紅白歌合戦あれこれ、その5。
・田園
フルオーケストラに相応しいその歌声。ところどころベートーヴェン入ってた
・ゴスペル
ステンドグラスを背に、MISIAで締めくくり。
データ放送の投票、5票分あったんだけど、どちらかに5個が行ってしまうのか 全部赤に投票することになってしまった。赤3白2くらいにしたかったのに、、、(少なくとも3つの坂には投票する気はないぞ)
カラオケ行きたいなぁ~~~~
紅白歌合戦あれこれ、その4。
・LiSA
「鬼滅の刃」の2曲、「炎」のほうが好きかな。それにしても、誰か「鬼滅の刃」をノベライズしてくれないだろうか。
・けん玉
ギネス達成おめでとう
・本に囲まれて
YOASOBIが歌った。何かを夢中で喋っているような歌
・東京事変
ぞくぞくするような音、音、音。最後に旗を振ったのはエール、かな。
・あいみょん
「裸の心」、、、「わたナギ」面白かったなぁ、、、
・天城越え
今こそ、“越える”はみんなのテーマだ。。。
黒地に牡丹の着物、髪飾りも粋な石川さゆり。
・うちで踊ろう
踊る!踊った!「常にあざけり合うよな僕ら」「うんざりださよなら」「飯を作ろう」「風呂を磨こう」そうだ!!!
・飛んだ!
氷川きよし! やっぱり弾けてていい
紅白歌合戦あれこれ、その3。
・ディズニー
二階堂ふみのジャスミン、氷川きよしのアラジンで「A Whole New World」 ここだけ取っておきたい
・50回
五木ひろし、50回目の出場で50回連続出場。1971年の第22回からだそうです
・初めて見た
NijiUの歌、初めて最初から最後まで見た。これかぁ~
・香水
瑛人「香水」、ドルチェ&ガッバーナが出てくる歌詞が注目されるけど、ギターが素敵。小野寺淳之介さんというお名前を初めて知ったが、コーラスもいい感じ。
・Perfumeも
20年だそうで 「香水」からPerfume繋がり(←つれあいが指摘)
・BABYMETAL
ロックでダンスも切れてるが、しっかり歌えるのがポイントと見た。バンドの音がいい
・筒美京平メドレー
懐かしい、ひたすら。
・JUJU
さすがに上手い。そして三浦春馬を思い出さずにはいられない。
・エール
「福島行進曲」カントリーのアレンジだった。中村蒼くん、ギター弾けるんだ 森山直太朗と堀内敬子の「長崎の鐘」沁みる。
山崎育三郎「栄冠は君に輝く」心からのエール
・GReeeeN
本人たちが会場に来た 顔は、、、本物? 歌は、本物
紅白歌合戦あれこれ、その2。
・シノラーがデザイン
水森かおりの衣装、ブルーの巨大ひらひら。歌の間じゅう動いてたのは、小豆島の波だったか
・連打
純烈の決定ボタン連打で花びら、「罰ゲームみたい」と大泉洋。しまいに口に入れてた
1人休養中のリトルグリーモンスター、以前5人だった純烈を見て、「5人だと1人いなくなるね」とつれあい。。。。
・腹筋太鼓
腹筋姿勢で太鼓を打つって、トレーニングとかパフォーマンスとしてはいいかもしれないけど、太鼓のいい音を出すためにはどうなんだろう
・低音がいい
さだまさしはオーケストラを従えて堂々と。サビは高音を一気に聞かせるけど、私は低音部分に以前はあまり感じなかった魅力を感じた。
「無観客だと司会が楽そう」とつれあい。たしかに、セットの移動などを目で追ったりするところがない分、いいのかも。
続く。
全日本フィギュアスケート選手権2020の女子ショートプログラムで、紀平梨花が入れた片手側転。メダリスト・オン・アイスのフィナーレで紀平と羽生結弦が同時にやって見せて話題になっている。
Twitterに映像があった。なるほど、こうなってたのね
側転といえば、昔どこかでアイスダンスの木戸章之選手がやってたような記憶があって、、、このブログ内を検索したら、2006年NHK杯のエキシビションだったようで これはたぶん両手だったのかな。
ネットで「側転をやっても得点にならないの?」「アクロバティックなのは好きじゃない」「禁止されてないんだ」等々、いろいろ言われてたのが面白かった。
体の一部を氷につけて滑るスライド動作などがOKになったので、取り入れる選手が増えている。以前小塚崇彦が選手時代、ボーカル入りの曲が男女ペアで許可されたとき、早速採用した。別にすぐ取り入れなくても問題ないけど、トップ選手ほど「ルール改正をちゃんと理解している」ところを見せたほうがいい、という趣旨の発言をしていた。
なお、バックフリップ(後ろ宙返り)は現在も禁止。紀平ちゃんならできそうだけど、怪我も怖いからしないでね
山と渓谷社が発行するムック「フィギュアスケート男子ファンブック Quadruple Axel 2021 シーズン開幕スペシャル」、表紙が村元哉中/高橋大輔
二人へのインタビューのほか、コーチのマリーナ・ズエワ、マッシモ・スカリ、さらにキャシー・リードなどアイスダンス関係者へのインタビュー。
そして「もっと知りたい! 日本のアイスダンスチーム」としてアイスダンス選手名鑑、徹底解説・アイスダンス基礎知識などもある。
・・・男子ファンブックじゃなかったっけ???
鍵山優真、佐藤駿、田中刑事はじめ主だった男子選手のインタビューや対談が大きな部分を占めるが、巻頭がアイスダンスというのはこの雑誌では初めてじゃないだろうか。
今Amazon.comで購入すると、雑誌未掲載コメントをデータ配信でプレゼントだそうで 注文したら、雑誌本体がまだ届かないのにデータ配信用URLをメールで受け取り、先に未掲載コメントを読んでしまった
前にも書いたけど、これはペア&アイスダンスと特集ムック発売しても、けっこう売れるんじゃないだろうか どこかの雑誌で出さないかな
全日本フィギュアスケート選手権2020とメダリスト・オン・アイス2020、FODプレミアムの配信とCS・BS・地上波放送で堪能したが、まだこれからも放送はある。
アイスダンスがこのあと、27:00~27:45、地上波フジテレビで 残念ながら全国ではなく、関東地区ほかのみということだ。
男子フリー、女子フリーの放送中、製氷の時間を利用して小松原美里/小松原尊組と村元哉中/高橋大輔組の演技は放送されていた。ほかの3組もしっかり放送してほしいところだが、45分で全5組のリズムダンスとフリーダンスを放送できるか インタビューやCMを考えたら、、、厳しいかも
CSフジテレビONEでは28日昼間から、地上波で放送した分の放送を始めている。28日(月)は男女ショートプログラムの第4・第5グループを放送した。メダリスト・オン・アイスも31日(木)に2時間45分枠が予定されているので、こちらはノーカットが期待できそう。うたしんの「Hip Hip Chin Chin」も録画できる
アイスダンスは、1月17日(日)リズムダンス、24日(日)にフリーダンスの放送予定がある。それぞれ45分、50分なので、さすがに全組が放送されるだろう。
・・・それまではダイジェスト版(?!)で我慢するしかないか・・・とりあえず録画予約
<追記>
BSフジでは、30日(水)19時から全日本のダイジェスト、21時~22時55分メダリスト・オン・アイスの放送があるそうです
メダリスト・オン・アイス2020、第2部。製氷中に放送した第1部の出演者は、三浦佳生と松生理乃だった。
小松原美里/小松原尊(全日本1位)
「生まれ来る子供たちのために」小田和正♪ 紫、黒シャツ。柔らかな、滑らかな滑りに希望と祈りをこめて、しっとりと。
アンコールは「ドリームガールズ」の最後のステップ。
配信ではインタビューを流しているが、テレビ放送ではCMになってしまう。
宮原知子(全日本3位)
「Egyptian Disco」♪ 黒。昨季のショートプログラム。一つとして意味のない動きがなく、ただ見惚れる・・・ やっぱりこの選手は素敵
アンコールはGOE満点を得た「トスカ」のコレオからビールマン。
鍵山優真(全日本3位)
「Take Five」♪ 黒シャツ。パトリック・チャンや小塚崇彦を思い出させる。氷に吸い付いているようなスケーティングが、ピアノとドラムのリズムでグルーブ感を生み出す。スピンの出方など、エキシビションらしくカッコよく決めてくれる。
アンコールは「Vocussion」。ステップからノリノリで膝曲げイーグル両手をきゅきゅ、も見せた。
宮原と鍵山がインタビュー。「(世界選手権は)楽しめたら」(宮原)「初めて出るので何かいいものを残せたら」(鍵山)
坂本花織(全日本2位)
「ロシュフォールの恋人たち」♪ 白。今日もびゅんびゅんスピードにのって、くるくるターンからの3ループや大きなスパイラル、片手ビールマンと楽し気に滑った。
アンコール「マトリックス」、切り裂きスパイラル
宇野昌磨(全日本2位)
「Oboe Concerto」♪ 紺で左肩は透ける生地にストーン、素敵な衣装 久しぶりにオーソドックスなクラシックで滑るのを見たが、なかなか良い。
アンコール「グレイト・スピリット」のステップ、ちょっと短い
インタビュー。宇野昌磨「女子の観戦したら見るほうが緊張した」 世界選手権は「集中してベストを尽くしたい」(坂本)「試合で見つかった課題を次に活かす」(宇野)
紀平梨花(全日本1位)
「2002」♪ 黒スカートに色とりどりのパーカー。軽々とジャンプ、3サルコウに3フリップ、2アクセル連続3本。ちょっと肩をそびやかしたり腰を振ったり、ダンス部分も可愛く。
アンコール「The Fire Within」♪ 手袋をして登場、SPの片手側転からのステップを見せた。
インタビューでは4回転サルコウ成功の喜びと大会開催に感謝。
羽生結弦(全日本1位)
「春よ、来い」♪ 柔らかな光の中に、穏やかな風の中にいるような滑り。滑らかな3ループ、空に羽ばたくディレイドアクセル。ハイドロをしながら手に集めた氷を高々と空に放り投げると、きらきらと舞い落ちていく。ピアノの最後の音の響きがゆっくりと消えていくのに合わせてフィニッシュ。
アンコールは「Let Me Entertain You」、手拍子を求めながら滑り出し、袖のフリルがちぎれそうなくらいガンガン滑る。会場が熱狂に包まれた。
インタビューで「(世界選手権は)ショートとフリーがギャップがあるプログラムなので、二面性を楽しんでほしい。何よりフィギュアスケートを楽しんでほしい」。
フィナーレが始まったところでテレビ放送は終了。それぞれ技を披露、全員でぐるぐる、終わってから1列で2周くらいして、1列に並んでご挨拶のときは手をつながずに。羽生結弦も最後の「ありがとうございました!」はなしで、お辞儀して退場していった。
うたしんの演技、小松原夫妻のインタビューを放送しない編集に抗議しつつ、今年のメダリスト・オン・アイスを終わる
全日本フィギュアスケート選手権2020が終わって、今日はメダリスト・オン・アイス。
オープニングはノービス・ジュニアの選手たちから始まった。藤澤ノリマサのボーカルで「トゥーランドット」、続いて「紅蓮華」に合わせてシニアのスケーターが登場。
FOD配信で見始めたが、カメラ位置がリンク斜め後方の高い位置だけで、、、全体はよく見えるけど、表情が全然見えない、、、
個々のスケーターのはさすがにアップだった
柴山歩(ノービスA2位/ジュニア4位)
白のウェディングドレス風。花婿役の本田ルーカス剛史が結婚式をドタキャン。ベールを投げつけて怒り、彼を追い払ってスタート。口惜しがってじたばたした後、"change your mind"と切り替えていくストーリー。ジャンプもスパイラルもきれいに決めた。
中田璃士(ノービスA1位/ジュニア17位)
黒の背中に大きなキスマーク。3サルコウや3トウ、2アクセルとジャンプ頑張る。長いクリムキンイーグルは昌磨よりも迫力
島田麻央(ノービスA1位/ジュニア3位)
サンタ風ドレスでキュートに登場。ジャンプ2度転倒したが、両手上げ3回転を決めるのは根性。帽子を振り回したり、可愛い所作がいっぱい
三宅星南(ジュニア3位/全日本10位)
赤のレーシングスーツ。この名前で生きてるからには、こういうプログラムやらなきゃ パーカッションのリズムにのって、3回転をしっかり決め、疾走感のあるステップ。
吉田陽菜(ジュニア2位/全日本16位)
「Shake It Off」♪ 黒ホットパンツに白トレーナー。おへそがちらり 元気よくシェイクして踊る。脱いだパーカーをまた持ってスピン。
三浦佳生(ジュニア2位/全日本7位)
黒ニットにサスペンダー。滑走自体のスピード感だけでも、十分惹きつける。ジャンプは1本4トウが入った
吉田唄菜/西山真瑚(ジュニア1位)
「Hip Hip Chin Chin」♪ ゴールド、黒の透け感。初披露のラテンリズムにぞくぞく 得意のツイズルはちょいずれたが 唄菜ちゃんも可愛くセクシー。こういうのもできる
インタビューで「ジュニアグランプリが開催されたらファイナルに進みたい」(唄菜ちゃん)「今必要なことは何か考えながら」(真瑚くん)。
松生理乃(ジュニア1位/全日本4位)
ピンク。SPの曲。ジャンプは完璧ではなかったが、スケーティングと所作の美しさは得難い宝物。
本田ルーカス剛史(ジュニア1位/全日本13位)
黒に白シャツを羽織ってグラサンで登場。。きれいな3ルッツ、バレエジャンプ連続、カッコつけてます
三原舞依(全日本5位)
「Hero」♪ 赤。2回転じゃん峰5連続、きれいなビールマン、ラストは長いツイズル。肩までの髪をなびかせて、素敵な女性になって帰ってきた
佐藤駿(全日本5位)
白黒模様に黒ベスト。表現力が着実に上がってきているのを感じる。
河辺愛菜(全日本6位)
黒系。大人っぽいようだけど、まだ16歳。元気なナンバーが似合う。
田中刑事(全日本4位)
学ランを脱ぎ捨ててピンク。。得意の「ジョジョ」。激しい動きで会場も大興奮
第1部はここまで。会場では抽選で当たるプレゼントの当選番号を発表していた
第89回全日本フィギュアスケート選手権(2020年)、女子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
千葉百音 J8 SP:54.45(24) FS:103.77 合計:158.22
「パリのアメリカ人」♪ 振付は岩本英嗣。鮮やかなイエロー。冒頭のジャンプで転倒、フェンスにぶつかってすぐ起き上がれず、スタッフが心配そうにのぞき込んでいたが、その後は立て直した。2アクセルや3フリップ+2トウ+片手上げ2ループ、終盤音に合わせた3ループ。高く足を上げるスパイラルなどのコレオもよかった。
浦松千聖 J9 SP:55.05(23) FS:93.31 合計:148.36
「ミス・サイゴン」♪ 振付は杉田由香子、鈴木明子。薄紫。冒頭の3フリップ+3トウは着氷乱れたがなんとか立つ。3ルッツ+2トウは下りたのに、アクセルが1回転に。ステップでの表現は曲とよく合ってよかったけど。
廣谷帆香 東7 SP:55.27(22) FS:94.31 合計:149.58
「火の鳥」♪ 振付は本郷裕子。黒とオレンジ。慎重に3ルッツ+2トウ、3ルッツと決めて波に乗る。3サルコウ、3トウ+2トウと安定、2アクセル+オイラー+2サルコウも入った。単独3トウで転倒してノーミスとはいかなかったが、終盤のコレオはスピードを出してスパイラル。スピンはあまり速くないけど、今できることはやりきった
松原星 東4 SP:56.25(21) FS:99.21 合計:155.46
「ピアノ・レッスン」♪ 振付は宮本賢二。グレーにピンク。冒頭の3ルッツはこらえて着氷。3フリップ、3ループで痛そうな転倒があったが、後半3サルコウ+3トウ、2アクセル+3トウと頑張った。
膝は柔らかそうな感じなので、ジャンプの確率はもう少し上がるかも。終盤のステップは曲の盛り上がりと動きが合ってよかった。
竹野比奈 西8 SP:57.04(20) FS:106.02 合計:163.06
「ロミオとジュリエット」♪ 振付は宮本賢二。ライトブルー。丁寧な3ルッツ+2トウから。フリップが1回転、2本目のルッツが2回転になったが、2アクセル+3トウなんとか、2アクセル+オイラー+2サルコウなどが入った。ステップや、イナバウアーやスパイラルを使うコレオの流れはいい。表現の完成度は悪くない。
吉田陽菜 J2 SP:58.79(19) FS:104.99 合計:163.78
「ツィゴイネルワイゼン」♪ 振付はエルネスト・マルティネス。黒系に赤。おそらく3アクセルを予定していたが、1回転になってしまった。しかし3ルッツ+3トウ、3フリップ+2トウ+2ループなどは決めてきた。
バイオリンの流れる音やピチカートなど、細かい音を取りながら動いていく。この曲の華やかさは出せていたが、どこか忙しない感じもあり
<G2>
永井優香 東6 SP:58.99(18) FS:87.95 合計:146.94
「エデンの東」♪ 振付は宮本賢二。紫がかったグレー。冒頭のルッツが1回転に、後半もループやアクセルが抜けた。しかし2アクセル+2トウ、3サルコウや3トウはきれい。各ポジションの姿勢がいいスピン、伸びやかなスパイラルのコレオの途中でいったん止まって曲調が変わる。
今季が現役最後のシーズン。改めて、優雅な選手だったと思う。今まで素敵な作品を見せてくれてありがとう
本郷理華 西9 SP:59.05(17) FS:101.80 合計:160.85
映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」より「Reawakening」♪ シェイ=リーン・ボーン振付。黒のつなぎ。2アクセル+3トウは転倒したが、3ルッツが決まれば力強いスケートが続く。3フリップ+2トウ、3サルコウ+2トウ+2ループなど下りた。
ステップの体の動きは切れがよく、ロック!という感じ ダイナミックなコレオのきびきびした動きは真骨頂 得意のイリュージョンを入れるコンビネーションスピンで締めくくった。
キス&クライにはタブレットでつながる関コーチ
横井ゆは菜 西5 SP:59.83(16) FS:134.39 合計:194.22
「トムとジェリー」♪ 振付は佐藤操。黒タキシード風。雄大な2アクセルから、軽快な振付の中に安定したジャンプが全部決まった 後半の2アクセル+3トウ、最後の3サルコウ+3トウ+2トウは見事
細かい振付でアニメの世界を体現、コレオはトムがジェリーを追いかけてドタバタするのが目に浮かぶ。レイバック姿勢のスピンでフィニッシュ。
終わって大きくガッツポーズを何度も 正直、ミスが多いと楽しめなくなってしまう構成のプログラムなので、いい演技になってよかった
鈴木なつ J7 SP:59.93(15) FS:110.20 合計:170.13
「ウエストサイド・ストーリー」♪ 振付は岩本英嗣。白に赤サッシュ。冒頭のルッツこそ2回転になったが、3サルコウ+3トウから最後の2アクセル+2トウ+2ループまで、大きなミスなくジャンプをまとめる。基本に忠実なきちんとしたジャンプに見える。
「マリア」で長めのコレオが雰囲気を出した。一般的な「ウエストサイドストーリー」で、最後に「アメリカ」を持ってくるのは珍しいが、ステップをうまく見せるのに合ってるかも。
終わって小さくガッツポーズが可愛い
青木祐奈 東8 SP:59.97(14) FS:98.27 合計:158.24
「Beethoven's 5 Secrets」♪ ミーシャ・ジー振付。黒にストーンでストライプ。3ルッツ+3ループに挑戦!膝をつくような形になったが頑張る。転倒や抜けがあってジャンプは安定しなかったが、所作や姿勢の美しさ、コレオの表現はさすがという感じ。コンビネーションスピンでは逆回転も取り入れた。
ジュニアの頃よりちょっとふっくらしたかな 18歳はまだ成長期だから
樋口新葉 SP:61.53(13) FS:133.51 合計:195.04
「ポエタ」♪ マッシモ・スカリ振付。黒に赤いスカート。3アクセルはステップアウトして手をついた。3ルッツ+3トウを決め、3ループは下りてすぐキックを見せる。フリップのパンクがあったが、2アクセル+3トウ、3ルッツ+2トウ+2ループは入った。
スパイラルで切ない雰囲気を出すコレオ、情熱のステップはフラメンコの所作とパーカッションを完璧に合わせて見応えがある。
イリュージョンやヘアカッターを入れたスピンでフィニッシュ。ミスがあってもカッコいいプログラム
<G3>
吉岡詩果 東2 SP:62.00(12) FS:106.82 合計:168.82
「キャッツ」より「Memory」♪ 振付は岩本英嗣。紫系。3+3も予定していたようだが、まずは3ルッツ+2トウ。2アクセル+3トウ、きれいな3フリップと入るが、3ルッツ転倒。3ループに2トウをつけてリカバリー。
最後の2アクセルを下りて、パッと表情を変えてステップに入っていくあたりがいい。ウィンドミルからのレイバックスピンをビールマンでフィニッシュ。
住吉りをん J5 SP:62.62(11) FS:123.46 合計:186.08
「ロシュフォールの恋人たち」♪ 振付は佐藤紀子。紫に花たくさん。3フリップ+3トウから入り、3ルッツは転倒したが2アクセル入る。ウィンドミルから入るレイバックスピンでビールマン。曲調が変わるところで軽快に弾む動きが可愛い楽し気にコレオ。後半3ルッツ+片手上げ2トウ、2アクセル+3トウ+2トウとばっちり。
スピンの姿勢変更が速くてはっきりしていると思う。トランジションもいろいろ出来る選手。
白岩優奈 西5 SP:63.96(10) FS:126.43 合計:190.39
映画「AMEN」より♪ ブノワ・リショー振付。茶系に赤。しっかりした3ルッツ+3トウ、3フリップ、3サルコウと着氷後もスピード落ちずに流れる。ウィンドミルからシットスピン、きっちり。2アクセルはイーグルから。後半3ルッツ+2トウ入り、2アクセル+3トウはちょっと詰まった。
上半身の動きが、強さとしなやかさがあって惹きつけられる。I字スピンでフィニッシュ。
川畑和愛 SP:64.56(9) FS:121.62 合計:186.18
「Yumeji`s Theme ~夢二のテーマ~」「シクリアダス」♪ ステファン・ランビエール振付。ベージュスカートに色とりどりの花。3ルッツは体重が後ろにかかってしまい、なんとか押さえた。両手上げの3ループ入り、2アクセル+3トウは両足着氷になった。単独3フリップ質が高い。最後の3サルコウは片手上げで。
テンポアップして手拍子を誘う後半は、激しく細かいステップのコレオが盛り上がった。
河辺愛菜 西4 SP:64.70(8) FS:136.88 合計:201.58
「MIRACLE」♪ ローリー・ニコル振付。紺系。冒頭の3アクセルは高さ十分だったが転倒 しかしその後はミスなしで、3ルッツ+3トウ、3ルッツ+2トウ、2アクセル+3トウ+2トウ等々まとめた。
イナバウアーからレイバックスピンに入ってビールマン、つなぎで見せるイーグル。コレオの雄大なイナバウアーからスクワットを入れるイーグルの連続はクライマックス。
木下アカデミーでみっちり鍛えられているだけのことはある。フィニッシュポーズの向きを間違えそうになったのはご愛敬 高得点に濱田コーチが大喜び
松生理乃 J1 SP:65.57(7) FS:139.17 合計:204.74
「Perhaps Love」♪ 振付は樋口美穂子。ピンク。ふわっと下りる美しい3フリップ、2アクセル。まるで重さを感じさせない柔らかさ 3ループを下りてすぐ飾りジャンプ、後半3フリップ+3トウ入り、最後の3サルコウは少し流れが止まりかけたが、根性で3トウ+2トウをつけた
ステップの中で見せたニースライド、「難しいんです」と解説・荒川静香さん。ビールマンスピンの姿勢もきれいだし、手先やつま先の所作もきれい。愛らしいオールラウンダー登場
200点超えでトップに立ち、樋口先生のほうが大喜び
<G4>
宮原知子 SP:66.48(6) FS:143.27 合計:209.75
プッチーニ「トスカ」♪ ローリー・ニコル振付。赤のワンショルダー。女性のアリアで始まる。3ルッツ+3トウ、2アクセル、3ループと落ち着いて決めていく。3フリップ+2トウ+2ループも下りたが、2アクセル+3トウの転倒が口惜しい
つなぎで見せるムーブメントの一つ一つ、表現のために無駄な動きは一切なく、全てが曲の表現になっている。コレオのスパイラル、イーグル、そのスピードに情熱が迸る。
初披露のプログラム、カッコよすぎる~~~
新田谷凜 西3 SP:67.16(5) FS:122.32 合計:189.48
「ブラック・スワン」♪ 振付は山田満知子、樋口美穂子。黒系。冒頭の3フリップは転倒したが、3ループ、3サルコウと落ち着いて決めた。後半3ルッツ+3トウ、2アクセル+3トウ+2トウも決める。
ドラマチックな曲をステップでしっかり表現、レベルも4獲得。ジャンプの前にスピードが落ちる感じが、ほかの選手に比べて目立つのが課題かな。
山下真瑚 西6 SP:67.28(4) FS:118.28 合計:185.56
「A Thousand Years」♪ 振付は山田満知子、樋口美穂子。ターコイズブルー。きれいな2アクセルから始まったが、3ルッツ+3トウで惜しい転倒 2本目の2アクセルは下りてイーグルに繋げるのが素敵。後半決めた3ルッツ+3トウ+2トウはめっちゃ質がよかった
ちょっとこらえるジャンプもあったが、プログラム全体では楽し気な雰囲気を保ち、流れが止まることはなかった。
三原舞依 西2 SP:69.55(3) FS:134.10 合計:203.65
「Fairy Of The Forest」「Galaxy」♪ ローリー・ニコル振付。緑の肩にピンクの花。3ルッツ+3トウから危なげなく続けるジャンプ。フリップ、ループ、サルコウとどれも質がいい。1本ルッツが2回転になったが、2トウ+2ループをつける。
コレオのスパイラル連続にじーんとする。表現は宮原に比べるとあっさりだけど、それはまたいずれ。
坂本花織 西1 SP:71.86(2) FS:150.31 合計:222.17
「マトリックス」♪ ブノワ・リショー振付。黒に緑のストーン。英語なら"huge!"と言いたい2アクセル、3フリップ+3トウはつなぎの一部のように余裕。3ルッツ、3サルコウと安定。後半2アクセルにつけた3トウはわずかに傾いたが、うまく修正して片手上げ2トウをつけられた。さらに3フリップ+2トウ片手上げ。ラストの3ループもやや抑えるように決めた。
ぐいぐいとスピードに乗っていくコレオはリンクを一気に縦断、ジャッジの頭をかすめるスパイラル。ラストのコンビネーションスピンは迫力の片手ビールマンで締めくくった。
終わって力強くガッツポーズ 覚悟をもって臨んできたのだろう、得点を見てようやく表情が和らいだ。
紀平梨花 SP:79.34(1) FS:154.90 合計:234.24
ドラマ「コウノドリ」より「Baby, God Bless You」ピアノ:清塚信也♪ ステファン・ランビエール振付。ラベンダー色。跳んだ!するするっと4サルコウ、跳んだ 3アクセル、さりげなく跳んだ。3フリップ+オイラー+3サルコウ、3ループと問題ない。後半アクセルは2回転にして3トウをつける。
ゆったりとリンクを縦断するスパイラルのコレオ、ピアノのしみじみする旋律に合わせるステップ、希望と生きる喜びを伝えるよう。ランビエール氏に師事して、感情の出し方がさらに上手になった。
さらに3フリップ+3トウも決め、ルッツはやめて2アクセルでまとめる。I字スピンでフィニッシュ。
顔のあたりで両手で控えめなガッツポーズ 圧倒の優勝
結果、紀平梨花が2連覇、2位坂本花織、宮原知子が3位で表彰台に返り咲き。4位はジュニア女王の松生理乃、5位三原舞依、6位河辺愛菜。樋口新葉が7位、横井ゆは菜が8位とSPから順位を上げた。白岩優奈9位、新田谷凜10位。昨年3位の川畑和愛は11位、ジュニア5位の住吉りをんが12位に食い込んだ。
紀平梨花のフリーは、3ルッツを入れるとか、スピンのレベルを上げるとか、まだ伸びしろがある。世界選手権が開催できるなら、ぜひブラッシュアップして勝負してほしい。
個人的には、宮原知子の復活が嬉しい 皆さんお疲れさまでした
明日はメダリスト・オン・アイス
第89回全日本フィギュアスケート選手権(2020年)、アイスダンス・フリーダンス(ジャッジスコア)。
矢島榛乃/池田喜充 RD:47.89(5) FD:70.98(5) 合計:118.87(5)
「Baby」♪ 赤でお揃い。ダンススピンから入り、ツイズルは若干ずれそうになるがまとめる。ステーショナリーリフトはジャンプして乗る。少しずつ女性の動きが遅れ気味に感じたが、大きなミスはなかった。
中盤のミッドラインステップで使っているムーディーな曲、何だったかな
平山姫里有/立野在 RD:56.61(4) FD:86.79(2) 合計:143.40(4)
「エクソジェネシス交響曲第3部」♪ グレー系。流れのあるスケーティング、最初から最後までシームレス。ワンフットステップやサーキュラーステップも伸びやかだった。ツイズルの合い方もいい。ストレートラインリフトもスピードがあり、一気に疾走していく感じ。
深瀬理香子/張睿中オリバー RD:62.02(3) FD:83.16(4) 合計:145.18(3)
「My Funny Valentine」「Feeling Good」♪ 赤、黒。ツイズルの2つ目は少しずれる。ステップの途中で女性が転倒 その後少し元気なかった気がする。
村元哉中/高橋大輔 RD:67.83(2) FD:84.03(3) 合計:151.86(2)
「ラ・バヤデール」♪ ピンク、ワインカラー。きれいな姿勢のスピンから入り、片足滑走のストレートラインリフト頑張る(ちょっと足がガクガク)。ステーショナリーリフトを下ろすとき、一瞬ぐらついて女性が手をつき、転倒扱いとなった。ツイズルは1つ目と2つ目のつなぎをシンプルにしたが、男性が少しよろけてしまった。
とはいえ、「前より板についてきたかな」とつれあいが言うくらい、アイスダンスらしくなってきたのかな。最後のスライディングのあたり、もっと盛り上げられそう。
小松原美里/小松原尊 RD:71.74(1) FD:103.49(1) 合計:175.23(1)
「Une histoire d'amour(ある愛の詩)」ミレイユ・マチュー♪ ブルー系。美しい姿勢のスピンは出るときに女性がツイズルするなど出方もきれい。肩に乗るカーブリフトの安定感。ツイズルでわずかに女性が引っ掛かりそうになったが大丈夫。
楽しい思い出パートのコレオステップは軽やかに、ポジションを次々変えるストレートラインリフトはダイナミックに、スライディングで盛り上げる。
NHK杯で時間オーバーの減点があったので、フィニッシュはドラマチックに一気に顔を埋めて終わった。それでも時間オーバーの減点があったので、、、これは全体の手直しが必要か、、、
瞬間にガッツポーズの“尊くん” 得点はもう少し出るかと思ったけど
結果、優勝は小松原/小松原、2位村元/高橋、3位深瀬/張。フリー2位だった平山/立野が4位、矢島/池田が5位。矢島選手は今日が誕生日
全体に、気持ちが入っているのに体がついていってない部分があった気がする。「氷に問題?」とつれあいが言いだしたが、男女シングルでも「なんでもない所で転倒する選手が多い」とどこかで言われていた。
会場の氷なのか、今季はみんな氷上練習が少ないせいなのか…思いきり出来るといいな
第89回全日本フィギュアスケート選手権(2020年)、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
國方勇樹 東7 SP:60.08(24) FS:99.21(24) 合計:159.29(24)
「ロクサーヌのタンゴ」♪ 黒に赤など。冒頭のアクセルはトリプルに挑戦しようとしたか、転倒。他にも転倒があったが、2アクセル+オイラー+3サルコウ、3ループ+2トウなどを決めた。
小林建斗 東4 SP:60.88(23) FS:111.53(21) 合計:172.41(22)
「パイレーツ・オブ・カリビアン」♪ 白に紺ベスト、赤ベルト。雄大な3ルッツから、3フリップ+2アクセルのシークエンス、3トウ+片手上げ2トウなど決める。転倒もあったが、力のこもった渾身の演技だった。前半の子どものボーカルが抒情的でいい。
木科雄登 J4 SP:61.38(22) FS:112.92(19) 合計:174.30(21)
ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」♪ 薄茶シャツに臙脂ベスト、オレンジのサスペンダーがアクセント。目の覚めるような3アクセル+3トウで始まった フリップが2回転、アクセルが1回転となる 3ループ単独と3ループ+2トウは決まったが、、、
ピアノの細かい音を取っていくステップ、ちょっとした振付もおしゃれ。ブラスが入ってくる後半、コレオで懸命に盛り上げた。ラストも3アクセルを狙ったが2回転になった。
大島光翔 J5 SP:62.34(21) FS:116.11(17) 合計:178.45(18)
「ボヘミアン・ラプソディー」♪ 黒にブルー。元気いっぱい、3アクセルを跳んでステップアウト。2本目はオーバーターンしたが2トウをつける。転倒もあったが3ルッツ+2トウなど決める。最後のジャンプはやや力尽きて(?!)1回転に。コレオなど踊る部分は実に生き生きしている。
長谷川一輝 東6 SP:63.59(20) FS:111.65(20) 合計:175.24(20)
「カサブランカ」♪ ベストに蝶ネクタイ。2アクセルから入り、3ルッツなど。「As Time Goes By」でしっとりとステップ、2アクセル+2トウ+2ループ、3フリップ+3トウ決める。イナバウアーからイーグルのコレオが、曲調とよく合っていて物語を伝えていた。
小林諒真 東5 SP:63.91(19) FS:105.03(23) 合計:168.94(23)
「Fix You」コールドプレイ♪ 水色系。4トウに挑戦、ステップアウト。3ルッツ+2トウ、3ルッツ+3トウ頑張る。後半のアクセルがシングルになってしまった。
要素が曲に溶け込んでいて、助走が目立たない。作品としてまとまっていた。キス&クライには佐藤信夫コーチ。
<G2>
中村俊介 J6 SP:63.97(18) FS:120.04(16) 合計:184.01(17)
ベートーヴェン「月光」♪ 紺系。冒頭の3アクセル+3トウ、見事 4トウを跳ぼうとしてやり直して転倒、どういう扱いになるか。3フリップ、3サルコウ+3トウなど決めてきた。
スケーティングはきれいだが、もう少しスピード感があるといいのかな。
森口澄士 西6 SP:66.18(17) FS:129.92(12) 合計:196.10(12)
「シルク・ドゥ・ソレイユ」♪ 緑系。冒頭の3アクセルこそ転倒したが、2本目は2トウをつけて成功、その他2アクセル+オイラー+3サルコウ、3ルッツ+3トウなど予定通り跳びきった。
ステップなども
中野紘輔 西10 SP:66.47(16) FS:120.59(15) 合計:187.06(15)
「シラノ・ド・ベルジュラック」♪ ワインカラー。冒頭の4トウ、ついに成功! 3アクセルはステップアウト。2本目の3ルッツでやや詰まって1トウしかつけられなかったが、その分3ループと3フリップに2トウをつけられた。
あまりスピードが出ないのが気になるが、できることはやった感じ。
須本光希 西4 SP:67.15(15) FS:126.22(14) 合計:193.37(14)
「ミッション」♪ 薄い水色のシャツ。3アクセルは転倒したが、その他は安定のジャンプ。フリップ、ループ、2アクセル+オイラー+3サルコウ、3ルッツ+3トウなどきれい。細かい所作をとても丁寧にこなしている。コレオのイーグルの軌跡も素敵。
本田ルーカス剛史 J1 SP:67.52(14) FS:126.51(13) 合計:194.03(13)
「007」♪ 黒スーツ。3アクセル転倒。大技には挑まず、3フリップ、3ルッツ+3トウ、2アクセル+オイラー+2サルコウでまとめてきた。コレオではバレエジャンプなども見せる。
せっかく全日本ジュニアで優勝したのに、世界ジュニアが中止になって残念だが、来季を見据えて頑張ってほしい。
三浦佳生 J2 SP:67.61(13) FS:153.65(5) 合計:221.26(7)
「ラストサムライ」♪ 黒に赤。4トウ来た サルコウが2回転になったが、2本目の4サルコウ決まった 3アクセルも入る。後半も4回転入り、2アクセル+オイラー+3サルコウも。
最後まで
<G3>
本田太一 西7 SP:67.86(12) FS:110.01(22) 合計:177.87(19)
「ショーシャンクの空に」♪ 白に薄茶のシャツ。冒頭の3アクセルは転倒、3フリップ+3トウは少し後ろに体重がかかったがこらえる。3ループ、2アクセル+オイラー+3サルコウがきれいに入った。
終盤は少し疲れた感じがしたが、長いスライディングやイーグルのコレオ、丁寧に最後の全日本を終えた。
日野龍樹 西5 SP:69.79(11) FS:132.34(11) 合計:202.13(11)
映画「トゥルーマンショー」より「ピアノ協奏曲第2番」♪ 黒のオレンジ。4トウは転倒したが、3アクセル+3トウをきれいに決めた。3フリップはステップの一部のように滑らか。2本目の3アクセル転倒、惜しい しかし後半3ルッツ+2トウを2回決めた。
一瞬フェンスに寄り過ぎる場面があったが、全体に淀みないスケーティング。
櫛田一樹 西8 SP:71.23(10) FS:113.58(18) 合計:184.81(16)
「ミッション」♪ 白で裾が紫のシャツ。4回転予定のトウループは3回転になってしまったが、3アクセル決まった。2本目で転倒してコンビネーションにできず、ルッツも転倒したのが痛かった それでもイーグルから3ループ+オイラー+2サルコウは頑張った。
岡山でアイスダンス選手たちと一緒にスケーティングを見直したそうで、「フリーレッグのつま先まで丁寧」と解説・本田武史さん。
島田高志郎 SP:71.88(9) FS:149.06(7) 合計:220.94(8)
ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」♪ 青に金。4サルコウ、美しい 4トウ転倒したが、3ループで立て直す。3アクセル単独はややこらえ、2本目は+オイラー+2サルコウと頑張る。ボーカルが盛り上がるところで3ルッツ+3トウ イーグルやスパイラルのコレオ、3フリップ+2トウも下りた。
膝が伸びきらないのが微妙に気になるけど、いいプログラムだった
三宅星南 J3 SP:79.09(8) FS:134.44(10) 合計:213.53(10)
ショパン「幻想即興曲」♪ 白フリルに青ジャケ。冒頭の4サルコウは転倒したが、3アクセル+2トウがきれいに決まった。2本目は1回転になったがオイラー+2サルコウをつける。後半3ルッツで流れが止まりそうになって時間が空いたが、なんとか2トウをつけた。
所作や姿勢がオーソドックスで好感が持てる。貴公子的な雰囲気がよく似合う
友野一希 西2 SP:81.72(7) FS:141.44(8) 合計:223.16(6)
「ムーラン・ルージュ」♪ 赤と黒。4トウ、やや乱れたが着氷。1本目のサルコウが2回転になったが、2本目で4トウ+2トウ決まった 切れのいい動きのステップで持ち味を出す。3アクセル+オイラー+3サルコウ、ちょっと乱れた。2本目の3アクセル転倒 3フリップ+2トウ、なんとか決める。
リンクの端から端まで疾走する情熱のコレオでフィニッシュ。ちょっと口惜しい出来になった・・・
<G4>
山本草太 西1 SP:82.60(6) FS:134.74(9) 合計:217.34(9)
「ドラゴン」♪ 緑にピンクの花のチャイナ風。冒頭の4サルコウ鮮やか 4トウ転倒、3アクセルは片手をついたが2トウをつける。膝を曲げたり伸ばしたりしながらのイーグルが美しい。3ルッツ+3トウ両手をつき、3アクセル乱れる。3ルッツ+オイラー+3サルコウでも転倒してしまった。
壮大な曲で訴えかけるような力強いステップ、クリアな姿勢のスピンでもレベル4を揃えた。
佐藤駿 東1 SP:83.31(5) FS:153.21(6) 合計:236.52(5)
「ロミオとジュリエット」♪ ブルー系ベスト。昨季のプログラムに変えて臨む。得意の4ルッツは3回転になった。1本目の4トウは片手をついたが、2本目は+3トウで完璧に決まる 3アクセル+2トウ、ちょっと詰まった感じだが大丈夫。後半3フリップ+オイラー+3サルコウ着氷したが、フリップにアテンション、サルコウにqとなかなか厳しい、、、
ステップの途中で一瞬引っかかりそうになった。ちょっと気負いがあったのかな。
田中刑事 西3 SP:83.61(4) FS:155.22(4) 合計:238.83(4)
「シャーロック・ホームズ」♪ 赤ボウタイにベスト。4サルコウ、片手をついたが着氷。2本目は4サルコウ+2トウを決めた 3アクセルも大丈夫。後半3アクセル転倒で+REP、次の3ループもきれいだったが単独にしたので、コンビネーションは1つだけとなった。
それでも力を振り絞って最後のステップ、フィニッシュは力尽きた。
宇野昌磨 SP:94.22(3) FS:190.59(2) 合計:284.81(3)
「Dancing On My Own」♪ ブルーで切れ目の模様。4サルコウ、4フリップ、入った 次のトウループは3回転になったが、さらに4トウ、続けて4トウで片手をついたが1トウをつけてコンビネーションに。3アクセル+オイラー+3フリップも淀みない。
もう笑顔を浮かべながらステップ、コレオではクリムキンイーグルは短めで、しっかり踊る。終わってガッツポーズしながらぴょんぴょん
鍵山優真 SP:98.60(2) FS:180.19(3) 合計:278.79(3)
「アバター」♪ 緑。緊張した顔で胸を押さえながら出てきたが、まずは高さのある4サルコウを決める。4トウはステップアウト、3フリップはするっと決まる。2本目の4トウ+3トウがしっかり決まったのは大きい。
後半3アクセルでちょっと乱れたが+オイラー+3サルコウに。3ルッツ+3ループ、GOE高い。最後に3アクセル、これもしっかり決められた
いつもの“ぐいぐい”と伸びやかな感じは少し少なめだったが、このプレッシャーの中での演技はいい経験
羽生結弦 SP:103.53(1) FS:215.83(1) 合計:319.36(1)
「天と地と」♪ 水色に金の着物風、紫の手袋。4ループ、するっと決める。4サルコウ、危なげない。3アクセル+両手上げ2トウ、余裕。すぐ続けて3ループ、ほとんど助走していない。
軸足も上げた足もピンと伸びているキャメル姿勢、いつもながら見惚れる。琴の音で流れるように、パンと止まる音と共に止める動き、ステップも自在。
後半の4トウ+3トウ、4トウ+オイラー+3サルコウも完璧 3アクセルは下りてきれいなツイズルに。
ハイドロ、イナバウアーなど得意な動きを組み合わせたコレオは「SEIMEI」より更に進化していた。最後のコンビネーションスピンはVがついてしまったが、瑕疵は他にない。
・・・「SEIMEI」を超えるプログラム・・・こいつは神か・・・
つれあいが「姿勢がいい」と言った。
結果、優勝は羽生結弦、2位宇野昌磨、3位鍵山優真。4位田中刑事、5位佐藤駿、6位友野一希。三浦佳生がジュニア勢で最高の7位。8位島田高志郎、9位山本草太、10位三宅星南。羽生、田中と同学年の日野龍樹11位、来季からペアと二刀流の森口澄士が12位。
明日はアイスダンスと女子のフリー
第89回全日本フィギュアスケート選手権(2020年)、アイスダンス・リズムダンス(ジャッジスコア)。
平山姫里有/立野在 RD:56.61
「スイート・チャリティ」♪ 黒のフリンジスカート、臙脂のベスト。スムーズなツイズルにふわっと拍手が起こり、ノータッチのステップでは自然と手拍子。音はめがピタリピタリと決まっていくのが気持ちいい。フィンステップも滑らか。ポーズの一つ一つがフォトジェニックなストレートラインリフト。
ツイズルに関して「手がぶつかった」など反省会。得点を見て「低い…」と在くん。
深瀬理香子/張睿中オリバー RD:62.02
「ラ・ラ・ランド」♪ pink、薄いブルーのシャツ。するっとツイズルに入り、軽やかにフィンステップ。離れたり組んだりを組み合わせたステップもいい感じ。回転の速いローテ―ショナルリフト。
NHK杯のときよりも、2人のコンビネーションがよくなっていると感じたが、あまり得点は伸びず。
矢島榛乃/池田喜充 RD:47.89
「ボニーとクライド」♪ 白に緑スカート、黒。ツイズルで1つ目が終わるタイミングがずれた(回転数が違った)?と思ったが、2つ目3つ目はきれいに合わせた。女性が男性をビンタするマイムなど、ストーリー性のある振付。東日本のときよりもかなりコンビがよくなり、作品として完成度が上がってきた。
ベスト更新にコーチが拍手。
小松原美里/小松原尊 RD:71.74
「ドリームガールズ」♪ オレンジ、シルバーのタキシード。スピードにのって、一気に引き込んでいく。肩から膝上のカーブリフト、フィンステップはパワフル キーポイント全部OKでレベル4 ツイズルは曲のリズムに合わせて回転はゆっくりめだが、むしろ引き立つ。ノリノリのステップ、最高 アイスダンス、ここにあり
キス&クライにはキャシー・リードさん。
村元哉中/高橋大輔 RD:67.83
「マスク」♪ 茶系、黄色シャツのサスペンダー。午前中の公式練習で転倒、村本選手が負傷したとニュースが出たので、会場も少し心配して見守る。ノータッチのステップは流れよくこなし、フィンステップは慎重に。ツイズルは回転速度もよく、うまく合っていた。ジャンプして乗るローテ―ショナルリフト、きっちり。
怪我の影響がなかったわけではないのだろうが、普段からできるレベルが上がっているので、しっかりしたパフォーマンスができたのだろう。ステップやツイズルでNHK杯より上のレベルが取れ、得点も伸びた。
結果、小松原/小松原がトップに立ち、2位村元/高橋、3位深瀬/張、4位平山/立野、5位矢島/池田。
フリーは明日の同じ時間、15:30から。みんな最高の演技ができますように
Kiss and Cry Plus -朝日新聞社フィギュアスケートチャンネル-で、フィギュアスケート・ペアで元日本代表の高橋成美さんが、ライブ配信する。
***
ソチ五輪メダリストの高橋成美さんプレゼンツ、全日本選手権フィギュアスケート感想戦を12月26日23時より開催します。2大会連続五輪金メダリスト #羽生結弦、5連覇がかかる宇野昌磨、NHK杯優勝の鍵山優真など選手の演技を視聴者のみなさんと一緒に振り返ります。ファンは必見です!チャットにて成美さんへ聞きたいことなども募集します!配信URLは当日お知らせしますのでぜひチャンネル登録よろしくお願いいたします。
***
先月は朝日新聞YouTu部のライブ配信でカメラマンとトークしていた成美ちゃん。今回は男子の解説をみっちりやってくれるらしい。まずはチャンネル登録
<追記>
23時からの配信はこちらで。