Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

「NHKスペシャル」で「王者のジャンプ~フィギュアスケート男子~」

2022年01月30日 20時27分28秒 | フィギュアスケート

 mixi情報です
 NHK総合「NHKスペシャル」、今夜30日夜9時から、「王者のジャンプ〜フィギュアスケート男子〜」が放送される。
***
羽生結弦選手は、前回ピョンチャン大会直後に「4回転アクセル」への挑戦を宣言。ジャンプの中で最も難度が高いアクセルを「王様のジャンプ」と自ら表現し、この4年間を習得に費やしてきた。まだ誰も試合で成功したことがない大技を北京で成功させることはできるのか。そして、4種類の4回転ジャンプを5本跳ぶプログラムを自らに課した宇野昌磨。18歳の鍵山優真は「4回転ジャンプ」の完成度でメダル獲得を狙う。
***
 五輪3連覇がかかる羽生結弦、メダルが期待される宇野昌磨と鍵山優真、やっぱりメディアも力が入る。当然だけど、今はただ、安全に、万全の体調で試合に臨めることだけを願う

<追記>
 「ノーミスしても勝てない」「オリンピックが怖い」と言いつつ、「4Aを仲間に入れられたら、勝てる」と力強く言い切る羽生結弦。
 きっと、そうなると信じよう

 このあと23:35から再放送。5日(土)10:48もあり。

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三浦璃来/木原龍一組の記事

2022年01月30日 00時01分42秒 | フィギュアスケート

 いよいよ迫ってきた北京オリンピック、フィギュアスケートのチームももうすぐ北京入りするそうで
 団体でのメダルが期待される今回、ペアとアイスダンスに注目が集まっている。特に成長著しいペアの三浦璃来/木原龍一組について、木原選手の元パートナー、高橋成美さんが語る記事
 「全ての技術のバランスが取れている」「膝の使い方など地道な努力を積み重ねている」「スピンやジャンプで息を合わせるのがうまい」「スロージャンプは理想的な放物線」「リフトのために良質な筋肉をつけた上にジャンプの質も落としていない」等々、細かく分析してこのペアの素晴らしさを伝えてくれている。
 また、現在の三浦/木原組のコーチ、ブルーノ・マーコット氏がWorld Figure Skating誌で2人が組むいきさつから詳しく語っている(mixi情報)。こちらはまだ全部読んでいないが、早くからそのポテンシャルにコーチは気づいていたことがわかる。
 三浦/木原の2人はもちろん結果を求めて必死に頑張るだろうけど、まずは練習の成果を出しきることだけ考えてほしい。みんな、それが見たいんだから

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シャツは入れて

2022年01月29日 23時36分19秒 | スポーツ

 卓球全日本選手権、準決勝の中継を見ていて、ふと思った。
 ・・・シャツの裾をパンツやスカートの中に入れてる選手がいる・・・
 上下で色柄がお揃いのウェアもあれば、ほぼ単色で違う色のウェアもある。昔の地味なウェアに比べてめっちゃお洒落になっている。そしてどの選手もスポンサー名がたくさんプリントされている。
 なんてことを思いながら見ていたら、早田ひな選手はウェアの裾が翻っているのに、伊藤美誠選手は動いていないことに気づいた。スカートのウェストのゴム部分、シャーリングがはっきり見える。裾を中に入れているのだった。
 男子ダブルスでは、4人のうち3人ががっつり中に入れていて、1人は前の部分だけ軽く入れていた。
 バドミントンでそれをやる選手はあまり見たことないので、、、競技の特性上、わずかでも翻るのが邪魔なのか。(早田選手が背が高くて細身なので、もしかすると中に入れるにはシャツ丈がやや足りないのかも

 つれあいが「張本くんは牛乳毎日飲んでるのかな。大きくなりすぎ」と呟く。ちょっと今日は動きに切れが足りなかったか
 フィギュアスケートの鍵山優真選手と同い年という話をすると、「鍵山くんは牛乳禁止でしょ。大きくならないほうが有利」と言う。肩幅がどーんと広がらなければ、もう何センチかあってもいいと思うけど
 明日はシングルス、こちらも楽しみ

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きりある引退

2022年01月28日 16時00分42秒 | フィギュアスケート

 全日本選手権2021アイスダンス4位の平山姫里有/立野在組が引退を発表したというニュース。。。え~~~~
 YouTubeでの引退報告。


 左肩の故障で一度は引退した立野在くんが、アシスタントコーチとして岡山に。そこで前のパートナーと解散した平山姫里有ちゃんと組むことに。「最初は1年だけの予定だった」「北京オリンピックを目指したい気持ちが出てきて、もう1年やってみようと」「契約が伸びた?!」そうだったのか、、、
 引退の理由として、「自分たちのスケートに納得して辞めたかった」「納得できた」。全日本の演技は素晴らしかった
 全日本選手権2021 フリーダンス


 今後はそれぞれの道へ「門出を応援していただければ」。もちろん、応援しますよ
 ただ、、、22歳と24歳、アイスダンスの世界では本来まだまだ若手に相当する。本人のやる気と環境さえあれば、まさにこれからの年齢のはずだ。
 記事には「『日本が拠点でも、アイスダンスはできる』と伝えたかった」とあるが、国際大会に派遣されているシニア選手は結局海外拠点の選手ばかりという現状。せめてチャレンジャーシリーズやB級大会に一度は出してあげたかった
 特に、ノービス時代からなかなか一人のパートナーと長く続けられない中(パートナーがシングルに戻ってしまう)、諦めずにアイスダンスで頑張ってきた平山姫里有選手。もっと見ていたかった。
 今後、アイスダンスに挑戦する若手がどのくらい出てくるだろうか。もっともっとサポート体制を強化して、多くの選手がトライできるように、長く続けられるようになってほしい。

 今夜28日(金)21:30から、Instagramでライブ配信を行うとのこと。
 https://www.instagram.com/arutateno/
 https://www.instagram.com/kiri_stagram331/

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この2人が同い年

2022年01月27日 23時55分25秒 | スポーツ

 全日本卓球選手権の混合ダブルスで、張本智和/早田ひな組が初優勝というニュースを見て、数日前に読んだ日刊スポーツの記事「鍵山×張本対談 1 2 3」を思い出した。
 フィギュアスケート男子の鍵山優真と卓球の張本智和、共に2003年生まれの18歳 中学生になるかならないかの頃から日本トップクラスで活躍していた張本くん、逆にまだ子供みたいな気がしていた
 どちらも父が指導者という「あるある」が面白い。練習の後、家へ帰りつくまでの間に怒られ続けるのが、、、とか 鍵山くんは卓球で遊ぶのが好きで、東京オリンピックの卓球もかなり見ていたそうな。
 張本くんは休みのときは同級生や先輩と映画・ボウリング・カラオケなんだとか。2人とも乃木坂46とか好きな今どきの男の子
 羽生結弦と大谷翔平が同学年なのは有名な話だが、こちらの2人も今後の活躍で「〇〇世代」と言われたりするのかな

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国体、開催中

2022年01月26日 07時55分15秒 | フィギュアスケート
 忙しくてなかなか見られないけど😅
 少年の部(中3~高3)は昨日までにフリーまで終わり、今日は成年女子ショート、成年男子フリーが行われる。国体チャンネルでライブ配信とアーカイブが見られる。
 今夜は少し見られるかな💻
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四大陸選手権2022エキシビション出演リスト

2022年01月23日 23時11分10秒 | フィギュアスケート

 熱戦の後は、楽しい時間を
 フィギュアスケート・四大陸選手権2022、エキシビションの出演リストはこちら。




 日本勢は、前半に横井ゆは菜、三浦佳生、松生理乃。後半に三宅星南、村元哉中/高橋大輔、友野一希、三原舞依が出演。樋渡知樹くんも楽しみ
 (起きていられないので、後で動画を見ます

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四大陸選手権2022男子FS

2022年01月23日 22時24分18秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・四大陸選手権2022男子フリージャッジスコア)。

<G1>
ハリソン・ジョン-イェン・ウォン(香港) SP:43.95(17)
 棄権

ジョーダン・ドッズ(オーストラリア) SP:47.47(16) FS:91.68(16) 合計:139.15(16)
 「パール・ハーバー」♪ 黒の胸に赤。冒頭の3ループなんとか耐え、3トウ+オイラー+2サルコウ頑張る。3トウ転倒、アクセル1回転になったが、最後の2アクセル根性で下りる。
 コレオでは意外ときれいな形のスパイラルを見せた。キス&クライで付けるマスクはオーストラリア国旗

ジェームス・ミン(オーストラリア) SP:54.35(15) FS:100.67(15) 合計:155.02(15)
 「To Build A Home」「Fly On」♪ コールドプレイ♪ 黒。4トウに挑んだが転倒、3アクセルは回転しきれずに開いて下りた。3フリップ+2トウ、3ルッツ+オイラー+3サルコウと頑張るがぎりぎり耐えている下り方。3ルッツ、3ループの転倒もあった。
 しかし、きれいな姿勢のバレエジャンプや、曲の雰囲気をうまく出すステップなど、成長が感じられる

カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:57.58(14) FS:146.81(7) 合計:204.39(12)
 「Besame Mucho」Il Divo♪ 黒に赤ストーン。冒頭に4トウ+3トウ決まった 2本目の4トウは転倒。3アクセルはステップアウトで両手をついたが、3ループはとても滑らか。
 「マラゲーニャ」の曲でスパニッシュな雰囲気のステップ、曲がピアノに変わって3アクセル+オイラー+3サルコウ、後半に決まったのは大きい。しかし3フリップで転倒って 3ルッツ+2トウでリカバリー、ボーカルに乗ってのコレオでは空中で一瞬仰向けになるようなジャンプを見せた。
 なかなかノーミスができない・・・

キョン・ジェソク(韓国) SP:63.78(13) FS:124.19(14) 合計:187.97(14)
 「オペラ座の怪人」♪ グレーと黒のシャツ。3アクセルがステップアウトと転倒になったが、3ループ、3フリップと跳べるものは確実に。後半2アクセル+3トウこらえ、さらに2アクセル+3トウ+2トウを跳んだ。
 ランジとかイナバウアーとか、いろいろ詰め込んだコレオ。少し金博洋に似てる雰囲気

<G2>
ディアス・ジレンバイェフ(カザフスタン) SP:66.92(12) FS:126.00(13) 合計:192.92(13)
 「Home」♪ 緑。予定とはかなり構成を変えてきた。2アクセル+3トウ、ちょっとよろけた 3ルッツ+2トウ、単独3ルッツ。ゆったりとイーグルのコレオから、スピードはあまりないが丁寧なステップへ。3フリップは両足着氷っぽかった 2サルコウにオイラー+3サルコウを付ける根性もある。
 コーチのセルゲイ・ヴォロノフさん、腕組みして考え込んでる

コーリー・シルセッリ(カナダ) SP:69.57(11) FS:143.45(12) 合計:213.02(11)
 チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ ピンク。コーチのブライアン・オーサーが見守る。3アクセルはちょっと乱れたが、4トウなんとか下りる。両手上げ3ルッツや3フリップ+オイラー+両手上げ3サルコウ、3サルコウ+両手上げ3トウなど、3回転までのジャンプはとてもきれい
 長い手足をしなやかに動かして、雄大なイーグルやスパイラル。もしかして憧れはジェイソン・ブラウンかな

ジョゼフ・ファン(カナダ) SP:69.70(10) FS:151.15(6) 合計:220.85(9)
 「ミス・サイゴン」♪ 紫とオレンジ。チーム・オーサーの選手が続く。4回転は回避して、3アクセル+3トウから。3フリップ、3アクセル単独、2アクセル。キャメルスピンのフリーレッグがピンと伸びている。こういう姿勢の良さはオーサー組に共通するところ。
 後半両手上げ3ルッツ+オイラー+3サルコウ、3ルッツ+2トウ、3ループと入ってコーチの歓声が聞こえる。シットスピンの足換えで大きなジャンプ、ステップは少し重たげだったが、しっかりまとまったプログラムになった

ジミー・マー(アメリカ) SP:69.98(9) FS:145.14(9) 合計:215.12(10)
 「Attack On Titan」♪ ゴールドと黒。4トウ+3トウ、ちょっとオーバーターン。単独4トウ、ばっちり 3ループは下りてきれいなツイズルへ。3アクセルはステップアウトで両手をつき、2本目で転倒して+REPとなった。それでも3ルッツ+オイラー+3サルコウ、なかなか見事。
 叫ぶような表情を見せながらドラマチックな振付のコレオ。終わってちょっと悔しそう

ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) SP:75.96(8) FS:158.71(5) 合計:234.67(5)
 「Once Upon a Time in America」♪ グレーと黒。細身の体で、4トウ+3トウ、4トウととてもスムーズ 軽快な曲でステップが始まると手拍子が起こり、可愛らしい振付が似合う。その流れで3ルッツ、3ループと自然に跳ぶ。
 後半3アクセル+オイラー+3サルコウ、3アクセルも決まった コレオも賑やかなお祭り風。最後に3フリップ+2アクセルを跳んだら両手をつき、転倒扱いになってしまったのはもったいない。
 それでも自己ベスト大幅更新で笑顔

樋渡知樹(アメリカ) SP:77.51(7) FS:144.86(10) 合計:222.37(8)
 「アーティスト」♪ 黒タキシード。勢いよく高さのある4サルコウ決まった 4トウはステップアウト。洒落た繋ぎからのアクセルがパンク
 じっくり見せるステップは、動き全体でドラマを表現する。後半4トウ、またステップアウトで+REPになったが、3アクセル+オイラー+3フリップが入って嬉しい 3ルッツ+2トウ、3ループは下りてツイズルで盛り上げる。
 スピンのビールマン姿勢からコレオに走り出し、クリムキンイーグルやバレエジャンプで弾ける。
 スピンがもう少し上手になると全体が映えるんだけど、、、と思ってしまった。とはいえ、見ていて楽しいスケーター

<G3>
イ・シヒョン(韓国) SP:79.13(6) FS:144.05(11) 合計:223.18(7)
 「カルメン組曲」♪ 赤から黒。3連続の最初の2アクセル以外は全て両手上げで跳んだ 4サルコウ、体全体が叩きつけられるような痛い転倒 3アクセル決まり、3ルッツはステップアウトで両手をついた。3ルッツ+3トウ、3フリップ+3トウ、2アクセル+オイラー+3サルコウと頑張る。
 キャメルスピンでは長身がひときわ映える。その他のスピンも回転が速くてきれい。

三宅星南 SP:79.67(5) FS:160.35(4) 合計:240.02(4)
 チャイコフスキー「白鳥の湖」♪ 白にゴールド。いい佇まいから、4サルコウ+2トウ、ぎりぎりだけど立つ。4サルコウ単独、ややこらえたが大丈夫。3アクセル+オイラー+3サルコウ、入った
 キャメルスピンも姿勢変更や腕の動きでしっかり表現。力強いイナバウアーのコレオから、3ルッツ+2トウ、3フリップ、3ループと最後まで跳びきった。
 女性バレリーナと共に踊っているかのような所作も素敵 シットスピンはやや回転が遅くなってしまったが、最後のコンビネーションスピンから氷に突っ伏すフィニッシュ、力を出しきれた

ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:81.12(4) FS:146.45(8) 合計:227.57(6)
 「To The Lovers」「Butterflies and Hurricanes」♪ ブルーの濃淡。なんだかさりげなく4トウを跳んだ 勢いよく跳んだので4回転かと思ったサルコウは3回転だったようで 3アクセル+両手上げ2トウ、3フリップと決める。後半は3ルッツ+2トウ、アクセルが2回転になり、3ルッツはオーバーターンしたが2ループをつけた。
 曲が地味なせいか、なんとなく印象に残らないというか、盛り上がりに欠けるプログラム。。。

三浦佳生 SP:88.37(3) FS:162.70(3) 合計:251.07(3)
 フラメンコ・メドレー♪ 黒に赤の飾り。予定とは構成を変えてきた。3アクセルから入り、4サルコウ+2トウが決まる。2本目の4サルコウはステップアウト。3アクセルには2トウをつけた。
 イーグルやスライディングのコレオから、素晴らしく高さの出た美しい4トウ 3ループの後はイリュージョンからのシットスピン。しっかり振付で煽ってから、フラメンコ!のステップ。顔をきゅっと上げたり、両腕をぴしっと上げたり、体全体で表現している。
 2アクセル+オイラー+2サルコウ、最後のスピンまで頑張った。

友野一希 SP:97.10(2) FS:171.89(2) 合計:268.99(2)
 「ラ・ラ・ランド」♪ ブルー。ピアノをポロロン、と奏でてスタート。4トウでやや傾いたが上手く2トウをつける。目の覚めるような4サルコウ 4トウ単独は転倒 3ループは落ち着いて決め、軽やかにステップを踏んでいく。
 スローパートはジャンプ間の繋ぎをしっとり見せながら、3アクセル+オイラー+3サルコウ、しっかり高さの出た3アクセル 3フリップ+2トウを下りて曲が変わると、スピンの間から観客が待ちきれずに手拍子、、、待ってました!コレオ!!
 激しく動きながら観客と一体になる、これぞコレオシークエンス
 終わって少し悔しそうだったが、得点には納得の顔。

チャ・ジュンファン(韓国) SP:98.96(1) FS:174.26(1) 合計:273.22(1)
 プッチーニ「トゥーランドット」♪ 濃紺。冒頭の4トウは両手をついて転倒になったが、4サルコウを決め、3ルッツ+3ループはふわっと浮き上がる 「誰も寝てはならぬ」でステップ、きれいな足さばき。
 3アクセル+2トウ、3アクセル、3ルッツ+オイラー+3サルコウ、どれも質が高い リンクを半周するようなイナバウアーで最高潮
 やはり、オーサーの下で長く鍛えられてるだけあって、スケーティングや身のこなし、基本的な技術がオーソドックスできれいなのが強み。さすがの出来だった。

 結果、優勝はチャ・ジュンファン、韓国の優勝はキム・ヨナ以来だそう。2位友野一希、3位三浦佳生 4位も三宅星南と日本勢も大活躍。5位シャイドロフはデニス・テン以後のカザフスタンの希望になりそう。6位ブレンダン・ケリー、7位イ・シヒョン、8位樋渡知樹、9位ジョゼフ・ファン、10位ジミー・マー。
 女子は日本が真ん中で左右が韓国だったが、男子は韓国が真ん中で左右が日本になった。アジアの良きライバル

 24:30からエキシビション

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四大陸選手権2022女子FS

2022年01月22日 23時33分14秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・四大陸選手権2022女子フリージャッジスコア)。

<G1>
タラ・プラサド(インド) SP:43.31(20) FS:84.62(19) 合計:127.93(20)
 「ラ・バヤデール」♪ 青の濃淡。170cmの長身を伸びやかに動かして、2アクセル+オイラー+3サルコウ、3トウ+2トウ、3ルッツと順調に跳んでいく。イリュージョンから入るレイバックスピンはヘアカッター姿勢。1本パンクがあったが、3サルコウ+2トウ、2アクセルと後半も決める。
 村元哉中/高橋大輔のフリーでも盛り上がった終盤の曲で、元気よくステップ。大きなイーグルとスライディングでフィニッシュ。もう少し点が出ると思ったけど

アンドレア・モンテシノス・カントゥ(メキシコ) SP:47.36(19) FS:85.67(18) 合計:133.03(18)
 「Everybody Wants To Rule The World」♪ 黒から赤。3ループ、3サルコウと決まったが、コンビネーションの予定が単独になっていた。さらにループ、サルコウと2回転になり、かなり落としてしまった模様。
 スケーティング自体はそれなりにスピードもあり、滑走姿勢も悪くないんだけど。弓矢を構えるポーズでフィニッシュ。

ジョスリン・ホン(ニュージーランド) SP:48.60(18) FS:97.02(14) 合計:145.62(14)
 ドヴォルザーク「ピアノ三重奏曲第4番ホ短調『ドゥムキー』」♪ グレーと紺。コーチはニコライ・モロゾフ、アメリカで練習している。3ルッツ+2トウ、3ループ+2トウなど順調に跳び、3ルッツで両手をついた以外はミスなし。基本に忠実な感じがいい
 笑顔を浮かべながら大きなランジのコレオから、ヘアカッター姿勢のレイバックスピンでフィニッシュ。

丁子涵(ティン・ツーハン、Tzu-Han TING)(台湾) SP:49.15(17) FS:96.42(15) 合計:145.57(15)
 「アラジン」♪ ピンク。勢いよくジャンプに入っていく分、着氷がやや不安定で 3ルッツ+3トウはふらついたが耐える。2アクセル+3トウは3連続にはせず、3フリップ+2トウ+2トウにしたが最後ぎりぎり。後半3サルコウでとうとう転倒してしまった。
 スパイラルやスプリットジャンプでコレオ、続いて2アクセル。ビールマンスピンで終わり、ほっとした笑顔を浮かべた
 世界ジュニアに出たころから見ているが、あまり背は伸びてないようで

ヴィクトリア・アルカンタラ(オーストラリア) SP:49.73(16) FS:88.53(16) 合計:138.26(17)
 サン-サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」♪ ピンク。冒頭の両手上げ3ルッツは転倒、次のトウループも2回転になったが、後半は持ち直した。3サルコウ+2トウ、3トウ+2トウを決める。
 曲調が速くなる終盤できびきびとステップ、I字スピンで終わる。

<G2>
エウヘニア・ガルサ(メキシコ) SP:51.16(15) FS:77.57(20) 合計:128.73(19)
 「Nightingale and Emerald Tiger」♪ 緑。曲のタイトルに合わせた衣装 カメラに可愛く手を振って出ていく。3トウで転倒、次のトウループが2回転に。2ルッツ+2トウは予定通りだが、3サルコウは両足着氷に。それでもイーグルに繋げる2アクセルは良かった。
 ジャンプは右回り。なかなか表情があって見ていて楽しいけど、ジャンプは厳しい

ソフィア・レクシ・ジャクリン・フランク(フィリピン) SP:52.74(14) FS:86.52(17) 合計:139.26(16)
 「ロミオとジュリエット」より「Wedding Vow」♪ ラベンダー色。ロサンゼルス生まれ。こちらも右回りジャンプの選手。3ルッツ+3トウ、3フリップ、3ループと前半のジャンプは安定していたが、後半ルッツ、アクセルと1回転になり、2アクセル転倒
 大きなイーグルの連続でコレオから、ステップを繋げて、剣で胸を刺す振付でフィニッシュ。終盤の曲は「W.E.」だった。

ヴェロニク・マレ(カナダ) SP:53.77(13) FS:98.10(13) 合計:151.87(13)
 「ムーラン・ルージュ」より「One Day I'll Fly Away」♪ 赤。この人ももうベテラン、1994年生まれで27歳だから羽生結弦と同期。3フリップ頑張ったが、ループが2回転に。次の3ループも転倒。3トウ+2トウ+2ループ、終盤2アクセル+2アクセルはなんとか入る。
 繋ぎで見せるイーグルなどには、いい味が出ている。キス&クライで手から血が出ているのに気づく。キャッチフットの時エッジで切ったか。

横井ゆは菜 SP:53.93(12) FS:131.41(6) 合計:185.34(7)
 「Fat Bollmed Girl」「We Will Rock You」「We Are Champions」クイーン♪ 黄色。巨大!と言いたい2アクセルから、3フリップうまく抑え、3ループ問題なし。力強い曲に乗ってスピン、2本目の2アクセルも迫力十分。
 コンビネーションジャンプを全部後半に持ってきたが、3ルッツ+3トウ、3ルッツ+2トウ、3サルコウ+2トウだけは3連続にならなかったが、どれも見事
 最後のステップまでパワフルに滑り切って、フィニッシュポーズはそのままガッツポーズ 思わず顔を覆う。キス&クライでは寄せ書きびっしりのTシャツを見せた。

アリソン・シューマッハ(カナダ) SP:57.36(11) FS:111.06(10) 合計:168.42(11)
 「One Upon a Time in the West」♪ きれいな3ルッツ、2アクセル+3トウ、3フリップ+片手上げ2トウとシャープに跳んでいく。ループがパンクしたが、3サルコウ+2トウは大丈夫。イナバウアーや短いスパイラルのしっとりしたコレオから2アクセル、スライディングしてステップと滑らかに流れていく。
 155cmと大柄ではないが、バランスのいい体型。今後まだまだ伸びていきそう。

<G3>
カイラニ・クレイン(オーストラリア) SP:57.46(10) FS:106.56(11) 合計:164.02(12)
 「Gangsta's Paradise」♪ 黒。スピードに乗った3フリップから、3ルッツ+2トウ、足を高く上げてからの2アクセル、2アクセル+オイラー+3サルコウと前半は順調。後半はルッツが2回転になったが、3ループ+2トウ耐えた。
 曲調が変わってボーカルが入るところから、しっかり踊る。サイドウェイズ、ヘアカッター、ビールマンときっちり姿勢を見せるレイバックスピン。全体によくまとめた

ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:59.01(9) FS:113.97(9) 合計:172.98(10)
 サン-サーンス「サムソンとデリラ」♪ 赤系。いろいろあったが、帰ってきてくれた 代名詞の3トウ+3トウはセカンドが1回転に。3フリップ鮮やか、3ルッツ転倒 予定を変えて単独3トウを入れる。フランス語の女性ボーカルが"Je t'aime"と言うところで3ループが決まる。
 3ルッツ+2トウ頑張り、3サルコウ+2アクセルが入って、曲は「バッカナール」に。妖艶な振付に観客の期待の歓声 スプリットジャンプ4連続のコレオに、迫力のあるスピンで見事なフィニッシュ。
 やりきって思わず顔を覆った

松生理乃 SP:60.16(8) FS:142.05(3) 合計:202.21(5)
 「Moonlight」♪ ブルー系。3ルッツ、3フリップ、2アクセル、下りてからの流れがとにかく美しい ホップや横に歩く動きなどを入れたステップはエッジ捌きがきれい。後半3ルッツ+3トウ+2トウ、3サルコウ+3トウ、3ループ+片手上げ2トウと3つのコンビネーションジャンプ完璧
 大きなスパイラルから片手を上げるスライディングで盛り上がり、I字スピンから片手を差し出し、ビールマンでフィニッシュ。
 得点には嬉し涙

ガブリエラ・イッゾ(アメリカ) SP:63.19(7) FS:116.87(8) 合計:180.06(8)
 「サンセット大通り」より「With One Look」♪ グレーがかった紫。大きな2アクセル+3トウ、3フリップ+2トウ+2ループとパワフルに跳んできた。3ループの転倒で少しリズムが狂ったか、フリップでパンク。しかし次に3フリップを頑張り、2アクセルを決めてムードを戻す。
 イナバウアーなどで感情豊かに表現するコレオ、アメリカの選手らしい。

スター・アンドリュース(アメリカ) SP:66.60(6) FS:106.41(12) 合計:173.01(9)
 「Bigger」「I Was Here」ビヨンセ♪ オフホワイト。気持ちよさげに滑り出したが、2アクセル、3トウと続けて転倒 3フリップ成功して観客もほっとする。足を後ろに高く上げてからの2アクセル、3ループ+オイラー+片手上げ2サルコウ、3ループ+片手上げ2トウ、3サルコウ+片手上げ2トウと結果的に後半に3つのコンビネーションジャンプを決めた。
 スピンでは少しトラベリングが見られたが、しっかりビールマンスピンでフィニッシュ。「やっちゃった~」と言う顔

 現在1位の人が座るグリーンルーム、松生理乃ちゃんがずっと座っている

<G4>
オードリー・シン(アメリカ) SP:67.20(5) FS:136.66(5) 合計:203.86(4)
 ベートーヴェン「月光」♪ ブルーの濃淡。3ルッツ、高い!3トウ+3トウ、3サルコウと隙がない。ナレーションが入るところでスパイラルのコレオ。後半3ルッツ+2トウ、3フリップ+2トウ+2ループ、やや慎重に3ループ、ジャンプはノーミス
 一つ一つ丁寧にこなすステップでレベル4、終わって大きくガッツポーズ 関係ないけどコーチのマスクがスヌーピー トップに立って大喜び。

ユ・ヨン(韓国) SP:67.86(4) FS:130.70(7) 合計:198.56(6)
 「レ・ミゼラブル」♪ 紫の濃淡。きりっとした表情でスタート。3アクセル、転倒 3ルッツ+3トウ、イーグルからの3ループ、2アクセルはきっちり決める。3ルッツ+オイラー+3サルコウの幅と距離が凄い。
 きれいなビールマンスピンのあと、何かタイミングが狂ったか、アクセルが1回転に。強引に3トウをつけたが転倒 それでも3フリップをしっかり決める。
 スピンをピタッと止めたところで「民衆の歌」に変わり、大きなイナバウアーからスパイラルのコレオ、I字スピンで終わる。
 ちょっと不本意な出来に終わったか、、、

キム・イェリム(韓国) SP:68.93(3) FS:140.98(4) 合計:209.91(3)
 「トゥーランドットによるバイオリン・ファンタジー」♪ 茶がかった赤。両手上げ3ルッツ+3トウに目を奪われる 2アクセル+3トウ、くるくるターンから3ループ、3フリップを下りてからの振付、揺らぎがない。後半も両手上げ3ルッツ完璧。両手上げ3サルコウにつけた2トウ+2ループはやや詰まったが問題にならない。
 「誰も寝てはならぬ」の旋律で大きなイナバウアーからスパイラル、姫が心を開いていくかのよう。流れのまま2アクセル、ステップと繋がって、回転の速いシットスピンでフィニッシュ。
 トップに立って嬉しい悲鳴

イ・ヘイン(韓国) SP:69.97(2) FS:143.55(2) 合計:213.52(2)
 「Homage to Korea」♪ グレーから紫。最初から確実に加点になるようなジャンプと次々と 3ルッツ+3トウ、2アクセル+3トウ、3サルコウ。後半も3ルッツ+2トウ+2ループ、3フリップ。「アリラン」のメロディでリンクいっぱいにイナバウアー、スライディング、スプリットジャンプを繰り広げるコレオ。
 ドーナツ姿勢がきれいなキャメルスピン、I字スピンを長く見せてフィニッシュすると、感激のガッツポーズ トップに立って歓喜。

三原舞依 SP:72.67(1) FS:145.41(1) 合計:218.01(1)
 「Fairy of the Forest」「Galaxy」♪ 薄緑に薄水色を重ねて。コーチに背中をトン!とされて出ていく。3ルッツ+3トウ、スムーズ。2アクセル、3フリップ、ステップからの3サルコウがまた素敵。
 いったん止まってから入るスピン、その腕の使い方や足換えのターンも良い。2アクセル+3トウ、3ルッツ+2トウ+2ループ、3ループも入った。
 シットスピンを出るときの手の動き、いきなりムードを変えて力強くなる。強く訴えかけるステップ、様々な動きを織り込んで完成度高い。後ろ向きに大きく滑っていくスパイラルから前向きの雄大なスパイラル 最後のスピン、足を換えてレイバックにするところでバランスを崩して普通のアップライトになったが、持てる力を出しきった
 日本が生んだ氷の妖精 美しく芯の強い妖精 得点を見て涙にくれる

 結果、優勝は三原舞依 2位にイ・ヘイン、3位キム・イェリムと韓国勢が続いた。4位オードリー・シン、5位松生理乃、6位ユ・ヨン、7位横井ゆは菜、8位ガブリエラ・イッゾ、9位スター・アンドリュース、10位ガブリエル・デールマン。
 松生理乃はフリー3位でスモールメダル獲得
 優勝インタビュー、すっくと立ってマイクを持って応じる舞依ちゃん。インタビューは英語と、日本人男性がエストニア語で通訳していた。舞依ちゃんも最後に"Thank you so much, appreciate you all."と英語で
 舞依ちゃんは2017年に優勝、2018年2位、2019年3位だった。4回目の出場で2度目の優勝

 明日は男子フリー

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BS1スペシャルで「氷上の演出家 フィギュア振付師 ブノワ・リショー」

2022年01月22日 16時48分10秒 | テレビ

 録画予約しなくちゃ
 昨今、あちこちのフィギュアスケート選手の振付を担当し、いい成績を上げている振付師のブノワ・リショー。ちょっと独特の動きが多いけど、不思議とその選手の魅力を引き出している。
 日本では坂本花織選手をビシバシ鍛えているが、先日のヨーロッパ選手権で男子銀メダルに輝いたダニエル・グラッスル、女子5位のエカテリーナ・クラコワも担当。頼りにされている。
***
氷上の演出家 フィギュア振付師 ブノワ・リショー

初回放送日: 2022年1月22日

フィギュア孤高の振付師フランス人ブノワ・リショー。大胆で斬新、目指すは人々の感情を揺り動かす新時代の振付。彼と共に、坂本花織選手も五輪へ向け演技の完成を目指す。

この番組を見るとフィギュアがもっと好きになる!フィギュア振付に革命を起こした男、ブノワ・リショー(フランス出身・34)。大胆な発想と斬新な振付で、世界に登場してきた。彼が目指すのは、選手の個性を引き出し、見る人々の感情を揺り動かす新時代の振付だ。ブノワに出会って大きく飛躍を遂げたのが坂本花織選手。北京五輪に向けてブノワが演技のテーマとしたのは「女性の自由」二人は力を合わせて、演技の完成を目指す。
***
 フランス人だと思うけど、今はどこを拠点にしているんだろう? 詳しいことは番組で

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四大陸選手権2022アイスダンスFD

2022年01月22日 03時24分03秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・四大陸選手権2022アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

<G1>
インディア・ネッテ/イーロン・ウェストウッド(オーストラリア) RD:40.89(10) FD:72.26(10) 合計:113.15(10)
 「Music」「The Rhythm Thief」♪ ピンク、グレー。あまりよく見られなかったんだけど、リズムダンスよりかなり出来がよかった感じ。

シャーロット・ラフォン-フォルニエ/リチャード・カンイン・カム(ニュージーランド) RD:57.31(9) FD:83.80(9) 合計:141.11(9)
 「Seven Nation Army」「Revolution」♪ ピンクにカーキのジャケ、紫系にカーキのジャケ。イーグルでカーブリフトの連続から。ややずれかけたツイズル、頑張る。ローテ―ショナルリフトは持ち上げる瞬間は片手で。ミラーの動きで切れよく交差するコレオステップ、ハイドロっぽい姿勢のスライディングなどなど。
 きびきびしてていいプログラム。

ホリー・ハリス/ジェイソン・チャン(オーストラリア) RD:59.07(8) FD:97.93(8) 合計:157.00(8)
 「Ain’t Nobody (Loves Me Better) Acoustic」「I Feel for You」「Ain’t Nobody」♪ ワインカラーのセパレート、グレー。高い姿勢で回しながらゆっくりしゃがむステーショナリーリフト、難しそう。背中に乗せるカーブリフト、ワンフットは男性がぐいぐい進んで女性より上手いのかな?と思ったら、やはりレベルに差がついた。ハイドロ風のスライディングは流行りなのか、コーチが同じだからなのか。
 全体にスピーディーで元気がよかった。

ヘイリー・セールス/ニコラス・ワムスティーカー(カナダ) RD:62.95(7) FD:98.04(7) 合計:160.99(7)
 「Scared To Be Lonely」♪ ベージュ。高い姿勢で肩に乗せるステーショナリーリフトでは男性が片足に。ステップ、リフト、スピン、リフトとシームレスに繋いでいく。掛け合いのようなコレオステップからスピーディーなツイズルへ。女性が男性の足に絡まってフィニッシュ。

エミリー・ブラッティ/イアン・サマーヴィル(アメリカ) RD:67.72(6) FD:101.82(5) 合計:169.54(5)
 「Goodbye Yellow Brick Road」「Your Song」「I'm Still Standing」♪ 紫からオレンジ、黒に紫シャツを羽織って。ツイズルで離れたところから男性がシュッ!と女性をつかまえる。ステーショナリーリフトは低い姿勢から立ち上がるタイプ。ワンフットは一歩が大きく距離も出たが、出のところで女性が少しミスした模様。
 曲がアップテンポになって弾けるコレオステップ、活き活き ノリノリのコレオツイズルでフィニッシュ。

<G2>
マリー-ジャド・ローリオ/ロマン・ルギャク(カナダ) RD:68.66(5) FD:98.23(6) 合計:166.89(6)
 「Some Nights」♪ 黄色、クリーム色シャツにサスペンダー。低い姿勢で腕を前に突き出すように女性をホールドするステーショナリーリフトから。ツイズルで女性が転倒 その後は落ち着いてまとめたが、少し切れが足りなかったかな。

カロラーヌ・スシース/シェーン・フィーラス(カナダ) RD:69.15(4) FD:103.30(4) 合計:172.45(4)
 「Hier Encore」「ラ・ボエーム」シャルル・アズナヴール♪ ワインカラー、クリーム色シャツにサスペンダー。しっとりと組んでいくコレオステップから。イーグルの膝に乗せるストレートラインリフトから、すっと肩に乗せていくローテ―ショナルリフトがスムーズ。ツイズルの入り方がさりげない。ラストは片手と片足だけホールドして振り回すコレオリフト。

クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ(アメリカ) RD:69.35(3) FD:106.32(3) 合計:175.67(3)
 「Wicked Game」♪ ラベンダー色、濃紺。片手をつないで片足を絡めるスピンから。ツイズルの間に男性が膝つきスライディング。女性がキャッチフットした膝後ろと片腕でステーショナリーリフト。コレオリフトはイーグルの前に立たせてじっくり見せた。

村元哉中/高橋大輔 RD:72.43(2) FD:109.48(2) 合計:181.91(2)
 「ラ・バヤデール」♪ 臙脂、濃緑。ふんわりと入るスピンは、足を高く上げるキャッチフット姿勢、女性が男性の背中に覆いかぶさるようなキャメルが目を引く。ストレートラインリフト、ローテ―ショナルリフトでは余裕を持って片足になる。膝に腰かけるようなステーショナリーリフトも美しい。
 夢のようなワルツに乗るステップはゆったりと滑らかに。ツイズルの速さとシンクロぶりも良い。曲調が変わってバレエそのままのコレオステップを軽快に、長い距離のコレオリフトから二人で膝をついてスライディング。
 細かいところをかなりブラッシュアップして、自信を持って滑っている。堂々たる演技を見せてくれた

キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ(アメリカ) RD:80.62(1) FD:119.97(1) 合計:200.59(1)
 「バイオリン協奏曲第1番『EsoConcerto』」「Clouds, The Mind on the (Re)Wind」♪ ピンクから紺、ブルーグレー。女性を膝に乗せてスライディングから。モダンダンスのような振付がスムーズに繰り出される。立った姿勢からイーグルに移るカーブリフト連続、女性が男性の足に手を置いて横向きになるローテ―ショナルリフト。とにかく完成度が高かった。

 結果、優勝はグリーン/パーソンズ、2位村元/高橋 3位カレイラ/ポノマレンコ。アイスダンスで日本のチームが選手権の表彰台に上るのは2度目で、銀メダルは初
 4位スシース/フィーラス、5位ブラッティ/サマーヴィル、6位ローリオ/ルギャク。
 表彰式で日の丸を見ながら思った。着実に“かなだい”が世界のトップグループに近づいている。なんか凄い・・・
 エキシビションも楽しみ その前に、土曜に女子フリー、日曜に男子フリー

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四大陸選手権2022男子SP

2022年01月21日 22時07分02秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・四大陸選手権2022男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
ジェームス・ミン(オーストラリア) SP:54.35
 「Fire On Fire」♪ 黒。ちっちゃかったジュニアの頃から見ているが、すっかり大きくなった 4トウ転倒、3アクセルも転倒、3ルッツ+3トウの着氷も乱れる。その他はかなり良かった。

三宅星南 SP:79.67
 「アンチェインド・メロディ」♪ 白シャツ。4サルコウ、3アクセルと着氷 ゆったりと大きな滑りが曲とよく合い、3ルッツ+3トウも下りて伸び伸びとステップ。まずはミスなく滑り切ってほっとした顔

ジョーダン・ドッズ(オーストラリア) SP:47.47
 「エデンの東」♪ ブルー系。滑らかな滑りは、アイスダンスとの二刀流をしていた兄のアンドリューを思い出させる。3トウ+3トウは片手をついてこらえる。くるくるターンからの3ループ転倒、後半2アクセルも転倒 スピンはあまり速くないかな

ハリソン・ジョン-イェン・ウォン(香港) SP:43.95
 「Lay Me Down」サム・スミス♪ 黒に白グレーのライン。とても慎重に2アクセルに入った。3ルッツ、3ループと転倒でコンビネーションなしに。全体にスピードがあまりない。一生懸命なのは伝わる フィニッシュポーズでちょっとふらついてしまった

キョン・ジェソク(韓国) SP:63.78
 「Dive」エド・シーラン♪ ブルーから白のグラデーション。3アクセルは両足着氷でステップアウトして手をつく。3フリップ+3トウはなんとかこらえた。きれいな3ループを決め、レベル4のステップや、しっかりしたI字姿勢などのスピンを繰り出した。
 まだ初々しい感じだが、年齢は三宅星南より上

<G2>
ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) SP:75.96
 「Va-bank」♪ 白黒ボーダーTシャツの胸に赤リボン。4トウ、3アクセルをするするっと決める 3ルッツ+3トウも軽やか、癖がないきれいなジャンプ。キャメルスピンはちょっと遅かったかな コミカルな表情と振付が可愛い。コーチはアレクセイ・ウルマノフ。
 自己ベスト更新にコーチが嬉しそう。

三浦佳生 SP:88.37
 ヴィヴァルディ「四季」より「冬」♪ ブルー系と白系。スピードに乗って跳んだ4サルコウはちょっと勢い付き過ぎて、セカンドは2トウに。3アクセルはきれいなツイズルに繋げる。フライングキャメルはやや安定に時間がかかったか。後半4トウがあまりにも軽々と"effortless"でびっくり
 コンビネーションスピンはポジションチェンジのたびに少しずつトラベリングが見えたが、まずはしっかり滑りきれた 自己ベスト大幅更新!

ディアス・ジレンバイェフ(カザフスタン) SP:66.92
 「Ne me quitte pas」♪ オフホワイト。高さのある2アクセル、3フリップ+3トウ。後半3ルッツもややこらえたが大丈夫。キャメル姿勢きれいで、コンビネーションスピンはイリュージョンも入れた。終わって満足気なガッツポーズ。
 まだ大技はないが、素直な感じでいい。コーチはセルゲイ・ヴォロノフ。

ジョゼフ・ファン(カナダ) SP:69.70
 「Money」♪ ダークグレーにうっすらと模様。コーチのブライアン・オーサーたちが見つめる。両手上げ3ルッツ+3トウがきれいに決まったが、アクセルでパンク キャメルスピンは安定した姿勢でこなし、3ループを決める。大きく体を動かしてステップ。地力はついてきたか。

イ・シヒョン(韓国) SP:79.13
 ボロディン「イーゴリ公」♪ グレーがかった水色。両手上げ4サルコウ、回転速い!ステップアウトで手をついたのが惜しい。両手上げ3アクセル、お見事! 3ルッツ+3トウも全部両手上げで、長身なので上にぴゅっと伸びる感じ 手足長くてステップも大きく表現できる。スピンではヘアカッター姿勢も。
 なんと技術点が三宅星南と全く同じ

コーリー・シルセッリ(カナダ) SP:69.57
 プリンス・メドレー♪ 透ける黒の身頃が濃紫。「パープルレイン」でイーグルから跳んだアクセルが1回転に 3ルッツ+両手上げ3トウはばっちり。単独3フリップも両手上げで。
 「Question of You」の手拍子を振付でも織り込みながら、しなやかに手足を動かすステップ。この選手もコーチはブライアン・オーサー。

<G3>
ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:81.12
 「Leave A Light On」♪ ワインカラーのシャツ。4トウはステップアウトしたが、3ルッツ3トウまとめる。3アクセルも膝を柔らかく使って下りた。
 キャメルスピンで軸足と体の線が見事なTの形になるのが素敵 大きなバタフライからのシットスピンを終えてフィニッシュ。
 選手紹介で27歳と言っていて、もうそんな年だったかと 羽生結弦と同期だった。

カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:57.58
 「ムーラン・ルージュ」より「Come What May」♪ 白にわずかに水色のシャツ。冒頭のトウループは、4回転を跳ぼうとして途中で開いたような3回転に。3アクセルで痛そうな転倒して起き上がるのに時間がかかってしまった。3ルッツ+3トウはまとめる。
 指先の動きや肩の使い方に色気がある。ジャンプがはまれば、情熱的なステップがもっと盛り上がるんだけど。

チャ・ジュンファン(韓国) SP:98.96
 「Fate of the Clockmaker」「Cloak and Dagger」♪ 黒系。ジュニア時代から跳んでいる4サルコウはさすがの安定感 3ルッツ+3ループも鮮やか。クリムキンイーグルからスライディングしてフライングキャメルスピンに繋げる。慎重に入った3アクセル、きれいに決まった。
 シットスピンの回転速く、大きなグライドを織り交ぜたステップ、サイドウェイズからレイバックを入れたコンビネーションスピンと多彩に見せる。
 北京五輪に向けて仕上がりは上々 自己ベスト更新にブライアン・オーサーも拍手。

樋渡知樹(アメリカ) SP:77.51
 「Standards」♪ グレーのシャツ。コロナ陽性で全米に出られなかったが、ここで頑張る。4サルコウ滑らか、3アクセルもしっかり。得意のバレエジャンプにわくわく 4トウで転倒したが、ビールマンを入れたスピン、空中キックやハイドロを入れるアクロバティックなステップと、彼らしさを発揮してくれた。

友野一希 SP:97.10
 「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ ブルーから薄水色。きりっとした表情から、4トウ+3トウ、決まった 4サルコウ、3アクセルと問題なし。
 シットスピンを出るところ、ステップに入っていくときの加速、腕を差し出す先の視線。滑り全体に感じられる成熟。これは素晴らしい出来
 自己ベスト更新

ジミー・マー(アメリカ) SP:69.98
 「ブラック・スワン」♪ 白黒。冒頭の4トウでステップアウト、3ルッツはやや勢いが足りず2トウを付ける。3アクセルもステップアウト。
 ランジや羽ばたく所作をふんだんに織り込んだステップはなかなか力強かった。

 結果、チャ・ジュンファンがトップに立ち、1.86点差の2位に友野一希、3位三浦佳生。4位ブレンダン・ケリー、5位三宅星南、6位イ・シヒョン。日本勢3人がフリーは最終グループで滑る。7位に樋渡知樹、8位シャイドロフ。
 フリーは23日(日)の18:54(日本時間)から。

 この後はアイスダンス・フリーダンス、1:20から
 
 

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四大陸選手権2022アイスダンスRD

2022年01月20日 21時50分46秒 | フィギュアスケート

 まさか四大陸がヨーロッパはエストニアで開催されることになろうとは
 フィギュアスケート・四大陸選手権2022アイスダンス・リズムダンスジャッジスコア)。
 
<G1>
ヘイリー・セールス/ニコラス・ワムスティーカー(カナダ) RD:62.95(7)
 「Lost Cause」「Bad Guy」♪ 緑と黒。コーチはスコット・モイヤー。程よくレイジーな大人っぽいムード。ミッドナイトブルースはレベル1、パターンダンスタイプステップはそろってレベル3。ツイズルは2人の距離が遠いと思ったが、レベルは共に4が取れていた。なかなか雰囲気のあるカップルで今後が楽しみ

シャーロット・ラフォン-フォルニエ/リチャード・カンイン・カム(ニュージーランド) RD:57.31(9)
 「Stay With Me」「Latch」♪ 濃紺。カナダ出身の女性と韓国系で平昌五輪に出場した男性がニュージーランドを代表する。ミッドナイトブルースのレベル4(キーポイントAll4)は偉い! 片腕で自分の下に抱え込むようにするカーブリフト、ツイズルとレベル4。外連味のない爽やかさがよい。

エミリー・ブラッティ/イアン・サマーヴィル(アメリカ) RD:67.72(6)
 「Genius」「Sax」♪ 色とりどりのストーンで飾ったつなぎ、グレーのタンクトップに透けるシャツ羽織り。19歳と21歳、なんか可愛らしい ミッドナイトブルースはレベル3、伸び伸びと滑っている。ツイズルよくまとめ、ミッドラインステップはストリートダンスらしさがある。

インディア・ネッテ/イーロン・ウェストウッド(オーストラリア) RD:40.89(10)
 「Toxic」♪ ブルーに黒のつなぎ、黒。ツイズルは少しずれてふらつく ミッドナイトブルースはオールNでレベルB判定。細かいところでぎこちなさがあるが、しっかり音に合わせていこうと振付をこなしていた。

村元哉中/高橋大輔 RD:72.43(2)

 「ソーラン節」「Koto」♪ 赤、黒。序盤に女性が両手をばたっとついて転倒してしまい すぐ立ち上がり大きな遅れなく続ける。ミッドナイトブルースはオールYでレベル4、GOEも稼ぐ。肩回りから足を持って“釣り上げる”ローテ―ショナルリフト。ツイズルはわずかに男性がふらつきかけたが、2人レベル4を確保。ヒップホップに変わってからのキレはさすが
 転倒場面はスローで見ると、大ちゃんが哉中ちゃんのフリーレッグの下をくぐるところでくぐり損ね、まともに足にぶつかってしまっていた
 ベスト更新とはいかなかったが、NHK杯と同じくらいの得点を叩き出す。

<G2>
カロラーヌ・スシース/シェーン・フィーラス(カナダ) RD:69.15(4)
 「Whats Love Got To Do With This」「Enough Is Enough」♪ 紫系。イーグルの左肩から右肩へ、また左肩から前へと動くストレートラインリフトから。ミッドナイトブルースはレベル2、ツイズルの出で少し離れてちょっと間ができてしまった。ティナ・ターナーからドナ・サマー&バーブラ・ストライザンド、ディスコらしいノリ

キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ(アメリカ) RD:80.62(1)
 「The Knowledge」「My Lovin' (You're Never Gonna Get It)」「Rhythm Nation」♪ 黒。回転の速いツイズルをぴたりと合わせてきた。ミッドナイトブルースは力強く安定していてレベル4。そろって一瞬逆立ちしかける振付が入るミッドラインステップ、イーグルの肩から戻して逆さまにして、背中に乗せて前で回転させて下ろすカーブリフト。指先まできちっと伸ばしてポーズを決めて、カッコいい

ホリー・ハリス/ジェイソン・チャン(オーストラリア) RD:59.07(8)
 「Can't Get You Out of My Head」「Slow」「Spinning Around」♪ ピンク、ワインカラー。いい雰囲気のミッドラインステップから入り、ツイズルも良かったが、ミッドナイトブルースの途中フェンス際で女性が転倒 なんとか頑張って肩から前へ回すローテ―ショナルリフトまでこなした。

クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ(アメリカ) RD:69.35(3)
 「Batdance」プリンス♪ 黒系のつなぎ。ダイナミックなツイズルだが男性が一瞬バランスを崩す。膝をついた男性を台にして女性が回転を見せる。ミッドナイトブルースはレベル2、肩回りで複雑にポジションを変えるローテ―ショナルリフト。

マリー-ジャド・ローリオ/ロマン・ルギャク(カナダ) RD:68.66(5)
 「Downtown」「Same Love」「Can’t Hold Us」♪ 黒つなぎ、グレーに黒系ジャージ。粋な横向きスライディングなどを織り交ぜたダイアゴナルステップから。ツイズルは男性がやや不安定でレベル2止まり。ミッドナイトブルースはレベル4が取れた。得意の女性を回転させてから直立姿勢をホールドするローテ―ショナルリフト、フィニッシュでも1回転くるり

 結果、グリーン/パーソンズが8点差をつけてトップに立ち、2位に村元/高橋、3位にカレイラ/ポノマレンコ。4位からは僅差でスシース/フィーラス、5位ローリオ/ルギャクと続いている。
 フリーは日本時間で22日未明1:20から。かなだい、表彰台なるか

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TBS「news23」で鍵山優真

2022年01月18日 23時55分58秒 | テレビ

 mixiでいただいた情報。



 期待が高まってるなぁ

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ヨーロッパ選手権2022女子FS

2022年01月16日 06時05分31秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権2022女子フリージャッジスコア)。

<G1>
アレクサンドラ・ゴロフキナ(リトアニア) SP:52.63(24) FS:89.57(22) 合計:142.20(22)
 「Stand By Me」♪ 緑。女性ボーカルの曲 まずは3ループから。3サルコウ転倒、2本目がオーバーターンでコンビネーションにできず+REP。後半3フリップも転倒があった。スパイラル、スライディングのコレオからステップに入る。ビールマンスピンやI字スピンなどをきっちりこなした。

ララ・ナキ・グットマン(イタリア) SP:52.94(23) FS:111.05(12) 合計:163.99(16)
 リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」/「The Garden of Sherazade」♪ 紺。右回りジャンプの選手。両手上げ3ルッツ+オイラー+片手上げ3サルコウを最初に決め、ループが2回転に。片手上げ3フリップ、2アクセル+片手上げ2トウ、後半両手上げ3ルッツ、イーグルからの片手上げ3サルコウ+片手上げ2トウなど。
 ルッツの踏み切りやジャンプの回転が「気になる」と解説・岡崎真さんが何度も 終盤スピードが落ちてきたとも指摘されていた。手足長くてスタイルがいい

レジーナ・シェルマン(ハンガリー) SP:54.43(22) FS:78.99(23) 合計:133.42(23)
 「シャーロック・ホームズ」♪ 深緑。2アクセルは決まったが、3ルッツ、3ループと転倒。3ルッツ+片手上げ2トウ頑張る。3ループになんとかオイラー+1サルコウをつけたが、「つながりがよくない」と解説・岡崎さん。3トウも転倒、アクセルが1回転とジャンプがはまらなかった
 まだジュニアと掛け持ち、体力はありそう。

ヤスミン・キミコ・ヤマダ(スイス) SP:56.54(21) FS:102.64(18) 合計:159.18(19)
 「Vuelvo Al Sur」「Invierno Porteno」アストル・ピアソラ/「Tango pour Claude」♪ 赤。スイスの応援団がカウベルを鳴らして応援 両手上げ3ルッツ転倒したが、2アクセル+両手上げ3トウ、両手上げ3ループなど下りる。後半3トウ+両手上げ2トウ、3サルコウも頑張った。
 凄く情熱的なタンゴというわけではないが、わりと姿勢がきれいで全体にまとまっている。

アレクサンドラ・フェイギン(ブルガリア) SP:56.78(20) FS:98.78(20) 合計:155.56(20)
 ストラヴィンスキー「火の鳥」♪ 赤に少し青。3ルッツ+2トウ、3トウ+3トウを着氷したが、3フリップ転倒。後半2ループ+2トウ+2ループ、3サルコウ、2アクセル。
 左足の膝にサポーターをしていて少し痛々しい でもシットスピンで軸足とフリーレッグと両方ホールドするユニークな姿勢を見せた。

ナターシャ・マッケイ(イギリス) SP:57.07(19) FS:104.67(16) 合計:161.74(17)
 「オーシャンズ8」「Best Friend」♪ 黒系。ジャンプは右回りでスピンが左回りの選手。冒頭の3ルッツは転倒したが、その後はミスなし。3ループ+2トウ、3ループ、2アクセル、後半3サルコウ+2トウ、3サルコウ、2アクセルと予定通り跳べた
 随所に粋な雰囲気のちょっとした所作を織り込み、終盤ステップもスピード感を保って手拍子をもらっていた。大会中に誕生日を迎えて27歳、ということは羽生結弦と同期にあたる。体もよく切れてて偉い

<G2>
ジョセフィン・タリエガード(スウェーデン) SP:58.24(18) FS:106.06(15) 合計:164.30(14)
 「ジョーカー」「Rock and Roll, Part 2」♪ 緑で紫の手袋、髪にも紫のエクステ。3フリップ+2トウ、3トウ+2トウ+2ループ、3トウと下りる。サルコウが2回転になってしまい、後半3サルコウ+2トウで3回目の2トウを跳んでしまった。
 しかし、ノリノリで踊りまくるコレオで手拍子を誘い、終盤のステップもよく動いた。両手を大きく広げるフィニッシュポーズ、映画の主人公のようににやりと笑う顔、なかなかいい

ニーナ・ペトロキナ(エストニア) SP:58.30(17) FS:128.77(7) 合計:187.07(8)
 「Love Of My Life」♪ 濃緑。地元タリンの生まれ育ち17歳。2アクセル+3トウ、3ルッツ+オイラー+3サルコウ、3ルッツと決まる。コンビネーションスピンの途中で足をついてしまった しかしミスはそれだけで、3フリップ+2トウ、3ループ、3フリップと問題なく、ステップでは手拍子をもらいながらきびきびと動く。2アクセルを決めてからレイバックスピン、ヘアカッターからビールマンを見せてフィニッシュ、大きくガッツポーズ

イェンニ・サーリネン(フィンランド) SP:58.93(16) FS:101.39(19) 合計:160.32(18)
 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ 青緑。冒頭の2アクセル+3トウは高さがあったが、次のフリップは2回転に。3フリップは転倒、3トウでステップアウト。2アクセル+2トウと3サルコウはきれい。
 ここまでのジャンプが前半になり、基礎点1.1倍になる後半は2サルコウ+2トウのみ。スライディングからレイバックスピンはヘアカッター姿勢。
 所作にどことない優雅さがあって、滑りを見るだけでも心地よい。

エヴァ-ロッタ・キーブス(エストニア) SP:59.16(15) FS:112.48(11) 合計:171.64(11)
 「Shallow」「I'll Never Love Again」レディ・ガガ♪ ゴールド。大声援の中に登場、3トウ+2トウを決める。片手上げ3ルッツで転倒、起き上がるのに時間がかかってしまった。3ループ、2アクセルと頑張り、気持ちを入れ替えてコレオに。
 後半3フリップ+オイラー+3サルコウを決めたが、ルッツが1回転になってなんとか2トウをつける。イーグルからの2アクセルはきれいだった。
 最後までくじけずにステップを踏む姿に、観客も応援の手拍子。コンビネーションスピンの最後のシット姿勢から、そのままスライドしてフィニッシュ。
 悔しいだろうけど、、、よく頑張った

マリナ・ピレッダ(イタリア) SP:59.53(14)
 棄権

エリシュカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:59.62(13) FS:95.62(21) 合計:155.24(21)
 「Experience」「Circles」♪ 白から紫。最初の3フリップを下り、2アクセルは少し詰まって2トウをつける。ルッツが2回転になり、ループは1回転に。
 途中両膝をついて演じる振付。3ルッツ+2トウ下りたが、サルコウが2回転になって+SEQの2アクセルをつけた。
 観客がいい感じで手拍子をしてくれたが、コレオの後のトウも1回転に。噛み合わないまま終わってしまった。これがオリンピックでなくて良かったというべきか

<G3>
オルガ・ミクティナ(オーストリア) SP:60.16(12) FS:103.85(17) 合計:164.01(15)
 「Primavera」「Experience」♪ ブルー。3ルッツ、3フリップと下り、2アクセル+オイラー+3サルコウは「3サルコウが回転不足では」と解説・岡崎さん。ループが2回転に、両手上げ3ルッツもフリーフットをついてしまったらしい。
 イリュージョンを入れたコンビネーションスピンを終えて出たところで転倒 もったいない。ビールマン姿勢を入れたスピン、最後に気持ちをこめてコレオ。
 いろいろ回転不足があった模様、、、

ニコル・ショット(ドイツ) SP:61.86(11) FS:108.32(14) 合計:170.18(13)
 「Rain, In Your Black Eyes」♪ 黒に緑。振付にカロリーナ・コストナーが参加している。3フリップ+2トウを下り、単独3フリップはステップアウト。3ループで転倒が惜しい。後半2アクセル、3サルコウ、3サルコウ+2トウ。
 スピード感のあるコレオ、曲がじわじわ速くなるパートでステップ、観客がしっかり手拍子してくれた。ビールマンをしないレイバックスピンも良い。

レア・セルナ(フランス) SP:62.16(10) FS:108.84(13) 合計:171.00(12)
 「La Terre Vue Du Ciel」「Dawn Of Faith」♪ グレーの濃淡。3フリップを下り、3ルッツで転倒。2アクセル+2トウ、3ルッツ+オイラー+2サルコウで「両足着氷では」と解説・岡崎さん。2トウを2回跳んだので2本目の3フリップに2トウがつけられず、1トウで止めた。
 少しずつ惜しいけど、頑張ったかな。

アレクシア・パガニーニ(スイス) SP:62.32(9) FS:115.78(10) 合計:178.10(10)
 リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」♪ 赤にブルーのライン。こちらもカウベルで応援。3ルッツ+3トウ、3ループ+2トウ+2ループなど。スピンの足換えのところで転倒 あまりよく見られなかったんだけど、最後まで頑張ったかな。

ヴィクトリア・サフォノワ(ベラルーシ) SP:63.07(8) FS:122.34(8) 合計:185.41(9)
 「Your Heart Is As Black As Night」「Power」♪ 黒。両手上げ3ルッツ+3トウから、両手上げ2アクセル、普通の(?!)2アクセル、3フリップと続けて決めてきた。ジャジーな曲の夜っぽい雰囲気を出そうとするコレオ。
  後半両手上げ3ルッツ+オイラー+3サルコウ、「サードジャンプの回転が」と岡崎さん。3ループ、3ループ+2トウと下りる。レイバックスピンはヘアカッターからビールマンまで見せた。

エカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン) SP:65.47(7) FS:131.28(6) 合計:196.75(6)
 「ノートルダム・ド・パリ」♪ 黒系の裾に赤。両手上げ3ルッツ+3トウ、3ループ、3フリップと決めていく。後半は2アクセル+3トウ、2アクセル+2トウ+2ループ、両手上げ3ルッツとミスなく入った。
 コンビネーションジャンプのセカンドを跳ぶ前に踏み直す動きについて、岡崎さんは何も言及しないので、特に減点の対象ではないらしい。私はあんまり好きじゃないけど
 コレオはスプリットジャンプなどをメインに、レイバックスピンはサイドウェイズで8回転。終わって感激の涙がうっすら キス&クライでは喜びの笑顔

<G4>
アナスタシア・グバノワ(ジョージア) SP:67.02(6) FS:121.15(9) 合計:188.17(7)
 「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」♪ グレーのチューブトップ。両手上げ3ルッツ+3トウで転倒、2アクセルは下りてキックのトランジションに。3サルコウ、3ループは問題なく決まる。後半3-3予定の3フリップに1トウしかつけられず。3フリップ+2トウ+2トウ、2アクセルは大丈夫だった。
 ステップなど、首の動きや柔らかな手の動きで表現するところがきれい。レイバックスピンのバックポジションも良かった。

エカテリーナ・クラコワ(ポーランド) SP:67.47(5) FS:137.26(4) 合計:204.73(5)
 「ライムライト」より「Terry Theme」♪ 水色。映画のフィルムが回り始める音でスタート。両手上げ3ルッツ+オイラー+両手上げ3フリップから、両手上げ3ルッツ、片手上げ3トウと順調に決めていく。スピンの途中から曲が変わり、剽軽な振付で魅了。3サルコウ+2アクセルのシークエンス、両手上げ3ループ+片手上げ2トウ、イーグルや前から後ろに足を回すスパイラルのコレオ、両手上げ3ループと決まる。
 笑顔を浮かべて伸び伸びと楽し気なステップ、ビールマンスピンで終わると「信じられない」という顔。得点を見て歓喜の叫び

アンナ・シェルバコワ(ロシア) SP:69.05(4) FS:168.37(2) 合計:237.42(2)
 「Ruska」「巨匠とマルガリータ」/モーツァルト「ラクリモーサ」♪ 紫系。4フリップ、決まった 両手上げ3フリップ+3トウ、2アクセルが2本。フライングキャメルスピンのキャッチフットで高く上げる姿勢がきれい。曲が変わるところで雰囲気を変える振付。両手上げ3ルッツ+3ループ、今日は決まった
 丁寧にステップ、イリュージョンを入れビールマンで終わるスピン。自己ベスト更新

アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア) SP:75.13(3) FS:159.23(3) 合計:234.36(3)
 「クルエラ」♪ 黒。4回転5本を予定して臨む。両手上げ4フリップ決まり、両手上げ4サルコウは下りてキックの余裕 2アクセル+3トウはジャンプのうちに入らない しかし両手上げ4トウで転倒 クリムキンイーグルのコレオは盛り上がる。
 両手上げ4ルッツ転倒、予定を変えて次は両手上げ3ルッツ+オイラー+3サルコウとした。両手上げ3ルッツ+3トウ頑張る。
 ロック調の曲に乗ってステップ、イリュージョンを入れてビールマンで終わるスピンでフィニッシュ。この曲は彼女に合っているかな シーズンベストは更新したがトップには立てず。

ロエナ・ヘンドリクス(ベルギー) SP:76.25(2) FS:131.72(5) 合計:207.97(4)
 「Andromeda (Psytrance)」「Spirits」「Lost Dessert」「Mizmar vs Violin」「Arabian Night」♪ ベージュにゴールドストーンきらきら。両手上げ3ルッツ+3トウ、惜しい転倒 両手上げ3フリップ、イーグルから2アクセルは流れがいい。パーカッションの音に合わせるステップは中東風のムードをよく出している。
  後半両手上げ3ルッツ+両手上げ2トウがきれいに入ったが、両手上げ3フリップ転倒。3サルコウ+2トウ+2ループなんとか。片手はエッジ、片手は足をホールドするビールマン姿勢はなかなか素敵。
 引き上げてコーチの兄に抱きついた。口惜しいけれど、それなりの得点は出せている。

カミラ・ワリエワ(ロシア) SP:90.45(1) FS:168.61(1) 合計:259.06(1)
 ラヴェル「ボレロ」♪ 黒に赤、黒タイツ赤手袋。スタートする瞬間からもう手拍子。両手上げ4サルコウ決まり、両手上げ3アクセルは珍しく転倒 両手上げ4トウ+両手上げ3トウ、普通の3ループ。キャメルスピンでキャッチフットしてフォワード(前向き)で8回転、意外と難しいかも。
 コレオでクリムキンイーグルを見せた後、一瞬よろけた 両手上げ4トウ+オイラー+両手上げ3サルコウは認定されなかったが、両手上げ3フリップ+両手上げ3トウ、両手上げ3ルッツ。。。「両手上げ」をしないジャンプがほとんどない
 イリュージョンをスピンに入れるのはロシア女子お約束なのか。ビールマンで足首をホールドするのは、さして美しくないので普通にエッジをキャッチしたほうがいいと思う。
 やや苦笑いで帰ってきた。凄い得点だが自己ベストではないのだった

 結果、優勝はワリエワ、2位シェルバコワ、3位トゥルソワとロシア勢が表彰台を独占した(予想どおりか)。ヘンドリクスは表彰台に届かず4位。5位クラコワ、6位リャボワ、7位グバノワはいずれも元・ロシア勢。8位ペトロキナ、9位サフォノワ、10位パガニーニ。
 来季枠は、ロシア3、ベルギー・ポーランド・アゼルバイジャン・ジョージア・エストニア・ベラルーシ・スイスが2。イタリアは1枠に減った。
 エキシビションは夜22:30から、らしい。YouTubeでLive配信あり

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