まだまだ続くよ紅白歌合戦。
・Ado
シルエットとライティングの演出、面白い。素顔は出さないらしい。
・あいみょん
曲の最後、神木隆之介と浜辺美波のほうを見て、ちょっぴり照れくさそうな顔をした。
・さだまさし
両国国技館、ペンライトが光る。うん、いい歌。
・石川さゆり
ウクライナの民族楽器バンドゥーラと共に。波の模様の着物と帯が粋。
・藤井フミヤ
その声だけで持って行かれる~。
・有吉弘行x藤井フミヤ
「白い雲のように」有吉、必死。藤井フミヤといっしょじゃ、却って緊張するでしょ
・YOASOBI
「アイドル」をテレビで初披露だそう。慌てた有吉、靴を履かずに飛び出てきた(笑)
本日出演のダンス系グループが総出でパフォーマンス。ソロでちゃんとこのボーカルがこなせるikura、地味に凄い。
・福山雅治
昨日、奥さん(吹石一恵)が72hoursスペシャルに出てたな~と思い出す。若草色のコーディネートが違和感ない。
・MISIA
「愛をありがとう」作曲者が気になる。中国系の名前では?
結果発表の前に「蛍の光」合唱。都倉俊一さん、お元気で何より。
あんなに何組もイケメングループが出てたのに、紅組優勝なのね(どっちが勝つとか考えないで見てた)
まだまだ続くよ紅白歌合戦。
・クイーン+アダム・ランバート
この曲を聞くと、町田樹のエキシビションナンバーを思い出す。ひたすら豪華
・三山ひろし
年末の風物詩になったらしい、けん玉チャレンジ。10人目までに失敗が出た場合1回だけやり直しが許されるというルールが適用されていた。
・星野源
今年の野外生中継はこの人だった。虎ノ門ヒルズの屋上?夜景もライティングもきれい。
・Superfly
テレビでの歌唱は5年ぶりだそうで。2010年のNHKサッカーテーマソング、そんなに前の曲だったか
・伊藤蘭
昔のままの振付で歌い出す。スタジオに集うファンたちの年齢層が、、、白髪頭がいっぱい 高校のとき、同級生たちが放課後サヨナラコンサートに飛び出して行ったのを思い出した。
・YOSHIKI
チャイニーズシアターに手形と足形が並べられるとは
[テレビ放送70年特別企画]
・ポケットビスケッツ&ブラックブスケッツ
「LIFE!」のロケ、ではない ビビアン・スー(徐若瑄)、久しぶり
全然変わらない! ウッチャンとナンチャンが同一画面に出てくるのも久しぶりに見たような。
黒柳徹子さんを迎えて、ザ・ベストテンの話なんかしちゃう。当時そのままの曲紹介。
・薬師丸ひろ子
・・・やっぱり、きれいな声で、良いわ~ そして来生えつこの詞の美しさよ。
・寺尾聡
12週連続1位を取ったら黒柳徹子がパンダの着ぐるみ、という約束通りにしたそうで 本人もバンドメンバーもみんな白髪頭、いくつになっても楽しく音楽ができるっていい
まだまだ続く。
紅白歌合戦、後半。
・Mrs. GREEN APPLE
いきなり知ってる曲! 世界フィギュアスケート選手権2023、さいたまスーパーアリーナで選手たちが6分間練習に入るときの曲。もう懐かしい
・坂本冬美
「夜桜お七」、いつもながらカッコいい。
・MISAMO
・・・もう少し声量があるといいな
・New Jeans
スタジオでファンが盛り上げる。高校の制服風の衣装はどうなんだろう? 5人ぐらいだと全員が見やすくていい。
・ディズニー100周年スペシャルメドレー
橋本環奈ちゃん、浜辺美波ちゃん、歌はあんまり練習できなかったかな
大泉洋、アニソンもいけるか
山寺宏一、さすが 生田絵梨花、本来の技量を発揮。
・Official髭男dism
合唱コンクールの課題曲になったとは知らなかった。オンラインで大合唱、この時代ならでは。
・椎名林檎
大人。お洒落。バンドがいい。歌詞は難しい。
12月31日、大晦日といえば、、、NHK「紅白歌合戦」
このところ毎年、出場歌手が発表されると「知らない人ばっかり」とか「もう見ない」とか、いろいろな声があがる。私も基本的に「今の若い人が聞いてる音楽を勉強する日」になっている。
「バラエティー化し迷走、NHK紅白は続くのか 識者が予想する未来図」なんて記事もあった。たしかに、今回もドミノ挑戦企画なんて思いっきりバラエティーっぽい(面白かったけど)。
とりあえず、感想をさっくり書いておこう。
<前半>
・新しい学校のリーダーズ
赤いセーラー服 曲はオトナブルーだけど。リードボーカルのメガネっ子、演歌歌手並みに歌える人だった
・JO1
つれあい「この人たちは韓国人?」私「日本人」
・鈴木雅之
「め組のひと」懐かしく楽しい。
・Stray Kids
メイクが濃くて素顔が想像できない。。。
・Perfume
今年は野外じゃなくて、寒くなくてよかった スタジオでファンが近くで盛り上がるのはいい。
・すとぷり
つれあい「本人が出られないの?」CGです。
・キタニテツヤ
次男も「呪術廻戦」を見てないのでよく知らないとのこと。
・緑黄色社会
つれあい「緑黄色、何だって?」聞き違いから決まったバンド名だそうです。
・櫻坂46
けっこう激しく踊れるんだ~
・純烈
次男「ライダーが去ってライダーが入った」メンバー交代の件。NHKプラスPRのためにQRコード読ませまくり。
・JUJU
つれあい「淡谷のり子の曲とか歌ってほしい」「十、十だから次が二十(NiziU)?」
・LE SSERAFIM
つれあい「日本人みたいだけど」私「この人だけ」
・郷ひろみ
ブレイキン、一瞬逆立ちは支えが必要。それはそうだ!
・SEVENTEEN
私「17人から13人になったんだって」つれあい「悲しいね」「17歳には見えない」私「結成当時は」
・水森かおり
ドレスにもドミノが仕掛けられてた
・ハマいく
素人だから面白い。生田絵梨花、本当はもっと歌が上手いはず
・大泉洋
司会じゃないの これからも歌はやっていくのかな。
後半に続く。
まだ記憶にあるうちに書いておこう。
第92回全日本フィギュアスケート選手権(2023)、会場は長野ビッグハット。現地観戦は東京・横浜・さいたまと関東圏しか行ったことがなかったが、ついに泊まりの観戦をすることにした。
フィギュアファン仲間から「開催地が発表されたらすぐにホテルを押さえておくもの」と聞き、チケットの申し込みと同時にホテルを予約。4日間+メダリストオンアイスまで見たら4泊5日だが、それはとても体力がもたないと思い、初日と2日目の1泊2日にする。
3泊、4泊だとホテルが少ない長野駅周辺は取りづらいと聞いたが、平日1泊ならスムーズに取れた。チケットも平日の初日と2日目は最初の抽選でゲット。
当日、雪が降るかもという予報にビビりつつ、新しく買ったブーツで出かける。1泊だしアメニティは充実しているとの情報もあったので、お買い物用の小型キャリーで。
20年以上ぶりに乗る新幹線チケットはネットで予約、ICカード(SUICA持ってなくてPASMO)を紐づければそれが指定席券になるのを初めて知った 大宮までの電車が遅れたりしてちょっと焦ったが、間に合う時間に着いて一安心。駅弁を買う。
友人と同じ列車の隣同士の席を予約してあったので合流。窓から富士山もちらっと見えた。
1時少し前に長野に到着。ホテルのチェックインは3時からなので、手続きだけして荷物を預かってもらい、ロビーで一休み。 シャトレーゼホテル長野、入口のクリスマスツリー。
2時ごろホテルを出ると、空は晴れてるのに雪がパラパラ。コートにフードを付けてくるか、帽子を持ってくればよかったと思う。駅前のユメリアバスパークで友人と待ち合わせ、シャトルバスに乗る。
(シャトルバス往復1800円は、事前にローソンでチケットを購入しておいた。乗り場でも当日分は買えるようになっていた。)
10分ほどで到着。
中にはこんなパネルも。
男子2人女子3人ペア1組ダンス1組がお出迎え。
当日書いた通り、オペラグラスを購入 物販では他にプログラム、クリアファイル、アイリンの付箋メモを購入。応援タオルはShoma、Sota、Tomono、Rinkaなどを売っていたが、Yumaはなかったので買わず。
初日の席はジャッジから見て右側のショートサイド。遠くのジャンプは種類がわかりづらかったけど、近くのジャンプを決めてドヤ顔が見やすかった(笑) 同じブロックの前のほうに小塚崇彦さんがいたようだ。
平日なので満席とはいかない。おかげで(?!)トイレもそんなに長蛇の列になることもなく、落ち着いて過ごせた。会場内は思ったほど寒くはなく、ダウンコートと膝掛けで問題なし。
終了後はまたシャトルバスで駅まで。友人が予約しておいてくれた居酒屋で。
お通しが湯豆腐とすき焼きって豪華 麩のピザが面白い! 野沢菜の天ぷら、蒸し野菜も美味しかった。
コンビニで翌朝のパンとヨーグルトを買い、ホテルに戻って展望風呂に入ろうと思ったが、夜は24時までなのでもう10分くらい、、、朝、入れたら入ろうと思いつつブログを書いて寝る。
2日目の朝、窓から見た景色。
うっすらと雪が
展望風呂は9時まで。8時に起きられたら、、、と思ったけど、やっぱり無理 諦めて二度寝してからバスタブにお湯をためて入り、ヨーグルトを食べて10時にチェックアウト。ロビーにあるアイスクリーム、食べそこねた
長野に来たからには、善光寺にお参りせねば! 荷物を全部の扉にゆるキャラの絵がついているコインロッカーに預け、バスに乗る(190円、PASMOは使えないので急ぎ小銭を出す)。どこから来たのかよくわからない、アジア系お嬢さんたちのグループが楽しそう
御戒壇巡って何を見るのかよくわからないまま入ってしまい、、、完全な闇の中、右手で触れる壁だけを頼りに歩く。途中で右手側に何もない!と思ってしまい、仕方なく左手で探る。曲がり角に来て右手側を発見、なんとか出口までたどり着いた。
目の見えない人はこんな状態なのだろうか。ここまで怖いものだとは思わなかった~。
お守りを買って外へでる。有名な七味唐辛子の辛くないのを買ったり(私と次男は辛い物が苦手)、なぜかピアスを買ったり、郵便局で年賀はがき長野版を買ったり。お腹が空いたので山菜そば、キノコ類がたっぷり!
由緒あるらしい建物。
バスで駅へ戻り、長野MIDORIでお土産を買う。
いよいよ2日目の観戦に、シャトルバスで向かう。席はジャッジの反対側真ん中近く、かなり見やすい。
フジスケの選手紹介サイトからプリントしてきた資料に、予定要素を書き込んでおいたものにメモしながら観戦。隣の席の男性にたまにちらっと見られてた
帰りは2日目から観戦の友人も加わって3人でシャトルバスに乗り、また居酒屋でさらにフィギュアファンと合流。馬刺し初体験
私一人帰るので、後ろ髪を引かれつつ駅へ。数分遅れの新幹線に乗り、寝ないようにパソコンで書き物をしながら大宮へ。乗り換えで迷ってしまったが、無事に家まで帰ってきた。(乗り換えで荷物を抱えて階段を上り下りしたので、翌日右腕が筋肉痛だった)
体力的に2日くらいがちょうどいいと思っていたが、1泊でチェックアウトするのが慌ただしかった。2日間現地で見たら、やっぱりその後も現地で見たくなる。
都内から日帰りで現地観戦した方もいるようで、連日でなければ不可能ではなかったと思う。また、長野駅付近ではなく上田に宿を取った方もいると聞いた。在来線で45分くらい、新幹線の各駅だったら12、3分。それなら悪くない。
次はどこに“遠征”するかな NHK杯だと普通に週末だから慌ただしいが、全日本は冬休みに入っているのでゆっくり行ける。春休みの世界選手権があまり遠くない所だったら、、、
またその時に考えよう。楽しかった
大谷翔平の話ではなく
先週の全日本フィギュアスケート選手権2023の放送で、「今年がシングルとして最後の全日本」と解説されていた本田ルーカス剛史。ペア競技を始め、今季は二刀流で両方の競技に出ていたが、来季からはペアに専念すると表明している。
昨季の全日本で7位と好成績を残した森口澄士も、シーズンに入ってからペアに専念すると宣言、今季はもうシングルでは近畿ブロックにもエントリーしていなかった。(ただし全日本学生選手権にはエントリーしている。)
ペアは、ジャンプやソロスピン、ステップなどシングルと共通の要素が多いので、シングルの経験はペアで有利になる。特にジャンプが安定していると大きな武器だ。二刀流は体力や練習時間が厳しくなるが、カナダなどではジュニア年代くらいまで両方やる選手がいるようだ。
日本ではアイスダンスとシングルの二刀流も多い。というか、小さいうちにアイスダンスに専念する選手はほとんどいないと思われる。アイスダンスは1、2シーズンやってみてシングルに戻る選手がけっこう多い。
どうも日本の男子の間では、アイスダンスは一段下に見られているというか 木戸章之さんも「都落ちのような感覚が」と言っていたし、西山真瑚くんも似たようなことを言ってた記憶がある。
「ジャンプが跳べないからアイスダンスに行くんだろう」と思われている 逆にシングルが「スケーティングが下手だからジャンプで頑張るしかない」面もあると思うが…。J SPORTS 4の番組「Kenjiの部屋」で恒例の質問「ダブルアクセルがいつ跳べたか」に、堂々と「跳べたことない」という立野在くんのほうが珍しいようだ。
全日本選手権ではアイスダンスで若手の“あずしん”と”うたまさ”の躍進が話題になったが、彼らがいつ頃まで二刀流をしてたのか、ちょっとチェックしてみた。
4人の中で一番早くアイスダンスを始めた吉田唄菜は、吉田唄菜/杉山匠海で全日本ノービス優勝した2016年、シングルはノービスA2年目で中四国九州ブロック11位。その後はシングルで全日本に繋がる大会のエントリーはない。
2017年・2018年に岡田和珠と組んで全日本ノービス2位の森田真沙也は、ブロックには出ていないが全国中学校スケート大会で2017年22位、2018年は24位。2019年はシングルの西日本ジュニアに進んで17位、インターハイでも23位。このシーズンはアイスダンスに出ていない。
來田奈央と組んで全日本ノービス優勝の2020年はインターハイ9位 それ以降はシングルでは出ていないようだ。
西山真瑚は吉田唄菜とのカップルで2019年・2020年と全日本ジュニア連覇。シングルでは2019年全日本ジュニア9位、2020年はインカレにエントリーしたが欠場。高浪歩未と組んでいた2021年はシングル出場がなく、パートナーがいなかった2022年は全日本出場を果たして16位。
(今季はもうアイスダンス専念?と思ったら、インカレにエントリーしている 四大陸も控えてるけど、、、?)
ちなみに全日本ジュニア優勝・岸本彩良/田村篤彦組の田村篤彦くん、佐々木彩乃と組んでいた2020年・2021年はシングルも出ていた。2020年東日本ジュニア24位・インターハイ22位、2021年インターハイ36位。岸本彩良と組み始めた昨季からはダンスだけらしい。
こうしてみると、なんだかんだ、けっこう長期で二刀流をやっている男子が多いかも
圧倒的に長期間の二刀流を続けているのは、全日本ノービス優勝の吉田菫/小河原泉颯。ノービスに出場できる年齢になってからずっと、全日本ノービスに両方で連続出場。泉颯くんはシングルでジュニアに上がって、1年目は西日本で敗退したが2年目の今季は全日本ジュニアで18位。菫ちゃんも昨季5位、今季6位と相当なものだ。
満を持してジュニアに上がる来シーズンはどうするだろうか。“さらあつ”岸本/田村組の世界ジュニア成績次第で、ジュニアグランプリシリーズの派遣はもちろん、もし2枠が取れていたら世界ジュニアもあり得る。本人たちはもう少しシングルもやりたいのかな?
アイスダンスとシングル、要素の違いが大きいので二刀流のメリットはあまりないような気がするが、そうでもないらしい。何と言っても、アイスダンスをやるとスケーティングが上手になる。スケーティングがきれいになると、ジャンプも安定する傾向にある。ジャンプが跳べるようになるとシングルの成績が上がって楽しくなり、結局シングルに専念・・・というパターンが日本では多いかもしれない。
反対にシングルでスピードに慣れていると、アイスダンスでしっかりスピードに乗れる面もある。大人になってからアイスダンスに転向して成功する人はそのパターンかも。マルコ・ファブリ(イタリア)はジュニア時代シングルでジュニアグランプリシリーズに出ていた。
日本ではアイスダンスを練習する環境が十分でないという理由で、アイスダンスをやりたいけれど仕方なくシングルで練習を続けるケースもあると思う。できるだけ選手たちの希望どおりになるといいな
全日本選手権がシーズン前半の最大の大会だが、年が明ければシーズン後半の大会が目白押しのフィギュアスケート。
第96全日本学生フィギュアスケート選手権大会、いわゆるインカレが1月4日から始まる。級別クラスになっているので、大学からスケートを始めた選手なども参加する。一方、全日本で活躍した選手もちらほらエントリーしている。
私としては、あと少しで全日本を逃した選手とか、ジュニア時代までは全日本を目指していた選手とかが見られるのが楽しみ。
また、インカレは学校対抗団体の結果も争う。昨季の7,8級クラスは男女とも明治大学が1位だったが、今季はどうなるかな
FODプレミアムでLIVE配信されるとのこと。テレビ放送は少し後にあるだろうか?
その次の週はヨーロッパ選手権だし、、、忙しい
今年の当時は12月22日だった。そういえば、長野から帰宅した翌日の23日、風呂に入れていたらしい柚子がゴミ袋にあった
そして24日はクリスマスイブだけど、、、全日本フィギュアスケート選手権をテレビで見るのに忙しい ケーキとか、どうする?
ふと見るとケーキがある。
中身は食べちゃったので写真がないが、ちいかわのケーキなんて誰が買ってきたの?
「廃棄だよ」
コンビニで働く長男が、賞味期限が23日で廃棄処分になったケーキをもらってきたのだった。23日に買う人もいるから提供されてるようだ。飾りやスプーンがついてきている。
夕飯も整氷の間にささっと食べないといけない その辺は予め伝えてあったので、次男が作ってくれた。
いつも作るシチューはチキンだが、サーモンで。レシピを探して一生懸命作っていた。美味しい
クリスマスといえばチキンだけど、もう拘らなくていいか、ということで。
・・・来年は存在を思い出せるかな、冬至とクリスマス・・・
他の方のブログでいただいてきた情報。
J SPORTS 4で「フィギュアスケート・ラボ2023 〜アイスダンス ルール解説〜」が放送される。初回は23日(土)に放送されたが、あと4回放送がある。
27日(水) 深夜0:15~1:00(このあとすぐ!)
29日(金) 8:30~9:15
30日(土) 20:30~21:15
31日(日) 10:15~11:00
全日本選手権2023は終わったが、年明けにはヨーロッパ選手権、四大陸選手権があるし、バヴァリアンオープンなど日本の選手が派遣される大会もある。
今季のルールをしっかり頭に入れて観戦するぞ
<追記>
解説は都築奈加子さんだった。グランプリシリーズのNHK杯や全日本選手権でテクニカルスペシャリストを務めている。
昨シーズンと変わったところ、例えばリズムダンスのステップが今季はノンタッチだとか、確認できたのはありがたい。
もう少しだけ説明が欲しいと思ったのは、女性と男性が別々に審査される要素の得点について。ツイズル、ステップ(ミッドラインとかダイアゴナルとか)は、レベルによって基礎点が
決まり、2人の基礎点の足し算の上に、GOEが加算される。その辺がちょっとわかりにくいかな、と思った。
都築さんが映像の例に選んだカップルが、クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ、ウーナ・ブラウン/ゲージ・ブラウン、ユーリア・トゥルッキラ/マティアス・ヴェルスルイス。ちょっと好みがわかるような
まだ全日本フィギュアスケート選手権2023の余韻に浸っている。。。
アイスダンスの上位3組が「実力拮抗」で接戦を繰り広げたことが強い印象を残しているが、スポーツニュースなどでは「結成1年目の若手がベテランに迫った」というイメージで取り上げられているようだ。
田中梓沙/西山真瑚組は、田中選手が本格的にアイスダンスに転向したのが今季からなので、確かに新カップルと言える。しかし吉田唄菜/森田真沙也組は、アイスダンスを始めたのが中学生くらい。「結成1年目だけどアイスダンス1年目ではない」と森田くんがどこかで言っていた。
3組のアイスダンス開始年齢をチェックしてみると・・・
小松原美里/小松原尊(ティム・コレト)
小松原美里は2019年全日本ジュニアで水谷心と組んで優勝。1992年生まれなので、16、7歳で始めたか。その後イタリアへ渡り、2014~2016年までアンドレア・ファブリと組んでヨーロッパ選手権にも出場していた。
ティム・コレトは1991年生まれ、ウィキペディアによると2013年にアイスダンスに転向してミン・ユラ(韓国)と組んだので、20歳は過ぎていたと思われる。
このカップル結成は2017年、7年目。
田中梓沙/西山真瑚
田中梓沙はシングルで2022年近畿ジュニアに出場、西日本は棄権。インターハイは22位だった。Bloom On Iceでソロダンスのプログラムを披露したので、17歳になる昨季からアイスダンスの基本は始めていたようだ。
西山真瑚は2019年に吉田唄菜とカップル結成、ジュニアグランプリシリーズ2大会で6位、ユース五輪出場権を得て6位。世界ジュニア12位と躍進を見せる。2002年1月生まれなので、始めたのは17歳になる頃だろう。
吉田唄菜/森田真沙也
吉田唄菜はもっと若い時に遡る。2016年全日本ノービスで杉山匠海と組んで優勝、全日本ジュニアでも4位(フリーは2位!)と才能を見せ、Mentor Torun Cup2017のアドバンストノービスで優勝。2003年9月生まれなので13歳中1だった。
同学年の森田真沙也も、翌年2017年、続く2018年と全日本ノービスで岡田和珠と組んで2位。14歳中2の段階で大会に出ていた。
始めた年齢が早ければ早いほどいいとは限らない。何しろ、30過ぎて始めた高橋大輔の例がある とはいえ、世界でトップにいるカップルは、早く始めて長く同じパートナーと組んでいる例が多い気がする。
吉田唄菜ちゃんから伝わってくる気持ちの強さは、ノービス段階で優勝を経験しながら、その後パートナーと長く組めず、一人で練習していた時期を乗り越えてきたからだと思う。
2019/2020シーズンで終わってしまった“うたしん”、一度も公式の大会に出場することなく終わった浦野誓二とのカップル、パートナーが見つからずにこの才能を埋もれさせるなんてとずっと心配していた。
ジュニアグランプリシリーズで日本選手初のメダルを獲得した來田奈央/森田真沙也組の解散も残念だったが、結果いいパートナーに巡り逢えたんだから良し、かな
コロナ禍がなければ、“あゆしん”高浪歩未/西山真瑚組も続いたかもしれないが、真瑚くんにはシングルにきちんとけりをつける時間ができて、良かったかもしれない。
つい過去映像を見たくなってしまって 今でも見られるものを貼っておこう。
ミン・ユラ/ティモシー・コレト(韓国) ネーベルホルン杯2015SD
小松原美里/アンドレア・ファブリ(イタリア) Santa Claus Cup2015SD
吉田唄菜/杉山匠海 Mentor Torun Cup2017FD
吉田唄菜/西山真瑚 ユース五輪2020FD
高浪歩未/西山真瑚 全日本選手権2021FD
來田奈央/森田真沙也 ジュニアグランプリ2022チェコ大会RD
來田奈央/森田真沙也 ジュニアグランプリ2022チェコ大会FD
今、頑張っているカップル達が、元気で長く続けられることを祈る
第92回全日本フィギュアスケート選手権(2023)、が終わり、世界選手権・四大陸選手権・世界ジュニア選手権の代表が発表された。
事前に公表された選考対象選手リストと比較してみる。カッコ内は全日本順位。
<世界選手権>
【男子】
全日本結果 ①宇野昌磨(1) ②A 鍵山優真(2) 山本草太(3)
代表 宇野昌磨 鍵山優真 三浦佳生(4) (補欠)山本草太 佐藤駿(5) 友野一希(6)
優勝で即決定の宇野昌磨、2枠め②で3項目にリストされている鍵山優真は即決と思われる。3枠目はグランプリファイナル出場、シーズンベスト上位があり、シーズンワールドランキングが高いことから、三浦佳生が選ばれたようだ。
【女子】
全日本結果 ①坂本花織(1) ②A 千葉百音(2)
代表 坂本香織 千葉百音 吉田陽菜(7) (補欠)三原舞依(5) 渡辺倫果(6) 住吉りをん(10)
優勝の坂本花織は即決定。千葉百音は2枠目リストに名前はないが、③Bワールドスタンディングと③Cシーズンワールドランキングで5番手、四大陸選手権銅メダルの実績もあり、今大会はSP・FSと安定した演技を見せたのが決めてだったようだ。
3枠目が5位三原舞依でなく7位吉田陽菜になったのは、グランプリファイナル銅メダルが大きいと思う。3アクセルを成功させたときの爆発力にも期待しているだろう。
(3位島田麻央はジュニアにしか出られない年齢なので対象外)
【ペア】
全日本結果 ①長岡柚奈/森口澄士(1)
代表 三浦璃来/木原龍一 長岡柚奈/森口澄士(ミニマム獲得が条件)
三浦/木原は「過去に3位以内の実績」があり、怪我から回復すればよしということで。長岡/森口組のミニマムテクニカルスコア獲得は、今大会のような演技ができれば十分可能と思われる。日本からペアが複数組出場できたら、、、夢のよう
【アイスダンス】
全日本結果 A 小松原美里/小松原尊(1) 田中梓沙/西山真瑚(2) 吉田唄菜/森田真沙也(3)
代表 保留
リストと順位だけを見れば、小松原組を選出するのが順当のようだが、異例の保留となった。竹内洋輔強化部長の説明によると「各選手の競技力が拮抗しているなか、リズムダンス、フリーダンス、最終結果でトップだった組がそれぞれ異なる結果になった」「1月24日理事会で新たな選考方法について提案・審議を行う」とのこと。
男女シングルでは選考基準の一つとなっているシーズンワールドランキングで、ランキングがあるのはCSゴールデンスピン5位の吉田/森田組のみ。
新たな選考方法は、四大陸選手権の成績になるのだろうか これは選手たちもファンも、みんなが納得できる形で文句はないと思う。
<四大陸選手権>
【男子】
全日本結果 A 宇野昌磨(1) 鍵山優真(2) 山本草太(3) 三浦佳生(4) 佐藤駿(5)
友野一希(6) 壷井達也(7) 吉岡希(8) 三宅星南(9) 本田ルーカス剛史(10)
代表 鍵山優真 山本草太 佐藤駿 (補欠)友野一希 壷井達也 吉岡希
宇野昌磨は辞退したとのこと。友野一希がこちらも補欠になったことを残念がる声が多いが、鍵山優真はワールドスタンディングを上げるためにも必要という説明があった。
こうしてみると、大会前の時点で選考対象リストに挙がっていない選手は、高得点で表彰台に乗るくらいでないと候補にもならないということがわかる。
【女子】
全日本結果 A 坂本花織(1) 千葉百音(2) 三原舞依(5) 渡辺倫果(6) 吉田陽菜(7)
山下真瑚(8) 青木祐奈(9) 住吉りをん(10)
代表 千葉百音 三原舞依 渡辺倫果 (補欠)吉田陽菜 青木祐奈 住吉りをん
坂本花織は辞退して、千葉百音は鍵山優真同様、ワールドスタンディングを上げるべく選考された模様。5位の三原舞依はこちらに選ばれ、シーズンベストなど複数項目で該当する渡辺倫果が入った。
(3位島田麻央、4位上薗恋奈はジュニアにしか出られない年齢なので対象外)
【ペア】
全日本結果 ①長岡柚奈/森口澄士(1)
代表 三浦璃来/木原龍一
長岡/森口組は、四大陸までにミニマムテクニカルスコア獲得が間に合わないため選考されず。(ゴールデンスピンにエントリーしておけばよかったのに~)
【アイスダンス】
全日本結果 A 小松原美里/小松原尊(1) 田中梓沙/西山真瑚(2) 吉田唄菜/森田真沙也(3)
代表 小松原美里/小松原尊 田中梓沙/西山真瑚 吉田唄菜/森田真沙也
エントリーできる最大枠を使って3組を派遣。3組出すのは初めてかもしれない
<世界ジュニア選手権>
【男子】
全日本結果 ②C 中村俊介(14) 中田璃士(17) 垣内珀琉(18)
代表 中村俊介 中田璃士 垣内珀琉 (補欠)蛯原大弥(19) 田内誠吾(21)
中村俊介は全日本ジュニア優勝で内定していた。中田璃士はその他の項目すべてに合致、垣内珀琉も安定感を見せて納得の選出。周藤集がショートプログラム後に怪我のため棄権したのは残念だった。
【女子】
全日本結果 ②C 島田麻央(3) 上薗恋奈(4) 横井きな結(14)
代表 島田麻央 上薗恋奈 櫛田育良(25) (補欠)高木謡(23) 柴山歩(15)
島田麻央は全日本ジュニア優勝で内定。上薗恋奈もその他の項目で文句なし。3枠目に今回フリーに進めなかった櫛田育良が選ばれたのはやや意外だったが、全日本ジュニア2位が評価されたとのこと。私はかつての宮原知子や白岩優奈の例があるので、吉田陽菜の出戻りもあり得るかな?と思っていたが、掛け持ちは無しになったようだ。
補欠の一番手には平均点が高い高木謡が入った。横井きな結は今季国際大会派遣がまだなく、他の選手を差し置いてとはならず。
【ペア】
全日本ジュニア結果 清水咲衣/本田ルーカス剛史(1)
代表 清水咲衣/本田ルーカス剛史(ミニマム獲得が条件)
それぞれ今大会のシングルでいい演技と成績を残したので、気分よくペアの練習に集中できるのではないだろうか。本田選手がすでに21歳なので、ジュニアに出られるチャンスは今季のみ。バヴァリアンオープンでミニマム、絶対取って
【アイスダンス】
全日本ジュニア結果 岸本彩良/田村篤彦(1) 山下珂歩/永田裕人(2)
代表 岸本彩良/田村篤彦 (補欠)山下珂歩/永田裕人(ミニマム獲得が条件)
ジュニアグランプリシリーズで銅メダルを獲得した岸本/田村に期待がかかる。山下/永田は年齢によって来季はシニアに上がるので、バヴァリアンオープンでミニマム獲得と実績を積んでほしい。
ほかに、ユースオリンピックの代表が既に発表されていて、男子は中田璃士・垣内珀琉、女子は島田麻央・高木謡。ユース五輪の年齢制限はかなり狭いので、全日本ジュニア優勝の中村俊介は出られないのだった。前回大会はアイスダンスも出場したが、今回は枠が取れなかったのと出場できる年齢の選手がいない。
年が明けたら、インカレ、インターハイ、国体、全中といった国内大会もある。みんなそれぞれ、元気で怪我なく実力が発揮できますように
第92回全日本フィギュアスケート選手権(2023)、競技が全て終わり、今日はメダリストオンアイス。これから後半。
<第2部>
小松原美里/小松原尊(全日本アイスダンス1位・四大陸選手権代表)
黒に紫、黒の袖に花弁。滑らかに絡まる2人の一体感に見入る。袖の花弁模様が2人で1本の線になるようで、素敵
吉田陽菜(全日本女子7位・世界選手権代表)
「High School Musical」♪ 黄色スカートのチアリーダー風。前半はゆったりと、後半テンポアップしてチアリーダーさながら、氷上で前転とか。3フリップや3ループも決まって、若さいっぱい
アンコールはSPのステップから。
三浦佳生(全日本男子4位・世界選手権代表)
黒。ロックナンバーで激しく踊る。ジャンプもだが、動きで魅せられるようになったのはスケーティング技術が上がったからだと思う。
アンコールは「進撃の巨人」ステップから、観客を睨みつける振付で。
吉田陽菜、三浦佳生がインタビュー。陽菜ちゃんは「ノービス時代に作ったエキシビションで、高校生最後なので選んだ」。意外と喋るとまだ幼い感じ。佳生くんは「観客を巨人に見立てて倒しに行った」。世界選手権でも「強い選手を駆逐するつもりで」。
この2人は共に高3、同期のようだ。
千葉百音(全日本女子2位・世界選手権代表)
「シンドラーのリスト」♪ ラベンダー。昨季のプログラム、息をのむ美しさ、再現してくれた ステップの一歩一歩がもう、、、
アンコールは「黒い瞳」のリズミカルで華やかなステップからレイバックスピン。
鍵山優真(全日本男子2位・世界選手権代表)
「ウェルテル」♪ 白ブラウス。最初から最後まで、息をするのを忘れて見入ってしまう。何の前触れもなく跳ぶ3回転ジャンプ、スピンもイナバウアーも体がいっしょに歌っている。
アンコールはフリーの怒涛のステップから。
千葉百音、鍵山優真のインタビュー。百音ちゃんは「年の最後の仕事」といいかけて「演技」と言い直した 「1日も欠かさずいい練習をしたい」と優真くん。年末年始は仙台に帰るという百音ちゃん、「ただひたすら休むのが楽しみ」という優真くん。
世界選手権、いい演技を期待しよう。
坂本香織(全日本女子1位・世界選手権代表)
「トランポリン」♪ 白タンクに黒を重ね黒パンツ。なんかアクセルがディレイドみたいになっちゃって苦笑い、でもこれはこれで、ちゃんとやればショーでは売りになりそう。衣装が動きにくそうで気になって仕方なかった
アンコールはショートプログラムのステップから。
ここですぐインタビュー。息が上がっていて「少々お待ちください」。初披露のエキシビション、春に作って8か月ぶりに滑ったそうで。全日本3連覇のご褒美は「スケート仲間と遊びに行く」。甥・姪が元気の源! 世界選手権の3連覇を目指す。
宇野昌磨(全日本男子1位・世界選手権代表)
「Come Together」♪ 赤と黒。キレッキレの動きでスピード半端なく、3アクセルに3サルコウ、クリムキンイーグル。ちょっとした肩の動きなど、本当に大人の男になってきた。
アンコール、ちょっとぜーぜー言いながら出てきて、ショートプログラムのステップから。
インタビュー。「経験のおかげで緊張せずできた」という全日本フリーの最終滑走。ショートとフリーの衣装のパンツが逆だった件、「今知った」「演技に支障なくてよかった」。衣装を忘れたことも2回あったって
世界選手権では間違えずに、最高の演技をお願いします
フィナーレ
ソプラノとチェロ4台の生演奏 「第九」の「喜びの歌」
ノービスの2人、ジュニア女子3人、ジュニア男子3人と順に出てきてジャンプやスピンを披露。ペアゆなすみ、ダンスうたまさがデススパイラルやリフトを見せ、小松原組もリフト。
四大陸組の4人が列を作って出てくる。世界選手権は2人ずつ。
最後は全員輪になってフィナーレ。1列で手をつないでご挨拶。ここでも生演奏が聞けるのは豪華
場内一周の後、スケーターたちはぬいぐるみを受け取って、観客席に投げる。どこで投げようか、少しうろうろする人も。小さい子がもらえて嬉しそう。優真くんが誰かにサンタ帽をかぶせてもらった
年が明けたら、また新たな戦いが始まる。みんな元気で向かって行けますように。
第92回全日本フィギュアスケート選手権(2023)、競技が全て終わり、今日はメダリストオンアイス。
<第1部>
オープニング
出演者が1人ずつ紹介されて出てくる。チェロ4台の生演奏
岡崎隼士(全日本ノービスA1位)
「白鳥の湖」♪ 黒。2アクセル+3トウなどのジャンプもさることながら、緩急をつけた動きのステップで見せる。全中でしっかり成績を残しそう。
金沢純禾(全日本ノービスA1位)
赤でハートのクッションんを持って。キュートな振付のみならず、4連続2アクセルって地味に凄い
垣内珀琉(全日本ジュニア男子4位・世界ジュニア代表)
「リベルタンゴ」♪ 黒に赤い花。急に大人の滑りが 3ルッツ+3トウも決めながら生き生きと踊る。世界ジュニア、期待できそう。
上薗恋奈(全日本ジュニア女子3位・世界ジュニア代表)
ピンクとブルーのボーダーニットにデニムホットパンツ。3ルッツ、3サルコウ、2アクセルを跳び、キャップを小道具に、観客の目の前で可愛く踊る。なんかイマドキの子らしい
中田璃士(全日本ジュニア男子2位・世界ジュニア代表)
黒カットソー。両耳のイヤホンに手を当てるようなポーズから、3回転や2アクセルを入れ、寝そべってまた起き上がる振付や、クリムキンイーグルなど。シームレスで物語が見えるようなプログラム。
櫛田育良(全日本ジュニア女子2位・世界ジュニア代表)
黒パンツ、黒タンクトップにオレンジの袖を付けて。ラフなポニーテールは珍しいかも。ポップな曲のビートにのってセクシーに踊る。こういう個性も出せるのか~。
中村俊介(全日本ジュニア男子1位・世界ジュニア代表)
透け感のある黒。パワフルにロック系の曲を踊る。ジャンプも高い。
島田麻央(全日本ジュニア女子1位・世界ジュニア代表)
こちらも透ける黒。編み込みを入れたポニーテール、ワイルドな感じ。2アクセル、両手上げ3ルッツなどを跳び、テンポが変わるところでぐっとムードを変えて見せる。競技とはタイプの違うプログラム、表現力があるところを見せた。
長岡柚奈/森口澄士(全日本ペア1位)
「君の瞳に恋してる」♪ 赤、白シャツに黒ベスト赤タイ。ショートプログラムの曲で、ツイストの部分はコレオリフトに変え、スローは2サルコウにした。きれいなスプリットポジションのリフト、上手になったデススパイラル、しっかり見せてくれた。
吉田唄菜/森田真沙也(全日本アイスダンス3位・四大陸選手権代表)
グリーンのドレスに白ボレロ、白シャツ紺ベストにハンチング。椅子に座って居眠りしている男性に、女性が触れて起こし踊り出す。小粋な手の動きが可愛い振付。フリーで見せたアクロバティックなリフトもばっちり。ラストは「もう疲れた~」とダンスをやめて座ろうとした男性を、女性が押しのけて自分が座り、男性は氷に転がって、、、
渡辺倫果(全日本女子6位・四大陸選手権代表)
黒革パンツ。弾むような動きで一気に楽しいムードに。2アクセルや3回転を跳び、スパイラルからイーグルもいい感じ。観客とコミュニケーションしながら
佐藤駿(全日本男子5位・四大陸選手権代表)
ブルー系。アクセルはちょいパンク、しかし何気に4回転跳んでなかったか? それより目を引かれたのは絹糸のような滑り。
三原舞依(全日本女子5位・四大陸選手権代表)
「Shake It Off」♪ 白Tに黒スカート。観客席から飛び出す。途中でも観客席に入って踊ったり、2回転の3連続とか、スカートくるくるさせてツイズル連続とか、いっしょに楽しもう
山本草太(全日本男子3位・四大陸選手権代表)
黒革ジャケ革パンツ。4回転も跳んだ! 目元にメイクを施して、色気たっぷりに踊ったぜ
アイスダンス2位の田中梓沙/西山真瑚は、練習中に梓沙ちゃんが怪我したので出演しないとのこと。ひどい怪我でなければいいが、、、
このあとは第2部
第92回全日本フィギュアスケート選手権(2023)、女子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
大庭雅 SP:50.80(24) FS:99.23(21) Total:150.03(21)
「Aesthetic」♪ ブルーに紫や黒、腰に白い花。振付は自身と安藤美姫で。3フリップはちょっとフリーフットをついたか。3ループ+3ループ、跳んだ! 2本目の3フリップで転倒したが、2アクセル+2トウ+2ループ頑張る。
コレオで姿勢を変えながらスパイラルを次々繰り出したのが素晴らしい 最後まで力を出し切った。
村上遥奈 SP:53.13(23) FS:105.73(19) Total:158.86(19)
映画「オーストラリア」より♪ 緑と青。振付はキャシー・リード。全日本ジュニアの後怪我があったとのことだが、かなり頑張った。3ルッツは着氷でややふらついたが耐え、3サルコウ+3トウをしっかり決める。イーグル、ステップからの2アクセル。イーグルの組み合わせとスライディングのコレオが良い。後半にも3サルコウ+3トウ、2アクセル+2トウ+2ループを決めた。
身のこなしが大人っぽくなってきたかな。
白岩優奈 SP:53.42(22) FS:95.21(22) Total:148.63(22)
「The Mission」♪ グレー系に白と緑で花。振付は鈴木明子。滑らかなスケーティングで、3ルッツ、2アクセル+3トウを決める。後半3ルッツ転倒、ループのパンクがあったが、大きなカーブイナバウアーから美しいイーグルのコレオで魅了する。終盤2アクセル+オイラー+2サルコウを決めたのは偉い。最後のスピンもしっかりした姿勢のI字、シットから一気にキャッチフットでキャメルなど、技術を見せてくれた。
ジュニアで3サルコウ+3ループを跳んでいた頃、シニアに上がってすぐグランプリシリーズで活躍した頃を思い出しながら見ていた。キス&クライの笑顔が嬉しい
石田真綾 SP:54.12(21) FS:88.76(24) Total:142.88(24)
「I belong to me」♪ ベビーピンク。今日もパワフルなスケーティングで、3フリップ+2トウは高いジャンプ。3ルッツ転倒したが、2アクセルを決め、構成を変えてフリップを跳ぼうとしたが2フリップ+1ループとなった。さらに3フリップで転倒、悔しいところ。
イーグルからスライディングのコレオ、活力に溢れるステップ、後半3トウと2アクセルを決められたのはよかった。
高木謡 SP:55.09(20) FS:93.30(23) Total:148.39(23)
「The Mission」♪ グレーがかった緑。振付は宮本賢二。3ルッツ+3トウで転倒、2アクセル+3トウは決める。サルコウのパンク、3ループ転倒とジャンプは本調子ではなかったが、最後の2アクセル+2トウ+2ループは頑張った。
イナバウアーからスパイラルのコレオ、もっと盛り上げられると思う。今日は少し気持ちが乗ってなかった感じ。
鈴木なつ SP:56.00(19) FS:99.67(20) Total:155.67(20)
「オペラ座の怪人」♪ 赤茶色。振付は安藤美姫。ウォーレイから3トウが目を引く。ループはパンクしたが、2アクセル、3ループ+2トウを決めた。キャメル姿勢の足がぴんと伸びて、手足が長く見える。後半2アクセル+3トウ頑張り、3サルコウ+2トウ、2ルッツ+2トウを入れた。スパイラルからイナバウアーのコレオから、伸びやかにステップを見せた。
キス&クライには本田武史さんと安藤美姫さん。
<G2>
清水咲衣 SP:56.24(18) FS:112.88(17) Total:169.12(18)
「Un Sospiro(ため息)」♪ オレンジ系。振付はキャシー・リード。冒頭に3ルッツ+2アクセル+2アクセルを決めて波に乗る。3ループ、3サルコウ、3トウと落ち着いて跳ぶ。コンビネーションスピンは足替えで逆回転を見せた。3ルッツ+2トウ、3フリップ+2トウも入り、スパイラルからイナバウアーのコレオ、身のこなしが美しいステップ。
宮原知子のプログラムが印象に残っている曲だが、この人も所作がきれいで、よく似合っている
住吉りをん SP:56.70(17) FS:128.52(9) Total:185.22(10)
「Enchantress」♪ 緑から青。振付はシェイ=リーン・ボーン。高さのある2アクセル+3トウから、4トウに挑み転倒。3ルッツ、3ループとしっかり入れ、3フリップ+3トウはまた高さのあるジャンプ。
ホップなど体の切れがいいステップ、大きなイナバウアーでクライマックスに向かうコレオと、本来の強さを見せたと思う。
得点はちょっと伸び悩み、4トウと3フリップで回転不足のせいか。
柴山歩 SP:57.43(16) FS:118.29(13) Total:175.72(15)
「The Beech Tree」♪ 赤黒緑など。振付はケイトリン・ウィーヴァー。2アクセル+3トウから入り、3ルッツ+3トウはなんとか耐える。慎重に3ループ、独特な手の動きが面白いステップ、キャッチフットで姿勢を変えながらスパイラルも独特。後半も3ルッツ、3フリップ+2トウ+2ループ、2アクセルと頑張った。
面白い動きが随所にあり、曲も独特で、けっこう難しいと思うが、よく表現できたと思う。
樋口新葉 SP:57.97(15) FS:122.70(11) Total:180.67(12)
「FIX YOU」「Paradise」♪ ブルー系。振付はシェイ=リーン・ボーン。3アクセルに挑戦、惜しくも転倒。3ルッツ+3トウは高い! くるくるターンから3ループ、サルコウが2回転に。スピンの出のイリュージョンに揺らぎがないあたり、体幹の強さを感じる。
3ルッツ+2トウ+2ループ、3ループ+2アクセルとよかったが、最後のフリップでパンク この手のミスが多い人ではあるが
ステップの力強さはそれだけで魅力。レイバックスピンでヘアカッター姿勢で終わる。
三宅咲綺 SP:58.23(14) FS:116.83(14) Total:175.06(16)
「カルメン」♪ 赤。振付は鈴木明子。冒頭の2アクセルでオーバーターンしたが、こらえて3トウまで繋げる。ルッツがパンクしたが、3フリップ下りて、3ループは下りて両手上げツイズルに繋げたのが素敵 ステップはなかなか妖艶な雰囲気を出せている。後半3トウ+2トウ、3ループ+2アクセル+2トウ頑張った。
「ハバネラ」で手拍子をもらいながら、スピードに乗ってイナバウアーやターンを繰り出すコレオ、3サルコウも決まって、終わり良ければのプログラムになった。
江川マリア SP:58.55(13) FS:126.10(10) Total:184.65(11)
「O」♪ 白にブルーをあしらう。振付は宮本賢二。いい表情で滑り出し、3ルッツ、3フリップ+2トウ、3ループと立て続けにしっかり決める。2アクセル+3トウ+2トウも見事。キラキラする音に合わせて細かく動くところが愛らしく、曲が盛り上がっていくところでスケートも伸びていく。
2アクセルでオーバーターンしたが巧くこらえて3トウを付け、3フリップ、3サルコウと跳びきった。輝く笑顔を振りまきながら、生き生きとステップを踏み、回転が速いレイバックスピンでフィニッシュ。
速報より技術点は下がったが、3フリップにqがあった。
<G3>
松生理乃 SP:58.97(12) FS:115.37(15) Total:174.34(17)
「Nella Fantasia」♪ 白地にブルー。振付は宮本賢二。柔らかな心地よいスケーティングで、3ループから。3ルッツ転倒したが、ジャンプ前後も工夫がある2アクセルはきれい。スピンではジャンプで足替えしてすぐキャメル姿勢。ステップの一歩の伸びが大きい。
3ルッツ+3トウ+2トウ、決まった 3フリップで乱れたが、3サルコウに片手上げ2トウを付けてリカバリー。スピンのI字姿勢で片手を前に差し出すのが素敵。丁寧なレイバックスピンからビールマンでフィニッシュ。
青木祐奈 SP:61.44(11) FS:130.57(8) Total:192.01(9)
「She」♪ 薄ラベンダー。振付はミーシャ・ジー。3ルッツ+2ループ、跳んだ!3-3にはならなくても、セカンドループを跳んでくれるのが嬉しい 3サルコウ、2アクセル+オイラー+3フリップが見事。後半3ルッツ+2トウ、3フリップも入る。
スピンの逆回転、曲が壮大になるところで大きなスパイラルからのコレオ、ピボットがいい。細かい動きと大きな動きの両方が入ったステップ、きれいなレイバックスピンもよかった。
ちょっとした動きがしっかり音とシンクロしていて、心に響く。終わって少し涙、得点に大きな笑顔
横井きな結 SP:62.49(10) FS:113.31(16) Total:175.80(14)
「Masquerade / Why So Silent? / The Point of No Return / Chandelier Crash Notes? / Prima Donna」♪ 薄紫の衣装は姉から譲られたもの。振付は吉野晃平。イナバウアーからの2アクセル、カッコいい。3ルッツはオーバーターンでこらえたが、ループでパンクしても3フリップは大丈夫。後半3トウ+2トウ、3ルッツ+2トウ、さらに3サルコウ+オイラー+3サルコウと頑張った コレオも大きなイナバウアーで盛り上げた。
吉田陽菜 SP:62.73(9) FS:131.49(6) Total:194.22(7)
「Shakuhachi&La terre vue du ciel」♪ 白と黒に左手が赤。振付はローリー・ニコル。3アクセルに挑戦する予定で残念ながらパンク 2アクセル+3トウは少しステップアウト。その後は3ループ、3ルッツ+3トウ、3サルコウ+2アクセル+2トウと確実に決めてきた。
細かい動きと大きな動きをバランスよく入れるステップ、鶴が羽ばたいて空から見る景色になったかな。
渡辺倫果 SP:63.66(8) FS:131.22(7) Total:194.88(6)
「Brotsjór, Meeting Laura (Perfume - The Story of a Murderer),November」♪ ゼブラ柄風。振付はシェイ=リーン・ボーン。3アクセルに今季初挑戦、惜しい転倒。切り替えて3ループ+3トウ、3フリップは下りてすぐフリーレッグの振付がカッコいい。後半3ルッツ、2アクセル+オイラー+3サルコウの流れの良さ。終盤のステップはスピードもありながら上半身の動きも豊かで見栄えがした。
終わって「どうだ?」という顔で腰に手を置いた
島田麻央 SP:65.23(7) FS:136.95(3) Total:202.18(3)
「Benedictus」♪ ターコイズ系。振付はローリー・ニコル。挑戦の3アクセル、完璧 さらに4トウ、転倒。3ルッツ+3トウや3フリップ+2アクセルは問題なし。3サルコウ+3トウ+2トウも滑らかに入る。ループでパンクしたが、最後の両手上げ3ルッツをきちんと決めた。
上を見ながらの大きなスパイラルからイーグルのコレオ、片手を差し出してから上に上げるI字スピン。レイバックからビールマンスピンの姿勢、早さ、出の安定感が半端ない。
ちょっと悔しそうな顔のキス&クライ
<G4>
上薗恋奈 SP:66.22(6) FS:134.47(4) Total:200.69(4)
「Pray」「Mechanisms」♪ 白にゴールド。振付はコーチの樋口美穂子さん。きりっとした表情で、3ルッツ+3トウ、3ループ、3フリップ+2トウ、3サルコウ、さくさくと決めてしまう。ビールマンスピンからさっと低い姿勢になってスライディングで出る。飾りジャンプからの3ルッツ、ステップを踏んでからの3フリップ、最後の2アクセル+2アクセル+2トウと見事だった。ほぼ全部の要素がグリーン(評価プラス、審議なし)だった。
演技中はあまり表情を変えなかったが、終わってにこっとしたのが可愛い
河辺愛菜 SP:67.25(5) FS:112.46(18) Total:179.71(13)
ラベル「ボレロ」♪ 黒。振付はコーチの樋口美穂子さん。2アクセル+3トウをびしっと決めたが、ルッツが2回転に。3ループなんとか、2アクセル+2トウ+2ループを決める。後半フリップが2回転になっても3トウをつける根性
シットスピンをスライディングで出て、イーグルからイナバウアー、音に合わせて大きなスプリットジャンプやホップ、キックと続くコレオがクライマックス。
この曲で滑るのはなかなか大変だが、頑張っていた。回転不足と踏み切りエッジのアテンションがあった模様。
三原舞依 SP:67.70(4) FS:131.86(5) Total:199.56(5)
「Jupiter」♪ 水色にピンクや黄色。振付はデヴィッド・ウィルソン。2アクセル+3トウ、3ルッツ+2アクセルと好調。3サルコウはオーバーターンしたが、後半3ルッツ+2トウ+2ループ、3ルッツ、さらに3ループを下りるとぐっと拳を握った。
リンクを縦断する雄大なスパイラルは代名詞。そこから複雑な動きを織り込んだステップを踏み、各姿勢をきっちり見せるスピンでフィニッシュ。
終わって万歳しながら飛び跳ねた
千葉百音 SP:68.02(3) FS:141.25(2) Total:209.27(2)
「海の上のピアニスト」♪ ブルー系。振付は鈴木明子。しっかりと3フリップ+3トウを決めてスタート、2アクセル、3サルコウと丁寧に決める。キャッチフットで横から上げて後ろに回すスパイラル、美しい。
後半に3フリップ+2トウ+片手上げ2ループ、3ルッツ+2アクセル。ドーナツ姿勢から変化させるスピン、最後の3ルッツを決めて会場が沸き、心を打つステップへ。サイド、パール、ビールマンと完璧なレイバックスピン。
「スケーティングがエアリー」と解説・荒川静香さん。同意 大喜びするコーチたち。
山下真瑚 SP:69.92(2) FS:122.23(12) Total:192.15(8)
「燃えよ剣」より♪ 赤から青。振付は宮本賢二。3ルッツ+3トウ、3フリップと余裕のあるジャンプ。2アクセルを下りてツイズルが良い。「カルメン」のメロディーでイーグルからイナバウアーの情熱的なコレオ。3ルッツ+3トウで惜しい転倒💦 2アクセル+2トウ、3サルコウは入った。
終盤のステップは「お祭りを表現」だそうで、確かに賑やかで元気いっぱい 回転不足は悔しいけど気にしなくていい!
坂本香織 SP:78.78(1) FS:154.34(1) Total:233.12(1)
「Wild is the Wing」「Feeling Good」♪ 黒系。振付はマリー=フランス・デュブレイユ。ほぼ満点!の2アクセルから、3ルッツ、3サルコウと余裕。雰囲気を出せるステップから、3フリップ+2トウ、3フリップ+3トウ、2アクセル+3トウ+2トウときっちり。勢いと気持ちをのせてコレオ、最後の3ループが決まって会場も最高潮、フィニッシュポーズまで隙なし。
最高レベルの演技を、毎回、何度でもできる。それが一流の証。(スピンは2つVが付いちゃったので、今季後半の課題ということで)
結果、優勝は坂本香織、3連覇達成。2位に千葉百音、全日本初の表彰台。3位に2年連続の島田麻央。4位にジュニア1年目の上薗恋奈、5位三原舞依、6位渡辺倫果、7位吉田陽菜、8位山下真瑚、9位青木祐奈、10位住吉りをん。
ジュニア勢はトップが3位の島田麻央、2番目は4位上薗恋奈、3番目は15位柴山歩だが、7位吉田陽菜もジュニアのミニマムテクニカルスコアを持っているので、世界ジュニア派遣の可能性があると思われる。
選手権代表選手はどうなるか ドキドキ
第92回全日本フィギュアスケート選手権(2023)、アイスダンス・フリーダンス(ジャッジスコア)。
<G1>
国村柚里/坂部魁士 RD:40.71(6) FD:66.37(6) Total:107.08(6)
「ロシュフォールの恋人たち」♪ 水色、白シャツ。スピードを出しながらワンフットステップに入っていく。ストレートラインリフトは前に抱える。女性が片足をずっとキャッチフットしているスピン、明るい笑顔で恋の喜びを表すコレオステップ。ツイズルは少しずれたが崩れず、低い姿勢の膝に乗せるコレオリフトなどで見せる。
無事に滑り切った瞬間、二人の目に涙 まずはよかった
木下あかり/田村周彦 RD:47.30(5) FD:77.56(5) Total:124.86(5)
「Like A Virgin」「Like A Prayer」「Vogue」♪ 一部透ける黒でそろえて。スムーズにステーショナリーリフトからローテーショナルリフトに繋げ、ストレートラインリフトは肩をぐるっと通過しながらお洒落なポーズ。ツイズルのインターバルの動きがいい。スピンで2人が足元を絡めているのもよい。肩にまたがるコレオリフト、コレオステップではフェンス前の振付で盛り上がる。アシステッドジャンプで華やかにフィニッシュ。
シーズンベストは更新できた
佐々木彩乃/池田喜充 RD:51.47(4) FD:77.93(4) Total:129.40(4)
「Skyfall」「The Name’s Bond...James Bond」♪ ブルー、白シャツ黒ベスト。大人な雰囲気でワンフットターンから。ステーショナリーリフトのポジションもきれい。カーブリフトはイーグルの膝上に立ってアピール。ダンススピンの足替えのところで、男性が少しふらついてしまった。ツイズルは2つ目で2人の距離が離れたが3つ目で修正。肩に横向きに載せるローテーショナルリフトから、コレオステップで映画の世界を見せて終わる。
シーズンベスト更新ならず。
<G2>
吉田唄菜/森田真沙也 RD:64.00(3) FD:109.17(1) Total:173.17(3)
「Rise of the Phoenix」「X-X」♪ 赤、青。ドラマを始めるワンフットターンから、ツイズルを今日はしっかりまとめる。肩から膝上のストレートラインリフトから、肩上に抱えるローテーショナルリフトにスムーズに繋がる。ダンススピンの安定感、女性が男性の靴に片手を置いて横向きになるアクロバティックなステーショナリーリフト。じわじわと盛り上げるコレオステップの動きは見事にシンクロ、指先から滑らせていくスライディングから不死鳥が羽ばたくフィニッシュへ。
終わってハグ、「よしよし」という感じで唄菜ちゃんが真沙也くんの背中をトントン
小松原美里/小松原尊 RD:70.89(2) FD:107.50(2) Total:178.39(1)
「Loving You」「Love Grows」♪ ワインカラー、白シャツ。ゆったりと大きなツイズル、2つ目を逆回転にする組が多いが、この組は3つ目を屈伸の逆回転にしている。ワンフットターン、サーキュラーステップとやはり完成度は高い。予選会でミスが出たダンススピン、今日は問題なし。カーブリフトで女性がイーグルの膝に立ち上がるところはアピール力大。コレオスライディングもOKだった模様。
フリー1位は取れなかったが、トップに立つ。
田中梓沙/西山真瑚 RD:71.08(1) FD:105.35(3) Total:176.43(2)
「ジゼル」♪ 薄水色、黒ベスト風。バレエらしいアシステッドジャンプでスタート。ツイズルのポジションがとてもきれい。カーブリフトの連続もスムーズに。ミッドラインステップの途中で女性が一瞬バランスを崩し、レベルを落としてしまった。しかしローテーショナルリフト回転速く、コレオツイズルでは男性のバタフライも加えて、華やかにフィニッシュ。
ミスがあってもシーズンベストが出た。
結果、優勝は小松原組、2位田中/西山、3位吉田/森田。4位佐々木/池田、5位木下/田村、6位国村/坂部。
上位3組の実力が拮抗しているのが示された形になった。フリー1位と技術点トップは吉田/森田、フリー演技構成点トップは田中/西山というのが象徴的。
表彰式、倉敷でいっしょに練習することもあっただろう小松原組と唄菜ちゃん、元パートナーの唄菜ちゃんと真瑚くん、リンクメイトだった梓沙ちゃんと真沙也くん、互いに祝福し合うハグ。
若手の台頭を印象づけた大会、来季はさらにジュニアから上がってくるし、アイスダンスは一層楽しみ