フィギュアスケート・全米選手権、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
ウィリアム・ハバート SP:69.11(13) FS:126.76(12) 合計:195.87(12)
黒T。3アクセル1本はやや乱れ、1本は2トウをつけた。クリーンなジャンプは少なかったが、ノリのいい曲で元気よく踊り、第1滑走として会場をしっかり温めたかな。
ライアン・ダンク SP:67.15(14) FS:132.30(11) 合計:199.45(11)
「イオ・チ・サロ」♪ 臙脂。きれいな2アクセルから入り、3ループ、3フリップ+オイラー+3サルコウ、3ルッツなどを決めた。「全体に硬い」と解説・杉田秀男さん。
ゆったりした曲を丁寧に表現しようとする意識は感じられた。
ジュンス・キム SP:60.13(15) FS:116.90(15) 合計:177.03(15)
黒に青系。しっとりした曲で柔らかく滑り出し、2アクセルから。3ルッツ+3トウがきれいに決まったが、3フリップは転倒。ステップシークエンスから続いて3サルコウ+2トウ。後半は少しミスが出たが、SPよりは全体に良かった。
ここでホール・オブ・フェイムに入る人の表彰。キミー・マイズナー、メリル・デービス&チャーリー・ホワイト、名前が聞き取れなかったがコーチの人が表彰された。
<G2>
ジミー・マー SP:71.54(12) FS:122.31(13) 合計:193.85(13)
「ブルース・フォー・クルック」♪ 黒シャツ。この曲はもうアジア系男子お気に入りという感じ 4回転予定のトウは2回転に。冒頭のアクセルも2回転になったが、2本目のアクセル3回転は頑張った。3ルッツ2本は決めてきたが、3フリップをほぼ完全に下りたところで、エッジが引っ掛かったような転倒
ブルースのムードをよく表現したステップ、悪くない
ディン・トラン SP:71.86(11) FS:149.02(8) 合計:220.88(8)
「シャーロック・ホームズ」♪ 白Yシャツにベスト。冒頭に3アクセルを鮮やかに決める。3ルッツ+3トウ、3フリップと安定して、後半もループでステップアウトした以外はしっかり下りた。
ジャンプもスケーティングも、わりとオーソドックスで姿勢がよく、好感が持てる。高得点に大喜び
ジョーダン・モウラー SP:71.87(10) FS:119.38(14) 合計:191.25(14)
「Adagio in G minor」♪ 冒頭のアクセルが1回転に。3フリップ+3トウはこらえる。後半に3アクセルに挑んで転倒。姿勢はきれいなんだけど「訴えるものがない」と解説・杉田さん。まあ、そう言われれば
カムデン・プルキネン SP:79.19(7) FS:156.89(7) 合計:236.08(7)
「ラスト・エンペラー」♪ ブルーのキモノ風。最初の4トウ、入った!3アクセルはこらえる。3ループも膝を深く折って耐え、後半3アクセル+3トウも頑張ったが、ルッツで抜けてしまった。
ジャンプが全体に必死な感じで ステップやコレオでもう少し盛り上げられるとよかったんだけど。曲は彼のルックスによく合ってるが
ショーン・ラビット SP:77.71(8) FS:135.75(9) 合計:213.46(9)
「Espanga Cani」♪ 黒Vネックにストーン。スピードに乗って3フリップ+3トウ、2アクセルと続ける。ルッツで手をついたりフリップで転倒したりとノーミスにはならなかったが、後半3サルコウ+3トウ頑張った。
スパニッシュの曲を生き生きと演じて観客を引き込む。一つ一つのポジションをくっきりと見せるスピンで締めくくり。
キス&クライでは「日本のアイスショー出たい」と日本語で。営業しちゃってます(笑)
ヤロスラフ・パニオット SP:77.10(9) FS:132.69(10) 合計:209.79(10)
タキシード風。4フリップ挑戦、少し乱れた。4トウ+2トウ、決まる。ややつまったが3アクセルも着氷。両手上げ3ルッツ+オイラー+3サルコウもなんとか。
「ゴッドファーザー」などを使った曲だが、滑って跳んで以外はあまり何もしてない感じ。「スピードがない」「滑りに伸びがない」と杉田さん。終わって足を引きずるような場面もあり、痛めていたのかも。
<G3>
ヴィンセント・ジョウ SP:94.82(4) FS:180.41(4) 合計:275.23(4)
「Cloud Atlas」♪ ブルー系の絞り。4サルコウをきちっと下りると、両手上げ3ルッツ、3フリップ、3アクセル+3トウとまとめる。後半3アクセル、両手上げ3ルッツ+オイラー+3サルコウも下りた。
練習時間があまり取れない中、4回転は1本にして確実なジャンプで構成。それをやりきって成功 前半のスピード感とスローパートのステップがいい対比。
キス&クライでは木下グループのジャージ
アレクセイ・クラスノジョン SP:80.71(6) FS:160.61(6) 合計:241.32(6)
「Fahrenheit 452」「Interview with a Vampire」「Dracula」「Archangel」♪ 黒に赤を少し。ジュニア時代から跳んでいる4ループを決めた 3アクセル+3トウを下り、2本目の3アクセルは両手をついた。ステップシークエンスの後に3フリップ+3ループも入る。さらに3ルッツ+2トウ+2ループ、攻めた構成。
終盤のコレオはスピードにのって激しく表現。充実のプログラムで、終わって氷にキス
トモキ・ヒワタシ(樋渡知樹) SP:94.21(5) FS:183.87(3) 合計:278.08(3)
ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」♪ 白黒に赤青。4トウ+3トウ、4トウ、3アクセル+2トウと序盤のジャンプを集中して決める。細かい所作で人形の動きを入れるステップ、後半3アクセルが入る。さらに3ルッツ+オイラー+3フリップ。高いバレエジャンプやクリムキンイーグルのコレオでは手拍子をもらい、さらに3ループ、スピンの最後は片手ビールマン。
完璧な演技ができた
アンドリュー・トーガシェフ SP:97.87(3) FS:162.77(5) 合計:260.64(5)
プッチーニ「トスカ」♪ ワインカラー、髪はオールバックにして。冒頭の4サルコウは転倒したが、4トウ+2トウが入る。3アクセルで痛そうな転倒 それでも3ルッツ+オイラー+3サルコウ、後半3フリップ+3トウと頑張る。
プログラムの最後に、曲の盛り上がりと同調する表現豊かなステップ、空中キックやスライディングも入って、情熱的 樋渡とはまた違うクラシックな良さ。
ネイサン・チェン SP:114.13(1) FS:216.04(1) 合計:330.17(1)
エルトン・ジョン「ロケットマン」メドレー♪ 黄色に白い雲が浮いているようなカットソー、右腕に蛍光ワッペン。4フリップ+3トウ、4サルコウは少しこらえ気味だが問題なく、4トウ+オイラー+3サルコウは軽くステップアウト。3アクセルも安定。
しっかりレベル4を取れるステップの後、もう一つ4トウ、最後は3フリップ+3トウ。余裕を持ってノリノリのコレオ、本人も楽しくて仕方がない
ジェイソン・ブラウン SP:100.99(2) FS:191.89(2) 合計:292.88(2)
「シンドラーのリスト」♪ グレー。滑らかな3アクセル+両手上げ2トウが決まって、もう彼の世界に。4トウはちょっとフリーレッグをついたが着氷。単独3アクセルもスムーズ。3ルッツ+オイラー+3サルコウも雄大に、3フリップ+3トウと問題ない。全てのジャンプを下りた。
後半有名なメロディが出てくるところで、一文字に足を高く上げたスパイラルのコレオ、涙が出そう。他の選手がコレオにとっておくイナバウアーなどのムーブメントを、彼はそのへんのトランジションにさらっと入れてくる。
ただ浸っていたいステップ、高く足を上げるキャメルで締めくくると、氷に突っ伏した。素晴らしい・・・
得点を見て涙ぐむ。トロントに移る決断は間違っていなかった
結果、優勝はもちろんネイサン・チェン、2位に最高の演技をしてくれたブラウン、3位に樋渡知樹 4位ヴィンセント・ジョウ、5位トーガシェフ、6位クラスノジョン、7位プルキネンとなった。
表彰式に登場のときバレエジャンプを見せた樋渡くん。プレゼンターにはジョニー・ウィアーも
エキシビションもすぐ始まるらしいが、テレビで見られないので(放送は2月)このへんで。
24日は結婚記念日で、珍しくつれあいの方からLINEが来た。(忙しくて私は忘れかけていた)
32周年だが、〇〇婚式は英米式だと15周年以降5年ごとになってしまうようで 毎年きっちり名前がついてるフランス式だと、32周年は「銅の記念日」。
銅ってわりと早い時期にあったのでは?と思ってよく見ると、英米式では7周年が銅婚式。記念に買うなら銅の鍋かな?
フランス式では7周年はウールになっているが、これは英米でもあるようだ。そしてフランス式の22周年にブロンズがある。。。あれ?ブロンズって、銅メダルがブロンズメダルだから同じ?
と思ったら、ブロンズは青銅だった。そうなんだ~
それはともかく、改めて銅の鍋を買う気にもなれず 30周年の真珠も結局買ってないから、その辺りかしら
何婚式までいけるのか、また一年ずつ
フィギュアスケート・全米選手権、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
ウィリアム・ハバート SP:69.11(13)
半袖シャツ蝶ネクタイにベスト。3アクセル転倒したが、3フリップ+3トウと3ルッツは決める。初めて見た選手だが、軽妙な振付のステップを上手くこなしていた。
ヤロスラフ・パニオット SP:77.10(9)
「Sway」♪ 黒。ウクライナから移籍してきた選手。今後アメリカ代表を目指すのか? 4トウ+3トウを下り、3アクセルも手をついたが着氷。単独ジャンプは3ルッツを両手上げで決める。
なんか曲の雰囲気と滑りが合ってない感じで 解説・杉田秀男さんは「硬い」。キス&クライにはミーシャ・ジーも。
ディン・トラン SP:71.86(11)
「Puss in Boots」♪ 黒系。ベトナム系の選手。3アクセル真っ直ぐ、3ルッツ+2トウ、3フリップと一応ミスなく着氷。キャメルスピンでは「姿勢がきれいじゃない」と言われていたが、コンビネーションスピンは悪くなかった。ステップの最後に一瞬バランスを崩したのが惜しい。
<G2>
ネイサン・チェン SP:114.13(1)
「ラ・ボエーム」♪ グレーのカットソー。4フリップ、3アクセル、4トウ+3トウと淀みない。余裕があるので、スケーティングやつなぎの“間”も曲に合わせて心地よく表現できている。
アレクセイ・クラスノジョン SP:80.71(6)
「Runaway」「Freedom」♪ 青に花。3ルッツで少しバランスを崩す。3アクセルはきれいにトランジションにつなげる。3フリップ+3ループが鮮やか 曲が変わったところでエネルギッシュにステップを踏んだ。キャメルスピンでは「足が下がる」と杉田さん
ショーン・ラビット SP:77.71(8)
「エデンの東」♪ グレー。3フリップ+3トウ、イーグルから2アクセル、後半3ルッツとクリーンなジャンプを下りて嬉しそう。キャメルスピンの姿勢がピンと伸びて美しい。大きなイーグルやジャンプを織り交ぜたステップシークエンスは雄大
ノーミスで終わった瞬間、歓喜のガッツポーズで会場も大きな拍手。キス&クライでは「こんにちは、みなさん。ありがとうございます。ほんとにがんばった」そのとおり
ヴィンセント・ジョウ SP:94.82(4)
「I Will Wait」♪ 水色のシャツ。シーズン前半を学業に専念するため休んでいたが、久しぶりの大会でいい動きを見せる。4サルコウ、両手上げ3ルッツ+3トウ、3アクセルは「テイクオフでやや滑った」(杉田さん)が、うまく下りた。プログラムの最後に大きく体を使うステップ。
キス&クライにはリー・バーケルさん。
アンドリュー・トーガシェフ SP:97.87(3)
「Bloodstream」♪ 透けている黒。するっと4トウを決め、3アクセルからそのままキャメルスピン、いい姿勢。3ルッツ+3トウも滑らかにトランジションへつなげる。
スピン2つ終えると曲調が変わり、一気に激しい動きのステップ、大きなバタフライやキックで盛り上げた 高得点に感激。
カムデン・プルキネン SP:79.19(7)
「カルーソ」♪ ワインカラー。スムーズに4トウを決めたが、3アクセルでややステップアウト。スピンの回転がなんだか遅い 3ルッツの着氷がフェンスに近づき、後ろに1トウしかつけられず 情熱的なステップは魅力的だったが。
カレン・チェンとつきあっているという話で、彼女が4位に入ったので自分も、と気合入りすぎたかな。
<G3>
ライアン・ダンク SP:67.15(14)
「The Blower's Daughter」♪ 青から紺。2アクセルから、3フリップで傾いて+2トウ、3ループという構成になった。「緊張しているのか硬い」と杉田さん。
ジョーダン・モウラー SP:71.87(10)
「Ease My Mind」♪ 臙脂色のシャツ。冒頭の3アクセルが大きく傾いて痛そうな転倒 3フリップ+3トウで立て直し、3ルッツもしっかり。長身で一歩が大きく伸びるところは、ジェレミー・アボットを思い出させる。スピンでキャメルのキャッチフットからそのまま少し膝を曲げた姿勢になるところがユニーク。
ジュンス・キム SP:60.13(15)
「You Are The Reason」♪ 青のVネック。3歳までソウルで育つ。3アクセルは回転足りない感じでステップアウト。3ルッツで重心が後ろになり、なんとか2トウをつける。フリップが2回転になってしまった
ラストのI字スピンで盛り上がったが、曲がキャラに合ってない気がする。
ジェイソン・ブラウン SP:100.99(2)
「I Can't Go On Without You」♪ 黒革風。難しい入り方からの3フリップ、完璧にコントロールされた3アクセル。3ルッツ+3トウの流れとリズム、見事さに息をのむ。
キャッチフットで高く足を上げたキャメルスピン。力強く弾みながら鮮やかなエッジ捌きのステップ、バレエジャンプを下りた瞬間に片足を高く上げる振付なんて、彼以外の誰ができるだろう レベル4の上にGOEは2点近い。
4回転なしで100点越え
トモキ・ヒワタシ(樋渡知樹) SP:94.21(5)
「Love Runs Out」♪ 黒赤黄など。ぐいぐいスピードに乗って、4トウを決めると一気にスピードアップ。3アクセル、後半3ルッツ+3トウが決まると、腕を突き上げる振付がはまる 疾走感抜群でクリムキンイーグルやバレエジャンプ、大きなバタフライやキックで会場も沸騰 スピンの回転も速く、フィニッシュで大きなガッツポーズ。
ジミー・マー SP:71.54(12)
紺系。冒頭の4トウはステップアウト、3アクセルはちゃんと決まる。3ルッツで転倒、コンビネーションにできず ステップに入る前のヒップホップ系振付で会場を盛り上げた。
結果、ネイサン・チェンが余裕の首位、ブラウンも100点越えの2位、3位にトーガシェフ。4位ヴィンセント・ジョウ、5位樋渡知樹も3番手を狙える位置。クラスノジョンは6位につけたが、やや点差がついた。7位プルキネンがフリーで上げてくるか。
1人直前に棄権して、わずか15人の出場。ショート落ちがないのはいいのかな。
フリーは日本時間の明朝、4時37分から(細かい)。(←追記:4時55分からに変更された模様)
フィギュアスケート・全米選手権、女子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
エミリー・ジャン SP:52.48(15) FS:105.88(13) 合計:158.36(13)
ピンク。回線不調で映像は後から。3サルコウ?+3ループ、両手上げ3ルッツとなかなかきれいなジャンプ。転倒もあったが、跳べたジャンプの質が高い。全体にしっとりした感じ。
キス&クライにはヴィクトール・ファイファー(元オーストリア代表)。
アレックス・エヴァンズ SP:53.53(14) FS:89.17(17) 合計:142.70(16)
メドレー♪ 紫がかったグレー。序盤のジャンプはやや不安定だったが、だんだん立て直してきた。曲が変わるところで上手く雰囲気を変え、終盤のステップのあたりは会場の手拍子も誘って盛り上げた。
サラ・ジュン SP:51.09(17) FS:98.29(14) 合計:149.38(15)
「Lovers」♪ 白黒。なんか若い頃の村上佳菜子を思い出させる衣装と雰囲気。2回転になってしまうジャンプもあったが、3フリップ+オイラー+3サルコウ、3ルッツを後半に入れることができた。
アリッサ・リッチ SP:45.25(18) FS:93.29(15) 合計:138.54(18)
「I have nothing」ホイットニー・ヒューストン♪ 紫にストーンたくさん。2アクセル+3トウから、3ループや3フリップなど決め、前半に転倒した3ルッツを後半+2トウ+2ループで決めたのは偉い。
後半盛り上がったが「最後のステップがパワー足りず」と解説・鈴木明子さん。
グレイシー・ゴールド SP:54.51(13) FS:107.24(12) 合計:161.75(12)
ワインカラー。病を乗り越えて戻ってきた彼女のジャンプ一つ一つに歓声が上がる。抜けたジャンプもあったが、3ルッツ+2トウ、3フリップ+2トウ、決めた 高く足を上げた美しいスパイラル。ショートとフリー2本をこの全米で滑り切った。
解説・鈴木明子さんが「この選手のルッツが憧れだった」と言っていたが、私も昨今のぐにゃぐにゃっと入るルッツより、すーっと滑ってきてそのままグッと跳び上がるこの人のルッツが好き
ケイトリン・ハ SP:51.48(16) FS:87.89(18) 合計:139.37(17)
「ミッション」より♪ 薄いグレー。3ルッツ+2トウ、3フリップ+2トウがきれいに決まったが、3ルッツ、3フリップと続けて転倒。それでも後半2アクセルなどで立て直した。「膝が柔らかい」と解説・鈴木明子さん。
全体に淡々としてる感じだが、ラストのビールマン姿勢はきれいだった。
<G2>
シエラ・ヴェネッタ SP:57.98(11) FS:118.39(5) 合計:176.37(7)
「New World」川井郁子♪ 赤。ドボルザークの曲で、終始笑顔を浮かべて滑る。3フリップ+3トウ、3ルッツ+オイラー+3サルコウ、「難しい入り方」の3ループ+両手上げ2トウ、ウォーレイから2アクセルと全てのジャンプを決めた。
足をまっすぐ後ろに伸ばしたキャメル姿勢とか、全体に基本に忠実で見ていて気持ちがいい。会心の演技 振付はフィリップ・ミルズさん。
レナ・イケニシ(池西玲奈) SP:57.47(12) FS:114.34(8) 合計:171.81(10)
コールドプレイ・メドレー♪ 青。3フリップ+オイラー+3サルコウから、2アクセル+3アクセルは大きく幅が出た。全体にスピード感があり、後半も3ループや3サルコウも入る。コレオではイナバウアーやイーグルを見せた。
「ステップでクラスター(難しいターンやステップの3連続)が弱くてレベルが2止まり」と解説・鈴木明子さん。いい得点に喜んで舌を出す
マキシン・マリー・バウティスタ SP:59.47(10) FS:111.99(10) 合計:171.46(11)
「ボヘミアンラプソディー」♪ 黒。3フリップ+オイラー+3サルコウから(流行ってる?)、3ループ+2トウなど決める。アクセルが1回転になり、終盤ループで転倒になったのが惜しいが、全体としては悪くない。
ペイジ・ライドバーグ SP:60.82(8) FS:89.30(16) 合計:150.12(14)
メドレー♪ 黒。冒頭の3フリップは決まったが、ルッツ、ループと2回転に。後半フリップ転倒、2アクセルで乱れて両手をついた。「後半コンビネーションを跳ばなくてはいけないプレッシャーが」と鈴木明子さん。あまりジャンプに高さが出なかった。
なんか体が硬そうな感じ
スター・アンドリュース SP:65.86(7) FS:115.92(6) 合計:181.78(6)
「Salome's Dance of Seven Veils」♪ ブルーに臙脂。スパイラルやイナバウアーのコレオから入る構成。3トウで傾いて片手をついたが、2アクセル+3トウで立て直す。3ループ+オイラー+3サルコウも入った。
ところどころ妖艶な仕草も入る振付、大人っぽくなってきた。
コートニー・ヒックス SP:60.25(9) FS:115.03(7) 合計:175.28(8)
「Seven Nation Army」♪ 赤。見事な3フリップ+3ループ、高い 3ルッツは手をついたが頑張って1アクセルをつけてシークエンスとし、次の3ルッツをきれいに決めて得点を稼いだ。サルコウの転倒は残念だったが、終盤もパワフルに跳んだ。
振付の中でポニーテールを指先で弾いたり、活き活きと滑りきった。
<G3>
カレン・チェン SP:70.41(5) FS:123.24(4) 合計:193.65(4)
「The Ovation」♪ ブルー系。美しい3ルッツ、2アクセル+3トウと決まったが、後半3ループと3ルッツが単独になって+REPになった。2アクセル+オイラー+3サルコウも入ったが、リカバリーしようとして失敗があった模様。
ダイナミックなスパイラルのコレオには歓声が上がる。ジャンプの調子がそう悪いようには見えなかったので、ちょっともったいないことになった。
アンバー・グレン SP:73.16(4) FS:113.42(9) 合計:186.58(5)
「Gravity」♪ 紫。冒頭3フリップ+2トウはよかったが、3ルッツ転倒、後半ループやフリップが2回転に。観客から励ますような拍手で、コレオの後の2アクセルは決めた。
ガブリエラ・イッツォ SP:65.94(6) FS:108.47(11) 合計:174.41(9)
シャンソン・メドレー♪ ブルーにストーン。3ルッツ+2トウは決まったが、3フリップや2本目の3ルッツに少しずつ乱れが出て、後半2本目のフリップはコンビネーションにできなかった。ウォーレイからの2アクセルは流行らしい
演技中はしっかり曲を表現しようと笑顔を絶やさなかったが、、、
ブレイディ・テネル SP:78.96(1) FS:141.90(3) 合計:220.86(3)
「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ オフホワイトにカラーストーン。自信に満ちた表情で、3ルッツ+3トウ、3サルコウなどきっちり決めていく。ボーカルに乗って表情豊かにステップの後、3ルッツ+3トウ。3フリップでややこらえたが2トウをつけたが、3ループで転倒。少し体力が厳しくなっていたか。
大きなスパイラルやしなやかなイナバウアーのコレオ、姿勢のきれいなスピンで締めくくる。パーフェクトとはならなかったが、まずはトップに立つ。
マライア・ベル SP:73.22(3) FS:151.99(2) 合計:225.21(2)
「ハレルヤ」♪ 薄紫系。しっかりと3フリップ+3トウから、3ループはややこらえたが、3サルコウ、2アクセルと順調。丁寧なステップでレベル4、3フリップ+2トウ+2ループ、3ルッツ+2トウ、最後の3ルッツを下りた瞬間笑顔が弾ける。歓喜のスパイラルからスプリットジャンプのコレオ、スピンが終わると嬉し涙のフィニッシュ。
最高のパフォーマンス
アリッサ・リウ SP:75.40(2) FS:160.12(1) 合計:235.52(1)
「Illumination」♪ 紺。淡々と3アクセル+片手上げ2トウを決めてしまう。4ルッツこらえたが着氷(回転不足)! 2本目の3アクセルも入る。指先や視線にも気を配って丁寧にステップ、レベル4をもらった。後半に3ルッツ+3トウ、3ルッツ+オイラー+3サルコウ、3フリップと決めて笑顔
スピンの回転がとにかく速い。「ポジションを変えてから速度が落ちるどころか上がる」と鈴木明子さん。ターンのときに顔を最後に回転させる顔残しもできる、細かいところまで成熟してきた。
直前のベルの演技で沸騰した会場の雰囲気も関係なかった。年齢がまだジュニアなので、ある意味先輩たちと戦う必要がないところが、大きなプレッシャーにならなかったのかもしれない。
キス&クライで結果を見た瞬間、ちょっぴり涙ぐんだ。
結果、優勝は断トツのリウ、連覇 2位ベル、3位テネル、4位ピューターメダルにカレン・チェン。
表彰式で真ん中に上がるのに、ベルとテネルと両側から手をつないで引き上げてもらった、八重歯が可愛い14歳のチャンピオン
次は男子ショートプログラム、日本時間の早朝3時半から
なんだけど、、、
このところ忙しく、フィギュアスケートの大会が重なっている今週、ほとんど見てない
帰ると疲れてしまって、夕飯を食べるとそのまま寝落ち 3時とか4時に起きて仕事の準備して、6時くらいから支度して7時過ぎに出かけるパターンになってしまった。
ヨーロッパ選手権男子FS、最後のほうだけ支度しながら見て、ドミトリー・アリエフの目の覚めるような演技は見られた(ミハル・ブレジナは残念だった)
土日は休みだから、昨夜は頑張って起きて見ようと思ってたのに、やっぱりコロッと 目が覚めたら7時半。ヨーロッパ選手権女子SP、ペアFSともに終わっていた。
このあと全米選手権の女子FSがある。これは見よう
録画予約とかHDDの容量チェックとかしなくちゃ って、インターハイもライブストリーミングがあるし、、、
私がもう一人欲しい
実は数日前から、うたしん祭り状態
フィギュアスケート・ユースオリンピック2020ローザンヌ、男子フリーで鍵山優真が逆転優勝して喜んだ後、アイスダンスと女子のフリーが行われた。
“うたしん”こと吉田唄菜/西山真瑚はパーソナルベスト更新の92.32を出したが、総合6位。狙っていた表彰台には4点弱足りず、リズムダンスでの転倒がなければあるいは、、、というところだった。
女子の河辺愛菜は3アクセルを着氷、3フリップ+3トウ+2トウなど意欲的に跳んだが、回転不足3つで点を伸ばし切れず、こちらも総合4位。3位との差は2.5点、惜しかった。
個人戦はこれで終わり、15日に団体戦が行われた。これはmixed NOC team trophyと呼ばれるもので、異なる国・地域の選手を組み合わせて8つのチームを作り、順位に与えられるポイント合計を競う。各カテゴリ1人/組ずつ抽選で選ばれるが、男子を上位から選んだら女子は下位からというように、それなりに偏らないようにしているようだ。
チーム名も決まっていてFocus・Discovery・Courage・Determination・Motivation・Future・Vision・Hope。日本からは鍵山優真がチームFocusに、吉田唄菜/西山真瑚がチームCourageに選ばれた。
最初にアイスダンス、4番滑走で登場した吉田/西山。個人戦よりのびのびと、表情豊か。転倒しなかったしツイズルも安定。音はめも一つ一つ決まっている。やっぱり同じ会場で何度も滑るとよくなっていくのかな
(ちょっといい画質で)
ミスなく盛り上がってフィニッシュ、高得点が出るとは思ったが、、、99.21 もう少しで100点
もちろんトップに立ち、その後も抜かれないまま、1位8ポイントを獲得。チームCourageはペア3位6ポイント、女子が個人優勝のシニツィナ1位8ポイントで、男子を待たずに優勝を決めた。吉田/西山の貢献度大
ジャッジスコアを見ると、ツイズルとリフトはレベル4、ミッドラインステップとワンフットステップはレベル3、GOEが半端ない
男子は鍵山優真が転倒3回ながら4トウ+2トウ、3アクセル2本(1本は最後のジャンプ)を決めて1位(ジャッジスコア)。コケたので終わるとすぐチームのほうを向いて拝む"Sorry"ポーズだったが、8ポイント稼いでチームの銀メダルに貢献した(映像)。銅メダルは個人男子2位モザリョフがいるチームVisionだった。
全然報道されないが、ユース五輪に日本のアイスダンスが出場権を得たこと自体が画期的なことだ。2012年は前年世界ジュニアもJGP(ジュニアグランプリ)シリーズも派遣がなかったので枠なし。2016年も前年世界ジュニア出場なし、JGPは2組が1大会ずつ出場したので上位に入れず枠は取れなかった。
今回は前年世界ジュニアでフリー進出できなかったが、JGP3大会に1組ずつの枠を使って吉田/西山が2大会に出場、ともに6位で全体の20番目につけ、チェコに続いて1枠をゲット。
世界ジュニアで枠が取れても、出場可能な年齢に当てはまらないケースも多いと思われるが、うたしんはドンピシャで範囲内、運を持っている。そこでしっかり結果を出した
気がついている人が少ないようだが、うたしんのフリー99.21は日本のアイスダンス界にとって事件だ
1月15日時点でフリーの19/20シーズンベスト、日本勢の最高得点 今季は全日本チャンピオンの小松原美里/ティム・コレト組が、小松原の脳震盪の影響で大会出場が少ない。それで本調子が出ていないこともあるが、昨季国別対抗戦で出したパーソナルベストは99.31。うたしん、0.1差に迫っている。
技術点はさすがに56.61と小松原/コレトが吉田/西山の54.70に差をつけているが、ジュニアのフリーは技術要素がシニアより2つ少ない(リフト1つ、コレオグラフィックムーブメント1つ)。レベル4ならリフトは5.30、コレオ要素は1.10の基礎点があるから、少ない要素でこの技術点はもう日本のトップレベルといえそうだ。
そして、ジュニア勢の中で世界の何番目かというと、、、19/20シーズンでは6番目。上にはジュニアグランプリファイナルに進出した組やユース五輪優勝した組、ジョージア・アメリカ・ロシアと強豪国しかいない(ジョージアのカザコワ/レヴィヤ組はシニアの大会のベストが載っているが、ジュニアグランプリファイナルでほぼ同じくらいの106.14を出している。)
世界ジュニア10位以内が目標と言っているが、実現可能性を帯びてきた。とはいえ、現時点でトータルのシーズンベストは、世界ジュニア各国の出場枠からはみ出た組(やたらに多いロシア勢とか)を差し引いても、12番目と目標のトップ10までもう少し。リズムダンスはさらに課題で現時点では18番目。このままだとフリーに進むのがやっとで、進んでも第1グループだと点が抑えられてしまう。
リズムダンスでは点差がつきにくく、ちょっとしたミスで順位が大きく違ってくる。ユース五輪でも転倒がなければ58点くらいは出たと思うので、世界ジュニアでは60点に近い点が出せたらチャンスがあるはず
今後の彼らがどんな道を進むだろうか。スケート年齢でいえば、もうシニアに出られる一方、2022/2023シーズン(北京五輪翌年)までジュニアに出ることが可能。アイスダンスは比較的長くジュニアにいて実力をつけてからシニアに上がる組が多いが、世界ジュニアの成績如何では来季さっそく上がることを期待されるかもしれない。
じっくり長い目で見るなら、世界ジュニアで表彰台に上がってからシニアに移り、グランプリシリーズに出場して実績を残していくプランがいいかも。
西山真瑚くんの男子シングルとの二刀流もいつまで続くか、気になるところだが、いずれにしても日本のアイスダンス界をしょって立つカップルになるのは間違いない。世界ジュニアが楽しみすぎる~
今週末はフィギュアスケートないから、落ち着いて過ごせると思ってたんだけど
カナダ選手権2020開催中だった
男子ショートプログラムではキーガン・メッシング、ナム・ニュエン、ロマン・サドフスキーがトップ3、女子ではアリシア・ピノーがトップでガブリエル・デールマンが3位につけたとニュースが出た。
テレビ放送の都合なのか、フリーは同じカテゴリの前半グループと後半グループの時間が分かれていたりする。daily motionでライブストリーミングが見られるが、後半グループはテレビ放送で独占だったら、見られないかもしれない。
日本代表として活躍したペアのフランシス・ブードロ=オデが、ナディーン・ワンと組んで出場している。ショートプログラムではミスがいろいろあったようで このあと日本時間の0:30からペア・フリー第1グループに登場する。
時差14時間なので、全部見ようと思ったら徹夜になる 日本時間で予定をチェックすると:
0:30 ペア・フリー(G1)
1:20 女子フリー(G1・2)
3:28 アイスダンス・フリー
5:13 女子フリー(G3)
6:08 表彰式(女子/アイスダンス)
7:23 男子フリー(G1)
8:39 ペア・フリー(G2・3)
9:57 男子フリー(G2・3)
11:48 表彰式(男子/ペア)
とりあえず、ブードロ=オデくんの巻き返しを期待して、ペアG1を見てみようかな そして8時半に起きてペア後半と男子後半が見られるといいな
フィギュアスケート・ユースオリンピック2020ローザンヌ、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
アーレット・レヴァンディ(エストニア) SP:49.87(13) FS:104.78(11) 合計:154.65(12)
「アランフエス協奏曲」「マラゲーニャ」♪ 赤。3ルッツ+2トウ、3ループなど、決まったジャンプはなかなかきれい。ギターの音色とよく合うステップ。コーチがお母さん、よく似てる。
ニキータ・コヴァレンコ(イスラエル) SP:44.71(15) FS:87.41(15) 合計:132.12(15)
「Love of My Life」「Don't Stop Me Now」クイーン♪ 黒。まだジャンプは締めきれないところが多いが、ステップは躍動感あり。
リーアム・カペイキス(アメリカ) SP:49.57(14) FS:112.02(9) 合計:161.59(10)
「レ・ミゼラブル」♪ 白シャツ、青チェックベスト。3フリップ+3トウをきれいに決めてスタート、ルッツは2回転になったが2トウをつける。後半2アクセル+3トウ+2トウが決まり、「民衆の歌」でステップの後、さりげなく2アクセルを決めたのもよかった。
マッテオ・ナルボーネ(イタリア) SP:53.01(12) FS:91.63(14) 合計:144.64(14)
「The Prince of Egypt」♪ ターコイズブルーとブラウン。予定と変えたジャンプがいくつか、3回転予定のルッツが2回転になったが、結局それなりに跳べたような 3ループが比較的得意らしい。いかにも細い14歳。
キス&クライにはヴァレンティナ・マルケイも。
フランソワ・ピトー(フランス) SP:53.02(12) FS:101.02(12) 合計:154.04(13)
「Time」♪ 薄いグレーのグラデーション。3アクセル予定は3ループに変えて成功。3ルッツはなんとかこらえる。3トウ+2トウは安定。後半2アクセル+オイラー+2サルコウも頑張る。予定とはずいぶん変えてきたが
スピンも丁寧だった。
<G2>
陳昱東(チェン・ユードン、CHEN Yudong) SP:57.31(10) FS:127.29(6) 合計:184.60(6)
「トリスタンとイゾルデ」♪ 濃青に黒。3ルッツ+3トウを鮮やかに決めて入る。スピードがあって滑らかなスケーティングで、ジャンプ全体に高さがある。3アクセル以上はまだないが、後半3サルコウ+2トウ+2ループまでノーミスで通した。
金博洋の同じ年ごろに比べたら、表現もそれなりに出来ている 終わってガッツポーズ 得点に笑顔。
ノア・ボデンスタイン(スイス) SP:60.56(9) FS:116.36(7) 合計:176.92(7)
「Desert(シルク・ド・ソレイユより)」♪ 白ブラウス。地元の大歓声を受けて登場。ジャンプ前後のスピードは抑え気味だが、全部のジャンプを着氷 3フリップ+2トウ、3ルッツ、3サルコウ+オイラー+3サルコウ等々。彼も予定とはかなり変えているが、跳べるものを跳べばいいのだ
最後のシットスピンから立ち上がって終わった瞬間、ほっとした笑顔になった。
アンドレイ・コクラ(ウクライナ) SP:62.48(6) FS:109.20(10) 合計:171.68(9)
「Il Casanova」「The King's Birthday」♪ 文字を書いたベージュの上に透ける白。3アクセル、決まった! 2本目は3トウをつけたがステップアウト。3ループ+2トウはきれい。
所作を音にはめるのが上手く、自然と会場の手拍子を誘っていた。動きがしなやかでいい。
ダニエル・ムラゼク(チェコ) SP:60.66(8) FS:96.32(13) 合計:156.98(11)
パガニーニ「狂詩曲24番」♪ 白から黒のグラデーション。冒頭の3サルコウ+3トウで転倒、3ルッツも転倒、2ルッツ(予定通り)+2トウでも転倒。それでも後半の3サルコウ+2トウを下りると拍手、残り2本の2アクセルも跳びきった。
ジャンプはミスが続いたけど、スピード感はある。キス&クライでは泣きそうな顔 コーチのパヴェル・カシュカが慰める。
ニコライ・メモラ(イタリア) SP:62.18(7) FS:114.37(8) 合計:176.55(8)
「Angels and Demons」♪ 黒に赤。3アクセルは回避したが、3ルッツ+3トウを決めて波にのり、2アクセル+オイラー+3サルコウと順調。後半3ルッツで惜しい転倒。
スピンの手の位置や動きでもちゃんと曲を表現する意識がある。腕から指までが細長く、表情豊か
こちらもヴァレンティナ・マルケイが迎える。
<G3>
アレクサ・ラキッチ(カナダ) SP:70.96(4) FS:134.27(4) 合計:205.23(4)
ラフマニノフ・メドレー♪ 紫系。3ルッツ+3トウを余裕で決め、アクセルは2回転にした。3ループは少しオーバーターンしたが、3ルッツ、3フリップ+2トウ+2ループ、3サルコウ+3トウとしっかり跳んだ。
スピンではビールマンも 終盤のステップは協奏曲の有名なメロディで。会場はもっと盛り上がってもよかったのでは?
得点にはコーチのほうが大喜び
チャ・ヨンヒュン(韓国) SP:69.61(5) FS:129.51(5) 合計:199.12(5)
「Minnie the Moocher」♪ 黒シャツに白ジャケとパンツ。スムーズな3ルッツ+3トウから、アクセルは2回転に、3フリップはこらえる。アクセルでパンクしたが、次をオイラー+3サルコウでリカバリー、最後のジャンプも3ループ+2アクセルのシークエンスにできた。
キャメルスピンの姿勢がきれい。よく練られた振付をしっかり曲に合わせて見せ、ステップの動きもよく音に合っていた。
ダニール・サムソノフ(ロシア) SP:76.62(2) FS:138.59(3) 合計:215.21(3)
「Per Te」ジョシュ・グローバン🎵 白に透ける黒。冒頭のアクセルがパンクしたが、さすがの4ルッツは見事。2本目の3アクセルで転倒。さっそく3フリップ+オイラー+3サルコウでリカバリーする。
4回転をやるせいなのか? 3ルッツ予定が2回転に。しかし3フリップ+3トウなど最後まで頑張る。
滑りと所作の美しさは14歳とは思えない完成度。当地では人気No.1のようだ。トップに立ってメダルは確定したが・・・
アンドレイ・モザリョフ(ロシア) SP:79.72(1) FS:158.22(2) 合計:237.94(2)
「Lost in Blue」「My Own Paradise」「In This Shirt」♪ 黒の襟元と裾に紫。見事な4トウ+3トウ、4トウと決めてきたが、3アクセルは傾いて転倒。2本目はオーバーターンしたがなんとか2トウをつける。3ルッツ+オイラー+3サルコウもきれい。
きっちりと姿勢を決めるスピン、シットスピンの途中でジャンプを入れても乱れない強さがある。
鍵山優真 SP:72.76(3) FS:166.41(1) 合計:239.17(1)
「タッカー」♪ ピン、と音が鳴った瞬間にはっと目を見開いて動き出す。冒頭の4トウは軽くオーバーターンして単独に。2つ目のジャンプは3ループに、2本目の4トウは+2トウでばっちり。
3アクセル+オイラー+2サルコウもなんとか。生き生きとステップを大きな動きで、後半3フリップ+3トウも大きく、3ルッツ、最後の最後に3アクセル
元気よく回るスピンの間にもう拍手喝采。終わって両腕を突き上げた。
キス&クライでは、観客も高得点を期待する手拍子。得点が出てから順位を確認するまで時間がかかっていたが、優勝とわかった瞬間にコーチとそろって両手を上げ、また顔を覆って喜んだ。コーチは嬉し涙
SPのときYouTubeのチャットコメントで「Shunはどうして出ないんだ」みたいな書き込みがいくつかあった。つい先月のトリノで優勝した佐藤駿ではなく、4位だった鍵山優真が1枠に選ばれたのが納得いかなかったようだったが、このフリーで納得してもらえたかな
結果、優勝は鍵山優真、2016年山本草太に続く日本勢連覇、2位モザリョフ、3位サムソノフと実力者が表彰台に。4位ラキッチ、5位チャ・ヨンヒュン、6位陳昱東とアジア勢も健闘した。
席数はそれほど多くない会場だが、観客はほぼ満員で盛り上がっている。ユースだけどオリンピックと楽しんでいるようだ。
明日はアイスダンス・フリーと女子フリー。吉田唄菜/西山真瑚が夜8時半すぎ、河辺愛菜が0時半すぎに登場予定。みんな頑張れ~~~
ユースオリンピックのフィギュアスケート、男子フリーが行われているところ。整氷中にスクリーンに流れる映像で、トリプルアクセルを解説している。
お手本として出ている映像が、羽生結弦(「パリの散歩道」から)と、デニス・テン(たぶん「お嬢さんとならず者」から)が流れていた。
素晴らしいお手本から学ぶ場でもあるユースオリンピック
年末、知人が出版した本を買おうとしたが、在庫がある書店が少なく、Amazonでも時間がかかりそうだった。hontoというサイトで検索すると、提携する丸善・ジュンク堂・文教堂の各店舗の在庫が確認できて、取り置きも頼めることがわかり、早速検索してみた。都内いくつかの店舗に在庫がある。
冬休み中に買いに行けば、通販で配送されるより早いかな、と思っていたが、つい出かけそびれ 改めて検索すると、在庫のある店舗がいくつもない 人気だ、、、
買いそこなっては大変と、多摩センターの店舗に取り置きを依頼。普段出かける所ではないけど、仕事帰りにそのまま行けばいいかなと 日曜の夜中にネットで申し込み、月曜にはご用意完了のメールがきた。受け取り期間は1週間ということで、金曜の仕事帰りに取りに行った。
レジで店員さんにメール画面を見せると、書籍名と私の名前を確認して、後ろの棚に並んでいる中から探す。。。すぐに見つからない。「下のお名前よろしいですか」「申込番号は」メモに書き写して、さらに探すが見当たらない。「少々お待ちください」電話をかけている。
戻ってきた店員さんが言った。「すでにお引き取り済みになってますが」・・・え・・・「この店舗に来たの初めてなんですけど」「ご家族がいらしたとか、、、」「いえ、それはないですが」「バーコードも通ってるんです」
・・・どういうこと???
「6日の10時にご用意完了のメールを送信して、14時20分にお引き取りになってます」6日のその時間は職場にいた。私以外に私が 誰だ
「お調べしますので、こちらで」と案内されて座って待つ。待ってる間に検索したら、日曜夜に在庫なしだった渋谷や丸の内の店舗が、在庫ありになっている。再入荷していたようだ。
副店長さんがやってきて「同じ日に同じ書籍を注文されたお客様の荷物に紛れ込んだようです」とのこと。多摩センター店舗に在庫がなくなっているのですぐ取り寄せると言ってくれたが、もう渋谷か丸の内に行ったほうが早いのでお断りした。せっかく来たので他に買いたかった本を買って帰った。
帰宅してからサイトのMyページを見たら、店舗お受け取り一覧に購入済みと出ていた。あらら
次男に話すと「取りに行ってやろうか」と言ってくれたので、翌日渋谷の店舗に取り置きを申し込む。ご用意完了メールを次男に転送したが、書籍名と苗字を言っただけですぐ出てきたようだ。冬休み中にこの手を使えばよかったか
これがつれあいだったら、相当文句を言っただろう。「在庫のある他の店舗から持ってこい」とか言いそう 実際、その時点ですぐ行けば間に合う池袋の店舗には在庫ありと出ていたので、電話してもらって1冊押さえてもらうという手もあったかな? 疲れてたのでそんな発想は出てこなかったが
それにしても、いったい何があってこんな事態が起こったんだろうか? つらつら考えてみた。
取り置きの本はレジ後ろの棚に、お客様の名前の五十音順に並べてあった。取り置きの申し込みがあると棚から取ってきて、申し込んだ客の名前の紙をつけて並べておくらしい。
営業終了時間後に申し込みがあった取り置きは、開店前にまとめて用意すると思われる。店員さん1が棚から集めてきて、店員さん2がお客さんごとに分けて並べ、店員さん3がご用意完了メールを送信したとする。集める人が書籍「〇×△」が2冊必要なところ、うっかり1冊だけ取ってきた。お客さんごとに分ける人が、私ではないもう一人の申し込み客Aさんのほうに書籍「〇×△」をまとめてしまった。メール送信の人は全員用意できたと思って送信した。
~なんてことじゃなかったのかな、、、
お客さんAが来店、ほかの本と一緒に私の申込番号がついた書籍「〇×△」を購入し、私の申込番号でバーコードがスキャンされ、データ上で購入済みになった。。。とすると、お客さんAのMyページは書籍「〇×△」が購入済みになってない状態なんじゃないだろうか。あとで気がつくかしら?
申込番号は8桁あるのでちょっと面倒かもしれないが、書籍名・顧客名と一緒に3つ確認すれば、今回みたいな事態は防げるかも
取り置きにもリスクがあった、という話でした