Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

もしやリメイク?!

2013年03月31日 23時58分40秒 | テレビ

 NHKBSスペシャル時代劇「大岡越前」、見てみたら・・・
 大岡忠相は東山紀之、親友で医者の榊原庵に勝村政信。なんか雰囲気が、昭和に民放でやってた「大岡越前」の加藤剛と竹脇無我に似てる ほかの出演者も、どことなく昭和版のキャストと雰囲気が近い人が多い。
 バックに流れる音楽も、どこかで聴いたような これはもう、リメイクじゃないかしら
 公式サイト、といっても1ページだけだが、制作に昭和版を制作した会社C.A.Lの名前がある。それじゃ、似た雰囲気になるわけだ

 ある意味懐かしくていいけど、時代考証的には微妙。江戸時代の資料を読みこんで書かれた時代小説などで、こちらも少し勉強しちゃったので^^;
 例えば十手は、本格的な捕り物の時以外はめったに人前で見せることはなく、常時携帯していたわけでもなかったらしい。それを単なる聞きこみで、商売している店先で振り回してると、ちょっとがっかりする。
 繁盛しているそれなりに大店のお嬢さんが、見初めたからといってただの職人を婿に迎えられるかどうか、その辺りも微妙だと思う。第1回の話は“動機”の設定に若干無理がある感じ? まあ、絶対にあり得ないというわけでもないんだろうから、あまり気にしても仕方ないけど。
 時代劇を丁寧に作れるのはもうNHKだけというご時勢らしいから、とりあえず次回も見てみよう
 

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そんな時期、そんな年齢

2013年03月31日 23時35分14秒 | 

 女優の坂口良子が亡くなったというニュース。ドラマなどではあまり見なくなったけど、ここ数年は娘と一緒にバラエティなどに出てきて、楽しそうにしていたのに。。。
 長年パートナーだった尾崎健夫と結婚もして、娘の坂口杏里もそれなりに売れてきて、、、そんな時期に癌にかかるって、人生は厳しい。

 彼女の代表作とは思われてないかもしれないが、私が強く印象に残っている作品は、「グッバイ・ママ」。シングルマザーの役だった。ストーリーはあまり覚えてなかったのでウィキペディアを見たら、不治の病という設定 どんな終わり方したんだっけ・・・
 ジャニス・イアンが歌うテーマソング「Love is blind」の切ないメロディと歌詞が、一人で懸命に生きている主人公とダブる感じだった。中3当時のつたない英語力で、訳してみたりしたものだった。

 私の父も58歳で癌で亡くなったので、そういう年齢なのかと思う。そこを乗り越えたら、また十分元気な日々があったかもしれないのに。
 ご冥福をお祈りします。

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終わっても忙しい

2013年03月30日 14時16分36秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2013が終わってもう2週間だけど、なんやかんや忙しい^^;
 というのは、J SPORTSで「全種目・全滑走放送」を順次録画していたから。ネットでLive Streamingを見て、選手によっては地上波放送でも見ているけど、やっぱりまた見てしまったり。きりがない
 録画するためには、例によってHDD容量を空けなければならず、それには録画するそばからDVDに焼いていかなければならず・・・“直焼”できれば一番いいが、なにぶん全滑走放送となると一つの種目が4時間半なんて単位だったりする。DVDは2時間しか録画できないから、直焼するにはうまく切りのいいところでディスクを差し替えるか、HDD録画に切り替えないといけない。
 実はそれで失敗した アイスダンス・フリーの前半を直焼しようとして、TV番組表で録画予約、レコーダーにDVDをセットして、番組開始と同時にDVD録画ボタンを押した。2時間になるあたりで切り替えようとして気づいた。。。チャンネルがL1(TVチャンネル)になってなかった。。。
 レコーダーのほうでも、時間とチャンネルを指定して予約しておけば間違いないんだけど、媒体をDVDにすると2時間以上の予約は受け付けない。しかし実際は2時間3分くらいまでは録画できるので、切れ目によっては2時間ぴったりでないほうがいい場合もあるわけで、、、
 アイスダンス・フリーの再放送は4月22日。忘れずに録画しなくちゃ

 そうやって見返すと、またいろいろ発見がある。
 滑りが前にもましてよくなった気がしたパトリック・チャンだけど、スケートの立てる音がめっちゃうるさかった。ガリガリ引っかかる音ではないけど、ガーガーザーザーという感じ。音は減点対象じゃないから問題ない
 記憶に残る演技という点では、デニス・テンのプログラムは忘れられないだろう。ジャンプが決まったときの小さなガッツポーズが振付の一部のようだった。オーラという点では、高橋大輔もちょっとこの日のデニスには及ばなかったかも。
 あまりにスムーズすぎてびっくりのキム・ヨナの演技は、スムーズすぎて引っかかるものがなく…もう一度見たいかというと微妙。私が「レ・ミゼラブル」の曲をあまり知らないせいかも。
 やはり浅田真央の「白鳥の湖」や鈴木明子の「O」、村上佳菜子のタンゴメドレーは、ミスがあったとしてもまた見たいと思う部分がたくさんある。カロリナ・コストナーの「ボレロ」も素晴らしかった。国別対抗戦で浅田真央と鈴木明子はもう一度見られるのは楽しみ

 表彰式の国歌を女声合唱団が歌っていたが、何曲くらい練習してただろう? 1曲はカナダだったから少し楽になった? あと韓国、ロシア、アメリカだったが、日本やイタリア、フランスやドイツも練習してたかな? スペインやカザフスタンでも大丈夫だったかしら 「日本のは短いのはいいけど、ブレスが難しいわね」なんて言ってたりして。
 イエーテボリ(スウェーデン)で行われた2008年の世界選手権を思い出す。国歌がアカペラ合唱で、男子優勝のジェフリー・バトルが嬉しそうに“Oh Canada”を一緒に歌っていたっけ。
 来年は日本だけど、そういうのやる気あるかな、、、

 J SPORTSだと、選手のインタビューもたっぷり。日本の選手だけでなく、ミックスゾーンで答えてくれる選手はできるだけカバーしているようだ。フランス語の上手なインタビュアーもいて、ブライアン・ジュベールやペシャラ/ブルザ組などにはしっかりフランス語でインタビューしていた。
 英語圏以外の選手たちも、みんなすらすら英語を話す。細かい文法ミスはあるのかもしれないが、言いたいことがちゃんと伝わっている。ボロソジャル/トランコフ、ベルトン/ホタレックはアメリカも練習拠点の一つだからかも。振付師が北米の人だったら、やはりコミュニケーションに英語が必要になるし。中国人の佟健(Jian TONG)や韓聰(Cong HAN)も、中国語通訳がいないことに慣れているのか、ちゃんと話してて偉い。
 日本の選手たちも、多少は話すんだろうけど、日本向けの放送には出てこないので^^; キャシー&クリス・リードは、最近一生懸命日本語で話してくれる。
 インタビューを聞くと、直前まで怪我を抱えていたり、本番では不調だったけど練習では悪くなかったり、演技を見ただけではわからない内情が伝わってくる。五輪シーズンに向けて「食生活から改善する」と言う選手もいる一方で、2人の国籍が違うために「私たちは出ないけどね」というアイスダンスカップルもいて、捉え方がそれぞれなのだった。

 ずっと見てると、何度も見る顔、、、それは有名コーチ。選手たちの成績は、ある意味コーチの成績でもある。
 ブライアン・オーサー氏・・・ハビエル・フェルナンデスが銅メダル、羽生結弦が4位と悪くなかったと言えそう。女子のゲデバニシビリ選手がフリーに進めなかったのは残念。
 フランク・キャロル氏・・・デニス・テンの銀メダル 長洲未来ちゃんが選手権に出場できなかったけど、大きく埋め合わせた?!
 ニコライ・モロゾフ氏・・・アリョーナ・レオノワが13位、フローラン・アモディオ12位、高橋大輔6位、イリニフ/カツァラポフ9位。期待したほどでは…というところか。
 リチャード・ゴーチエ氏&ブルーノ・マルコット氏・・・前回は高橋成美/マーヴィン・トラン組が奇跡の銅メダル、今回はデュハメル/ラドフォードが堂々の銅メダル。ソチ五輪でも期待できそう。
 家族(父とか母とか兄とか)がコーチの選手たちは、いい演技ができたときの迎え方が特に嬉しそう アレクサンドル・マヨロフ、ミーシャ・ジー、無良崇人、みんなそうだった。
 来シーズンに向けて、コーチや練習拠点の変更をする選手も多いだろう。ベストの結果につながっていってほしい。

 カナダの観客は本当に温かく、各選手のプログラムをよく知っている。そしてどんな選手でも、どんなレベルでも、いい演技には拍手を惜しまない。
 観客動員数がそれほど多くなかったという記事もあるが、ペアやアイスダンスでもしっかり席が埋まっていて、種目間の人気の差が少ないと思った。地上波のペア・アイスダンスの放送冒頭で「日本では男女シングルの話題ばっかり」なんて前振りするので、「誰のせいだと思ってんの!」と突っ込みたくなったが^^; 来年のさいたまスーパーアリーナ、どの種目もきっと満員になってくれるだろう(希望的観測)。

 来年の話は、またあとで。

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もう

2013年03月30日 07時45分52秒 | Weblog

 葉桜になりかかってる
 学生時代、青森出身の人が、「入学式の絵で桜が咲いてるのが不思議でしょうがなかった」と言っていた。
 今年の暖かさだと、青森でも入学式の頃に、蕾がほころんでるかも。

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つけ麺じゃなくて

2013年03月27日 23時53分18秒 | 

 TSUKEMEN。昨日、「徹子の部屋」に出演していたユニットで、バイオリン2人とピアノ1人、なかなかイケメンの3人。
 メンバーの1人、TAIRIKUの父がさだまさし。たまたま家に集まってたときに、「お前ら、イケメンの手前のつけ麺あたりだ」と言ったのを、ユニット名にしたそうな。ピアノのSUGURU、もう1人のバイオリンのKENTAと、頭文字が全部入ってるからいいじゃないか、と社長が気づいて決定。
 生演奏を聴かせたが、楽器はたった3台なのに、重厚で濃密な音 2台のバイオリンが掛け合いするように、バトルするように、補い合うように響く。ピアノはベースを支えながら、ときに前面に躍り出る。
 「チャールダーシュ」のスローパートで、バイオリンの2人が座って聴いている徹子さんの耳元で弾く。ヨーロッパのレストランでリクエストに応えてくれたみたいな、お洒落な瞬間
 クラシックの曲だけでなく、ゲームの音楽やポップス、オリジナル曲もレパートリーにあるようだ。これは音のいい小ぶりのホールで聴いたら楽しいだろうな
 KENTAが東京音大出身なので、黒柳徹子の後輩にあたるとか。TAIRIKUとSUGURUは桐朋学園の音楽学部。TAIRIKUは高校は東京音大付属で、そこでKENTAと親友になり、大学ではSUGURUと知り合って仲良くなり、やがて3人が組んだという流れであるらしい。
 クラシック系楽器のユニットって、昔、紅白歌合戦に“歌がない”のに出場したバンドがあったような、、、と思って検索して思い出した、G-クレフ。バンドとしての活動は短かったようだが、解散後も音楽はみんな続けているらしい。
 TSUKEMENはどんな道を行くのかな。息の長いユニットになるといいな

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今日で決まるか?!

2013年03月26日 23時18分48秒 | スポーツ

 サッカーワールドカップ2014ブラジル大会アジア最終予選、今夜日本がヨルダンに勝つか引き分けると、またもや開催国以外で出場決定一番乗り
 だそうで、NHKニュース9のトップがサッカーだった
 去年の秋頃は、グループBでリードはしているけど、そこまで楽勝という感じでもなかった気がするんだけど 結局他チーム、特にオーストラリアとオマーンに引き分けが多く、勝ち点をそれほど積み上げられなかったため、手堅く勝ちを拾ってきた日本がうんと有利になっているわけだ。
 日程&結果一覧によると、日本は現時点で勝ち点13、首位につけている。2位に勝ち点6、1勝3分け1敗のオーストラリア。3位は同じく勝ち点6だが、1試合多く消化しているオマーンで、1勝3分け2敗。4位に勝ち点5、1勝2分け2敗のイラク。今夜日本と試合をするヨルダンは勝ち点4で、1勝1分け3敗。
 日本が勝つか引き分けでグループ2位以内が確定するわけは、、、
 2位オーストラリアは、このあと3試合に全勝すると勝ち点9を加えて15。3位オマーンはあと2試合なので全勝しても勝ち点は6しか増えず最大12。イラクはあと3試合あるので最大14。ヨルダンは今夜の日本戦を含めて3試合全勝して最大13。
 グループB最後の試合にオーストラリアvsイラクがあるので、オーストラリア勝ち点15とイラク勝ち点14は同時には起こり得ない。オーストラリアが15ならイラクは11までで、イラクが14になればオーストラリアは12にしかならない。
 というわけで、今夜日本が勝ち点14以上に到達すると、オーストラリアが全勝してもイラクが全勝しても、2位以上が確定するのだった。
 (勝って勝ち点16になると、グループ1位が確定することになりますね

 それにしても、ワールドカップ初出場を決めたジョホールバルの試合は11月で、前回や前々回も6月だったのに、3月に決まったら超早い
 アウェーの試合だけど、しっかり勝てますように。。。

<追記>
 決まらなかった~~~
 残念だけど、依然として日本はグループBトップ。6月のオーストラリア戦に勝つか引き分けると、予選通過が決まるのだった。
 やっぱり決めるのは6月がいい

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国別対抗戦2013

2013年03月24日 23時28分06秒 | スポーツ

 世界選手権が終わって、フィギュアスケートのシーズンは終了・・・と思いきや、もう1つ大きな大会がある
 世界国別対抗戦(ISU World Team Trophy)。2009年から始まり、2年ごとに開催のはずだったが、2011年は東日本大震災のため中止。2012年、2013年と2年連続で開催されることになった。
 各チーム男女シングル各2名、ペア1組、アイスダンス1組で構成、各選手の順位を1位=12ポイント、2位=11ポイント、、、12位=1ポイントとして合計で争う。ソチ五輪で正式採用となる団体戦の前哨戦みたいなものだけど、五輪と違うのは男女シングルが各2名というところ。開催国が常に日本なので、日本で人気&強い種目がメインになった
 各国の選手が世界選手権、グランプリシリーズ、グランプリファイナルで獲得した世界ランキングポイントで、最も高いもの(男女シングルは2番目も)を合計して、大きい順から6ヶ国が出場。開催国の日本は、上位6ヶ国に入れなくても出場することになっている。
 今回は3番目だったので、出場は通常通り6ヶ国と決まった。あとはカナダ、アメリカ、ロシア、フランス、中国。2012年大会に出場したイタリアは今回出場できず。2009年大会の顔ぶれに戻った感じ^^;
 グランプリシリーズと同様、テレビ朝日が放送する。例によって日本開催だけど(だから?)Live放送ではなく、、、生で見たければ代々木へ見に行くしかないようだ
 各チームの出場選手は、原則として現時点で世界ランキングが最も高い選手。ではあるが、疲労がたまっている時期なので必ずしも各国トップが来るとは限らない。それはそれで、若手成長株を見る機会にもなるけど
 チーム日本の出場選手は、高橋大輔・無良崇人・鈴木明子・浅田真央・キャシー&クリス・リード組。男子世界ランキングでいうと羽生結弦が相当するが、なにぶん1ヶ月の安静が必要な怪我をしてるので出場せず。無良よりも小塚崇彦のほうがランキングは上だが、こちらも怪我から回復途中。ガルデナ・スプリングスという大会に出場予定で、ここで様子を見る感じだから、無理はしないということだろう。
 ペアはエントリーしない。2月から練習を始めたばかりの高橋成美/木原龍一組はさすがに無理
 高橋成美/マーヴィン・トラン組が解散、その後、木原龍一選手と新たなペアを組むというニュースを聞いて、国別対抗戦はどうするんだろうと思っていた。
 エントリーできない種目がある国に出場資格があるのか、その辺の規定はどうなの? といって、成績に関わらず出場することになっている開催国が出場資格がなかったら、そもそも開催できるのか、、、? 仮に日本は出場しないけど大会は日本で行うなんてことになったら、観客が入るんだかテレビで放送できるんだか???
 ・・・なんて心配してたけど、五輪の団体戦に「少なくとも3種目」と規定があるように、国別対抗戦も3種目でOKということになってたらしい。五輪でも実際に3種目で参加する国が出てくるかもしれないわけで、ここで実際の運用をしてみるのはいいかもしれない。
 ペアは出場すれば最下位の6位でも7ポイント獲得できるので、これがないのは痛いけど ほかの3種目でめいっぱい稼いだとしても、自力優勝は無理な計算になる。まあ、どちらかというとお祭り的な大会なので、選手たちには楽しんでほしい。毎回各チームの応援合戦も盛り上がるし

 各チーム出場選手が決まったら、また詳しくということで。
 

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ぼた餅じゃなくて

2013年03月21日 05時31分04秒 | Weblog
 これにしちゃった(^^;
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決勝はご近所同士

2013年03月19日 23時27分22秒 | スポーツ

 ワールドベースボールクラシック、侍ジャパンの敗退に切歯扼腕した翌日、オランダがプエルトリコに逆転負け。なんとなく応援してたんだけど。
 決勝はドミニカvsプエルトリコとなった。なんかご近所同士じゃない?!
 考えてみたら、前回大会も日本vs韓国だから、お隣同士でしたね

 この大会でオランダについてあらためて学んでしまった。現在は本国というかヨーロッパのオランダと、オランダ領アンティルだったカリブ海の島々が、対等な立場で「オランダ王国」を構成するようになっているそうな。へぇ~~~~

 4年後の開催はあるんだろうか

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世界選手権女子フリーの放送あれこれ

2013年03月18日 00時04分10秒 | スポーツ

 あれこれ、というかダメ出し^^;

<人数・人選>
 今夜は夜7時から2時間30分枠での放送だったが、競技の映像が始まったのが7時17分ごろ。放送された選手は、計13人。
 第2グループから、レオノワ、トゥクタミシェワ。第3グループから、ゴールド、ヘルゲション、鈴木明子、ソトニコワ、李子君。第4グループは6人全員。
 昨夜のSPに続いて、マエ=ベレニス・メイテ(フランス)は放送されなかった。自己ベストを更新したいい演技だったが、SP・フリーともに11位で総合順位11位、優勝争いや五輪出場枠争いにあまり関係ないと見られたか。でもそれを言うなら、ヘルゲションだって似たような位置だけど?!
 キーラ・コルピ欠場で、金髪の北欧美人がヘルゲションしかいないから、映像的に入れておきたかったかしら 世界ランクでトップ10に入ってる選手だから、有力選手の1人ではあるが。
 メイテ選手、黒人で手足が長く、身体能力が高い。どこか風格と雰囲気があって好き。村上佳菜子と同い年の18歳、これから伸びてくると思う。目をつけておいて損はないですよ、フジテレビさん

<開催国枠>
 番組最後に、確定したソチ五輪出場枠を画面に表示していたが、「ロシアは2枠ですが開催国枠を入れて3枠」としていた。これは明らかに間違い
 "Qualification Systems for XXII Olympic Winter Games, Sochi 2014"の「HOST NATION QUALIFICATION」によると、「開催国ロシアが通常の手続きで出場権を得られなかった場合、各種目1人/組を出場させることができる。その場合は他国の分を減らす」となっている。
 通常の手続きである世界選手権2013で、ロシア女子は2枠の出場権を得た。というわけで開催国の出場権を適用する場合にあたらない。同様に、マクシム・コフトゥンが17位に入った男子は1枠、ペアとアイスダンスは各3枠を獲得している。
 五輪開催国のロシア女子を、最近せっせとアピールしている印象のフジテレビだが、ちょっと勇み足では

<俳優?>
 塩原アナの実況は、比較的大人しかったのはよかったが、、、
 「最高のキャスティング」的な表現はどうなんだろう。たしかに、スポーツの大きな大会を「大舞台」「役者がそろった」等の表現をすることはよくあるが、「キャスティング」は誰かが一定の目的のために人を集めること。国内選手権を勝ち抜き、国際大会でミニマムポイントをクリアして、出場権を獲得して大会に出てきた選手たちは、ドラマや映画に出演するために出てきたわけじゃない。
 「俳優じゃねーし」と小塚崇彦なら言いそうだ

<エキシビション>
 明日の晩は夜7時から2時間枠でエキシビションの放送が予定されているが、また途中で「過去の名演技」VTRなんか流さないでいただきたい。2時間でも多少はカットしないといけないだろうが、今大会で躍進した選手たちの晴れ舞台演技をきちんと取り上げてほしい。

<時間帯>
 開催地との時差が理由なのはわかってるが、土日の午前中なら生中継してもスポンサーは文句を言わなかったんじゃないだろうか。
 独占放送権を持っているのだから、夜は夜で総集編を作ったら総合的に視聴率取れたのでは?
 業界の実情を知らないので勝手に言ってるが、視聴者の感覚ではそうなってしまう。

 来年は、さいたまスーパーアリーナだそうだから、今度こそ自分の目で見に行こうかな。チケット高そうだから、備えて節約しないと^^;

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世界選手権2013女子フリー後半(速報)

2013年03月17日 12時26分02秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2013女子フリー。後半に入った。

<Group 3>
 グレイシー・ゴールド(米)・・・冒頭からしっかりジャンプを決め、回転の速いきれいなスピンをくりだしていく。着氷が流れ過ぎてフェンスにぶつかりそうになったが巧く避けて、最後までエネルギッシュでクリーンに。125.40、シーズンベスト!184.25、これもシーズンベストでトップに立つ。
 ヴィクトリア・ヘルゲション(スウェーデン)・・・最初のほうにオーバーターンや片手をつくジャンプがあったが、どんどん流れがよくなってきて、後半のほうがジャンプがよく決まった。とても姿勢がきれいなキャメルスピンや、大人の表現力のステップを見せてくれた。100.44、合計158.80。
 鈴木明子・・・落ち着いた顔で位置についたように見えた。最初のジャンプで片手をつき、ダブルアクセルで転倒。その後は立て直し、素敵なステップをしっかり。very Akikoのコレオシークエンスだった。103.42、合計164.59。
 マエ=ベレニス・メイテ(フランス)・・・褐色の肌に似合うゴールドの衣装で「クレオパトラ」。ジャンプをきれいに着氷したあとに、重心が変なところにかかって転びかけたが、事なきを得た。ほぼ全てのジャンプをきれいに決め、パーカッションで個性的な振付のステップ。108.13、自己ベスト。合計165.03。
 アデリナ・ソトニコワ(ロシア)・・・ムーディーなサックスのメロディ。コンビネーションでぐらつきかけたがこらえると、3回転+3回転もしっかり決め、実は難しい姿勢のスピンもきれい。116.36、合計175.98。
 李子君(中国)・・・愛らしいピンクの衣装で「眠れる森の美女」。何一つ妨げるものなく、よく滑る。軽々とジャンプを跳ぶ。ステップもコレオシークエンスも、「今日は私、楽しい」という笑顔満開。ノーミスで最後のレイバックスピン、片手ビールマンでもうスタンディングオーベーション。127.54、自己ベスト。合計183.85、これも自己ベスト。

 ここまでで1位はグレイシー・ゴールド。いよいよ最終グループ。

<Group 4>
 アシュリー・ワグナー(米)・・・「サムソンとデリラ」、力強くジャンプを決めていく。多少ぐらついても根性で下りる。盛り上がるステップの途中でつまづいて転倒 でもそんなことでコレオシークエンスの迫力はそがれない。123.36、合計187.34。トップに立つ。
 村上佳菜子・・・「よしっ」とフェンスを叩いて出ていった。タンゴが鳴りだしたらもう彼女の世界。ジャンプはどれも安心して見ていられた(ダブルアクセルがシングルになってしまっただけ)。レイバックスピンでヘアカッターの位置でため、ぐっとビールマンに持っていくあたり、すごく素敵。ステップはパートナーと踊っているかのようにタンゴ♪ 123.09、シーズンベスト。合計189.73の自己ベストでトップに立つ。
 カロリナ・コストナー(イタリア)・・・コールがかかる前、鼻の上を押さえて上を向いている。コーチの手には血のついたティッシュが…鼻血が出てるのだ なんとかおさまって出ていく。曲はあの、「ボレロ」♪ 立ってるだけでカッコよすぎる~。ループが1回転になり、最後のジャンプで転倒してフィニッシュとなったが、131.03、シーズンベスト。合計197.89でトップに立つ。
 浅田真央・・・なんか見てる方が緊張して^^; トリプルアクセル跳んだ!両足着氷だけど回った、と思う。ダブルアクセル+3回転トウループも決まった。ビールマンスピンもきれい。ステップはいつもの盛り上がりで、バレエの舞台を見るようなフィニッシュ。終わって微笑む真央ちゃんが見られて嬉しい。134.37、シーズンベスト。合計196.47、2位につけた。
 ケイトリン・オズモンド(カナダ)・・・地元の大声援に後押しされて、まだあどけない「カルメン」。前半はうまくジャンプを決めていたが、後半2度転倒。でも細かい動きまでしっかり元気に踊る。112.09、合計176.82、これは自己ベスト。
 キム・ヨナ(韓国)・・・袖が少しふわっとしたグレーの衣装で「レ・ミゼラブル」。3回転+3回転、ダブルアクセル+3回転、どれもこれもリラックスしてさらっと跳んだ。何一つ無理する動きがなく、何もかも流れの中。作りこみ過ぎてない振付が、かえって好印象。オーサーに師事する前の、素直な雰囲気の彼女を思い出した。148.34、合計218.31。

 結果ジャッジスコア。優勝キム・ヨナ、2位コストナー、3位浅田真央。4位に村上佳菜子、5位ワグナー、6位ゴールド。李子君が7位、地元カナダのオズモンドが8位。ロシア勢はソトニコワの9位が最高だった。
 ソチ五輪出場枠は、韓国:3、イタリア:2、日本:3、アメリカ:3、中国:2、カナダ:2、ロシア:2。フランス、スウェーデン、ウクライナ、エストニア、スロヴァキア、ドイツ、イギリスが各1。

 選手の皆さん、お疲れさまでした

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世界選手権2013女子フリー・前半(速報)

2013年03月17日 10時05分14秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2013女子フリーが始まった。
 例によってストリーミングをゲットするのに手間取る もっとうまくやりたい~。

<Group 1>
 ブルックリー・ハン(オーストラリア)・・・この選手好きだから第1滑走から見たかったのに。J SPORTSの放送を待とう。得点は91.26、合計141.88。
 モニカ・シマンチコヴァ(スロヴァキア)・・・とてもいい演技だった模様。97.84、合計149.02。
 ケルスティン・フランク(オーストリア)・・・ヨーロッパ選手権でいい演技と得点ですごく喜んでた顔が記憶に残ってたんだけど、今日は1回転になったり、フライングスピンに入れなかったり。でも後半立て直してジャンプをこらえ、励ましの拍手をもらっていた。78.32、合計127.98。
 ナタリー・ヴァインツィエル(ドイツ)・・・ダブルアクセル+3回転トウループの高さに思わず歓声。転倒もあったが、ラテンの速いリズムのパートとスローパートを丁寧に演じた。94.34、合計142.48。
 張可欣(中国)・・・最初のコンビネーションで転倒したが、後半にいくにしたがってジャンプもスケーティングも安定してきて、ミスは1つにとどめられた。88.61、合計137.41。そのわりに伸びないのは演技構成点が低めだからかな。
 ヴァレンティナ・マルケイ(イタリア)・・・この選手がG1でフリーを滑るというのは、ちょっと予想外だった^^; 今日も転倒があり、復調しきれなかった。96.82、合計147.23。

<Group 2>
 ソニア・ラフエンテ(スペイン)・・・「ウェストサイド物語」でクールに始まったが、2回転になってしまうジャンプや、オーバーターンなどがちらちら。得点はいまいち。87.22、合計139.66。
 ジェナ・マコーケル(英)・・・「花はどこへ行った」を純白の衣装で。回転が抜けたジャンプがあったが、コンビネーションやシークエンスは決めて、大きく崩れはしなかった。91.04、合計142.27。
 アリョーナ・レオノワ(ロシア)・・・バーバー「アダージョ」で始まった。3回転トウループ+3回転トウループを決め、ほかのジャンプもなんとか下りていたが中盤にきて転倒。でもステップシークエンスでは会場を盛り上げた。102.76、合計159.06。
 エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)・・・まさかのフリーG2になったが、できるだけ順位を上げたいところ。「黒い瞳」に全身黒の衣装で、ジャンプをしっかり下りていく。多少ぐらついても手をつかないように頑張り、情熱的なステップとコレオシークエンスでは手拍子。119.52、合計174.24。
 エレナ・グレボワ(エストニア)・・・サンタナのギターにのって軽快に始まった。スローパートもしっとり滑り、またラテンのリズムで元気よく盛り上げる。ジャンプにも大きなミスはなかった。97.90、シーズンベスト。合計152.49、シーズンベスト。
 ナタリア・ポポワ(ウクライナ)・・・ジャンプほぼノーミスで、微笑みながら最後まで楽しげに滑った。103.85と大きく自己ベスト更新、合計155.52も自己ベスト。コーチのペトレンコ氏も嬉しそう。
 
 前半を終わってトゥクタミシェワがトップ。この174.24が、まずはG3で滑る選手たちの目標になる。後半へ続く。

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世界選手権2013アイスダンス・フリー途中から(速報)

2013年03月17日 07時14分51秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2013、アイスダンス・フリーダンス。Live Streamingが見つからなくて、キャシー&クリスの演技が見られなかった(涙)
<Group 1>
 とりあえず得点だけ。
 リード/リード・・・75.99、合計129.94。
 ズロビナ/シトニコフ(アゼルバイジャン)・・・83.64、合計141.44。
 トビアス/スタグニウナス(リトアニア)・・・84.25、合計141.64。
 ウルタド/ディアス(スペイン)・・・78.16、合計131.28。
 ギグナード/ファブリ(イタリア)・・・83.06、合計140.95。

<Group 2>
 カロン/ジョーンズ(フランス)・・・ちょうど終わるあたりで繋がった^^; 85.40、合計145.98。
 ジガンシナ/ガッシ(ドイツ)・・・いつもユニークな設定のフリーを作るカップル、今季はゾンビ リフトしながら歯をむきだす顔とか、面白すぎ 93.68、シーズンベスト。合計154.27もシーズンベスト。
 ヒーキン‐ケネディ/ドゥン(ウクライナ)・・・若そうなカップル。フラメンコで大人っぽさを出そうと頑張ってる感じ。ステップシークエンスの途中で一瞬もたついてしまった。82.68、シーズンベスト。合計141.88、シーズンベスト。
 ギレス/ポワリエ(カナダ)・・・地元の大声援のなか、男性が低い姿勢のリフトなどで喝采。しかしツイズルで男性がバランスを失って両手をついてしまった 81.41、合計140.02。
 リャザノワ/トカチェンコ(ロシア)・・・「ゴッドファーザー」の曲で端正ながらドラマチックに。姿勢変化の速いリフトや男性の片足の靴の上に女性を乗せるリフトが魅力的。わりとスピード感があった。90.26、合計149.78。

 前半を終わって、1位ジガンシナ/ガッシ、2位リャザノワ/トカチェンコ、3位カロン/ジョーンズ。

<Group 3>
 クームズ/バックランド(英)・・・力強いステップで女性のリフト姿勢もきれい。速いテンポでミュージカル風の部分では手拍子が起こる。ペアスピンでバランスを崩し、きれいに回れず流れが止まってしまったのが惜しい。82.05、合計145.71。
 イリニフ/カツァラポフ(ロシア)・・・映画「ゴースト~ニューヨークの幻」のサウンドトラックで、ボーカルというか台詞入りのプログラム。ツイズルが一瞬合わなかったり、リフトを下ろすタイミングがずれたり、微妙に完璧ではない感じ。91.45、合計157.52。男性はかなりがっかり
 シブタニ/シブタニ(米)・・・一糸乱れずシンクロした高速ツイズル 「サユリ」で切なくしっとりと、ドラマチックに滑る。細かいところの所作がきれい。91.57、合計157.71。
 チョック/ベイツ(米)・・・最初から最後まで流れのいい「ドクトル・ジバゴ」。背中から足を伝って下りてくるリフトや、女性の片腕だけホールドして男性のフリーレッグに乗せるローテーショナルリフトなど、見せ場が多かった。四大陸より出来がよかった印象。97.19、シーズンベスト。合計163.93、シーズンベスト。
 ウィーバー/ポジェ(カナダ)・・・怪我で国内選手権を欠場、四大陸にも出ていなかったが、ここに完璧に合わせてきた 人形に命を吹き込んで踊りだすイメージの演出。男性片足のリフト、女性が体をまっすぐ横に伸ばしたリフト、難しい技が音楽にとけこんでいた。フィニッシュでガッツポーズ。98.66、シーズンベスト。合計166.20、シーズンベスト。

 ここまで、1位ウィーバー/ポジェ、2位チョック/ベイツ、3位シブタニ兄妹。

<Group 4>
 ヴァーチュー/モイヤー(カナダ)・・・地元の大歓声に送られて、「カルメン」が妖艶に始まる。女性が空中に跳び上がるようなリフト、四大陸では中断してしまった倒立リフトも今日は完璧に決まった ツイズル、ステップに狂いもなく、フィニッシュの瞬間は時間が止まったようにしばらくそのままだった。111.17のシーズンベスト、合計185.04もシーズンベスト。もちろんトップに立つ。観客席でパトリック・チャンとジョアニー・ロシェットが拍手。
 カッペリーニ/ラノッテ(イタリア)・・・なんとこのカップルも「カルメン」♪ ちょっと滑走順の運がない^^; しかしシャープなスケーティングで実力は出し切った。こっちのカルメンのほうが悪女っぽく、最後にしっかり殺された(爆) 100.11、シーズンベスト。合計168.04のシーズンベストで2位につける。
 デービス/ホワイト(米)・・・フランスのミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」から。フランス語の歌詞はフランス語話者が多いカナダで受けがよさそう。ストーリーが要素と振付に組み込まれて、ミュージカルを見ているよう。(終盤の男性のボーカルの部分は、羽生結弦のフリーでイナバウアーに入るところに使われている。)もちろん技術の高さはいつもどおりで、観客もスタンディングオーベーション。112.44、合計189.56でトップを奪う。
 ボブロワ/ソロヴィエフ(ロシア)・・・終始若々しい切れのある動きでいい出来。オルタナっぽい音がキャラに合ってる。99.14、合計169.19。
 ペシャラ/ブルザ(フランス)・・・懐かしいローリング・ストーンズのナンバーでファンキーに踊る。ツイズルで少し距離が近づきすぎてしまった。95.95、合計165.60。ちょっと不本意な得点

 結果、優勝はデービス/ホワイト、2位にヴァーチュー/モイヤー、3位にボブロワ/ソロヴィエフ、4位カッペリーニ/ラノッテ、5位ウィーバー/ポジェ、6位ペシャラ/ブルザ。リード姉弟組は20位だった。
 ソチ五輪出場枠は、アメリカ:3、カナダ:3、ロシア:3、イタリア:2、フランス:2、ドイツ:2。イギリス、ウクライナ、リトアニア、アゼルバイジャン各1。
 残念ながらリード組は今大会で出場枠を獲得することはできなかった。9月のネーベルホルン杯に賭けることになる。すぐ上の19位だったスペインや、今大会に出場できなかった中国やオーストラリア等との争いになるのかな。。。頑張ってほしい。
 今大会も高レベルな争いだった

 あとは女子フリー

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世界選手権男子あれこれ

2013年03月17日 01時29分21秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2013男子フリージャッジスコア)が終わった。

<ありがとう、って>
 「最後まで滑り切らせてくれてありがとう」と言った相手は、自分の体。「きついトレーニングをして、腱を痛めてしまった」「膝と足首をさわって、今年もありがとう、といった」
 いつもなら、顔の表情も演技する部分が、明らかに「きつい」という顔になってしまっていた羽生結弦のフリー。キス&クライで「痛い…」とつぶやくほど、痛かったのだ。
 にもかかわらず、終わってみればフリー3位、技術点はトップ。
 ・・・お疲れさま。

<頼もしい>
 「最後にピークを合わせるのは難しい」「まだまだ修行が足りない」とコメントする高橋大輔。しかし、SPで羽生と無良にミスが出た後、しっかりまとめて4位につけた演技は、美しく頼もしかった。フリーでは転倒と回転不足で点を伸ばせなかったけど、スピン、ステップ全てでレベル4。レイバックスピンでレベル4が取れる男子って、すごくない
 目標はあくまでソチ。だから結果オーライ。
 そして3番目の男・無良崇人が、4回転トウループの着氷以外はミスらしいミスなく、堂々と滑ってくれた。力強さと細やかさの両方が表現されたプログラム。シーズンベストを出して順位を上げて8位。
 3番手もトップ10に入れる力があるのは、本当に頼もしい。急成長じゃなくても、着実に成長するのが大事。ソチだけでなく、その先も。
 4位羽生、6位高橋、8位無良。結局、全日本の順位と同じ並びになったのか。

<予定通り・計算違い>
 ジャンプ要素を8つまで入れることができる男子フリーだが、元々7つしか入れてないらしい、、、フローラン・アモディオのプログラム。要素が少ないこと自体は、フリーでは減点されない。しかし、1つ少なければそれだけ稼ぐチャンスが少ないわけで 完璧に決めても不利なのになぜ? 腰痛を抱えていると放送で言ってたが、その影響なんだろうか。
 ブライアン・ジュベールは、パトリック・チャンの得点がそれほど高くなかったのを見て、勝ちにいった。4回転2本を跳び、最後のフリップを下りたときガッツポーズしていた。しかしそのフリップは、まさかのザヤックルール違反
 2つ目のジャンプが3回転サルコウ、これは4回転の予定だったか。後半にも3回転サルコウ+2回転トウループを跳んでいる。これで4回転トウループと合わせて、「3回転以上の同じ名前・同じ回転数のジャンプは2種類を2回まで」跳んだ。ルッツ、フリップを各1回跳んでいるから、あと跳んでいい3回転はトウループかループ。もちろんダブルアクセルも可だったが、本人は全然気づいてなかったようだ。
 ヨーロッパ選手権とはかなりジャンプの構成を変えていたので、計算間違えてしまったかな。「4回転が3回転に終わったときの対策」が、これから各選手必要になりそう。

<母国史上初>
 カザフスタンは、これまで世界選手権・世界ジュニア・四大陸のどれもメダルを取ったことがなかった。初めて歴史を刻んだデニス・テン。
 今季前半はジャンプに苦しんで、跳んでも跳んでも転倒してボロボロだったのに、、、でも跳び続けたからこそ下りられるようになった。練習してきたことがついにピタリとはまった。
 2枠でもう1人出場したラキムガリエフ選手がフリーに進めなかったので、カザフスタンの五輪枠は2枠。かつてトレーニングしていたロシアで行われる五輪、活躍を期待しよう。

<王者の変化>
 SPで歴代最高点をたたき出したパトリック・チャン。やたらと高く評価される彼のスケーティング技術を、上手いとは思うけどぐいぐい力で押す感じがあまり好きではなかった。しかし今回のSPを見ていて、なんだか上手くなったな・・・と思った(元々上手いけど^^;)。仲良しのタカヒコ(小塚崇彦)のお株を奪うような、絹糸のようになめらかで繊細な滑りになってきた。
 一方でフリーはミスを連発。"hat trick"(3連覇)だけど、薄氷を踏む勝利だった。五輪へ向けてタガを締め直すことだろう。
 SPの振付はジェフリー・バトル。羽生結弦の「パリの散歩道」とチャンの「エレジー」、“歴代最高点を出せるプログラム”を1シーズンに2本作った振付師となった。来季は依頼殺到か

<刺さると痛い>
 ジャンプの回転不足は、ジャッジスコアに<の印がつく。ダウングレードだと<<。矢が刺さってるみたいだからか、ネット上で「刺さった」と表現されたりする。
 英語解説で、スロー再生を見ながら"looks single downgrade"などと言っていた。ダウングレードにシングルだのダブルだのあったっけ と思ったが、<が1つのunder-rotated jump(アンダーローテーション)をシングル、<が2つのdown-graded jumpをダブルと表現しているわけか。なるほど。
 最終滑走のケヴィン・レイノルズ、四大陸に比べると少し動きが固かったかも。4回転3本中2本、トリプルアクセルが回転不足判定だった。これだけで基礎点が8.2も低くなってしまう。さらに今回はGOEのマイナスがプラスより多くて、実際の技術点は基礎点合計を下回った。
 やっぱり、<が「刺さる」と、得点的に「痛い」 安定して回り切って着氷できる力を保持し続けるって、大変だ。。。

 このあとはアイスダンスと女子のフリー。キャシー&クリス、真央ちゃん、あっこちゃん、佳菜子ちゃん、頑張るのよ~

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世界選手権2013男子・フリー後半(速報)

2013年03月16日 11時46分15秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2013男子フリー。後半グループ、いよいよ。
 カッコ内数字はSP順位。

<Group 3>
 羽生結弦(9)・・・位置についたとき、今日はSPのときよりは顔色がいいかも、と思った。最初の4回転トウループが決まる!次の4回転サルコウは片手をついたがコケなかった。一つずつ丁寧に跳び、回る。一瞬つらそうな表情も見えるが、しっかりとこなしていく。後半のトリプルアクセルからのコンビネーション2つをしっかり決めた。最後のルッツを下りた瞬間、拍手が沸き起こる。観客も祈るような気持ち。。。大きなミスなく滑り切った フィニッシュしたとたん、膝から崩れて手をついた。力を使いきって、オーサーに抱きついて泣いてた(ように見えた)。カナダの観客が「ありがとうございました」を覚えてしまいそう。169.05、合計244.99。
 フローラン・アモディオ(フランス)(10)・・・4回転は転倒、2本目のトリプルアクセルはコンビネーションにできず。音の一つ一つにぴったりの振付があって、ちょっとした手の動きだけでも表現が豊かな選手だとあらためて思う。141.10、216.83。
 ハビエル・フェルナンデス(スペイン)(7)・・・ミーシャに比べると、かなり品のいいチャップリン 最初の4回転トウループはばっちり!次のコンビネーションは2回転に。後半の4回転は決めた!168.30、合計249.06。
 宋楠(中国)(12)・・・予定してた(らしい)4回転は3回転になったが、トリプルアクセル2本など他はしっかり。1つ2回転になってしまったのがあったが、チャイコフスキーの交響曲で気持ちをこめて滑り切った。134.65、合計207.68。
 マックス・アーロン(米)(8)・・・「ウェストサイド物語」♪ 4回転下りた!と思ったがスローで見ると両足だったか^^; もう1本は2回転に。でもトリプルアクセル2本などしっかり決める。狭いリンクでちょっとぶつかる場面も、でも最後のジャンプまですごいスピード感。160.16、合計238.36。
 無良崇人(11)・・・冒頭の4回転は少し回転不足っぽくステップアウトしたが、トリプルアクセルの高さと迫力 英語解説で褒められまくり。細かい動きも三味線や尺八の音とリンクして、めりはりのある表現。日本人の観客だけでなく、地元の観客にも絶対アピールしたはず。160.72、自己ベスト 合計234.18。

 ここまでで、1位フェルナンデス、2位羽生、3位アーロン、4位無良。

<Group 4>
 高橋大輔(4)・・・いい顔で入ってきた、と思った。最初の4回転は両足着氷で回転不足(たぶん)、2本目は3回転に。後半のトリプルアクセルで転倒 しかしめげずに「道化師」を演じきった。154.36、合計239.03。回転不足か、、、
 ミハル・ブジェジナ(チェコ)(6)・・・「アンタッチャブル」♪ 4回転に2回挑んで2回とも転倒。ジャンプは絶好調とはいかず、落胆した顔でフィニッシュ。145.91、合計229.00。
 パトリック・チャン(カナダ)(1)・・・コールがかかる前から大歓声。4回転トウループ+3回転トウループ、4回転トウループと立て続けに決めたら、なぜか3回転で転倒。気が緩んだ?! トリプルアクセルも転倒、大丈夫?! さらに2回転になったり、3連続のサードを頑張って3回転跳んだらステップアウト。終わった瞬間、「やっちゃった、、、」という感じでおでこをぴしゃり。169.41、合計267.78。トップに立つ。
 ブライアン・ジュベール(フランス)(5)・・・4回転トウループを最初に、後半に入ったあたりでもコンビネーションで(セカンドが1回転でもコンビネーションには違いない!)下りる。トリプルアクセルを根性でこらえ、そのほかのジャンプもしっかりまとめてきた。チャンの得点を見て勝てるチャンスがあると、すごく集中したんだろう。しかし148.09、合計232.26。回転不足を取られたか、、、
 デニス・テン(カザフスタン)(2)・・・映画「アーティスト」から、SPとは違う部分を使った曲。冒頭の4回転をするっと決め、トリプルアクセル2本もまるで簡単に跳んだ。あのジャンプに苦しんでた日々が嘘のように、どれも軽々と下りていく。1本だけ2回転になったのがあったが、持ち前の表現力で楽しげに踊りまくり。フィニッシュの瞬間、氷に手をついて感激していた。174.92、自己ベスト、266.48、これも自己ベスト。
 ケヴィン・レイノルズ(カナダ)(3)・・・4回転3本に挑み、2本はやや着氷が乱れたが、1本はきれいに入った。四大陸のときほどジャンプの調子はよくなかった感じだが、ピアノ協奏曲にのせて柔らかさと激しさを見せてくれた。154.82、合計239.98。

 結果ジャッジスコア)、優勝はパトリック・チャン。わずか1.40の差で2位がデニス・テン。2回転になったのが3回転だったら勝てていた 3位にハビエル・フェルナンデス。羽生はフリー3位で最終的に4位まで順位を上げた。高橋大輔が6位、無良崇人が8位。
 ソチ五輪出場枠(今大会では24人決定)は、カナダ:3、カザフスタン:2、スペイン:2、日本:3、アメリカ:2、フランス:2、チェコ:2。ドイツ、中国、ウズベキスタン、ロシア、スウェーデン、ベルギー、オーストリア、エストニアが各1を獲得した。開催国ロシアが1枠どまり

 これで夜の放送は落ち着いて見られる

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