐトップというわけにはいかなかったが、JGPで毎年1度は表彰台と着実に成績を上げ、ついに昨季はファイナル優勝→全日本2位→四大陸5位→世界ジュニア優勝と一気にブレイクした。
羽生結弦のコメントにあるように、「ようやく来たか」 「突如現れた」って思われるのは、結局シニアで全日本上位や国際大会で活躍するレベルにならないと、存在に気づかれないのかしら
フジテレビは全日本ジュニアや世界ジュニアを放送するので、ジュニア時代から有望選手は取材している。一方、グランプリシリーズを中心に放送するテレビ朝日は、ジュニアに関しては後手に回ってるのかも^^; GPS出場するレベルになって初めて、取材対象として“現れた”ってことか
しかし、今季からジュニアグランプリシリーズもBS朝日やCSテレ朝チャンネルで放送を始めた。BS朝日では選手にインタビューもしているようなので、来季以降シニアに上がってくる選手に関しては、ちゃんと今から追っているかな
いよいよ強烈な光を放ち始めた“新星”、明日みごとに輝いておくれ
つれあいが先週新潟で、泊まった宿のおばさんにいただいてきた米。きれいな袋に3合。
美味しくいただいた。
今日、またお米をいただいてきた。田舎から送られてきた新米のおすそ分け。
みんな、自分のところの米が自慢なんだな~
目玉焼きにはしょうゆ?ソース?
・・・よくあるアンケートだけど、なぜこの2択なのか・・・
塩だ
我が家では、全員、塩。目玉焼きを食べるとき、しょうゆもソースも食卓にない。
サニーサイドアップ(ひっくり返さない)で、黄身は半熟くらい。そこに塩をぱらぱら、胡椒はなし。
別に子どもたちにも強制したわけじゃないが^^; なぜか皆そうなった。
とはいえ、私の実家では塩ではなかた。
母がご飯のおかずに目玉焼きを食べるときは、両面しっかり焼いて、しょうゆをかけていた。父が何をかけていたか思い出せないんだけど… ご飯かトーストかで違ってたような気がする。
母も、ハムエッグやベーコンエッグにはしょうゆではなく、ソース。ハムやベーコンを並べた間に卵を落とし、両面じっくり焼いて、卵とハム・ベーコンをつなげてしまうのが母のやり方で、中濃ソースをたっぷりかける。
(ウスターソースは基本的に使わなかった。食堂などでウスターソースしかないとき、すごくがっかり ちなみに「薄いからウスター」と思い込んでたけど、大人になってから違うと知った)
たまには両面焼きにしょうゆをかけて、ご飯に乗っけてみようか