韓国ドラマにはまっている。
といっても、ヨン様でもビョンホン氏でも、クォン・サンウでもない。韓国でクラシックドラマといわれる「冬のソナタ」「美しき日々」「天国の階段」等の三角関係・出生の秘密・身分違いの恋・記憶喪失・・・てんこもりのドラマではなく、シットコム(situation comedyの略)といわれるコメディだ。タイトルは「屋根部屋のネコ」。日本テレビ(関東ローカル)で月~木の午前10:25~11:20に放送中。
幼い頃両親を亡くし、裕福な祖父母に甘やかされて育った男子学生ギョンミン(キム・レウォン)は、ギャンブルで作った借金の取立てから逃れるため、就職浪人中の女の子ジョンウン(チョン・ダビン)の住む屋根部屋にころがりこむ。部屋を借りるための金を立て替えてくれたギョンミンに好意を持ってしまったジョンウンは、わがままで手のかかる彼を追い出せない。ギョンミンはお金持ちのお嬢様ヘリョン(チェ・ジョンユン)に首っ丈で、ジョンウンをまるで女と思ってなかったくせに、いつの間にかジョンウンに情が移りはじめる。ヘリョンはジョンウンのバイト先上司・ドンジュン(イ・ヒョヌ)が好きだったのだが全然相手にされず、とりあえず成績優秀なギョンミンもキープしたいので、ジョンウンをなんとか引き離そうとする。ドンジュンはドジだが活力あふれるジョンウンに好意を持つ。ライバルの出現にギョンミンは動揺し、、、今日(5月30日)放送はこのあたりまで。
ジョンウンの弟や母親、ギョンミンの祖父母なども出てきてちょっかい出すのが面白い。ジョンウンの母親は二人が深い仲だと思い込んでいるので、「ギョンミンが司法試験に合格したら1年以内に結婚します」なんて念書に判を押させようとする。孫が可愛くて仕方ないギョンミンの祖母はこっそり小遣いを渡しに来るし、突き放したはずの祖父もこっそり借金を返しておいたりする。(実は祖父はギョンミンの両親の結婚に反対だったので、母親の話題が出るたびにギョンミンは祖父とケンカになる。祖父との和解も今後の展開の注目点^^;)ジョンウンの弟は姉と家族(特に自分?)の幸せを思うあまり、ギョンミンからドンジュンに乗り換えさせようと画策(?!)
コメディなので、三角四角関係もドロドロしないし、しつこいいじめや意地悪がないのもいい。若い二人がちょっとしたことでケンカしたり仲直りしたり、意地張ったりヤキモチ焼いたりするのを見ていると、「若いってこうだったよなぁ」としみじみ思い出されたりする。
ドラマの設定に韓国ならではのものが多いのも興味深い。まず屋根部屋(というか屋上部屋)。「美しき日々」でも女の子2、3人で屋上の部屋に住んでいた。一人暮らしする事が少なく、ワンルームマンションなども一般的でない韓国で、若い人が親から独立するのは大変らしい。しかも、家賃は1~2年分を前払いしなくちゃいけないのだそうだ(解約時に全額返還。大家はそれを投資して利益を得る)。それでジョンウンは、契約金を払ったものの家賃が払えず、ギョンミンに立て替えてもらうことになったわけだ。結婚前の男女が同棲することに周囲がうるさいのも、今の日本では考えにくい。ジョンウンはニンニクの皮むきだの新聞配達だの、できるバイトは何でもしてせっせとお金を貯めるのだが、お嬢様ヘリョンにはバカにされる。「肉体労働は恥ずかしいこと」という意識が伝統的にあるという話はよく聞くが、本人に面と向かって言うのは日本ではないだろう(それをやったら人格疑われるだろうし、そのことを他所で言いふらされたらヤバくないか?)日本の学生は肉体労働のバイトをそれほど恥ずかしがらないし、一流大学の学生でも平気でやる。こんな文化比較をしながら見ると面白い。
役者たちの演技も、私はかなりいいと思う。ジョンウン役のチョン・ダビンは子役からやっているそうだが、可愛いけどすごい美人ではない(失礼!)。でも涙を流す場面など、「冬ソナ」のユジン(チェ・ジウ)よりずっと現実味と説得力がある。ギョンミン役のキム・レウォンはこのドラマで人気が出て「ボーイフレンドにしたい俳優No.1」に選ばれたそうだが、お調子者で甘ったれのくせに憎めない感じがよく出ている。体格はいいが鍛えてないところがいい(どうも、いい体ムキムキを競いがちな韓国の俳優さんたちは苦手で^^;)。ドンジュン役のイ・ヒョヌはベテラン歌手。初めは演技が硬いと思ったが、その無表情なところが好評だったそうで・・・。たしかに、大げさに騒ぐキム・レウォンと片頬で笑うイ・ヒョヌが対照的で面白い。
さて、明日からどうなるのか? 楽しみ~。
といっても、ヨン様でもビョンホン氏でも、クォン・サンウでもない。韓国でクラシックドラマといわれる「冬のソナタ」「美しき日々」「天国の階段」等の三角関係・出生の秘密・身分違いの恋・記憶喪失・・・てんこもりのドラマではなく、シットコム(situation comedyの略)といわれるコメディだ。タイトルは「屋根部屋のネコ」。日本テレビ(関東ローカル)で月~木の午前10:25~11:20に放送中。
幼い頃両親を亡くし、裕福な祖父母に甘やかされて育った男子学生ギョンミン(キム・レウォン)は、ギャンブルで作った借金の取立てから逃れるため、就職浪人中の女の子ジョンウン(チョン・ダビン)の住む屋根部屋にころがりこむ。部屋を借りるための金を立て替えてくれたギョンミンに好意を持ってしまったジョンウンは、わがままで手のかかる彼を追い出せない。ギョンミンはお金持ちのお嬢様ヘリョン(チェ・ジョンユン)に首っ丈で、ジョンウンをまるで女と思ってなかったくせに、いつの間にかジョンウンに情が移りはじめる。ヘリョンはジョンウンのバイト先上司・ドンジュン(イ・ヒョヌ)が好きだったのだが全然相手にされず、とりあえず成績優秀なギョンミンもキープしたいので、ジョンウンをなんとか引き離そうとする。ドンジュンはドジだが活力あふれるジョンウンに好意を持つ。ライバルの出現にギョンミンは動揺し、、、今日(5月30日)放送はこのあたりまで。
ジョンウンの弟や母親、ギョンミンの祖父母なども出てきてちょっかい出すのが面白い。ジョンウンの母親は二人が深い仲だと思い込んでいるので、「ギョンミンが司法試験に合格したら1年以内に結婚します」なんて念書に判を押させようとする。孫が可愛くて仕方ないギョンミンの祖母はこっそり小遣いを渡しに来るし、突き放したはずの祖父もこっそり借金を返しておいたりする。(実は祖父はギョンミンの両親の結婚に反対だったので、母親の話題が出るたびにギョンミンは祖父とケンカになる。祖父との和解も今後の展開の注目点^^;)ジョンウンの弟は姉と家族(特に自分?)の幸せを思うあまり、ギョンミンからドンジュンに乗り換えさせようと画策(?!)
コメディなので、三角四角関係もドロドロしないし、しつこいいじめや意地悪がないのもいい。若い二人がちょっとしたことでケンカしたり仲直りしたり、意地張ったりヤキモチ焼いたりするのを見ていると、「若いってこうだったよなぁ」としみじみ思い出されたりする。
ドラマの設定に韓国ならではのものが多いのも興味深い。まず屋根部屋(というか屋上部屋)。「美しき日々」でも女の子2、3人で屋上の部屋に住んでいた。一人暮らしする事が少なく、ワンルームマンションなども一般的でない韓国で、若い人が親から独立するのは大変らしい。しかも、家賃は1~2年分を前払いしなくちゃいけないのだそうだ(解約時に全額返還。大家はそれを投資して利益を得る)。それでジョンウンは、契約金を払ったものの家賃が払えず、ギョンミンに立て替えてもらうことになったわけだ。結婚前の男女が同棲することに周囲がうるさいのも、今の日本では考えにくい。ジョンウンはニンニクの皮むきだの新聞配達だの、できるバイトは何でもしてせっせとお金を貯めるのだが、お嬢様ヘリョンにはバカにされる。「肉体労働は恥ずかしいこと」という意識が伝統的にあるという話はよく聞くが、本人に面と向かって言うのは日本ではないだろう(それをやったら人格疑われるだろうし、そのことを他所で言いふらされたらヤバくないか?)日本の学生は肉体労働のバイトをそれほど恥ずかしがらないし、一流大学の学生でも平気でやる。こんな文化比較をしながら見ると面白い。
役者たちの演技も、私はかなりいいと思う。ジョンウン役のチョン・ダビンは子役からやっているそうだが、可愛いけどすごい美人ではない(失礼!)。でも涙を流す場面など、「冬ソナ」のユジン(チェ・ジウ)よりずっと現実味と説得力がある。ギョンミン役のキム・レウォンはこのドラマで人気が出て「ボーイフレンドにしたい俳優No.1」に選ばれたそうだが、お調子者で甘ったれのくせに憎めない感じがよく出ている。体格はいいが鍛えてないところがいい(どうも、いい体ムキムキを競いがちな韓国の俳優さんたちは苦手で^^;)。ドンジュン役のイ・ヒョヌはベテラン歌手。初めは演技が硬いと思ったが、その無表情なところが好評だったそうで・・・。たしかに、大げさに騒ぐキム・レウォンと片頬で笑うイ・ヒョヌが対照的で面白い。
さて、明日からどうなるのか? 楽しみ~。