フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦、エストニア大会、女子フリー(ジャッジスコア)。女子も日本勢が大健闘
23 キム・ナヒュン(韓国) SP:46.15(9) FS:97.49(4) 合計:143.64(5)
「サブリナ」♪ ピアノがメインのしっとりした曲で、優雅な雰囲気を出していく。最初の3回転フリップ+2回転ループ+2回転ループが鮮やかに決まり、ジャンプは予定通りに跳べて、フリーの自己ベスト更新。ルッツのエッジにeがついてしまうのを修正できたら、フリー100点台はもうすぐ。
27 新田谷凜 SP:57.85(1) FS:96.41(5) 合計:154.26(4)
「ロミオとジュリエット」♪ 典雅なしぐさで曲の世界に引き込まれる。冒頭のトウループ3-3など、決まるジャンプが高さも流れも美しいだけに、ルッツの転倒や1回転になったループ、2回転になったサルコウがもったいない とはいえ、今季国際大会デビューで、アジアンオープン、JGPフランス大会と、3大会続けて150点台と安定した成績は立派。
28 アルス・カイウモワ(ロシア) SP:51.09(4) FS:106.62(3) 合計:157.71(3)
「ロシュフォールの恋人たち」♪ 冒頭の3回転フリップ+1回転ループ+3回転から、わりと力強いジャンプをしっかり跳んだ。フリーで15点、トータルで14点以上自己ベスト更新して笑顔。
29 マリア・ソツコワ(ロシア) SP:52.06(2) FS:107.61(2) 合計:159.67(2)
「Funny Face」「ティファニーで朝食を」♪ 最初の3回転ルッツで転倒したが、すぐ立て直した。ステップはジャズのセンスが感じられる。中盤、オードリー・ヘップバーンの「ムーン・リバー」が流れるが、曲が変わってもあまり滑りの雰囲気は変わらないような^^;振付の問題かな。
回転不足2つなどで、あまり得点は伸ばせなかった。
30 中塩美悠 SP:51.81(3) FS:108.83(1) 合計:160.64(1)
「Tango de los Exilados」♪ 冒頭のルッツでエッジにeがついたほかは、マイナスになった要素が一つもない。ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループは決まると迫力がある。官能的なステップでレベル4に加点1.10 スピンもレベル4をそろえた。後半にいくほどスピードも増す、力強いプログラムだった。
得点と順位を見て大喜び 「めっちゃ嬉しい~~~」よかったね
結果、中塩美悠が優勝、2位ソツコワ、3位カイウモワ、4位新田谷凜。中塩選手はフランス大会の4位と合わせて24ポイントとなり、ファイナル進出ランキングで4番手につけた。新田谷選手は2位+4位で22ポイント。
例年だと24ポイントあたりがファイナル進出のボーダーラインなんだけど、昨季ファイナルに進出しているアレクサンドラ・プロクロワが、このあとドイツ大会・クロアチア大会に連続出場予定。26ポイント(2位+2位)の永井優香もまだ進出が決まらない状況。
というわけで、樋口新葉と木原万莉子が出場するドイツ大会も注目
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦、エストニア大会、男子フリー(ジャッジスコア)。山本草太選手、頑張った
12 ヴラディミール・サモイロフ(ロシア) SP:44.40(16) FS:126.28(4) 合計:170.68(6)
ジャズ系のメドレー♪ SP16位と出遅れたが、ジャッジスコアに一つもマイナスがないクリーンなフリーを滑った。まだ全体に荒削りだけど、面白い工夫をした姿勢のスピンは全部レベル4が取れてるし、将来楽しみな選手がまたロシアから出てきた
21 張鶴(He ZHANG)(中国) SP:66.08(3) FS:127.26(3) 合計:193.34(3)
「アーティスト」♪ 冒頭に目の覚めるような4回転トウループが決まる。中途半端に下りたサルコウは、4回転の予定だった? 後半、3連続コンビネーションのサードジャンプが1回転になり、3回転フリップが回転不足で転倒したのは、体力的に厳しくなってたのかも。
軽妙なステップ、スローパートと、うまく雰囲気を変えられる表現力がある。体力がついてトリプルアクセルが跳べるようになったら、大化けする
22 アンドルー・トルガシェフ(アメリカ) SP:64.70(4) FS:112.95(6) 合計:177.65(5)
「アランフエス協奏曲」♪ きちんとエッジに乗っていくスケーティングがきれい。中途半端になってしまったダブルアクセルや2回転になったトウループが3回目として無効になるなど、ジャンプはまとめきれなかった。でも美しいステップやスピンは全てレベル4。13歳でこの水準まで来ているとなると、これまた将来楽しみ
23 山本草太 SP:66.42(2) FS:136.28(2) 合計:202.70(2)
「ローレライ」♪ 最初からぐいぐいとスピードに乗っていく。冒頭のトリプルアクセルこそシングルになってしまったが(汗)、あとはほぼ完璧! ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウなど、ジャンプ5つを後半に決め、スピンもレベル4をそろえる。最後まで疾走感のあるプログラム、自己ベスト更新で2大会連続表彰台
25 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) SP:70.74(1) FS:137.63(1) 合計:208.37(1)
ヴィヴァルディ「四季」より♪ エレキを使ったロック風(?!)アレンジ。トリプルアクセル2本、3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウが前半に入るが、後半はダブルアクセル2本など軽めの構成。ルッツが2回転とか、ちょっとした取りこぼしでベスト更新とはいかず。
26 デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:58.37(6) FS:123.05(5) 合計:181.42(4)
「Adagio for Tron」♪ 伸びやかなスケーティング。元気一杯!という感じだった世界ジュニア2014に比べて、体の使い方がすごく上手くなっている。中盤でセリフのボーカルが入るのが効果的。トリプルアクセルは下りたと思ったが、ダウングレード でも決まるジャンプは着氷姿勢がきれいで、スピンの姿勢も工夫されて、なかなかいいプログラムだった。
結果、表彰台はSPと同じ順位で、ペトロフ、山本、張の順になった。
優勝したペトロフ選手は、28ポイントでファイナル進出決定。2位の山本選手は26ポイント(2位+2位)、3番手につけたけど、進出できるかどうかはまだわからない。クロアチア大会で宇野昌磨とイ・ジュンヒョンがポイントまたは得点合計で上回る可能性が大きいので、ドイツ大会で2人が26ポイント(1位+3位)以上になると厳しい。
ドイツ大会には、今大会3位の張鶴、チェコ大会優勝のロマン・サドフスキー(カナダ)、チェコ大会3位の川原星が出場する。張鶴か川原星の優勝とサドフスキーの3位以内、どちらかが起こらなかった場合、山本選手のファイナル進出が決まる。
というわけで、次の大会も見逃せない
忘れてたけど、今放送中のテレビ朝日「Get SPORTS」で、ジュニアグランプリシリーズ日本大会の模様を紹介するという情報。
慌てて録画中
<追記>
演技が放送されたのは、横井ゆは菜、永井優香、セラフィマ・サハノヴィッチ、金博洋、宇野昌磨の5人。
やっぱり、テレビだと映像がきれい 衣装の細かいところや、女子のメイクなんかがよくわかる。
鈴木明子の初!解説、悪くなかった。横井選手に以前使ってた衣装を譲ってたとは
「ファイナルは考えてもみなかったけど、行けたとしても行けなかったとしても、いい経験ができたと思います」(永井選手)
「想像以上にいい演技が出来たけど、まだとりこぼしもあったので」(宇野選手)
来年以降も、JGPで日本大会が開催されるといいな
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦、エストニア大会。ライブであまり見られなくてちょっと遅くなっちゃったけど、順繰りに^^;
女子ショートプログラム(ジャッジスコア)、どういうわけか有力選手が早めの滑走順に集中。シニアのグランプリシリーズと違って、世界ランキングに関係なく全員で滑走順抽選なので、こういうことがある
5 中塩美悠 51.83(3)
ミュージカル「フォッシー」より♪ コケティッシュな序盤、メロウな中盤、躍動感のある終盤のステップと、曲調が変化すると雰囲気をがらっと変えてみせる。トウループの3-3が決まり、スピンの姿勢もきれい。ルッツが回転不足とエッジエラーのe、両方だったのが残念。
黒のスカートが翻ると、裏地のピンクが見えて可愛い
6 アンジェリナ・クチヴァルスカ(ラトビア) 49.21(6)
「カルメン」♪ 黒のチュチュ風衣装で、クラシックバレエの雰囲気。こちらもトウループの3-3が入り、ルッツとダブルアクセルはまあまあ。大きなミスなくまとめた。
7 新田谷凜 57.85(1)
「ポル・ウナ・カベサ」♪ 有名なタンゴの曲で、フリーレッグを蹴り上げるような所作もタンゴらしい。ルッツのエッジに!がついた以外は、トウループの3-3に1.20の加点、ターンからのダブルアクセルなど、高い技術を見せた。
ミスなく終わって、ほっと胸を押さえて笑顔。
8 マリア・ソツコワ(ロシア) 52.06(2)
ヴィヴァルディ「四季」より「冬」♪ 昨季ジュニアグランプリファイナル優勝者の登場。背ばかり伸びる時期なのか、すらっと細い 3回転フリップ+3回転トウループで転倒したが、ダブルアクセルと3回転ルッツを後半に。パールスピンからビールマンスピンが美しい。
ただ、自己ベスト61.29にはちょっと遠くて口惜しそう。
26 アンバー・グレン(アメリカ) 49.66(5)
「サマータイム」♪ フランス大会3位の選手。ピアノをメインにしたジャズアレンジで、お洒落な振付。3回転フリップ+3回転トウループで軽くステップアウト、3回転ルッツは両手を上げたが回転不足。ターンからのダブルアクセルが1回転に、無効0点となってしまった 直前にターンを入れるくらいだから、本来は得意なんだと思うんだけど。
27 アルス・カイウモワ(ロシア) 51.09(4)
「The Devil's Violonist」♪ スロベニア大会5位の選手。3回転フリップ+3回転トウループは少しつまった感じで着氷。ルッツがダブルになってしまったが、スパイラルからダブルアクセルは決まる。元気がいい、ぐいぐい滑るスケーティング。
フランス大会2位の新田谷選手がトップに立った。中塩選手もいい位置につけて、日本勢好調。さて、フリーは
JGPエストニア大会とザッピング(?!)しながら見ている、ISUチャレンジャーシリーズ第3戦・ネーベルホルン杯2014。
詳しいことは後でまとめるとして、とりあえず気になってしまったのが、男子ショートプログラムの日野龍樹の得点と評価。ちょっと厳しすぎない・・・?(映像はこちら)
Liveストリーミングで見てたとき、登場からカッコよくなってると嬉しくなった。髭を生やして顔立ちがシャープに、大人っぽく見える。黒手袋の指先をぴしっと伸ばして、きびきびと動かす。
勝手に日野龍樹選手改造計画なんか考えてたけど、いよいよ演技構成点の底上げに本格的に取り組んだか トリプルアクセルと3-3コンビネーションジャンプが決まったし、いい線行くかも?と思ったら、3回転ループで転倒
でも気を取り直して、ステップをしっかり踏んで、、、と思ったら、何かに引っ掛かったように転倒。ループの転倒で痛くしたところをさらに痛めたのか、起き上がるのに少し手間取ってしまった。
終わって迎えるのが、ジェイソン・ダンジェン氏。日野選手のコーチといえば長久保裕氏だけど、もしかしてアメリカに武者修行に出ているのかな? ペアの高橋成美/木原龍一組を指導しているから、一緒に面倒見てたのかも。
佐藤有香&ダンジェンコーチに教わったら、スケーティングや演技方面のレベルアップは当然 ちょっと納得して得点が出るのを見た。
48.99。。。転倒2回だから2点減点されたけど、それにしても・・・。日野選手にとって国際大会でSP50点以下は、JGPデビューした2010/2011シーズン以来のことだ。
あらためてジャッジスコアを見ると、3回転フリップのエッジにeがつき、ループは回転不足で転倒。ステップは四分の一くらい端折ったから、GOEマイナス1.50。コンビネーションスピンも2姿勢のみ。技術点はまあ、理解できる。
だけど演技構成点が24.83って、そこまで 転倒による中断の影響があるから、Performance/Executionが低くなるのは仕方ない。でもInterpretation(曲の解釈)が4.17って、、、
ジャッジとして活躍する岡部由起子氏が、解説の中でよく「音楽がBGMになってしまってはだめ」と説明する。音楽を表現しているのではなく、ただ音楽を聴きながら滑っている、という印象になってしまったんだろうか。
(そんなことない~と思うのは、同じ国の人間の贔屓目かしら)
大人の表現力を認めてもらうまでの道は、まだ遠い でも歩み続ければ、きっと大丈夫!
まずは今夜のフリー、今の力を出し切って
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦、エストニア大会が始まった。
日本から出場は、山本草太(男子)、中塩美悠、新田谷凜(女子)、古賀亜美/フランシス・ブードロー=オデ(ペア)。みんな頑張って
<男子ショートプログラム>(ジャッジスコア)
2 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) 70.74(1)
高いGOEをもらったトリプルアクセルから入った。全体に動きの切れがよく、フラメンコ系の曲にうまく合っている。スロベニア大会で出した自己ベストには及ばず。
9 アンドルー・トルガシェフ(アメリカ) 64.70(4)
「パリの散歩道」♪ 最初からエッジにしっかり乗って、ぐいぐいスピードを出して滑っていく。アクセルはダブル、コンビネーションジャンプも3-2だけど、後半3回転ルッツも含めて加点が大きい。エレキの音をよくとらえて、自己ベストを6点以上も更新。
11 山本草太 66.42(2)
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲」♪ トリプルアクセルはダウングレードで転倒 でもコンビネーションジャンプが決まると、ぐんと動きがよくなって、ステップは伸びやかだった。少しだけど自己ベスト更新。
13 イワン・パヴロフ(ウクライナ) 59.76(5)
サン=サーンス「死の舞踏」♪ ジャンプの軸が細くて、滑走姿勢もきれい。スピンにウィンドミル(イリュージョン)を入れるのは今季の流行(?!)(レベルを上げる特徴として入れやすいらしい^^;)
17 張鶴(He ZHANG)(中国) 66.08(3)
「And The Waltz Goes On」♪ この選手もアクセルはダブルだけど、スケーティングの安定ぶりが大人びている。表現もオーソドックスで奇をてらうところがない。バレエの素養があるのかも。
24 デニス・ワシリエフス(ラトビア) 58.37(6)
「Jazz Machine」「Hey Pachuco」♪ 前半調子よくジャンプも決まって、と思ったらつなぎの部分で足を取られて両手をついてしまった。その直後の3回転ルッツで転倒。でもアップテンポの曲でステップは元気よく滑りきった。
最終グループ6人が、おおよそ表彰台が狙える位置と思われる。トリプルアクセルを跳んだのは4人だけで、そのうち2人が1位ペトロフと2位山本。あとの2人は8位と9位、ジャンプ1本では決まらないってこと
フランス大会で2位だった山本選手は、今大会で2位以上だと、ファイナル進出の可能性がかなり高くなる。フリー頑張れ
ストリーミングあります
ISUチャレンジャーシリーズ第3戦、ネーベルホルン杯が今日から始まっていて、Liveストリーミングが見られる。画質が3種類から選べるのがありがたい 滑走が終了した順に動画もアップロードされている。
今、ペア・ショートプログラムが行われているところ。このあと、高橋成美/木原龍一組が登場
・・・同時進行のJGPエストニア大会も見たいし 忙しい~~~
フィギュアスケートの世界選手権/ヨーロッパおよび四大陸選手権/世界ジュニア選手権に出場する資格となる、ミニマム・トータル・エレメンツ・スコア(最低技術点、ミニマムポイント)が今季も設定された。詳細はこちら
予選を廃止した代わりに、この技術点で参加人数を調整する。世界ジュニア出場の最低技術点は、ジュニアの大会やカテゴリで出した得点でなければならない。ショートプログラムでジャンプやスピンの種類に年毎の課題や回転数の上限があり、フリーにコレオグラフィックシークエンスがないので、ジュニアのほうが不利だからだ。
(ジュニアの大会・カテゴリで出したスコアを、シニアの大会出場に利用することは可能。7月1日時点で15歳以上の選手なら、JGPシリーズなどのスコアでシニアの選手権に出場してもOK)
人数が予想より多すぎたり少なすぎたりする場合、若干の調整をする可能性はあるが、とりあえず現時点での設定は次のとおり。
(左から世界選手権/ヨーロッパおよび四大陸選手権/世界ジュニア。カッコ内は昨季との比較)
<男子>
SP 34 25 20
FS 64(+1) 45 42(+2)
<女子>
SP 27(+1) 20 20
FS 47(+1) 36 35
<ペア>
SP 25(+1) 20 36
FS 43(+2) 36 30
<アイスダンス>
SD 29(+1) 19(+1) 18
FD 39(+1) 29(+1) 28
少しずつ上がってるのが多いけど、人数を絞ろうとしてるのかな
今季は「大会初日(最初の公式練習)の少なくとも21日前までに、この得点に達していること」と決められた。昨季まではぎりぎり前週でもOKだったけど、今季は年内にクリアしてないと、ちょっとプレッシャー 世界選手権だと、世界ジュニアではもう間に合わなくて、3/1(日)で終わる大会がデッドラインになる。
男女シングルの層が厚い日本の場合、全日本選手権までにクリアしてないと、そもそも派遣選考の対象にならない。しかしペアとアイスダンスは全日本で好成績だった場合、ミニマムポイントをクリアするために国際大会派遣もあるとのこと。一組でも多く、選手権に出場して経験を積めるといいな
熱戦続くアジア大会、日本は水泳や体操で今日はメダルラッシュだったようで
体操女子の中国選手で、姚金男という名前の選手がいた。女子なのに、男って字とは
・・・しかし、中国系ではそれほど珍しくもない。香港のドラマで、「若男」という名前のヒロインがいた。これは意味より、発音が問題?
「男」は、中国語ではnan2、広東語ではnam4(lamと発音する人も)。この音は、どちらかというと女の子っぽい
逆に、「男」の字を使う男性の名前はあまり見ないような気がする。使う場合は2文字の1字目に、「男〇」なら見たことがあるような・・・
女子に「男」は、日本だったら考えにくい。と言うと長男が「いいじゃん、『この子の名前は“としお”。女の子よ。』問題ある?」、、、自分の子につける気ないくせに
発音以外に、「強い子に育つように」的な願いもこもってるのかな
テレビ東京「未来世紀ジパング」、今夜9月22日の放送は<ニュースが伝えない「香港」異変! ~中国返還から17年 今何が起きているのか~>。
中国の「運び屋」ビジネス、民主化選挙を求める学生たち、興味を惹かれる内容なので録画予約
昨日、「ロンバルディアトロフィー ストリーミング」で検索してきた方がいらっしゃったようで、、、ストリーミングのURLをリンクしておくのを忘れてました。すみません
フィギュアスケート・ISUチャレンジャーシリーズ2014第2戦、ロンバルディア・トロフィー。おそらくパソコンのスペックの問題で、あんまり安定して見られないストリーミングだったけど、なんとか最後まで観戦。
宮原知子が優勝、無良崇人が2位
<女子>(フリー/ジャッジスコア/結果)
宮原知子、183.90で見事優勝 シーズン初めで自己ベストまで2.63のスコア、この着実な成長ぶりが嬉しい。
「ミス・サイゴン」♪ 赤のアオザイ風衣装、似合ってる 冒頭の3回転ルッツ+3回転トウループから危なげなく、ピアノの音をよく拾っているステップもいい。後半女性ボーカルが入って効果をあげている。
GOE加点がつかなかった要素は、エッジに!がついたフリップだけで、それも-1のジャッジが一人のみ、減点されなかった。安定している技術がさらにいい表現を引き出していけば、素敵なプログラムになりそう。
SP7位からハンナ・ミラー(アメリカ)がフリーで118.83と大きく自己ベスト更新で、2位に順位を上げた。なめらかなスケーティングと安定したジャンプが光り、ステップもレベル4。
3位にアンジェラ・ワン(アメリカ)、フリーは105.37。転倒1回、ループが1回転に。とはいえ大きく崩れる場面はなかった。GPロステレコム杯(ロシア大会)で、もっといい演技ができるかな。
地元イタリアのロベルタ・ロデギエロがSP8位からフリー100.53、合計150.94で4位と健闘。150点台に乗せたのは初めてかも。ヴァレンティナ・マルケイ選手が怪我でシーズン前半休養という話なので、頑張らなくっちゃ
5位はナタリー・ヴァインツィエル(ドイツ)、6位ヨシ・ヘルゲション(スウェーデン)。ヘルゲションは後半のダブルアクセル+2回転トウループが、3回目の2回転トウループで無効になってしまった。ダブルアクセルだけにしておけば、5位か4位だったかも。
<男子>(フリー/ジャッジスコア/結果)
優勝はリチャード・ドーンブッシュ(アメリカ)、フリー157.92、トータル237.28で逆転。明らかに4回転予定の冒頭ジャンプが2回転で下りてきてしまったが、結局ミスはそれだけ。とにかくスピードがあって、ステップものびのび。両手を上げるリッポン・ルッツ、コンビネーションのセカンドやサードでも片手を上げたり、背中に回したり
もったいなかったのは3回目の2回転トウループで、後半の3回転フリップ+2回転トウループがまるごと0点。みんな、気をつけなきゃ・・・
惜しくも優勝を逃した無良崇人はフリー154.64、トータル235.79。
今季流行(?!)の「オペラ座の怪人」♪ 手袋が右は白、左は黒と凝ってる。4回転トウループ2本、トリプルアクセル2本、多少こらえたのもあったけど着氷してるから悪くない。失敗はループで跳びきれなかったのだけ。
キャメルスピンのレベル1と、スタート遅れ(ぎりぎり^^;)で減点1はちょっと反省点かな。あとは3連続コンビネーションが入れられるようになるといい。
20点近く差が開いたけど^^; 3位はアディアン・ピトケーエフ(ロシア)。フリー144.30、トータル215.90。フリップのエッジにeがついた以外はミスなく、スピンもレベル4をそろえているけど、まだ4回転と3連続コンビネーションがない。シニアではしばらく修行かな
グラント・ホッチスタイン(アメリカ)は表彰台には乗れなかったけど、たぶん国際大会初の200点超えで4位。5位にピトケーエフと同じコーチについているモリス・クヴィテラシュヴィリ(ロシア)。6位にマイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン)、自己ベストを少し更新して200点まであと少し。彼も「オペラ座の怪人」♪ 人気沸騰で大歓声をもらっていた。
ちょっと深刻なフローラン・アモディオ フリーの演技構成点では全体の2番目、無良崇人より高得点をもらいながら、技術点がわずかに54.03。実はジャッジスコアにマイナスがほとんどない、まとまった演技だった。
前半に跳んだ2本のサルコウ、おそらく予定では4回転が、2本とも3回転に。後半に3回転サルコウを含むコンビネーションが2つあって、2つとも「3回転以上で同じ名前・回転数のジャンプは2種類を2回まで」(ザヤックルール)に違反、無効0点 これは対策を考えておかないと…
優勝者は男女ともGPシリーズ2大会にアサインされているので、U.S.インターナショナルクラシックに続いて、GPシリーズ補欠リストに載る必要がないのだった。
次のチャレンジャーシリーズは来週のネーベルホルン杯。昨季はオリンピック予選を兼ねていたけど、今季は普通の国際大会になる。日本からは日野龍樹と高橋成美/木原龍一組が出場予定
仁川アジア大会も気になるけど^^;
フィギュアスケート・ISUチャレンジャーシリーズ2014第2戦、ロンバルディア・トロフィーが行われている。
昨年始まって今年2回目、まだ歴史の浅い大会だけど、セスト・サン・ジョヴァンニ(イタリア・ミラノ近郊)開催で場所がいいせいか、けっこう参加人数が多い。時期もGPシリーズ前の調整にちょうどいいし、チャレンジャーシリーズに組み込まれるだけのことはあるかな
昨年の大会は、ペアの高橋成美/木原龍一組のデビュー戦になった。今大会の日本勢は、無良崇人と宮原知子。(高橋/木原組はオンドレイ・ネペラにエントリー予定)
昨年同様、ライブストリーミングが見られるのでウキウキ ところどころ切れ切れで困ったけど、ソースが悪いのか、私のパソコンが悪いのかわからない とりあえず見られて嬉しい。
<女子>(ジャッジスコア)
実績からいって当然!という感じで、58.12で宮原知子がトップに立った。
「魔笛」から♪ わりと可愛らしいメロディと振付。歓声が上がる見事な3回転ルッツ+3回転トウループ、でも後半フリップの回転不足がもったいなかった。逆回転をやるコンビネーションスピンなど、スピンとステップはきっちりレベル4。
2位につけたのはアンジェラ・ワン(アメリカ)、54.88。3-3ジャンプはないけど、しっかりまとめてきた。なんだか雰囲気が、キャロライン・ジャンにそっくりになってきてる^^;
僅差の3位にヨシ・ヘルゲション(スウェーデン)、54.69。姉妹の妹のほう。片手上げ3回転ルッツばっちり、3-2のセカンドでも片手上げと、ジャンプ安定している。
姉のヴィクトリアも出場してるんだけど、こちらは3回転ループ転倒とスピン失敗で無効になったのが響いて、9位スタートになってしまった。といっても演技構成点はトップ。
4位から8位までが50点以上で1.68点差の中にひしめいている。地元イタリアのロベルタ・ロデギエロとか、期待が大きそう。フリーはどうなるかな。
<男子>(ジャッジスコア)
昨シーズンからの安定感を保って、無良崇人が81.15でトップ。
「カルメン」♪ 4回転トウループで片手をついたけど、得意のトリプルアクセルは完璧。後半に3回転ルッツ+3回転トウループが決まり、「闘牛士の歌」で力強いステップは、自然と手拍子が起こった。
2位にはリチャード・ドーンブッシュ(アメリカ)、79.36。こちらの4回転はサルコウ、惜しくも転倒。でも軽妙なステップにはレベル4とGOE1.26がついた。
3位に久しぶりに顔をみるグラント・ホッチスタイン(アメリカ)。世界ジュニア2010で、羽生結弦と争ってた選手(そのときは5位)。72.92はそれ以来の自己ベスト更新かも。4回転は跳ばなかったけど、スピンが安定してるし、ステップでダイナミックに動けていた。これはフリーも期待
4位にロシアの若手、モリス・クヴィテラシュヴィリ。4回転とトリプルアクセルで少し乱れて72.12。5位も同じくロシアのアディアン・ピトケーエフ、71.60。世界ジュニア2014銀メダルで、今季はシニアのGPシリーズ出場が決まっている。4回転はまだ入れてなくて、3回転ルッツ+3回転トウループで転倒。フリーは巻き返せるか。
経済的な理由で十分練習できていないと噂に聞いていたマイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン)が、ちゃんと出場してきた ラフマニノフ「ピアノ協奏曲」にのって、そこらの女子よりきれいなビールマンスピン、浅田真央と同じフレーズを使ってのドラマチックなステップ、魅了してくれた。67.36で6位。
昨季不調が続いたフロラーン・アモディオ(フランス)、66.97の7位。4回転サルコウのステップアウトくらいはまだしも、コンビネーションジャンプが2-3、アクセルがダブル コンビネーションスピンが無効0点になったのはなぜ? 「それぞれの足で6回転以上」してないのか、「最低でも2つの基本姿勢」が取れてないか・・・誰か解説して でも、しっとり情感あふれるステップはすごくよかった。
男子は21人中7人(ミハル・ブジェジナやヨリク・ヘンドリクス等)、女子は21人中4人が棄権。ちょっと多いような・・・滑走順を決めるドローには参加してるわけだから、出場するつもりではあった
このあとはフリー
という名前のフィギュアスケートの大会 先週末行われていた。
(ウィキペディアでは「USシニアインターナショナル」の表記。わざわざシニアとあるのは、別にジュニアも存在するのかも?)
グランプリシリーズ(GPS)以外で、ISUが公認してカレンダーに掲載する、カレンダー・コンペティションの一つ。始まったのは2012年とまだ3回目だけど、今季新設されたISUチャレンジャーシリーズに組み込まれた。
チャレンジャーシリーズは、ほかの国際大会より世界ランキングのポイントが少し高く、8位までポイントがつく(一般のB級国際大会は5位まで)。優勝者はグランプリシリーズの補欠資格が与えられるから、よりレベルの高い大会に出場するチャンスが広がる。
出したスコアはISUのシーズンベストスコア/パーソナルベストスコアとしても認められるので、ハイスコアは次のシーズンのGPS出場にも有利になる。
2014/2015シーズンのカレンダー・コンペティションは、アジアン・オープン、スケート・ダウンアンダーと既に2大会が開催されているけど、チャレンジャーシリーズの大会はこれが初戦。
今回、日本から村上大介と加藤利緒菜が出場。2人とも3位と頑張った
(結果一覧はこちら。ジャッジスコアは各種目のFinalから、ページ右上のJudge detail scoresをクリック)
<男子>
優勝はマックス・アーロン(アメリカ)。この大会3連覇 SPとフリーで計3本4回転サルコウを着氷、トリプルアクセルも計3本入って、トータル240.22、パーソナルベスト更新。シーズン初めとしてはいい仕上がり。
どうしたわけか、SPとフリー両方ともジャンプと関係ないところで、フェンス際で転倒 SPのほうはステップを終わったあたりだったので、「ステップ中の転倒」とみなして-3をつけたジャッジと、「ステップが終わってからだから関係ない」として+1をつけたジャッジがいた。
この選手は、いつも体にぴたぴたの衣装。肉体美を強調したい?! というより、動きやすさが最優先で、衣装というよりスポーツウェア、体操選手のような感覚なのかな。
2位にはロス・マイナー(アメリカ)が入った。昨季の不調よりは上向いたけど、209.78はベストには遠い。SPで4回転サルコウの予定が2回転になったのと、コンビネーションで第1ジャンプの距離が出てフェンスに近づきすぎ、セカンドが1回転。2つの無効0点が痛かった。NHK杯までに調子が上がってるといいけど。フリーの曲はアンドレア・ボチェッリだった。
村上大介はフリーとトータルでISUパーソナルベスト更新の204.67。SPでトリプルアクセル転倒が惜しかったけど、4回転サルコウの調子はいいし、全体ではまとまっている印象。ステップのレベルとか、細かいところを修正していけば上がっていきそう。やはりNHK杯出場だから、期待
そして私がいつも応援(心配)する香港の選手、ロナルド・ラム。194.11で5位は悪くないけど、世界選手権のミニマムテクニカルスコア(フリーの64点)まであと0.26 今季はまだ昨季のユニバーシアードのスコアが使えるはずだけど、やっぱり今季は今季でクリアしてほしい・・・
(今季のミニマムテクニカルスコアについては、後ほどまとめます)
<女子>
優勝はソチ五輪に出ていたポリーナ・エドマンズ(アメリカ)。SPはベストを更新したが、フリーは3回転フリップのエッジに!がつき、回転不足や転倒もあってベストには遠かった。2位のコートニー・ヒックス(アメリカ)はSPでアクセルが1回転になったがほかにミスなく、フリーもルッツが2回転になった以外は安定していて、パーソナルベストを更新。
今季からシニア参戦の加藤利緒菜、SPは歌劇「ラクメ」から「花の二重唱」という曲のとおり、白地の胸元から斜めに花をあしらった衣装で清楚な雰囲気。初めての60点越えに喜んでいた フリーは後半ジャンプにミスが出たけど、ステップのレベル4は立派。
僅差で4位のアレイン・チャートランド(カナダ)もSPのステップはレベル4、ライバルになりそう フリーは田中刑事も滑っていた「ドクトル・ジバゴ」、決まるジャンプがとにかく高い。
長洲未来(アメリカ)のSPレイバックスピンは、ビールマンまで持ち上げてから顔のあたりまで下ろして、スケート靴にキスするようなポーズが素敵 フリーの「蝶々夫人」で中盤「ある晴れた日に」のアリアに入るところもうるっとしちゃう こういうボーカルの使い方、最高♪
優勝者は4つ全部のカテゴリともGPSにアサインされている選手たちだったので、補欠リストに載る必要はなかったかな^^;
今週末はロンバルディアトロフィー。日本からは無良崇人と宮原知子が出場する。この大会はライブストリーミングが見られるので楽しみ