フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015第6戦、NHK杯。女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
1 ケイトリン・オズモンド(カナダ) SP:57.07(8)
「バラ色の人生」♪ 怪我から復帰した今季。コンビネーションは間にターンが入ってセカンドが2回転に。3回転ルッツで転倒したが、イーグルからのダブルアクセルは決めることができた。スケートカナダの得点には届かず。
2 木原万莉子 SP:54.96(10)
「さくらさくら」♪ ピンクの衣装は桜の花そのもの。トウ・トウ3-3で転倒してしまったが、3回転ループ、後半のダブルアクセルをきれいに決めてきた。曲が盛り上る中でステップも動きを大きくしていく。フライングシットスピンの入りのジャンプが高い。
少し自己ベストを更新して笑顔。
3 マリア・アルテミエワ(ロシア) SP:55.68(9)
「At Last」♪ グレーのレオタードにピンクのスカートをつけたような衣装。ロシアで22歳はベテランに入るのかな^^; トウ・トウ3-3を決め、ムーディーなボーカルにのってゆったりとステップ。3回転ルッツで転倒したが、ダブルアクセルは大丈夫。エッジを片手でホールド、もう片方の手を添える姿勢のビールマン。
4 李子君(Zijun LI)(中国) SP:60.78(6)
「月の光」「La Polka de Paris」♪ ブルーにストーンが光る。振付はローリー・ニコル。フリップ・トウ3-3を少し頑張って下りた。柔らかな流れの3回転ループ。片手ビールマンがきれい。
指先や足先もきれいに動かすステップ、つなぎのイーグルやイナバウアーからのダブルアクセル、プログラムのどこを取っても絵になっていた。
5 長洲未来(アメリカ) SP:61.10(5)
「Demons」♪ この選手がグレーを着るのは珍しいかも。フリップトウ3-3、3回転ループと決まる。後半のイナバウアーからのダブルアクセルもよかった。パール姿勢からビールマンスピンで喝采のフィニッシュ、ノーミスの演技にガッツポーズ。
得点にももちろん笑顔
6 浅田真央 SP:62.50(4)
「素敵なあなた」♪ 腕組みして、目配せして、スタート。トリプルアクセルで転倒、ちょっと入るときのスピードが足りなかった感じ。しかしフリップ・ループ3-3をしっかり決めた ルッツが1回転にエッジはちゃんとアウトに乗ったと思ったんだけど・・・。
ステップで徐々にテンポアップしていくところで、ぐんぐんスピードを上げながら複雑なステップを踏むところはさすが。
7 コートニー・ヒックス(アメリカ) SP:65.60(2)
「The Feeling Begins(奇跡のはじまり)」♪ フリップ・トウは間にターンが入ったが、それぞれのジャンプは高さがある。イナバウアーからこれも高い3回転ルッツ、イーグルからダブルアクセル。曲が終わってからスピンを回って終わった。
キャメルのエッジをホールドした姿勢からそのままシット姿勢になるスピンなど、得意な部分を見せる。自己ベスト更新に笑顔。
8 アリョーナ・レオノワ(ロシア) SP:59.63(7)
「スマイル」「街の灯」「ライムライト」♪ 燕尾服風の女チャップリン。トウ・トウ3-3が決まって笑顔がはじける。石を投げてガラスが割れる音に耳をふさぐ仕草、抜き足差し足歩く仕草、豊かな表情を見せながらステップを踏んでいく。
3回転フリップで転倒、フェンスにぶつかってしまったが、投げキッスのイーグルからダブルアクセルを決めた。終わって少し痛そうにしていたが、大丈夫かな。
9 アシュリー・ワグナー(アメリカ) SP:63.71(3)
「Hip Hip Chin Chin」♪ ラテンも踊れるところを見せるプログラム。冒頭のフリップはオーバーターンして単独にとどめる。細かく音を取りながらラテンのリズムを刻むステップ、ノリノリ 後半3回転ループに2回転トウループをつけてコンビネーションにした。
10 アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:47.35(11)
「ヴァイオリンと管弦楽のためのボレロ」♪ 細布を巻きつけたような衣装。ルッツ・トウ3-3、3回転ループと転倒してしまった。ダブルアクセルは決めたが、ステップの途中でまさかの転倒、エッジが引っ掛かってしまったようで・・・ひどく痛そう 観客が手拍子で励ました。
キス&クライで涙が止まらない
11 宮原知子 SP:69.53(1)
「ファイアーダンス」♪ きりりとした表情で位置につく。ルッツ・トウ3-3、セカンドのほうが高いくらいのジャンプ レイバックスピンのひとつひとつの姿勢にも拍手が起こる。フラメンコの所作と表情から、腕も脚も大きく使いながらのステップ。大きく目を見開いてアピールするとさらに盛り上がり、3回転フリップ、ダブルアクセルとしっかり決めた。
得意の逆回転スピンでフィニッシュすると、万雷の喝采
結果、宮原知子がトップに立ち、2位にヒックス、3位ワグナー、4位浅田真央。5位長洲未来、6位李子君、7位レオノワあたりまで、表彰台のチャンスがあるかな? 浅田真央の巻き返し、宮原知子のベストな演技を期待したい。
木原万莉子は10位スタート。フリーで順位を上げられるといいな
そして注目の男子
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015第6戦、NHK杯。男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
1 ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:61.20(12)
「Blue Drag」「Boilemaker Jazz Band」♪ 赤シャツに黒ジャケ。4回転トウループが今日は3回転になってしまった。トリプルアクセルはややこらえ、ルッツ・トウは片手をついたがなんとか3-2に。途中で跪くポーズでアピールするステップ、可愛い。
2 グラント・ホクスタイン(アメリカ) SP:74.30(8)
「Due Tramonti(ふたつの夕暮れ)」♪ 羽生結弦が優勝した世界ジュニア2010で5位だった選手。4回転トウループ、トリプルアクセルときれいに決まった つなぎのイーグルに拍手が起こる。ルッツ・トウは3-2、右回りで跳ぶ。
全体に丁寧でしっとりした滑りでよかった。子どもたちに教えるコーチもしているそうな。自己ベストをちょっとだけ更新。
3 エラジ・バルデ(カナダ) SP:69.47(11)
「Echoes of Harlem(ハーレムのエコー)」デューク・エリントン♪ 白シャツにブルーの蝶ネクタイ。4回転トウループは途中で開いてしまったが、トリプルアクセルはばっちり、ルッツ・トウ3-3もうまくいった。
軽妙なジャズにのせて、時折きゅきゅっと肩などを動かす振付が似合っている。音によく合った動き、キャメルスピンからくるっと振り返ってフィニッシュ。
4 田中刑事 SP:73.74(9)
「ブエノスアイレスの春」♪ マッシモ・スカリ振付、袖口のフリルがタンゴの雰囲気を高める。4回転サルコウ、頑張って下りた トリプルアクセル、めっちゃきれい フリップが2回転になってしまったが、3回転トウループをつけたので大きな失点は免れる。
以前より、動きの緩急を上手く使えるようになっている。スピンの姿勢もよかった。自己ベストを少しだけ更新で笑顔。
5 シャフィク・ベセギエ(フランス) SP:72.51(10)
「Una mattina」「Black Mozart Intro」♪ 白シャツにほどいたボウタイ、黒手袋。トウ・トウは4回転に2回転をつけ、トリプルアクセルも入る。単独は3回転ルッツ。
スピード感のあるステップだけど、独特の曲のせいか観客のノリはいまいちな感じ シーズンベストは出た。
6 金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:95.64(2)
「タンゴ・アモーレ」♪ 注目の選手、今日の4回転ルッツは決まるか?・・・ルッツ・トウ4-3、完璧 トリプルアクセルも問題なく、後半の4回転トウループも鮮やか コンビネーションスピンの中のキャメル姿勢でややぐらついたが、キャメルだけのスピンはちゃんと回れてる^^;
昨季もこの曲で、一生懸命“くねくね”する動きだったが、今回はむしろ腕や足を直線的にぴしっと伸ばすようにして、それが効果を上げていた。
自己ベストをまた更新、技術点56.50 胸元に金の瓢箪のようなペンダントを赤い紐で下げているあたりが、中国的
7 リチャード・ドーンブッシュ(アメリカ) SP:78.20(7)
映画「ムーラン・ルージュ」より「Come What May」♪ ワインカラーのシンプルなシャツ。まず4回転トウループをややこらえたが着氷。トリプルアクセルは片手をついた。ルッツ・トウ3-3は大丈夫。ステップは一歩がよく伸びてダイナミック。
キャメルスピンのとき、天井カメラが周りからぐるっと映したのでくらくらした。この撮り方は絶対やめるべき
8 コンスタンティン・ミンショフ(ロシア) SP:79.79(6)
「Rotting Romance」♪ 冒頭のコンビネーションは4回転予定が3回転になって、トウ・トウ3-3。でも単独の4回転サルコウはきれいに決まった。トリプルアクセルも高さがある。
ジャンプが予定通りにできなかったので、ちょっと苦笑いのフィニッシュ。
9 無良崇人 SP:88.29(3)
「黒い瞳」♪ 赤に黒スカーフ風の衣装。チャーリー・ホワイト振付。冒頭の4回転は単独に。トリプルアクセルの迫力にうっとり。ルッツ・トウ3-3が入り、速くなっていく曲にのって細かいステップを踏んでいく。その表情に、どこか町田樹の雰囲気も思い出す。
今日はいい演技でよかった 自己ベスト、出た!
10 ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:81.64(5)
「今宵の君は」♪ タキシードにほどいたボウタイで、フレッド・アステアのように踊る。最初のトリプルアクセルがきれいに入ると、4回転サルコウもステップアウトしたがしっかり回って着氷。フリップ・トウは3-2になった。
ちょっとした動きが洒脱で小粋で、素敵
11 マキシム・コフトゥン(ロシア) SP:82.27(4)
「I Can't Dance」ジェネシス♪ 胸から背中にギター。サルコウ・トウ4-3入った! 4回転トウループはステップアウト。トリプルアクセルで転倒。
スピンでシットから後ろのフリーレッグをホールドする面白い姿勢。ステップでは、欧米だったらもっと手拍子があるのかな?と思うが、日本ではちょっとのりにくかったか^^;
12 羽生結弦 SP:106.33(1)
「バラード1番」ショパン♪ ジャンプ構成を変えて挑戦する。イーグルから4回転サルコウは少し斜めになったが深く膝を曲げてこらえ、イーグルにつなげる。4回転トウループから3回転トウループ、余裕 イナバウアー、ロッカーからトリプルアクセル
スピンは姿勢の美しさもさることながら、細かく音をとらえて指・手先・腕を動かして音楽と一体化する。軽やかに躍動するステップもレベル4。
終わった瞬間、すごく気合の入った顔 そんなに凄い覚悟だったのか
・・・史上最高得点 さっきの怖い顔が嘘のように破顔一笑 演技構成点はもちろん、技術点でも金博洋を上回った。
結果、羽生結弦がトップに立ち、10点あまりの差で2位に金博洋、さらに7点あまりの差で3位に無良。コフトゥンが4位、ブレジナ5位、ミンショフ6位。田中刑事は9位。
フリーはどんな戦いになるのか、、、ドキドキがまだ止まらない
早くも今季GPS最終戦が開幕
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015第6戦、NHK杯。ペア・ショートプログラム(ジャッジスコア)。
1 リュボフ・イリュシェチキナ/ディラン・モスコヴィッチ(カナダ) SP:63.80(5)
「Since I've Been Loving You(あなたを愛し続けて)」レッド・ツェッペリン♪ 女性のオレンジ系衣装が目に鮮やか。3回転ツイスト、スロー3回転ルッツなど丁寧に決める。ステップシークエンスの後に女性がクリムキンイーグルの姿勢、そこへ男性が追いついてそのままデススパイラルに入る。これはユニーク
このペアでの自己ベスト更新。
2 アマニ・ファンシー/クリストファー・ボヤジ(イギリス) SP:42.52(8)
「バラ色の人生」ルイ・アームストロング♪ ヴォロソジャル/トランコフ組の欠場で、急遽出場となったペア。ゆったりした曲にのって丁寧に滑っていく。ダブルアクセル、スロー3回転サルコウと女性が片手をつき、ステップシークエンスでもちょっとバランスを崩してしまった。でも大きなミスにはならなくてよかった。
女性がコロコロした体形で^^; 表情が可愛らしい。
3 ヴェラ・バザロワ/アンドレイ・デプタット(ロシア) SP:64.06(4)
「夜想曲第2番変ホ長調」ショパン♪ ブルー系の衣装。曲は浅田真央も使ったもの。サイド買サイドの3回転トウループから入り、高さのある3回転ツイスト、流れのきれいなスロー3回転ループが決まった。
ペアスピンではシット姿勢から男性が女性のエッジをホールドする工夫。
解説の若松詩子さんが「姿勢がきれい」と絶賛。バザロワは以前かなり年上のパートナーと組んでいたが、同い年の新パートナーと醸し出す雰囲気はかなりいい
自己ベスト更新。
4 ジェシカ・キャララング/ザック・シデュ(アメリカ) SP:55.19(7)
「It's a Man's Man's Man's World(もし僕をまだ愛しているのなら)」♪ 女性はアジア系のルックス。冒頭の3回転サルコウで男性が転倒したが、3回転ツイストで立て直す。息の合ったステップシークエンス、最後にスロー3回転ルッツをびしっと決めて、いいフィニッシュ。
キス&クライで女性が「アリガトウ」と笑顔。
5 于小雨(Xiaoyu YU)/金楊(Yang JIN)(中国) SP:67.00(3)
「Yulunga (Spirit Dance)」♪ 完璧にシンクロする3回転トウループから。スロー3回転ループは鳥が舞い降りるような着氷。ペアスピンでは逆回転から入った。ステップシークエンスで互いに視線を絡ませるタイミングがいい感じ。
6 ヴァネッサ・ジェームス/モルガン・シプレ(フランス) SP:61.91(6)
「I Put A Spell On You」♪ 黒でそろえて、女性はつなぎで胸と腰にストーンきらきら。シャープな3回転ツイスト、ぴったり会った3回転トウループと快調な出だし。スロー3回転フリップも軸が細かった。ステップシークエンスの細かいステップがよくそろっていた。
細い女性がパンツスタイルだと、いっそう細くきれいに見えて素敵 デススパイラルの男性の低い姿勢をほめられていた。
思ったより点が出なかったのは、ペアスピンが無効になってしまったせいか。原因は何だろう?
7 アレクサ・シメカ/クリス・ケネリム(アメリカ) SP:68.43(2)
「Nothing Else Matters」♪ こちらも黒で、女性がつなぎ。最初にデススパイラル、迫力のある3回転ツイスト。3回転サルコウは男性が片手をついたが、練習で苦労していたらしいので悪くなかった スピードにのったまま、すっと上げるリフト。スロー3回転フリップもきれいに決まった。
婚約中で、来年6月に結婚予定だとか プライベートでもパートナー
8 メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:71.04(1)
「Your Song(僕の歌は君の歌)」エルトン・ジョン♪ 互いにうなずきあいながら位置につく。ツイストの前に一瞬男性がバランスを崩したが、しっかり投げて受け止めた トレードマークの3回転ルッツ、男性がちょっと手をついたがそろって着氷。デススパイラルに入る前に2人そろって足を上げる角度もぴったり合わせている。
スロー3回転ルッツはややつまったがきちんと下り、そのままリフトに。最後はさすがにまとめてきた。
結果、デュハメル/ラドフォードがトップに立ち、2位にシメカ/ケネリム、3位に于小雨/金楊。4位バザロワ/デプタット、5位イリュシェチキナ/モスコヴィッチ、6位ジェームス/シプレあたりまでは表彰台のチャンスがあるかも。
このあとは男子ショートプログラム・・・ドキドキ
パリ同時多発テロの影響を受けて中止された、フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015第4戦エリックボンパール杯の結果について、正式な発表があった。
ショートプログラム&ショートダンスの結果をそのまま最終結果とし、世界ランクのポイント、グランプリファイナル進出ポイント、賞金もその結果を適用する。
ということで、SP1位だった宇野昌磨選手は、GPS初優勝となった。同時に、スケートアメリカ2位&エリックボンパール杯優勝の28ポイントで、シニアデビューの年にファイナル進出も決まった。
グランプリファイナル進出選手の決定方法については、ポイントで並んだ場合に次のような方法で順位をつけることになった。
1.最高順位が高いほうが上
2.出場した2大会のショートプログラム/ショートダンス得点合計が高いほうが上
3.2大会に出場したほうが1大会より上
4.出場した2大会の出場選手数の合計が多いほうが上
5.まだ並んでいる場合は、全員が進出
この方式でのポイントランキングはこちら→ 男子 女子 ペア アイスダンス
通常、ポイントで並んだ場合の順位の決め方は、最高順位→2大会の得点合計→出場大会数(2大会が上)→フリー得点2大会合計→2大会のフリーのうち得点の高いもの→ショート得点2大会合計→出場選手数合計、という順に見ていく。
今季は最高順位の次がいきなりショート得点合計^^; フリー2回滑れなかった選手たちに不公平がないようにするには、これしかなかったか
私は、今季に限り「2大会のスコアのうち高いもの」あるいは「ショートの高いものとフリーの高いものの合計」等が採用されるのでは、と思っていた。でもやっぱり、「比較するスコアが1つしかない選手が出るものは対象にしない」という原則なのかな
さらに、今季は1人枠を増やす。ポイントランキング7~9番目は補欠となるが、7番目の選手がエリックボンパール杯に出場していた場合、7番目の選手もファイナル進出とする。(男子や女子で7人出場になった場合は、グループも分ける。)
現時点では、男子の村上大介が7番目としてファイナル進出する可能性がある。NHK杯に出場するマクシム・コフトゥンも、4位だったら同様(3位以内なら普通に6番目以内に入れる)。女子では、エリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手に7番目で進出の可能性が残っている。
ペアとアイスダンスはNHK杯に高いポイントを持っている組が多く出てくるが、エリックボンパール杯に出場した中では、ペアのヴァネッサ・ジェームス/モルガン・シプレ、アイスダンスのマディソン・ハベル/ザカリー・ドナヒューはチャンスがありそうだ。
こんな“特別措置”が2度と取られなくてすむことを願う。
全日本ジュニアの放送、女子フリー後半がLive! 結果サイトはこちら
山下真瑚 SP:51.40(12) FS:107.81(9) 合計:159.21(9)
「ノクターン」♪ 冒頭からルッツ・トウ3-3、3回転フリップ、ループ・トウ3-2と決まる。2本目のルッツでやや乱れたが、後半ループ・トウ・ループ3-2-2など頑張った。スケーティングもきれいだし、全体に安定感がある。
宇野昌磨と同じリンク、コーチ。ジャンプ跳びすぎた?!
紀平梨花 SP:53.38(8) FS:89.53(15) 合計:142.91(11)
「吸血鬼の接吻」♪ ノービスAのチャンピオン、可愛らしい黄色の衣装。ルッツ・トウ3-3に続いてトリプルアクセル!惜しくも転倒。レイバックスピンの姿勢がきれい。後半のルッツも転倒してしまったが、全体にスピードがあって滑らか。
これでまだノービスって・・・。コーチは宮原知子と同じ。
青木祐奈 SP:52.96(10) FS:109.51(8) 合計:162.47(7)
「ピアノ協奏曲第2番」ラフマニノフ♪ ルッツ・ループ3-3決まった! ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループも入る。2本目のルッツで転倒したが、次の3回転ループに2回転トウループをつける。
力強い音にしっかり合わせてステップを踏めた。笑顔でフィニッシュ。コーチは都築章一郎さん。
渡辺倫果 SP:53.35(9) FS:87.55(17) 合計:140.90(13)
「ラベンダーの咲く庭で」♪ まだ小柄で可愛い、この選手もノービスから。最初のジャンプで転倒したが、後半に3-2-2やトウ・トウ3-3、3回転サルコウ+ダブルアクセルのシークエンスも決めてきた。
3-3を決めた瞬間に小さくガッツポーズ スピード等はこれから。
本田真凜 SP:54.65(7) FS:114.23(5) 合計:168.88(6)
「ビートルジュース」♪ 3回転ルッツ、サルコウ・トウ3-3と快調な滑り出し。独特のメロディでのステップ、曲の変わり目にしっかりスケーティングの雰囲気を変えてみせる。後半もフリップ・トウ・ループ3-2-2やダブルアクセル+3回転トウループと決めた。最後にフリップで転倒したのが惜しい。
荒木菜那 SP:51.83(11) FS:90.06(14) 合計:141.89(12)
「シカゴ」♪ わりと元気よくぐいぐい滑る。ダブルアクセル+3回転トウループから。ルッツ、後半のサルコウと転倒したが、その後ルッツ・トウ3-2、トウ・トウ・ループ3-2-2を決める体力がある。片手ビールマンスピンで締めくくった。
坂本花織 SP:58.96(5) FS:111.76(6) 合計:170.72(5)
「カラーパープル」♪ マッシモ・スカリ振付、紫の衣装。右足すねの疲労骨折があってジャンプの練習ができない時期があったそうだが、フリップ・トウ3-3やルッツとスムーズに決めていく。最後のダブルアクセルまでノーミス、柔らかに滑りきった。
背中から腕がもっと使えるようになったら、演技構成点も上がっていくと思う。
樋口新葉 SP:66.83(1) FS:122.40(1) 合計:189.23(1)
「マスク・オブ・ゾロ」♪ 衣装が新しくなってる。ルッツ・トウ3-3、サルコウと高さのあるジャンプ。スピンやステップで、指先や首の動きも丁寧にこなす。後半にもルッツ・トウ3-3、ダブルアクセル+2回転ループ+2回転ループと見事。唯一、フリップで手をついてしまったのだけがミス。
剣を突き出すポーズでフィニッシュすると、ぎゅっと拳を握った。高得点に顔を覆って喜ぶ。
新田谷凜 SP:61.03(3) FS:114.94(4) 合計:175.97(4)
「ロミオとジュリエット」♪ 深緑の衣装がシック。冒頭のルッツこそ2回転になったが、後半にルッツ・トウ・ループ3-2-2やダブルアクセル+3回転トウループなどを決めるなど、終わってみればミスは一つだけ。スピンのポジションがきれいで、ステップでは大人の雰囲気を醸し出す。18歳の成熟を見せることができた。
横井ゆは菜 SP:60.16(4) FS:117.24(3) 合計:177.40(3)
「マラゲーニャ」♪ 前に見たときよりかなり大人っぽくなった。ジャンプとジャンプの間の動きが、とてもよく曲を捉えていて、すごくカッコいい ルッツもフリップも入っているし、終盤にダブルアクセル+3回転トウループ+2回転ループと難度も十分の構成。
邦和スポーツランド所属、鈴木明子の後輩になる。手先や視線の使い方が似てる!
岩本こころ SP:55.53(6) FS:99.45(10) 合計:154.98(10)
「美女と野獣」♪ わりと身長があって見栄えがする。ルッツ・トウ3-3、フリップと順調に決め、後半のジャンプも高さがある。最後のサルコウが2回転になってしまった以外はミスなし。ステップにもう少しスピード感があるといいのかな。
白岩優奈 SP:62.77(2) FS:121.39(2) 合計:184.16(2)
「ナイト・ワルツ~悲しみのクラウン~」♪ ルッツ・トウ3-3、サルコウ・ループ3-3、一気に決めた 後半もルッツ・トウ・ループ3-2-2などジャンプはノーミス。スローパートでしっとりしたステップもいい。
ワルツのリズムが、この選手のジャンプとスケーティングにいいリズムを作っていて、持ち前の可憐さを引き立てていた。
優勝は樋口新葉、2位白岩優奈、3位横井ゆは菜。4位新田谷凜、5位坂本花織、6位本田真凜、7位青木祐奈。ここまでが全日本選手権に出場できる(通常ジュニアからの推薦は6人だが、昨年3位の樋口新葉はシード権を持っているので)。
8位三原舞依はジュニアグランプリファイナルに進出を決めているが、全日本には届かず、今季世界ジュニア代表になるのは難しくなった。一方、ファイナル進出できなかった樋口新葉は世界ジュニア代表に決まった。
SPのフリー進出ラインが44点台、とてつもないレベルの高さ。これが国内ジュニアの大会とは、、、。ジュニアグランプリシリーズの最終グループがいくつもあるくらいの感じ
これはライブ放送する価値のある大会だった。
男子は優勝した山本草太のフリーを最初に流しただけで、あとは最後に上位選手のダイジェスト。女子メダリスト3人のインタビュー準備の間に樋口新葉の演技をもう一度流したが、そこはアイスダンスを放送してほしかった
番組最後は全日本選手権の予告。今回の上位選手たちが出場するので当然だが、通常シニアとかけもちができないアイスダンスは、全日本に推薦出場することはない。それでアイスダンスの扱いがないのか 全日本には登場しないなら、ここしかないのに~。
今回出したスコアからいって、アイスダンス優勝の深瀬理香子/立野在は世界ジュニア派遣が当然と思われる。世界ジュニアで放送するとき、この子たち誰?じゃないほうがいいと思うんだけど
週末はもう、グランプリシリーズ最終戦NHK杯。忙しい~
とうとうこんな時代が来たか、、、
開催中のフィギュアスケート・第84回全日本ジュニア選手権、今日が最終日。今、最終種目の女子フリーが始まっている。
なんと、その模様をBSフジが中継する 以前からジュニアはフジテレビが放送してたけど、大会終了後に練習風景なども交えて、注目選手を取り上げる形だった。
全部ではないが、生中継らしい。17:00~19:00だから、前半は男子の上位の録画を流して、後半女子最終グループのライブかも 録画部分にできたらアイスダンスも放送してほしいな
録画予約OK
戦いすんで、今宵は楽しもう♪ エキシビション。
<前半>
最初にシンクロナイズド・スケーティングのチーム、ジュニア男子
も登場。
ミハイル・コリャダ(ロシア)(男子5位)
「Fever」♪ アップテンポの曲で盛り上ったが、ちょっとバランスを崩したりスピンに入りそこねたり^^; でも得意のビールマンも見せて、終始笑顔。
エレーナ・イリニフ/ルスラン・ジガンシン(ロシア)(ダンス5位)
「I pur spell on you」♪ シンプルな黒で。ツイズルのタイミングが微妙にずれたが試合じゃないからいいか^^: 二人の雰囲気はいい。
本郷理華(女子5位)
「Let's get loud」♪ 真っ赤な衣装で情熱的に、3回転ルッツもリベンジ(でもサルコウはダブル^^;)。ロシアの観客に人気がある。
ナタリア・ザビヤコ/アレクサンデル・エンベルト(ロシア)(ペア5位)
出演予定はなかったのか、試合のときと同じ衣装。ツイスト、スロージャンプとスムーズ。ダンスリフトがいい感じ。
アダム・リッポン(アメリカ)(男子4位)
「Whole lotta love」レッド・ツェッペリン♪ 白いピタT。ロックに踊り、氷に寝そべって、また激しく踊って、そのまま退場までが演技。花束渡す係りの少女のほっぺにチュッ
シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア)(ダンス4位)
「Ill canto della terra」♪ シンプルな黒のスリップドレス、黒のタートルネックにジーンズ。服装に凝らないけど、ユニークな姿勢のリフトなど技術力はよくわかる。
ポリーナ・エドマンズ(アメリカ)(女子4位)
「Carifornia Dreamin'」♪ 黒のグラブに赤いスカート、意外とロック。ジャンプもばっちり。得意のツイズルがこういう曲にもはまる。
タラ・ケイン/ダニエル・オシェア(アメリカ)(ペア4位)
「Sugar」♪ しっとりしたワインカラー。背中から前へ持ってくるダンスリフトからそのままスロージャンプ、ペアスピンからそのままダンスリフトなど、試合ではなかなかやらない工夫。レイバックスピンの周りをハイドロブレーディング、素敵
<後半>
ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア)(ジュニア女子)
「アダージョ」♪ 鮮やかな赤の衣装で、ジュニアグランプリファイナルに断トツの成績で進出を決めた期待のジュニアが登場。3-3を余裕で決められちゃう ダブルアクセルからそのままスプリットジャンプとか、大人顔負け。
ロス・マイナー(アメリカ)(男子3位)
「Another Song」♪ 白Yシャツが普通すぎる^^; でもリンク全体を使うイーグルには似合ってるかな。ムーディーな曲をしっとりと演じた。
ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア)(ダンス3位)
ショパン・ノクターン♪ 女性は白、男性は黒、ピアノみたい? ローテーショナルリフトからそのまま女性を氷の上に座らせて膝で回転させたり、キャメル姿勢のペアスピンで上げた腕をからませるなど、素敵な振付がいっぱい。
アデリナ・ソトニコワ(ロシア)(女子3位)
「白鳥の湖」チャイコフスキー♪ 白鳥だけど衣装は黒。いきなり走って氷上に倒れて、起き上がるところから。ドラマチックなアレンジで、振付もモダンバレエ風。脚を後ろに高く上げてI字姿勢になるスパイラル、逆に前に上げてI字姿勢になるスパイラル、そんな技の一つ一つが盛り上る。途中結わえていた髪をほどくのも演出。
彭程(Cheng PENG)/張昊(Hao ZHANG)(中国)(ペア3位)
中国語の歌曲で。反対方向に滑っていって、離れてソロジャンプを跳ぶスタート。スロージャンプはちょっとステップアウトだったが、スパイラル姿勢の男性の背中に乗せるダンスリフトなど、息のあった演技。
アジアン・ピトキーエフ(ロシア)(男子2位)
「The Botanist's Song」♪ リンクサイドから押し出されるようにして登場。パイプ椅子の陰に隠れたり、座って居眠りしたり。セーターを脱いで帽子も取ると、ノリノリで踊りだす。スピンでおへそが見えちゃう^^; ジャンプも決めたが、ベルが鳴って目が覚めると、、、あれ? 椅子を引っ張って退場?
凝った演出で演技力もばっちり見せた。これからロシアだけでなく、世界中で人気が出そう
アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア)(ダンス2位)
「Dance of the hours」♪ 毛布と枕にぬいぐるみ、お休み中モード リフトしながらあくび、氷の上に寝そべって毛布の取り合い。巻きつけたり振り回したりしながらリフトにスピン、凄い技術、そして楽しい演出
エフゲニア・メドヴェージェワ(ロシア)(女子2位)
ロックっぽい花嫁衣裳みたいなのでフェンス際から演技開始。以前ジガンシナ/ガシーが使ったゾンビ系の曲。真紅のルージュもけっこういいかも。
川口悠子/アレクサンデル・スミルノフ(ロシア)(ペア2位)
「February」♪ 静止状態でリフトから始まる。スロージャンプもツイストもシャープだけど、それよりダンスリフトや振付で魅せる。えびぞり姿勢のリフトで男性が片足になる技術。
リフトで上げきれないところがあったけど、うまく肩のあたりで姿勢を作り、ミスには見せなかったのはさすが。
ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン)(男子1位)
Bull Fighter♪ 豪華な闘牛士の衣装。ステップの中で軽々とジャンプを跳び、牛に追いかけられて逃げ回る振付、何度見ても楽しいプログラム。
アンコールは「マラゲーニャ」のスピンからステップ、少し振付を変えて演じてくれた。
ケイトリン・ウィーヴァー/アンドルー・ポジェ(カナダ)(ダンス1位)
「Kissing You」♪ 2人が離れたところから、ミラーのような動きで始まる。「ロミオとジュリエット」の曲なので、かなり距離を取ったノータッチステップが切ないストーリーにぴったり。
アンコールはフリーから、ステップ・ストレートラインリフトなど。
エレーナ・ラジオノワ(ロシア)(女子1位)
「I will always love you」♪ プレッシャーから解放された明るい表情で、気持ち良さそうにイーグルやスパイラル。どこまでも飛んでいきそうな伸びやかさ。
アンコールはフリー「タイタニック」のラスト。
クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ(ロシア)(ペア1位)
「Memories of Sochi」♪ ロシアの民族衣装風で、民謡でしっとり、、、と思ったら脱いでTシャツとホットパンツ。Tシャツにソチ五輪のロゴ入り、ノリノリのアップテンポでちょっと不器用に踊った。試合よりきれいにスロージャンプ決まった
アンコールはさらにシャツを着替えて、「I put spell on you」のステップ。
花束を渡す係りの男の子と女の子が可愛い
一人ずつ何か技を見せるフィナーレ、本郷理華が3回転サルコウを跳んだ。このリンクでどうしても成功させておきたかったかな。川口悠子がリフトでY字バランス姿勢、凄い
一列に並んでご挨拶すると、金色のテープが舞い上がって 無事に全ての日程が終わって、何より
日本での放送は、CSテレ朝チャンネル2でこのあと0:20~3:20。BS朝日で明日23日17:00~19:00。
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015第5戦、ロステレコム杯(ロシア大会)。女子フリー(ジャッジスコア)。
1 ダシャ・グルム(スロベニア) SP:44.72(12) FS:92.84(12) 合計:137.56(12)
「Ponds」♪ 黒にピンクのスカート。冒頭から3回転を続けて決めたが、アクセル2本は1回転に。フライングスピンの入りで失敗してしまったが、観客の手拍子に励まされてステップを踏んだ。
2 ハンナ・ミラー(アメリカ) SP:47.98(11) FS:97.23(11) 合計:145.21(11)
「ラ・ボエーム」「泣くな、リュー(「トゥーランドット」より)」「歌に生き、愛に生き(「トスカ」より)」等♪ アスリートっぽいジャンプの選手。冒頭に3連続を決めるが、ルッツは2回転、フリップは1回転に。ドラマチックに演じるステップ、バレエジャンプやスパイラルのコレオシークエンスなどは悪くない。
3 加藤利緒菜 SP:50.26(10) FS:105.30(9) 合計:155.56(10)
「マイ・フェア・レディ」♪ 白に黒リボンは、アスコット競馬場のシーンの衣装。フリップ・トウ3-3、3回転サルコウと順調な滑り出し。片手上げのダブルアクセル、ループ・トウ・ループ3-2-2と頑張る。ルッツは両足着氷かも^^;と思ったら、ダウングレードでエッジエラーe判定。
今できることを精一杯見せられたかな。
4 永井優香 SP:53.19(9) FS:106.43(6) 合計:159.62(8)
「August's Rhapsody」♪ ブルーの衣装の背中はストーンで描いたバイオリン。冒頭のルッツがまた1回転に しかしすぐ立て直して3回転フリップを決め、ステップは伸びやかにアピールしながら。後半転倒があったが、ダブルアクセル+3回転トウループやサルコウ・トウ3-2などで盛り返す。レイバックスピンはとても美しい。
女子では珍しく、フリップにエッジエラーeがついてしまった。
5 ヨシ・ヘルゲション(スウェーデン) SP:56.85(8) FS:100.69(10) 合計:157.54(9)
「Once Upon a Time in Mexico」「Las Bandidas」♪ 黒と赤で情熱的に。ルッツ・トウ・ループ3-2-2から、3回転フリップなどパワフルに決めていく。転倒はあったが引きずらずに残りのジャンプを着氷。ほどよく色気のあるコレオシークエンス、元気のいいステップ。
6 ロベルタ・ロデギエロ(イタリア) SP:56.85(7) FS:105.87(8) 合計:162.72(7)
「エビータ」♪ ワインカラーの胸元をストーンで飾る。ルッツ・トウ3-2、3回転フリップ、3回転トウループ+ダブルアクセルのシークエンスと安定した前半。しっとりとステップを踏み、後半転倒はあったが、しっかりとまとめた。
フリー、合計の自己ベスト更新。
7 本郷理華 SP:63.45(6) FS:115.67(5) 合計:179.12(5)
「リバーダンス」♪ ゆったりと大きな動きから、フリップ・トウ3-3を決める。サルコウが2回転、ルッツが転倒。しかしダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループ片手上げやルッツ・トウ3-2と後半に決め、会場全体が手拍子でステップを盛り上げた。
このプログラムはみんなが愛してる ルッツ2本にエッジエラーeと回転不足判定、これは今後の課題。
8 ポリーナ・エドマンズ(アメリカ) SP:65.29(5) FS:117.91(4) 合計:183.20(4)
映画「風と共に去りぬ」より♪ 映画の世界をそのままに描くプログラム。ルッツ・トウ3-3にステップを続ける。フリップ・ループ・サルコウ3-1-3、後半2本のダブルアクセルやループ・トウ3-2など、よく跳んだ。
長身なのでビールマン姿勢が映える。スパイラルを続けるコレオシークエンスで物語のクライマックス。
9 アデリナ・ソトニコワ(ロシア) SP:65.48(4) FS:119.63(3) 合計:185.11(3)
「Je Suis Malade」ララ・ファビアン♪ ロシアの英雄の登場に会場の期待が高まる。ルッツ・トウ3-3をなんとか下り、フリップやループはきれい。憂いをこめたステップのあと、ダブルアクセル+3回転トウループを下りると大喝采。
得意の片手ビールマンスピン、迫力のあるスパイラル。最後のダブルアクセルで転倒は、今後体力面での課題かな。
10 エフゲニア・メドヴェージェワ(ロシア) SP:67.03(3) FS:139.73(1) 合計:206.76(2)
「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」♪ 跳んで跳んで跳びまくった 片手上げ3回転フリップ+3回転トウループ、片手上げ3回転ルッツ、ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転トウループは全部片手上げ。終盤にもサルコウ・トウ3-3が入る。
一歩がよく伸びるステップ、ストーリーを丁寧に見せる振付、ヘアカッターからビールマンスピンで鮮やかに締めくくる。
フリーの自己ベストで、スケートアメリカで出したトータルのベストを少しだけ更新。
11 アレーン・シャルトラン(カナダ) SP:67.38(2) FS:106.04(7) 合計:173.42(6)
「風と共に去りぬ」♪ 今日も挑戦するトリプルアクセル・・・惜しい転倒 その後も転倒が続いてしまったが、あきらめずにダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウやルッツ・トウ3-3を着氷すると拍手が起こる。
ステップやスピンでも曲と共に盛り上れる、いいプログラム。
12 エレーナ・ラジオノワ(ロシア) SP:71.79(1) FS:139.53(2) 合計:211.32(1)
「タイタニック」♪ ラベンダー色にピンクのサッシュ。シーズン初めの不調が嘘のように、見事に跳びきった。ルッツ・トウ3-3、フリップ、ループ・ループ・サルコウ3-1-3等々。
踊るのが得意な選手だけど、中盤はやや抑えて、終盤感情を前面に出してくるあたりも憎い。パールスピンからビールマンスピンでフィニッシュ。
会心の出来に顔を覆って喜ぶ。フリー、合計ともに自己ベストで母国での優勝を決めた。
結果、優勝はラジオノワ、2位メドヴェージェワ、3位ソトニコワとロシア勢の表彰台独占となった。4位エドマンズ、本郷理華が5位。永井優香が8位、加藤利緒菜が10位。
本郷と永井のファイナル進出は厳しくなったか・・・。ファイナルについては、エリックボンパール杯のポイントの扱いが正式決定してからまた。
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015第5戦、ロステレコム杯(ロシア大会)。男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
1 ミハイル・コリャダ(ロシア) SP:79.64(5)
「Nightingale Tango」「Foxtrot」♪ グリーンのチェックとストライプ。4回転トウループは転倒したが、トリプルアクセルがきれいに入る。軽妙な振付のステップをきびきびとこなし、ルッツ・トウ3-3を後半に決める。最後はビールマン かなりきれいな姿勢でびっくり。
地元の歓声に笑顔でこたえる。
2 イヴァン・リギニ(イタリア) SP:68.90(9)
「誰も寝てはならぬ」プッチーニ、歌唱:ポール・ポッツ♪ 白、グレー、黒の組み合わせ。トリプルアクセルでステップアウト、4回転トウループ転倒。バタフライから入るシットスピンやフライングキャメルなどはきれい。後半のコンビネーションは、両手を上げて3回転ルッツに3回転トウループをつけた。
長身をいっぱいに伸ばしながらのステップは、身体で歌うかのように盛り上げる。終わってちょっと舌を出した
3 ロス・マイナー(アメリカ) SP:85.36(3)
「ニューヨークの想い」ビリー・ジョエル♪ 4回転はなかったが、3回転、トリプルアクセルとスムーズに決め、小粋な動きのステップ、ルッツ・トウ3-3と安定。バレエジャンプからイーグルと、つなぎの動きも素敵。
4 小塚崇彦 SP:69.61(8)
「レスペート・イ・オルグージョ〜誇りと敬意〜(ファルーカ)」沖仁♪ ギターが刻むフラメンコ、大人の色気がにじむ。4回転トウループは両足着氷、トリプルアクセルでステップアウト。後半のルッツ・トウもちょっと回転不足な感じの降り方になってしまった。
しかしステップは、、、身のこなしと足捌きの美しさ、誰でもできるものではない。
5 アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:67.46(10)
「All Alone」♪ 渋めのボーカル曲で。トリプルアクセルを決め、4回転は転倒。フリップ・トウのコンビネーションは3-2でまとめた。
歌詞を表現しながら長めのステップ、プログラムとしてはなかなか魅力的。
ペーター・リーベルス(ドイツ)が棄権。
7 アディアン・ピトケーエフ(ロシア) SP:87.54(1)
「Pain」はまたけし/「Appassionata」シークレット・ガーデン♪ グレー系の地味な衣装。スケートもあまり奇をてらわない感じ。4回転トウループ+3回転トウループ、決まった! きれいな姿勢のスピン、着氷してきれいに流れたトリプルアクセルと3回転ルッツ。柔らかなタッチのステップもよかった。
自己ベスト大幅更新に、地元の観客も大喜び
8 アダム・リッポン(アメリカ) SP:78.77(6)
「Who Wants to Live Forever」クイーン♪ 今日も挑む4回転ルッツ、転倒。しかし挑むことに意味がある?! トリプルアクセルは問題なかったが、今日は両手を上げるリッポン・ルッツではない普通のルッツ・トウ3-2に。
個性的な動きが随所に見られるステップ、レイバック姿勢を織り込むスピンなど、彼らしさは見せた。
9 ナム・ニュウエン(カナダ) SP:70.78(7)
映画「キリング・フィールド」より♪ 静かで難しい曲かも。冒頭の4回転は単独にした。トリプルアクセルをきれいに決めたが、ルッツ・トウが3-2になって転倒は口惜しい。ストーリーを語りたいステップは、前より滑り込めてきたかな。
上空を見上げるときの視線の使い方など、羽生結弦に似てきた?!
10 セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:84.17(4)
「Butterflies and Hurricanes」ミューズ♪ タトゥーのような模様が腕に。地元の大声援の中、4回転トウループ+3回転トウループ決まった!が4回転は両足着氷。トリプルアクセルはジャンプが大きすぎて着氷でこらえた感じ。3回転ループを決めると、あとは気持ちよくステップを踏んだ。
11 ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:86.99(2)
「マラゲーニャ」演奏:パコ・デ・ルシア、歌唱:プラシド・ドミンゴ♪ 情熱の赤と黒の衣装で本場のフラメンコを見せる。得意なはずの4回転サルコウが3回転に。3回転ルッツの着氷で少し間が空いたが、落ち着いて3回転トウループをつける。
フライングアップライトスピンでレベル4が取れる人は他にいるかな? トリプルアクセルをきれいに決め、レベル4のステップで締めくくった。
結果、17歳のピトケーエフがトップに立ち、フェルナンデスが2位、会心の演技だったマイナーが3位。ヴォロノフが4位、コリャダが5位と地元ロシア勢は好調
小塚は8位、まだ怪我の影響があるかもしれない。フリーでどのくらいできるか、、、頑張れ~
先週のエリック・ボンパール杯(フランス大会)フリー中止を受けて、無事に開催されることをみんなが切に祈っていたが、、、無事に始まった
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015第5戦、ロステレコム杯(ロシア大会)。アイスダンス・ショートダンス(ジャッジスコア)。
1 ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア) SD:63.63(3)
「白鳥の湖」♪ オーソドックスなクラシックバレエのナンバーが、意外と似合う。ツイズルで少しだけ女性がバランスを崩したが、大きなミスはなし。ロシアの名曲でステップに、観客は第1滑走から大盛り上がり。
2 ヴィクトリア・カヴァリオワ/ユリー・ビエリアイエフ(ベラルーシ) SD:41.60(8)
「Flashlights」「Russian March」♪ 女性の薄緑の衣装がきれいな色。男性は白の軍服風。足の甲と膝に乗せるリフトから入り、後半強い曲でスピードを落とさずに滑った。ツイズルは女性が少しふらついたかな^^;
得点が伸びなかったのは、パターンダンスのキーポイントがほとんど取れなかったあたりのようだ。
3 レベカ・キム/キリル・ミノフ(韓国) SD:51.83(7)
ワルツ、フォックストロット♪ 白いドレスの胸に赤い花をつけて登場。ツイズルをきれいに合わせる。前半はアコーディオン、後半は男性ボーカルの小粋な曲。首や足先の細かい動きを使って、楽しげに表現した。
いい得点が出て嬉しそう。
4 エレーナ・イリニフ/ルスラン・ジガンシン(ロシア) SD:54.46(6)
「Somebody to Love」「We Will Rock You」クイーン♪ 黒でそろえて、大歓声の中に登場。きびきびと滑り出し、ツイズルがぴったり・・・と思ったら、男性がまさかの転倒 しかし後半のロックはパワー前回でノリノリのステップを滑りきり、激しく姿勢が変わるローテーショナルリフトで締めくくった。
5 クセニア・モンコ/キリル・ハリヤヴィン(ロシア) SD:59.03(5)
ポルカ、ワルツ♪ 柔らかなサーモンピンクのドレスとベージュのシャツで登場。ゆったりしたリズムに乗って、美しいリフトを見せる。ツイズルもまとめ、全体に流れがよかった。
シーズンベストに笑顔。
6 シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア) SD:60.58(4)
「帰れソレントへ」「マリア・マリ」「Fantasia Italiana」♪ ゴールドとブルーでイタリアの名曲。パヴァロッティのボーカルで力強いツイズル、女性が倒立姿勢のリフトは迫力。スピード感と勢いのあるプログラムで、ロシアの観客も手拍子でのっていた。
7 アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア) SD:67.82(2)
「メリー・ウィドウ」レハール♪ オペレッタの名曲を軽やかに演じる。ツイズルの回転の速さとタイミングの合い方が抜群 前半のワルツから、後半のポルカになるとさらにスピードを増し、活き活きした動きで目が離せない。腰のあたりから肩まで上げて背中から下ろすローテーショナルリフト、カッコいい。
シーズンベスト更新。
8 ケイトリン・ウィーヴァー/アンドルー・ポジェ(カナダ) SD:69.49(1)
「美しく青きドナウ」「アンネン・ポルカ」ヨハン・シュトラウス♪ ホルターネックのベビーピンクのドレスはパールが散りばめられ、男性も燕尾服と舞踏会そのもの。男性が片足でリフト、ステップの一歩が大きく伸びていく。手拍子にのって軽快なポルカ、ステップの一部のようにスムーズにツイズル。終盤またワルツで雄大な表現、完璧
結果、ウィーヴァー/ポジェがトップに立ち、カッペリーニ/ラノッテが2位、シニツィナ/カツァラポフが3位につけた。ギニャール/ファブリが4位、モンコ/ハリヤヴィン5位、ミスがあったイリニフ/ジガンシンは6位だが、フリーで順位を上げられるか。
やっぱり、アイスダンスは華やかで楽しい~~~ このあと男子ショートプログラム、小塚くん頑張れ~
お題「「つぶあん派」or「こしあん派」?」に投稿してみる。
まず、一番大事なことは、「つぶあん」と「こしあん」は別物だという認識。「あんこ」と一括りにしてはいけない
生協のカタログに、美味しそうなあんぱんが掲載されていた。説明文を見ると、材料にこだわっているらしい。今週のお買い得商品だし、注文したい。
しかし、「あん」が「つぶあん」なのか「こしあん」なのか、明確な記述がない。あんぱんに関しては「こしあん」が好きなんだけど、、、お試しならいいか、と注文。届いたのは「つぶあん」ぱん。
美味しかったけど、やっぱりちゃんと説明に書いてほしい。と思って投書したら、次回からちゃんと「つぶあん」と書かれるようになった
私は、どちらかといえば「こしあん」が好き。あんぱん、お饅頭、おはぎ、柏餅などは「こしあん」がいい。
一方で、草餅やお汁粉は「つぶあん」。たいやき、大判焼き等はどこの店もたいてい「つぶあん」だけど、文句はない
・・・夜中にこんな話題で書き始めるんじゃなかった。たいやき食べたくなっちゃった
長男がバイト帰りにLINEを送ってくる。「これから帰る」とか「今、新宿」など。なぜかといえば、私がすぐ「××買ってきて」と頼むからだ。私が遅い昼寝から覚めていない恐れもあるから、起きて活動しているか確認する狙いもある。
今日は早めに買い物をしてあったので、「今夜は鰺」と返信した。しばらくして帰ってきた長男、「鳩?」
鳩、、、香港の中華レストランで食べたことはあったかもしれないが、日本の家庭で食べるか普通
「LINE見てないの?」というのでチェックしたら、「鰺」に対して「鳩?」と返信してきていた
「・・・読み方わからなくて、思いつく魚の名前あれこれ入力して、やっとわかったよ。アジか」
秋刀魚や鯖なら読めた? それにしても、魚へんの漢字を見て鳥の名前はないでしょう
長男の知識、程度が読めない
人々を恐怖に陥れることで、自らの主張を通そうとする、、、テロリズム。
パリのテロ、前日のベイルートのテロ、さらに犯行を予告するIS。
もう、きりがないったら
・・・なんで、共存できないかな・・・
土曜日、同窓会から帰って、フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)第4戦エリック・ボンパール杯のフリーを見ようと思ったら、中止になっていた。
パリから離れたボルドーで開催されていたが、全国の非常事態で、それどころではなかった。観客なし、警備強化での続行も検討されたが、政府から中止の指示があったようだ。
会場の一室で中止の知らせを聞く選手たちの映像が、フリーを放送するはずだった番組で流れた。ペアの公式練習を中止して、そのとき会場にいた選手・関係者が集められたのだそうだ。
涙を流す選手もいた。フランスの選手たちから自然に「ラ・マルセイエーズ」が起こった。
日本の男女シングルの選手たちは、ホテルのロビーで待機していて知らせを聞いた。村上大介選手はフライト変更の電話。一刻も早く日本へ帰そうと、関係者は急ぐ。
パリを避け、ローマ経由で帰国した日本の選手たち。まずは無事に帰れてよかった。
エリック・ボンパール杯の結果は、ショートプログラム/ショートダンスの結果をそのまま採用する方向で検討されているらしい。グランプリファイナル進出のポイントも同様。
SP/SDで思うような演技ができず、フリーで巻き返したかった選手には気の毒だが、フリーだけ別の日程・会場で行うということも、簡単にはできないだろう。
ファイナル進出のポイントと最高順位で並んだ場合、必然的に得点合計が低くなってしまうのが不利だが、そのあたりはどんな措置が取られるのか。明日ISU理事会で決定するということなので、通達を待とう。
今週末のロステレコム杯(ロシア大会)、来週末のNHK杯が無事に開催できますように。
犠牲者の冥福を祈ります
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2015第4戦、エリックボンパール杯(フランス大会)。男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
1 ロマン・ポンサール(フランス) SP:62.86(11)
「Je suis malade」♪ イケメンなのでファンが多い コーチのブライアン・ジュベールが見守るなか、トリプルアクセル、フリップ・トウ3-3を決めるが、3回転で転倒。「ジュベールの雰囲気」と実況に言われるが、たしかに似てきた? まだ師匠ほど力強くはないかな。
2 王一(Yi WANG)(中国) SP:72.08(8)
「Back to Black」♪ ブルーにゴールドのボーダー風。トリプルアクセルから入り、フリップ・トウ3-3、3回転ループを決める。終始落ち着いて、独特のリズムを刻んだ。
それなりにベテランなんだけど、中国は国際大会派遣の数が少ないので、これがGPS4試合目。ようやく国際大会に慣れて、母国開催でない大会でも堂々と自分の演技ができるようになってきた。
3 キム・ジンソ(韓国) SP:71.24(9)
「月光ソナタ」ベートーヴェン♪ 黒のシンプルなスタンドカラー。ゆったりとルッツ・トウ3-3、膝を深く曲げて柔らかく着氷するトリプルアクセル。スムーズな3回転ループも決まった。
曲が速くなったところできびきびしたステップを踏み、盛り上がって、、、と思ったら転倒。やっちゃった、という顔をしたが、得点には満足そう。
4 シャフィク・ベセギエ(フランス) SP:68.36(10)
「Una mattina」「Black Mozart Intro」♪ 白シャツにほどいたボウタイ。4回転を予定していたようだが、トウ・トウ3-3になった。トリプルアクセルはややこらえた着氷になったが大丈夫。3回転ルッツは問題なし。
ステップはレベル4を獲得したが、スピンはレベル3と2。演技構成点があまり伸びなかったのは、全体に固かったのかな・・・
5 パトリック・チャン(カナダ) SP:76.10(5)
「マック・ザ・ナイフ」♪ スケーティングの格の違いを見せつけるが、コンビネーションが2-2に。トリプルアクセルは片手をつく。3回転ルッツはさすがに大丈夫^^;
コケたほうがマシ、というミスをやってしまって苦笑いのキス&クライ。意外にもステップはレベル3どまり。
6 村上大介 SP:80.24(3)
「彼を帰して」ジョシュ・グローバン♪ 柔らかく静かに滑り出し、スムーズに4回転サルコウを跳ぶ。トリプルアクセルも鮮やか 3回転ルッツの着氷で勢いが止まってしまい、3回転につなげられず1回転トウループになってしまった
ステップはレベル4。スピンの出方など、曲と溶け合いながら丁寧に表現して、美しい作品を作った。演技構成点は3項目で8点台。
7 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) SP:74.64(6)
「La Leyenda del Beso」♪ 山吹色系の衣装。トリプルアクセル、ルッツ・トウ3-3、後半の3回転フリップと4回転はないがどのジャンプも質がいい。スピンとステップもきっちりやっている。前回よりもちゃんと音楽を滑りこなせている感じ。SPのシーズンベスト。
8 マックス・アーロン(アメリカ) SP:72,91(7)
「誰も寝てはならぬ」(「トゥーランドット」より)プッチーニ、歌唱:ルチアーノ・パヴァロッティ♪ 白いカットソーが風をはらむ。4回転サルコウで手をついたが、なんとか2回転トウループをつける。スピードにのってトリプルアクセルに入ったが転倒。3回転ルッツはきれいだった。
スピンのコントロールやステップの滑らかさは成長したところ。
9 宇野昌磨 SP:89.56(1)
「Legends」♪ 力強い動きで始まる。イーグルからトリプルアクセル、見事 4回転トウループ鮮やか 後半のフリップ・トウ3-3もばっちり。要素と要素の間の動きでも惹きつける。
終わって一気に笑顔がはじけた。演技構成点も4項目で8点台に乗せ、平均でも8.17。もう堂々たる世界のトップスケーターになりつつある。自己ベスト更新。
スピンにマイナスをつけているジャッジがいるんだけど、、、何か細かいミスがあるのか? 理由を知りたい
10 デニス・テン(カザフスタン) SP:80.10(4)
「ミサ・タンゴ」♪ 痛みをおしての出場だが、大丈夫だろうか。4回転トウループ転倒、トリプルアクセルは美しい。ルッツ・トウが3-2で着氷が少し早く開いたような、、、
キャメルスピンの難しい姿勢、感情をこめたステップでレベル4など、随所に彼らしい表現は見せた。
11 マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:86.82(2)
「I Can't Dance」ジェネシス♪ シリーズ後半からの登場。前から後ろにかけてギターがプリントされたつなぎ衣装がロック 4回転サルコウから3回転トウループのコンビネーション! 4回転トウループも片手をついたが着氷、トリプルアクセル余裕。
前半にジャンプを終え、リズムにのったステップを活き活きと踏んでいく。フライングスピンがアップライトというところが個性的だが、レベル2どまりであまり点は稼げず^^;
ジャンプで少しずつの減点が響いて、ベストには届かなかった。
結果、トップに立ったのは宇野 2位にコフトゥン、村上大介が3位につけた。僅差でデニス・テンが4位、スケートカナダ優勝のパトリック・チャンは宇野と13点差の5位。スケートアメリカ優勝でこちらもファイナル進出をねらうアーロンは7位と出遅れた。
日本勢の1、2フィニッシュはあるのか フリーも頑張れ~~~