フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦スロベニア大会。男子フリーは大激戦、結果は・・・本命は強かったが対抗がまさかの?!
優勝は211.21でジョシュア・ファリス。アメリカ大会のスコアには及ばなかったが、余裕十分。4人が180点台で並ぶ接戦で一歩抜け出たのが金博洋(Boyang JIN)、186.45で2位。3位には今季ジュニアデビューのアレクサンデル・サマリンが183.03で入ってきた。
田中刑事は180.77の4位で惜しくも表彰台を逃した 今季初戦の閆涵(Han YAN)がまさかの?!5位、180.69。これはファイナル進出に黄信号か。宇野昌磨は自己ベストに迫る174.34で6位。
ジョシュア・ファリスのフリーは136.86。
冒頭のトリプルアクセルで転倒、2つ目のジャンプはアメリカ大会では4回転だったが3回転に。その分は後半で、ダブルアクセル(予定?)をトリプルアクセル+2回転トウループにして少しリカバリー。
SPでの2位との点差を考えて、最悪2位でもファイナル行けるし、と無理しないでまとめて正解、かな。
金博洋がフリー2位、128.35。
フランス大会と少しコンビネーションジャンプの組み合わせを変えてきた。3回転ルッツ+3回転トウループ+2回転トウループはさすがに冒険だし^^; トリプルアクセル+2回転トウループ、3回転ルッツ+3回転トウループがまあ普通だろう。4回転トウループの回転不足の分だけ、フランス大会より得点は下がってしまった。最後のスピンがレベル1なのは、どれかの姿勢で回転が足りなかったと思われる。
アレクサンデル・サマリンがフリー3位、122.22。
トリプルアクセルや4回転こそないが、しっかりジャンプを跳んで、スピン全部レベル4は偉い。ガッツポーズも出るわけだ。6月に13歳になったばかり、、、ロシアは女子のジュニア勢の活躍が目立つけど、男子も次々
田中刑事のフリーは4位、118.94だった。
2本目のトリプルアクセル…多少ぐらついたけど、なんとかこらえた。しかしコンビネーションにできず、シークエンス扱いで基礎点が8.5x0.8=6.5に落ちてしまった。1回転でもつけられれば、GOEマイナスがあるとしても8.5+0.4=8.9から、その差は大きい
あとは基礎点1.1倍の後半で3回転が2回転になってしまったフリップジャンプ。この2つの分で、順位が変わっていた。
昨季から滑っているプログラムなので、完成度は上がってるんだけど。全日本ジュニアでばっちり決められるかな。
頑張った宇野昌磨、フリー112.92の6位。
決まったジャンプの流れはそれだけで魅力的 山田満知子コーチの“姉弟子”村上佳菜子と似て、人前で演技することが大好き!という感じ。
後半のダブルアクセルで転倒してしまったが、ここはコンビネーションの予定だったかな? ドイツ大会でプラン通りの演技ができるといいな。
それにしても閆涵のフリーは、、、4回転トウループのダウングレード&転倒は仕方ないとしても、後半の3連続コンビネーションでセカンドとサードが1回転、ルッツが1回転、サルコウで転倒。さすがに技術点が伸ばせない。演技構成点は6.75平均が出せるのに・・・
もしかして、今ぐんぐん背が伸びててジャンプのタイミングが取りにくい時期? 来週のクロアチア大会までにどの程度修正できるか、要注目。
今大会の結果を受けて、ジョシュア・ファリス(30ポイント)と金博洋(28ポイント)はファイナル進出決定(ジェイソン・ブラウンも決定)。田中刑事は2位13ポイント+4位9ポイントの22ポイント、微妙なところ^^;
クロアチア大会は、ファイナル進出のチャンスがある選手がずらり状態で、閆涵だって優勝すれば5位7ポイント+1位15ポイントの22ポイントになり、田中刑事の上に入れる。ボーダーラインはそのあたりか、、、目が離せない
喜ばしいのでタイトルにしました
フィギュアスケート・ネーベルホルン杯2012、男子フリー(ジャッジスコア)で織田信成が153.69の1位、SPと合わせて233.33! 2位に20点以上差をつけて優勝(結果) シーズン初めからこの得点は、グランプリ(GP)シリーズに向けてはずみがついた。今季は期待できそう。
2位はSPも2位だったコンスタンティン・メンショフ(ロシア)。29歳でジャンプばりばり(映像)、自己ベストに近いフリー得点って、すごいかも、、、
フィギュアスケートにはAdultという、第一線を退いた選手たちのカテゴリーがあるんだけど、たしかその出場資格が28歳以上。ゴルフで50歳を過ぎた人が一般とシニアと両方の大会に出られるみたいなもの?! まさか掛け持ちはしないだろうけど^^;
3位にはアメリカの若手、キーガン・メッシングが入った。世界ジュニアで2010年、11年と2年連続4位だった選手。GPシリーズのエントリー予定はないけど、全米選手権の成績次第では四大陸選手権あたりに出てくるかも。
織田くんの映像貼っちゃいます。
曲は「魔法使いの弟子」、ディズニーの「ファンタジア」でも使われた曲だそうだ。ほどよくストーリー性があり、うまく緩急がつけられていいプログラム。4回転はオーバーターンしたけど転倒しなかったし、後半の両手を上げた3回転ループはカッコいい。演技構成点のスケーティング技術で8点台が出ているのも嬉しい。
グランプリシリーズ参戦予定のミハル・ブジェジナ、トマーシュ・ベルネル、デニス・テンはあまり点が伸びなかったけど、本格的な調整はこれからなんだろう。ジュニアを卒業したアンドレイ・ロゴズィンとアレクサンデル・マヨロフは、まだまだこれからという感じ。
地元ドイツのペテル・リーバースは195.59で10位だったけど、自己ベストが205点くらいの選手でシーズン初めにこのスコアは悪くないのかも。今年はGPシリーズにドイツの枠がなくて残念。
今頃女子のフリーが行われているところ。今井遥ちゃん頑張って~
昨日紹介したネーベルホルン杯、男子ショートプログラムで怪我から復帰した織田信成がさっそく好スタート。ジャッジスコアはこちら。
久しぶりの試合で、79.64の首位は上出来 2位以下に10点以上差をつけている。ミハル・ブジェジナ、トマーシュ・ベルネル、デニス・テンなど、実績のある選手たちが若干出遅れた^^; 2位につけてるコンスタンチン・メンショフ(ロシア)って、もう29歳になるらしい。頑張ってる・・・(映像)
キーガン・メッシング(米)、アンドレイ・ロゴズィン(カナダ)、アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン)などの若手たちが、フリーでどのくらい出せるかな。
織田選手、SPの映像(会場で録画されたものらしい)があったので、貼っちゃいます
4回転トウループは転倒したが、完全に回ってからステンと転んでパッと立ち上がる、一番いい転倒の仕方^^; トリプルアクセルの流れる着氷は相変わらず、猫が跳び下りたかのような軽やかさ。ステップが昨季より伸び伸びといい感じ。
フリーは最終グループの2番手だから、滑走順もわりと気が楽なところ まずは練習の成果をしっかり試せる。
アイスダンスのショートダンスで、平井絵巳/マリオン・デ・ラ・アソンション組は41.82の14位。年によって課題のリズムやステップが違うので一概に比較はできないけど、世界選手権だとフリーに進むのにあと6、7点!というあたりのスコア。映像見てみたい~
ダンスのジャッジスコアって、見ても何もわからないと思ったのでちょっと勉強。今季2012/2013シーズンのショートダンスは、パターンダンス(全選手が規定の同じステップを踏む)部分が、シニアはヤンキーポルカ、ジュニアはブルースだそう。それ以外の部分に使っていいリズムは、シニアはポルカ・ワルツ・マーチ、ジュニアはブルース、スウィング、ヒップホップ。シニアとジュニアがこんなに違うんじゃ、シングルやペアと違って掛け持ちは無理っぽい。
パターンダンスはレベルと3つのチェックポイント(キーポイント)の結果が記号として書かれる。1YP4+kpYYYは、ヤンキーポルカ第1部分レベル4でキーポイントは全てOK。2YP2+kpNYTはヤンキーポルカ第2部分レベル2で、キーポイント1が×・2がOK・3はタイミングずれ。
ほかに必須の要素は、ダンスリフト・ノータッチのステップシークエンス(ミッドラインまたはサーキュラー)・ツイズルで、それぞれレベルが付与される。
・・・って、文字だけ見ててもとてもわかるとは思えないので、NHK杯あたりでじっくり解説を聞くことにしよう。
女子ショートプログラムが行われてる時間だけど、今井遥ちゃんはどうだったかな
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦スロベニア大会。続いて男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。日本から出場はアメリカ大会2位の田中刑事と、今季初戦の宇野昌磨。映像全体はこちら。
SP首位はやっぱり、アメリカ大会で優勝しているジョシュア・ファリス(米)で74.35。
自己ベストにはわずかに及ばないがシーズンベスト。チェロ組曲のシンプルな音に、黒地にラメのシンプルな衣装で、演技そのものに注目させるプログラム。トリプルアクセルの前にステップを入れても余裕の着氷、全く隙がない。
世界ジュニア2012チャンピオンの閆涵(Han YAN))(中国)が2位につけたが、65.66とちょっと差をつけられた。
タンゴのメドレーでドラマチックに滑る。冒頭のトリプルアクセルがシングルになってしまい、“規定の回転数を満たさない”ためGOEも-3、これだけで8点失ったのは痛かった。演技構成点はもうファリスと同じくらい高得点が出せる。
来週のクロアチア大会もエントリーしているので、ここはフリーで4回転を複数入れるような冒険はせず、確実に2位を確保する作戦もありかも。フリーの滑走順はファリスより後ろだから、ファリスの得点を見て決定か?!
田中刑事が61.83で3位につけた。
トリプルアクセルの着氷で手をついてしまったが、全体に元気よく滑れていた。スピンでもう少し点を取れるといいんだけど
4位は61.42とわずかの差で宇野昌磨。
自己ベスト更新の会心の演技。一番最後の要素にダブルアクセルというのも心憎い。スピンやステップ、演技構成点の曲の解釈で高い評価。昨季よりさらに表現にめりはりがあって、成長が実感できる。
ジュニアデビューのアレクサンデル・サマリン(ロシア)が60.81の5位(映像)。昌磨くんと同じような構成と点数で、またまたライバル出現?!
フランス大会優勝で今大会も上位を狙えると思われた金博洋(Boyang JIN)は58.10の6位(映像)。冒頭のトリプルアクセルがダブルになった上にダウングレード、つまりシングルの扱いになってしまって大きく点を取り損ねた。しかし、スピンとステップは全てフランス大会よりレベルを1つずつ上げ、演技構成点も2点近くアップ。これはフリーも侮れない 滑走順が最後なので、彼の出来が順位とファイナル進出ポイントに大きな鍵を握る。
ファリスと閆涵が力は図抜けているから、田中刑事はなんとか130点を取って合計190点台に乗せて3位を狙いたいところ。宇野昌磨はトリプルアクセル挑戦できる 彼もぜひファイナルで見せたいけど、、、どちらも頑張れ
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第5戦スロベニア大会。JGP2012も残すところあと3大会、ファイナル進出争いも佳境に入ってきた。
今大会の最初は女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。日本からは佐藤未生、磯邉(いそべ)ひな乃の2人が出場。
トップに立ったのはキム・ヘジン(韓国)、53.64。
全体にとても安定していて自信を持って滑っているのがよくわかる。3回転フリップとダブルアクセルを基礎点1.1倍の後半にもってきて、効果的に得点。
2位はJGPデビューのバービー・ロング(米)、52.24。
「ピンクパンサー」を元気よく踊って好印象。こちらも後半に3回転フリップとダブルアクセル、特にイーグルからそのまま跳ぶダブルアクセルは見事。
3位につけたのはやはりJGPデビューの磯邉ひな乃、50.14。
曲は映画「新少林寺/SHAOLIN」から。3回転+3回転のコンビネーションはなかったが、いい雰囲気を出してきれいに滑っていた。
佐藤未生は45.13の7位。
赤系のグラデーションの衣装が大人っぽくて素敵 後半に回したコンビネーションジャンプが2回転+2回転になってしまったのと、ダブルアクセルを着氷後、勢いよく滑りだそうとした瞬間に転倒してしまったのが痛かった。
ここはジャッジの評価が分かれた。“ジャンプでの転倒”と見た人は-2や-3をつけ、“滑走中の転倒、ジャンプ自体に問題がない”と見てプラスの1をつけた人も。結果はマイナスのほうが多くなってしまったが
アメリカ大会を制して、今回も優勝候補かと思われたコートニー・ヒックス(米)は46.63の6位スタート。
冒頭のコンビネーションが1回転+2回転になった以外、大きなミスはなかったんだけど^^; 実はアメリカ大会のSPでもコンビネーションは失敗。そのときは3回転ループの後セカンドが跳べなかったが、マイナスされる前の基礎点が5.10と1.80、この差が大きかった。
上位陣が接戦なので、フリーの出来次第で大きく順位が変わりそう。日本勢2人表彰台もあるかも?
HDDの録画容量を空けたくて、まだ見てなかった録画をチェック。連続ドラマの最終回2時間スペシャルを、CMを飛ばしながら見る。
全体にテンポのゆったりしたドラマだったので、1.5倍速にしてみたら、、、全然OK 聞き取れなくなる台詞はほとんどなく、むしろ快適
昔の映画、例えば小津安二郎監督の映画なんか、実は意外と早口で台詞を喋っている。かえって1.5倍速は無理だろう。アナウンサーの話し方は昔のほうが明らかにゆっくりだったのだそうだが、映画やドラマは逆かもしれない。
春に放送していた「リーガル・ハイ」で堺雅人がものすごい早口で超長い台詞をまくしたてるシーンがあって、ちょっと話題にされていた。「噛んで含めるようなドラマが多い中で、こういうのがあってもいいかと」と本人はコメントしていたが、かなり賛同しちゃう^^:
10月からのドラマはどうだろう? 刑事もの、探偵ものだと、台詞に重要なヒントがあるから、1.5倍だとさすがに厳しいかな? 一度試してみよう(笑)
P.S. 関係ないけど、録画してたドラマのロケ地がつれあいの実家の近くだった。今頃発見
ようやく秋らしくなってきたこの季節。ウィンタースポーツといいながら夏休み中からやってるフィギュアスケートの、本格的にシーズンが始まる。
ジュニア勢は8月後半からジュニアグランプリシリーズで一足先に開幕しているけれど、シニア(成人一般)もぼちぼち国際大会が行われている。すでにジュニアを卒業している選手が出場できたり、グランプリシリーズを控えている選手にはいい調整の機会になっている。
今週開催はネーベルホルン杯で、日本勢は織田信成、今井遥、ダンスの平井絵巳/マリオン・デ・ラ・アソンション組が出場。今季からダンスの強化選手がリード姉弟組のほかに2組指定されたようで、国際大会派遣もされるのは嬉しい。成長著しいキャシー&クリスが世界選手権で10位以内に入れば日本も2枠になるから、そのときを目指して強化するのは絶対いいことだ
ちなみにクリス姉弟の妹、アリソン・リードは以前グルジア代表で大会に出場してたけど、なんと今度はイスラエル代表で出場 パートナーはワシリー・ロゴフ選手。
アリソンはまだ18歳だから、国籍選択をしてなければ日米の二重国籍と思われる。日本人パートナーと組んで日本代表になれたらいいのに~と思うけど、姉兄といっしょにアメリカで練習しているから、そこに合流できる選手じゃないと難しいのか、、、
この時期の大会は、GOEのつき方、スピンのレベルの認定など、今季の目安になる。また少しルールの変更があったので、選手たちは早めに試してどんな演技にどんな評価が出るかを知りたいところだろう。
ネーベルホルン杯よりもさらに早い時期に行われた大会が、アジアントロフィーとU.S.インターナショナルクラシック。日本のシニア勢は参加してないが、台北で行われたアジアントロフィーのノービスとジュニアに、5人が出場して上位に入っている。
U.S.インターナショナルクラシックには、主に北米の有力選手が多数出場してるので、誰がどのくらいのスコアを出しているか、気になって見てみた。全体にちょっと演技構成点が高めな気がするが^^;
日本でもおなじみのアーミン・マーバヌーザデーやロス・マイナーがフリーで4回転を跳んでいる。田中刑事が2位だった世界ジュニア2011年大会で、5位に入ったマックス・アーロンが、ショートプログラムから4回転のコンビネーションを決めて優勝。グランプリシリーズにエントリー予定がないのが残念?!
女子ではアグネス・ザワツキ、今季からシニアに上がったグレイシー・ゴールドが好調。アメリ・ラコステが予定通りではなかったがうまくまとめてきている。
スコアが国際方式の表記と違って、記号を使わず、いちいち英語で"Triple Lutz+Double Toeloop"のように書いてあるのでちょっと読むのが面倒^^; 回転不足やダウングレードも<や<<ではなくunder-rotatedとかdowngradedだし、基礎点1.1倍になる後半のジャンプがどこからかわかりにくい(基礎点が半端な数になってるところから?と見当をつける)。
一ついいところは、Planned Elements(予定として提出された要素)が表記されているので、予定通りだったか、失敗をどうカバーしたかが一目でわかること。ジャンプとスピンとか、スピンとステップの順番が入れ替わってたりすると、そんなに変えちゃってプログラム的に大丈夫だったのかな?なんて心配になるけど(笑)
アジアントロフィーとU.S.インターナショナルクラシックの両方に出ていた選手で、なんと香港代表が
Chiu Ting Ronald LAM(林昭霆)。8月のアジアントロフィーでは159.54で優勝、9月のU.S.インターナショナルクラシックでは196.34で5位。香港代表でこのレベルのスコアを出せる選手は見たことなくて、ちょっと感激
といっても、実は10/11シーズンまでカナダ代表として、世界ジュニアなどに出場していた。羽生結弦が優勝した2010年大会で20位、このときアンドレイ・ロゴズィンが6位で、2人で2枠を守っている。
しかしシニアに上がった翌年のカナダ選手権で7位、このあと香港に所属を変えたらしい。出生地が香港で居住がカナダだから、小さい頃に親に連れられて移民した口ではないかと思う。カナダにはパトリック・チャンを筆頭に強い選手が目白押し、たぶん永住権を保持している香港で代表になるのはいい考えだろう。香港の若手選手たちのいいお手本になるだろうし
このレベルの選手なら、四大陸選手権でもそこそこの成績が取れるのでは? 何しろ香港代表は、これまでフリーに進むのも大変だったので^^; 2013年は大阪だから、日本のテレビにも映るかも。
もう1人、女子でSumika YAMADA(山田純嘉)。大阪生まれで、お父さんが香港人、お母さんが日本人。妹も香港代表のジュニア選手だが、妹は朱杏嘉と登録上の姓が違う。手続き上の問題で、香港に移り住むとき妹は父の姓にしたが姉はできなかったという話だ。
こちらは8月のアジアントロフィーのほうがいい成績だった。17歳(日本式なら高3)だけど、今季はジュニアグランプリシリーズのエントリーがないようだ。シニアのグランプリ以外の大会に出る予定かな?
おっと、ジュニアグランプリシリーズのスロベニア大会がもう始まってるはず。チェックせねば
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第4戦トルコ大会、男子フリーと総合結果。1位から3位まで、SPとフリーと総合結果が全く同じになった。つまりジェイソン・ブラウン(米)が200点にあと一歩の198.16で優勝。日本勢は中村優が6位、本田太一が10位だった。映像全体はこちら。
シーズンベスト132.21、ジェイソン・ブラウンのフリー。
フリーでもトリプルアクセルに挑み、回転不足かつGOEが-3になってしまったが、転倒せずに着氷。点数としてはダブルアクセルの方が稼げる状態だが、試すには今しかない。回転不足でも基礎点6.0、GOEが-1くらいですめば5点取れるし、着氷でふらついても回り切れれば6~7点取れるようになる。
オリンピックを目指すために、トリプルアクセルを必死に練習していると記事で読んだ。一歩ずつ段階を踏んでいるところなんだろう。
ビールマンスピンはやらないけど、体の柔軟性をアピールする振付。Y字バランスのような姿勢、スパイラル姿勢、スピンでレイバックに近い姿勢。魅力あるスケーターに育っている。
114.17でフリー2位のアレクサンドル・ペトロフ(ロシア)。
元気よく滑って良かったんだけど、最後のダブルアクセル+ダブルアクセルのシークエンスが、4つ目のコンビネーション/シークエンスで無効、0点になってしまった。それまでに3つ跳んだコンビネーション、どれも予定通りに見えたけど、、、3回転ループ+3回転トウループで転倒した分を取り返そうとしちゃったかな
フランス大会の159.68を大幅に更新する174.45で2位。平昌五輪の頃には怖い存在になっていそう。
3位に入ったナム・グエン(カナダ)のフリー、112.47。
フランス大会フリーでは挑戦したトリプルアクセルは回避して、しっかりまとめてきた。全体に姿勢がきれいになってきた感じ。
中村優のフリーは111.05で5位。
ジャズのSPとはうってかわって、クラシックのバイオリン協奏曲をしっかり表現していた。やっぱりところどころ高橋大輔に似ちゃう^^; 3回転+3回転のコンビネーションジャンプが跳べるようになると、ぐっと点数上がりそう。
本田太一のフリーは88.59の11位。
何を間違ったのか、ジャンプを跳びすぎて後半のコンビネーションが0点(そんなところで関西大学の某先輩を見習わなくても)。
アメリカ大会のスコアとつき合わせると、3回転ルッツは単独の予定だったと思われる。そこへ2回転トウループをつけ、続くフリップも予定通り2回転トウループをつけた。後半に入ってのダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループでコンビネーションは3個。これ以上は無効となってしまうのに、終盤3回転トウループ+2回転トウループ+2回転トウループを跳んでしまった。
なお、前半に予定外のコンビネーションを跳んでいなかったとしても、3連続のコンビネーションはプログラム全体で1回しかできないので、終盤の3連続はやはり無効になってしまう。本来の予定はおそらく2連続だった。
冒頭のサルコウや後半のループが2回転になってしまって、取り返そうとしたか。効果的な“取り返し方”も、日頃から練習しておかないといけないようだ。
アメリカ大会でレベル1だった最後のフライングキャメルスピンが、レベルなしの0点になったのも痛かった。課題がいろいろの大会になったかな
日本人でもある?ショータロー・オオモリ(米)、フリー110.81の6位で総合166.09の4位。
「パガニーニの主題による狂詩曲」は羽生結弦のジュニア時代を思い出させる。1回転や2回転になったジャンプがあって予定通りにはできなかった感じだが、スケーティングはきれいになっている。ドイツ大会もあるからファイナルの可能性も0ではない?!
今大会の結果で、ジェイソン・ブラウンは28ポイント、ファイナル進出決定(たぶん)。24ポイントの日野龍樹は、残り3試合の結果次第
次のスロベニア大会が大激戦になりそうで、、、アメリカ大会優勝のジョシュア・ファリス、フランス大会優勝の金博洋(Boyang JIN)、昨季世界ジュニア優勝の閆涵(Han YAN)に、アメリカ大会2位の田中刑事と、今季初戦の宇野昌磨。ロシアからジュニアデビューの選手がまた出てくるみたいだし、とんでもない結果もあり得る。
閆涵が昨季同様、4回転ビシバシの状態でくるか? 前回いい成績を出して自信をつけているファリスが好調を維持しているか? この2人に割って入るのは大変だけど、田中刑事もなんとか金博洋を抑えて3位に食い込んでおけば、2年連続ファイナルも見えてくる。
というわけでまた来週~~~
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第4戦トルコ大会、女子フリーと、総合結果。宮原知子が3位、大庭雅も4位と健闘。映像はこちらから。
リア・カイザーが1人だけフリー100点台に乗せ(105.63)、総合でも1人だけ150点台(156.33)の優勝。
ジャンプの回転不足はあるものの、ほぼノーミス。15歳になったばかりだけど、安定してる~。
宮原知子がフリー2位の96.74。アメリカ大会で出した自己ベストより10点低くなってしまい、総合143.36にとどまった。
3回転フリップで転倒、ダウングレードになったほか、回転不足になったジャンプが2つあった分、点数が伸びなかった。しかし演技全体にうまく感情移入してる感じで、完成度は上がっている印象。
フリー3位はSP1位だったパク・ソユン(韓国)、93.32。SPの貯金がきいて総合では144.77の2位。
決まるジャンプは距離が出てきれいに流れるので、GOEの加点が高い。1回転になってしまったルッツとフリップが決まれば、100点はすぐ出せそう。
大庭雅はフリー89.37で4位、総合も138.43で4位。
得点の高いルッツや基礎点1.1倍の後半のジャンプで回転不足が出てしまったのがもったいなかったが、シーズン初戦としては悪くなかったと思う。
SP2位だったティトゥシュキナ(ロシア)はフリー6位で総合5位。ジャンプを下りたときの流れがもう少しあるといいのかな? フリー5位はSP10位だったザセエワ(ロシア)。ロシア勢は次から次へと出てくる・・・^^;
この結果を受けて、宮原知子はポイント26となって、ファイナル進出に大きく前進。アメリカ大会の優勝があるので、同じ26ポイントでも2位が2回よりランクが上になるから、たぶん大丈夫だと思われる。
来週のスロベニア大会には、昨季の世界ジュニアに出場した佐藤未生が出場予定。日本から複数の選手がファイナルに行ってほしいな
遅くなってしまったけど^^;
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第4戦トルコ大会、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。日本からの出場は本田太一、中村優。全体の動画はこちら。
首位に立ったのは予想通り、フランス大会2位のジェイソン・ブラウン(米)。
試合で初めてトリプルアクセルに挑み、ダウングレードになってしまった。ダブルアクセルをきれいに決めたほうが得点は稼げたことになるが、それでもシーズンベストの65.95を出せてるのはさすが。
2位につけたのはアレクサンドル・ペトロフ(ロシア)、60.28。
いかにも少年の13歳だけど、かなり安定している。強くなりそう、、、
3位はナム・グエン(カナダ)、59.09。
フランス大会では46.06の11位と出遅れていたが、今大会はばっちり。
本田太一くんは51.78で8位。
ラテンの曲で、目いっぱい背伸びして踊っているのがなんとも可愛らしい ジャンプで手をついたのが転倒と判断されて減点、口惜しいところ。
中村優は50.64で9位。
関西大学付属でコーチが長光先生、やっぱりどことなく高橋大輔のしぐさが入ってくる。髪のなでつけ方とか^^; 国際大会自己ベスト更新 「Sing Sing Sing」は川原星もSPで使っているが、全日本ジュニアで競演となるか。
アメリカ代表だけど、日本人?と思われるショータロー・オオモリが55.28の4位につけた。
前に全米選手権のジュニアで見たときより、背が伸びて着氷姿勢もきれいになった。アクセルがシングルになってしまった以外はうまくまとめた…と思ったら、足換えシットスピンが0点。シット姿勢が取れてなかったんだろうか? このへんは素人目にはさっぱりわからず
プロフィールによると、カリフォルニア生まれ。親が日本人で、大使館か領事館に出生届を出してあれば、日米両方の国籍を持っていると考えられる。村上大介選手がジュニア時代アメリカ代表だったが、オオモリ選手も将来選ぶ権利があるのかも。
トリプルアクセルに挑んだのが、ジェイソン・ブラウンとイグナテンコ(ベラルーシ)の2人だけだった。このあたりはまだジュニアという感じ。
今日、9月24日は蘇永康(ウィリアム・ソー)の誕生日。45歳になった。
昨年の今頃は、シングル「那誰」がヒットして、11月に香港コロシアムでのコンサートを控えて準備中だった。今年は、来年またBig 4でコンサートを行うので、そのポスター撮影の日が誕生日。
Big 4は、張衛健(ディッキー・チョン)、許志安(アンディ・ホイ)、蘇永康(ウィリアム・ソー)、梁漢文(エドモンド・リョン)の4人が期間限定で組むユニット。元々大の仲良しとして知られている4人が、2010年に一緒に歌った曲を発売、コンサートを行って大盛況だった。その活動を2013年に再開するわけだ。
好きな歌を仕事にして、ずっと続けていられることを、幸せだと感じて、楽しみながら努力を惜しまない康仔。ずっとそんな風であってほしい。
康仔、お誕生日おめでとう。祝你生日快樂
実家の墓参りの帰り、駅ビルに本屋があったのでのぞいてみた。本はインターネットで買うことが多くなったが、やっぱり本屋であれこれ見るのは楽しい。
宇江佐真理の時代小説と、ローレンス・ブロックの探偵もの(マット・スカダーのシリーズ最新作)、2冊の文庫本を選んでレジへ。迷いなくクレジットカードを出したら「お使いになれません。」え~~~~
2冊で千何百円だから、現金で払ったけど、今時本屋でクレジットカード使えないって、不便 昨今は文庫本も高くなったし、、、
街中の昔ながらの本屋だと、レジの機械を見た感じでカードが使えそうにないのはわかるんだけど。駅ビルのきれいな本屋も、実は近所の個人経営だったかな。大手のチェーンといっしょにしてはいけなかったかも。
といいつつ、諸般の事情により、クレジットカードで払えるものはできるだけ払いたい生活をしているので、ちょっと痛かった。「カード使えない」と言われた時点で、「じゃ、やめます」と言っちゃえばよかった? せめて1冊にすればよかったかな・・・
なんてことができないのが、見栄というものか
昨日から始まっている、フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第4戦トルコ大会。女子ショートプログラム、なんだか大接戦。日本からは大庭雅、宮原知子の2人が出場しているが…
51.45で首位に立ったのはパク・ソユン(韓国)。
アメリカ大会でもいい出来だったが、さらに伸びやかに、表現にめりはりがついて、いいプログラム
0.05差の51.40で2位につけたのはウリアナ・ティトゥシュキナ(ロシア)。
3月に13歳になったばかりなのに、もう167cmあって大人っぽい。ビールマンスピンがちょっと苦手かも^^;
3位はJGPデビューのリア・カイザー(米)、50.70。
ジャンプに2つ回転不足がついてしまったけど、素人目には全然わからず(笑) きれいにまとめている。
大庭雅は49.16で4位につけた。
しばらく見ない間に大人っぽくなって(笑)、「テンペスト」のバイオリン曲を踊りこなしている。フライングキャメルスピンで少しぐらつき、レベルを取れなかったのが惜しい。
アメリカ大会に続いて2大会優勝か?と期待される宮原知子は46.62の6位発進。
冒頭のコンビネーションはセカンドが回転不足になってしまった(素人目にはわからないけど^^;)。こちらもフライングキャメルスピンで十分回れず。シニアの選手たちはさらっとやってるけど、実はけっこう難しい技術で、習得を促すためにジュニアで課題として規定されるのかな。
演技構成点に5点台が一つも取れなかったのは、ほかの選手たちがわりと表現力豊かに演じたので、ちょっと物足りなく見えたかもしれない。時間オーバーの減点1はもったいなかった。
1位と6位の差が4.83。フリー次第で、日本勢2人表彰台もありそう
日中関係悪化の影響が、スポーツにも及び始めている。日本で行われる大会に中国選手が参加をとりやめたり、中国で行われる大会に日本選手が行かなかったり。。。
フィギュアスケート・グランプリシリーズ中国杯に、日本選手の派遣見送りも?というニュース。日本スケート連盟の橋本聖子は、日本選手の安全が確保できないことを強く心配しているんだろう。
しかし、大会は11月初め、まだ1ヶ月ある。いつまでもこの状態が続くとは考えにくい。こちらのブログに解説されている中国国内の政治的状況を考えると、11月には一段落している可能性は大きいし、外交上の話はともかく、国内でのデモや破壊行為に関しては抑える方向に向かうと思う。
「日本が派遣しない時に他の国の選手が(GPシリーズの)ポイントを取るのはどうか」とかを言う前に、「NHK杯にエントリーしている中国選手の安全は全力で守るから、中国杯に出場する日本選手の安全確保をお願いしたい」と言うべきだろう。
一昨年も、日中関係が良くない時期にグランプリシリーズの大会があった。NHK杯に出場した龐清(Qing PANG)/佟健(Jian TONG)組が、「私たちがここに来られて競技できたことに感謝している」とコメント。中国杯に出場した小塚崇彦は、「北京に来る前は(悪化する日中関係の影響を)心配していたが、中国の皆さんは逆に応援してくれた。その気持ちがすごくうれしい。」「ペットボトルが飛んでくるかもしれないと思っていた。うたぐってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱい。」と語った。
幸い、フィギュアスケートは屋内で行われる。選手たちは外に出られなくてつまらないかもしれないが、ホテルと練習リンクと会場だけをバスで往復すれば、少なくとも街中で危害を加えられる心配はないはず。観客については、荷物検査などを強化してもらえばいい。
ニュース記事では浅田真央、安藤美姫、高橋大輔が「グランプリファイナルに出場できないと、ソチ五輪会場の感触がつかめない」などを取り沙汰しているが、町田樹も出場するし、ペアの高橋成美/マーヴィン・トラン組が出場予定
北京に5年住み、中国語を流暢に話し、中国選手と組んで国内大会に出たこともある成美ちゃんと、遠い先祖に中国系もいるらしいカナダ人のマーヴィン。中国のスケートファンにはおなじみで、中国ペア選手たちのいいライバルと看做されている彼らを、観客はいつもどおり迎えてくれる、と信じたい。
こんなときだけど、こんなときだから、できるだけ、いつもどおり、予定通り、やったほうがいいことがある。と思う。