3月、海外に出かける予定を立てた。出発当日もパートの仕事をして、そのまま夜の便に乗る予定。そういう場合、スーツケースは空港宅配で送ったほうがいいんだけど、前日または前々日に送りだすのも、けっこう面倒 コストもかかるので、持って出てしまえればそのほうがありがたい。
職場の最寄り駅には大型コインロッカーがなく、職場の控室に置くのもちょっと・・・なので、東京駅でコインロッカーに預けておけばいいかな?と思った。成田空港行きバスが便利だし
今日、仕事の帰りに途中下車して東京駅のコインロッカーをチェックしてみた。大手町から東京駅はけっこう遠い 電車の乗り換えだけならそうでもないが、バス乗り場は八重洲口方面だから、かなり距離がある。これは荷物を引っぱって歩くのは骨だ。
そしてコインロッカーは、、、八重洲口側にけっこうあった。どこのロッカーに空きがあるか、画面で検索できるのは嬉しい 時間帯にもよるかもしれないが、とりあえず1つはなんとか見つけられそう。
バス乗り場の場所をチェックして、バス会社のラウンジに行ってみる。「乗車券をお求めの方、お時間に余裕のある方はラウンジをご利用ください」とサイトに出ていたので、もしかして荷物を預かったりしてくれる?と思って
1階に飲み物の自販機とベンチがあり、2階にさらにラウンジがあるらしい。カウンターの下に、自転車の防犯チェーンの大型みたいなのが何本か下がっている。これは荷物につけておくものでは?
カウンターの職員にきいてみると、「お預かりすることはできますが、荷物は自己管理になります」。やはりチェーンをつけてその鍵を自分で持っている形になるようで、ラウンジ側は荷物の管理はしない、ということらしい。
「昼前から夜まででもいい?」ときいたら、かまわないが外から見える状態になるという。たしかに、そこにあるのが前を通る人にも見えるわけで、それでもよければ、、、だそう。極端なことを言えば、ラウンジに強盗が押し入って荷物を取られたとしても会社は責任を負わない、みたいな話かな
コインロッカーだと600円とか700円だが、仮に強盗がロッカーを破壊して荷物を持ち去ったら、ロッカーの会社は顧客に賠償する仕組みがありそう。有料ならそれなりの保証もあるということか。
バス乗り場&ラウンジまで、大手町駅より日本橋駅のほうがはるかに近いということを確認して、本日のチェック終了。まあ、なんとかなりそう、という結論が出て、一安心。
無事に出かけられるように、お仕事頑張らなきゃ
2017冬季アジア大会、フィギュアスケートの男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
ニキル・ピングレ(インド) SP:17.30(21) FS:41.74 合計:59.04
「The Prince of Persia」♪ グレー系、腰に赤いリボン。2回転と1回転のジャンプしかないが、サルコウ・トウ2-2や3連続も頑張る。転倒なく最後まで滑りきって、ステップでは手拍子の後押しも。
ドゥウィキ・エカ・ラマダン(インドネシア) SP:24.07(20) FS:64.65 合計:88.72
「ゴースト」♪ 白シャツ、黒手袋。3回転サルコウに挑戦、転倒。サルコウ・ループ・サルコウ2-1-2、フリップ両手上げ・トウループ片手上げ2-2などを決める。ステップを丁寧に、きちんと姿勢を保とうとするスピン。心なしか、SPより滑りがいいような
ウィリアム・ストリスナ(インドネシア) SP:34.85(19) FS:60.80 合計:95.65
「Animals」🎵 黒。アップテンポの曲で、最初から手拍子にのっていく。3回転トウループに挑戦、転倒。ダブルアクセルも1本ぎりぎり耐えた。スピンのシット姿勢はふらつかずに安定している。「ルッツのエッジがインなのでエラーが」と解説・本田武史さん。
ジャンプとジャンプの間、ただ滑っている時間がちょっと長いかな。
クンホン・リョン(梁冠鴻)(香港) SP:37.16(18) FS:82.61 合計:119.77
「ムーラン・ルージュ」より「ロクサーヌのタンゴ」♪ 白と黒に赤い花。3回転ループなんとか、3回転トウループ下りる。3回転サルコウは転倒、その後は2回転が続いたが、最後にダブルアクセルをきれいに決めてすぐガッツポーズ。よほどうれしかったかな
深いハイドロブレーディングを入れたコレオ、激しい動きをこなしたステップは悪くなかった。
ジュールス・ヴィンス・アルペ(フィリピン) SP:42.38(17) FS:86.03 合計:128.41
「I Put a Spell On You」♪ 黒シャツ。きれいな姿勢のフライングキャメルスピンから。ぐいぐいと力強くスピードにのって、サルコウ・トウ3-2、ダブルアクセル+1回転ループ+2回転フリップも。後半は2回転ルッツでステップアウトなど、予定通りには跳べなかった。
膝をついて仰向けに滑っていく(羽生結弦がSPでやるあれ)などを入れたコレオ、投げキッスなどアピールたくさん。シットスピンがもう少し上手になったら、四大陸に出られる得点が出せそう。
<G2>
モンジュ・リー(李孟儒)(台湾) SP:44.49(16) FS:93.92 合計:138.41
「Nobody Home」ピンク・フロイド🎵 緑。最初の3回転ルッツ転倒、3回転ループ決まる。トウ・トウ3-2、ダブルアクセル+2回転トウループなども決まった。全体に感情を込めて、スピードも出した。
ハリー・ハウイン・リー(李厚賢)(香港) SP:48.65(15) FS:101.08 合計:149.73
「レ・ミゼラブル」♪ 黒ベスト。3回転ルッツ、フリップ・トウ3-2と決めてきた。後半1本フリップが1回転になる。サルコウ・トウ3-2は間にターンが入ったが決まる。以前に比べるとジャンプが高く上がれるようになって、安定度が増した。キャメルスピンは回転が遅い
全体にずっと同じペースでスピードがあまりないので、緩急がつけられるようになるといいな。
アブザル・ラキムガリエフ(カザフスタン) SP:54.80(14) FS:134.79 合計:189.59
「Je Dors Sur des Rses」♪ 黒。フリップ・トウ3-3は間のターンとオーバーターンがあったが、トリプルアクセル2本やトウ・ループ・サルコウ3-1-3などが入って、ジャンプはだんだんよくなった。最後のシットスピンはちょっと回転が遅くなってふらついてしまったが
フリーでは本来の力が出せた。
イ・ジュンヒョン(韓国) SP:57.67(13) FS:126.76 合計:184.43
「ムーラン・ルージュ」🎵 白襟、肩シルバー、黒。トリプルアクセル予定がシングルに ダブルアクセル+3回転トウループは予定通りで決まった。フリップ・トウ3-3、ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転ループなど、最初のミス以外はきれい。
宮本賢二さんの振付は、無理なく彼らしさを引き出している。スピンの姿勢もきちんとしていた。
カイシャン・チュウ(マレーシア) SP:58.86(12) FS:109.56 合計:168.42
「Slow Dancing in the Big City」♪ 黒に青ベスト。ルッツ・ループ3-3に挑み、セカンドはやや回転不足だが着氷。3回転を着実に下り、後半ルッツ・トウ2-2、ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転ループとコンビネーションも。
「シットスピンの姿勢がちゃんと取れている」と本田さん。最後まで元気よく滑って笑顔でフィニッシュ。
<G3>
チーイー・ツァオ(曹志禕)(台湾) SP:63.68(11) FS:126.51 合計:190.19
「アディオス・ノニーノ」アストル・ピアソラ🎵 黒に赤い襟。今日もトリプルアクセルに挑んだが転倒。サルコウ・トウ3-3をきれいに決めてからは、落ち着いてジャンプを入れることができた。サルコウで1本手をつき、終盤ダブルアクセルが単独になったあたりが惜しい。
キャメルスピンのきれいな姿勢は褒められていた。本人納得の笑顔。
ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:72.75(10) FS:149.94 合計:222.69
「It's a Man's World」「Get It On」「I Feel Good」♪ 黒のタートルネック。トリプルアクセル+2回転トウループ、入った! フリップ・トウ3-3がきれいに決まり、2本目のトリプルアクセルも膝を柔らかく使って着氷。終盤ループで手をついた以外はジャンプにミスなし。
曲の変わり目でかっこよく動き、客をあおって手拍子をもらう。音にはめながら振付もばっちり、ノリノリのバタフライ連続でフィニッシュ。
デニス・テン(カザフスタン) SP:72.98(9) FS:125.90 合計:198.88
プッチーニ「トスカ」♪ 黒に赤のストーン。4回転トウループ転倒、4回転サルコウを跳ぼうとして跳び上がれず、アクセルが回れず、、、
スピンやステップはさすがだが、どこか痛めているのか。世界選手権があるんだから、早く治してほしい。
ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:76.18(8) FS:157.75 合計:233.93
チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 白に金糸の飾り。今日もバレエのポーズから、トリプルアクセル、トリプルアクセル(両足)+1回転ループ+3回転サルコウと下りる。後半ルッツ・トウ3-3など確実に。高さが出るようになったので、余裕がある。
キャメルスピンでは足換え後に逆回転、丁寧なステップ。クライマックスのコレオシークエンスでは、プリンシパルのように踊った
マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) SP:76.53(7) FS:135.43 合計:211.96
「ネッラ・ファンタジア」♪ グレー。4回転トウループを予定していたが3回転に。トリプルアクセル+2回転トウループ、さらにクリムキンイーグルからトリプルアクセルと素晴らしい。ルッツ・ループ・サルコウ3-1-3なんとか。
つなぎの動き、ちょっとした間、顔や首の使い方などがとても素敵。得意のビールマンスピンでフィニッシュ。
<G4>
キム・ジンソ(韓国) SP:76.99(6) FS:151.68 合計:228.67
「雨に唄えば」♪ タイにベスト。衣装をホテルに忘れてきたが無事に届いたそうで 4回転トウループ、ステップアウトしたが片足で立った。トリプルアクセルで膝を深く曲げて下りると2回転トウループをつける。後半ルッツが2回転になったが、そのほかはどれも“猫足”でうまく下りた。
キャメルやシットのスピンはスピードもあって姿勢もきれい。笑顔ふりまきながらコミカルな仕草をたくさん織り交ぜて、手拍子にのって踊る。最後はバイバイと手を振るフィニッシュ 出来には満足そう。
ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:82.74(5) FS:154.63 合計:237.37
「パイレーツ・オブ・カリビアン」♪ 紫。4回転サルコウ、トウループと2本鮮やかに決める。構成を変えて3本目の4回転にいこうとしたが、3回転に。トリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウ(手つき)あたりまではよかったが、その後はやや乱れが出た。
それでも4回転2本は大きく、しっかり得点を稼ぐ。
無良崇人 SP:90.32(4) FS:172.99 合計:263.31
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ 黒と深緑。トウ・トウ4-2、決まった! 単独4回転トウループ、トリプルアクセルと見事。ややスローなパートで柔らかくステップを踏む。4回転サルコウは3回転にしたが、トリプルアクセル+3回転トウループが入り、フリップ・トウ・サルコウ3-1-2を決める(3回転サルコウを使ったので2回転にした)。
落ち着いて最後まで、力強さも保って、手拍子にのってコレオ。いい演技!
閆涵(Han YAN)(中国) SP:91.56(3) FS:180.30 合計:271.86
「ロミオとジュリエット」♪ 黒。トリプルアクセル+3回転トウループ、4回転トウループに2回転トウループをつけ、さらに単独4回転トウループと序盤からたたみかける。アクセル1本シングルになったが、ルッル・トウ・ループ3-2-2も入った。
スケートがよく滑っているがコントロールも出来ていて、スピードと緩急のバランスもよかった。満足そうにコーチに抱きつく
宇野昌磨 SP:92.43(2) FS:188.84 合計:281.27
「ブエノスアイレス午前0時」「ロコへのバラード」♪ 黒に赤。シャープな動きの振付から、4回転ループに挑んで転倒。4回転フリップ耐える。3回転ルッツでオーバーターン。トリプルアクセル+3回転トウループを決め、もう1本は単独に。サルコウに1回転ループ+3回転フリップをつけたが転倒してしまった。
いろいろと試してみたジャンプ構成という感じになったが、いいシミュレーションになったかな。
金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:92.86(1) FS:187.22 合計:280.08
「道」♪ 黒白赤しましま。4回転ルッツの高さといったら サルコウが2回転に しかしトリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウ、4回転トウループ2本など、ほかにミスはなかった。
頭かいて指さして足くねくねして、コミカルな振付はもう自分のものになっている。ステップも丁寧にスピードを保ってこなした。
ただ、宇野昌磨の直後だと、スケーティングが本来以上に下手に見えて損した それでも以前に比べると演技構成点はかなり高くなった感じ。ますますライバル
得点を見て「惜しい~~~」という顔でほっぺに手を当てていた
結果、宇野が僅差でかわして優勝、2位金博洋、3位閆涵。無良は4位。ブレンダン・ケリー5位、ミーシャ・ジー6位、キム・ジンソ7位、ジュリアン・ジージエ・イーが8位。デニス・テンは10位に終わった。
宇野くん、おめでとう
このあと閉会式の中で、エキシビションもあるのだそうで。録画しようっと
2017冬季アジア大会、フィギュアスケートの女子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
ヌルル・アイニー・スレイマン(インドネシア) SP:16.81(24) FS:30.88(24) 合計:47.69(24)
「The Trailer」♪ 黒。ひたすら基本に忠実に、申告したとおりにシングルアクセルや2回転ジャンプを跳んでいく。スピンも丁寧に、しっかり足を上げてスパイラルのコレオ。後半の2-2では転倒してしまったが、全体に頑張った。
ラウラ・イスマグロワ(キルギス) SP:18.53(23) FS:42.44(23) 合計:60.97(23)
「タンゴ」♪ 赤と黒。今大会女子最年少の15歳だけど、体格はいい。落ち着いて予定通りに2回転ジャンプを跳んでいく。ループ・ループ・サルコウ2-1-2が決まると拍手。終盤転倒が惜しいけど、本人としてはかなりいい出来だったのでは。来季はJGPで見られるといいな。
アニータ・リンガム(マレーシア) SP:18.67(22) FS:44.15(22) 合計:62.82(22)
「Hometown Glory」♪ 深緑のスカート。応援団の声援にのって、きれいなスピンから。ダブルアクセルに挑んで回転足らなかった。2回転ジャンプは順調に跳んでいく。終盤のサルコウ・トウ2-2も入る。
ステップは「難しいものを入れているが明確でない」と解説・荒川静香さん。伸びしろはたくさん。
アレクサンドラ・ネステロワ(キルギス) SP:21.69(21) FS:48.46(19) 合計:70.15(21)
「My Heart Will Go On」♪ 紫。スピード感があるスケート。少し予定と変えるところはあったが、2回転フリップや2回転ループなどを懸命に跳ぶ。2回転サルコウ+1回転アクセルでは片手を上げて。最後にスパイラル連続のコレオでフィニッシュ。
タシャ・プトゥリ(インドネシア) SP:22.21(20) FS:48.01(20) 合計:70.22(20)
「シカゴ」♪ ピンク。コケットな振付から可愛らしく肩を動かして、元気よく滑る。着氷乱れたジャンプもあったが、2回転フリップ+シングルアクセルのシークエンスなど頑張る。イナバウアーのコレオには拍手をもらった。
キス&クライで自分の映像を見て笑顔はじける。
ザフラ・ラリ(UAE) SP:23.31(19) FS:53.37(17) 合計:76.68(18)
「Weeping Meadow」♪ ワインカラーにターコイズブルー。今日の全身を覆う衣装も、なかなか素敵。3回転予定のサルコウは1回転になってしまったが、イーグルからのダブルアクセル2本決めた! フリップ・ループ・サルコウ2-1-2も決まる。キャメルスピンわりと上手、レイバックスピンは独特の姿勢。
最後まで楽しんで滑れたかな。キス&クライではコーチとハートマーク
<G2>
シャヤン・カサパオ(フィリピン) SP:24.33(18) FS:46.66(21) 合計:70.99(19)
パ・ド・ドゥ・メドレー♪ 白。スピードがあって体をシャープに動かす。きれいなレイバックから始め、多少乱れても強気に3回転を跳んだ。後半はループ・ループ・サルコウ2-1-2、2回転ルッツ。スパイラルを組み合わせたコレオがいい。
全体に表現がアメリカっぽい印象だけど、拠点はどこなのかな?
アイナ・ソルフィナ・モハメド・アミヌディン(マレーシア) SP:25.16(17) FS:57.19(15) 合計:82.35(16)
「ムーラン・ルージュ」より「ロクサーヌのタンゴ」♪ 黒、スカートの裏が赤。ルッツ・トウ2-2、フリップ・トウ2-2と頑張る。スパイラルやイーグルでリンクいっぱいに使うコレオから、ループ・ループ・サルコウ2-1-2も決めた。終盤のルッツやフリップ、片手上げループと2回転ジャンプもしっかり。
手足が長くて、見栄えがする。高得点に笑顔。
プロムサン・ラッタナディロク・ナ・プーケット(タイ) SP:25.71(16) FS:62.84(14) 合計:88.55(14)
チャイコフスキー「白鳥の湖」♪ 黒に白。振付は宮本賢二。最初のアクセルが1回転で転倒してしまい しかし次のダブルアクセルをきれいに決めて落ち着く。ルッツ・ループ・フリップ2-1-2が入り、後半の2回転ジャンプを丁寧に決めていった。
曲調が変わるところでぱっと雰囲気を変えることができる。キャメルスピンやレイバックスピンの姿勢がきちんとしていて、コーチ・村元小月の教え方がいいかな
ティタ・ラムサム(タイ) SP:26.89(15) FS:53.12(18) 合計:80.01(17)
「オペラ座の怪人」♪ ベージュ系。3回転サルコウに挑んだが転倒。3回転トウループ回転足りず。1本目のダブルアクセルで失敗したが、2本目は2回転トウループをつけた。ルッツ・トウ・ループ2-2-2も終盤に頑張る。
音楽が終わってからもビールマンスピンを最後まで。シニアに上がってから、なかなか演技がまとまってこない・・・
サマンサ・カビレス(フィリピン) SP:28.54(14) FS:55.11(16) 合計:83.65(15)
プッチーニ「トスカ」より「星は光りぬ」♪ ブルー。しっかりスピードにのって滑り出したが、ダブルアクセル、3回転トウループ、さらに3回転トウループと転倒が続いてしまった。しかし2回転ジャンプはまとめ、ダブルアクセル+1回転ループ+2回転サルコウを終盤に決める。
体をしなやかに使って、ステップやコレオは大人の雰囲気を出せる。なかなか魅力的な選手。
キム・ナヒュン(韓国) SP:40.80(13) FS:67.97(13) 合計:108.77(13)
映画「LOVERS」♪ 緑に金・赤・白などをあしらう。冒頭のジャンプはループ・ループでなくループ・トウで3-2。痛みがあるのか、ジャンプのタイミングが合わずに抜けてしまったジャンプがいくつか。サルコウ、ダブルアクセル+2回転トウループは決まる。
曲の世界観が感じられるステップやコレオはなかなかよくて、彼女に合っている。世界選手権を辞退したと聞いたが、来季もこのプログラムで完成形を見せてほしい。
<G3>
ジョアンナ・ソー(香港) SP:41.65(12) FS:68.72(12) 合計:110.37(12)
「Assassin's Tango Flamenco」♪ 黒に赤、紙に赤い花。きりっとした動きから、3回転トウループを下りる。サルコウは2回転になって転倒してしまったが、ダブルアクセルに2回転トウループをつけてリカバリー。その後はおおむね予定通りジャンプが跳べた。
コロコロした体型だが、体幹はしっかりしている感じで、「スピンのポジションがいい」と荒川静香さん。タンゴらしく強い目力で滑れたかな。
クロエ・イン(シンガポール) SP:44.64(11) FS:82.71(8) 合計:127.35(11)
ショパン「別れの曲」「幻想即興曲」♪ 紫。3回転ループで転倒したが、ほかのジャンプはよく跳んだ。2本目のループに2回転トウループをつけ、ダブルアクセルもきれい。後半ルッツ・ループ・ループ2-2-2、終盤にルッツ・トウ2-2も入る。
ときおり観客に幸せそうな笑顔を送りながら滑る。「基本姿勢がしっかりしている」と荒川さんがほめるスピン、速い曲に変わってがらっとムードを変えて素早い動き、細かくステップを踏んで迫力。リンクいっぱいに使うスパイラル、満足の演技に拍手も大きい。
エイミー・リン(台湾) SP:47.15(10) FS:83.88(7) 合計:131.03(9)
「August's Rhapsody」♪ 赤と金。最初のルッツを傾いたが着氷。ところどころ構成を変えて大きく崩れないようにジャンプをまとめた。「最初のジャンプの傾きがずっと影響した」と荒川さん。
リズミカルなステップで手拍子が起こる。最後のスピンでバランスを崩したが立て直す。
本人は「もっとできるんだけど・・・」という顔。
メイジー・ヒウ・チン・マ(馬曉晴)(香港) SP:47.81(9) FS:79.58(11) 合計:127.39(10)
アルビノーニ「アダージョ」♪ 水色。冒頭のループで転倒、トウ・トウ3-2を決めて立て直す。2本目のループに2回転トウループをつけ、ダブルアクセル+1回転ループ+2回転サルコウも決めた。最後の2回転ルッツは両手上げ。レイバックスピンに入りかけてやめたのが「試みた」と見做され、すぐ後に行ったレイバックスピンが無効になってしまった。
きれいな体のラインを見せながら、しっかり音を表現するステップ。「一歩がよく伸びています」と荒川さん。イナバウアーからイーグルのコレオもよかった。
アイザ・マムベコワ(カザフスタン) SP:49.99(8) FS:82.65(9) 合計:132.64(8)
「Ker Oglu」♪ ワインカラーに金、髪の結い方が中央アジア風。今日が18歳の誕生日 3回転サルコウで片手をついたが2回転トウループにつなげる。ダブルアクセル+1回転ループ+2回転フリップも入った。スピードとリズムにのったステップで、会場を魅了した。
シューラン・ユー(シンガポール) SP:50.99(7) FS:95.71(6) 合計:146.70(6)
「華麗なるギャツビー」♪ シルバーのフリンジスカート。最初の2回転ルッツは予定通り。3回転サルコウで転倒したが、3回転トウループで立て直す。サルコウ・ループ3-2やトウ・トウ3-2も入り、よく体を動かしてステップ。コンビネーションスピンのI字姿勢をかっこよく決めてフィニッシュ。
高得点に大喜び。
<G4>
エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:53.16(6) FS:121.88(2) 合計:175.04(3)
「もののけ姫」♪ ターコイズブルー。冒頭の3回転ルッツ、両手上げで少しだけステップアウト。フリップをびしっと決めると、サルコウ・トウ3-3、ダブルアクセル+3回転トウループと完璧。後半のダブルアクセル+2回転トウループ+2回転ループとたたみかける。
小柄だけど、のびのびと動くので無理している感じではない。ステップで細かい動きと大きい動きをうまく組み合わせ、次第に盛り上げていった。
カイラニ・クレイン(オーストラリア) SP:55.02(5) FS:99.39(5) 合計:154.41(5)
「ハレルヤ」♪ 白とグレー。よくスピードにのって、フリップ・トウ3-2、ルッツ・トウ3-2、ループ・ループ・サルコウ3-1-3はやや回転足らなかったが頑張る。その後の3回転やダブルアクセルもきっちり。
きれいなスピンや、情熱のこもったステップで観客を惹きつけた。
李子君(中国) SP:58.65(4) FS:116.95(3) 合計:175.60(2)
「Only For Love」♪ 赤のチューブトップ風。曲は映画「女帝[エンペラー](夜宴)」主題歌「我用所有報答愛」張靚穎(ジェーン・チャン)。軸の細いフリップ・トウ(回転不足)3-3から、ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループなど、全てのジャンプを着氷! 後半もスピードが落ちず、しなやかに動き続ける。ダイナミックなスパイラルからイーグル、イナバウアーと続くコレオで盛り上がる。ヘアカッターから片手ビールマンのレイバックスピン、美しい。
ほぼノーミスができて感無量の顔。
趙子荃(Ziquan ZHAO)(中国) SP:58.90(3) FS:79.67(10) 合計:138.57(7)
リムスキー=コルサコフ「インドの歌」♪ オレンジ系。最初のルッツでステップアウト、2本目のルッツで転倒。ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウに挑み、これも惜しい転倒。
なんとなく今日は自信なさげで 動きに切れがなかったような。
本郷理華 SP:60.98(2) FS:100.39(4) 合計:161.37(4)
「リバーダンス」♪ 深緑。大きく氷を蹴ってスピードを上げていくが、最初のフリップが2回転に。片手を上げて跳んだサルコウも2回転に。ルッツは片手をついた。ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループが決まり、フリップに2回転トウループをつける。最後にダブルアクセルx2のシークエンスを跳ぼうとしたが、どちらもシングルに
見どころのステップやコレオシークエンスで、昨季ほどの迫力が出ない。ジャンプとの相乗効果で見せてる部分があるのかも。
この演技でシーズン終わりとなったが、来季にむけていいプログラムを作ってほしい。
チェ・ダビン(韓国) SP:61.30(1) FS:126.24(1) 合計:187.54(1)
「ドクトル・ジバゴ」♪ ライトブルー。最初のルッツ・トウ3-3が決まると、ダブルアクセル+3回転トウループ、ルッツ・トウ・ループ(両手上げ)3-2-2など次々安定してジャンプを決めていく。
ジャンプが決まったので全体に余裕があり、明るい曲調のパートでのステップでは笑顔を浮かべ、手拍子も。スピンも「とても丁寧になった」と荒川さん。
この場面でノーミスできて、会場もスタンディングオベーション
結果、優勝はショート・フリーといい演技をそろえたチェ・ダビン、2位李子君、3位トゥルシンバエワ。本郷は4位、オーストラリアのクレインが5位、シンガポールのユーが6位に入った。
ペアでカメラワークを褒めたのに、女子ではスピンで寄りすぎて全体が見えない場面が何度か そのあたり、よろしく
2017冬季アジア大会、フィギュアスケートのペア・フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
パリス・スティーヴンス/マシュー・ドッズ(オーストラリア) SP:29.52(7) FS:62.38 合計:91.90
「エビータ」♪ 白ドレス、白シャツにサスペンダー。ダブルツイストがきれいに決まったが、スロー3回転ループ、ソロジャンプのダブルアクセルで転倒。両腕支持から片腕支持になるリフトは女性が難しい姿勢を作れた。全体にスピードとめりはりがもう少しほしい。
キム・キュウン/アレックス・カム・カンチャン(韓国) SP:46.64(6) FS:95.24 合計:141.88
「見果てぬ夢」♪ 紺。壮大な曲に負けないように、体を大きく伸ばしながら滑る。きれいな2回転ツイスト、トウ・トウ3-2とサルコウのソロジャンプ見事。スローはサルコウが3回転できれいに決まったが、ループは2回転に。リフトで下ろすときに女性が転倒、もったいなかった。
高橋成美/柴田嶺 SP:48.78(5) FS:81.75 合計:130.53
プッチーニ「トゥーランドット」♪ ワインカラーに金をあしらう。きれいな体のラインを見せながら、まず2回転ツイストをスムーズに。ソロジャンプのトウループ、転倒でコンビネーションにできず。ループは嶺くんは下りたが成美ちゃんは1回転に。
スロージャンプは3回転サルコウでステップアウト、2回転ルッツ(予定どおり)はきれいに下りた。
キャリーリフトから下ろすときにぐでっとなってしまい、、、。そろってスパイラル、続いて嶺くんのスパイラルと成美ちゃんのイーグルという特徴的なコレオなど、魅力はたっぷり見せられたか。
<G2>
キム・スヨン/キム・ヒョンテ(韓国) SP:49.28(4) FS:100.12 合計:149.40
「Tree of Life」♪ グレーとベージュで樹木の模様。2回転ツイストを確実に、ソロジャンプのサルコウ、スロー3回転フリップと決めて波にのる。高さのあるスロー3回転サルコウ、後半のソロコンビネーションでダブルアクセル+2回転トウループ+2回転も決まった。
全体に淡々とした感じだけど、いい出来だった。
リョム・テオク/キム・ジュシク(北朝鮮) SP:65.22(3) FS:112.18 合計:177.40
「The Prince and the Sugarplum Fairy」♪ ピンクとワインカラー、白ブラウス。最初からスピードにのり、高い3回転ツイスト。ソロジャンプの3回転トウループは女性が転倒したが、スロー3回転サルコウとループは確実に決める。
男性が片手で女性の背中を支持、女性がえび反り姿勢になる難しいリフトもさらっとこなす。ちゃんとバレエらしい雰囲気を出せていて、腕や体のラインもきれいに出していた。
彭程(Cheng PENG)/金楊(Yang JIN)(中国) SP:67.24(2) FS:129.82 合計:197.06
「I Will Wait For You(シェルブールの雨傘)」♪ 水色、白シャツ。二人が大きく離れてのダブルアクセルから、女性が少しステップアウト。続くコンビネーションの3回転トウループは女性が転倒、コンビネーションにできず。
3回転ツイストやスロージャンプの高さと流れはさすが。ダンスホールドからそろって跪くポーズのコレオは、悲しいストーリーをよく表している。リフトの姿勢変化の安定感もいい。
于小雨(Xiaoyu YU)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:77.90(1) FS:145.98 合計:223.88
「Cavatina, Larghetto amoroso」♪ 白、黒。滑り出しから隙がなく、目をみはる高さの3回転ツイストから、ソロコンビネーションのトウ・トウ3-2、ソロのダブルアクセルと危なげない。コレオでは後ろから抱えられた女性が後ろに回した足のエッジを反対の手でキャッチする場面も スロー3回転ループはお手本そのもの。すべての動きに成熟が感じられる。
四大陸の得点を大きく上回って大喜び。
結果、優勝は于/張、2位彭/金、3位リョム/キム。4位キム・スヨン/キム・ヒョンテ、5位キム・キュウン/アレックス・カム・カンインと韓国勢。高橋/柴田は6位。スティーブンス/ドッズも四大陸に出られなかったが、今回はいい経験になったと思う。
四大陸のカメラワークはあまり評判がよくなかったが、今回はさすが日本。彭/金が最初に離れてジャンプをすることを把握していて、しっかり引いたアングルでリンク全体を見せてくれた
このあとは女子フリー 本郷理華、頑張れ~~~
2017冬季アジア大会、フィギュアスケートの男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。あらためて前半グループの演技を振り返る。
<G1>
クンホン・リョン(梁冠鴻)(香港) SP:37.16(18)
「夢破れて」♪ 紫。振付は日本の人。最初にステップシークエンスというのは、落ち着いて演技に入れていいかも。ループで回転足らずに転倒、ダブルアクセルはうまく決めた。トウループからのコンビネーションはセカンドが1回転に。スピンの入りでミスがあって、レベルを大きく落としてしまった。
すでに25歳、なかなか長時間の練習ができないのかな・・・
ニキル・ピングレ(インド) SP:17.30(21)
「Magical Straduvarius」♪ 白に金。ジャンプはサルコウ・トウが2-1、アクセルがシングル、ループも2回転とほぼ点は取れないが、今できるジャンプを懸命に跳んだ。キャメルスピンはなんとか姿勢を保ち、コンビネーションスピンは3姿勢が認められた。
まだ17歳だそうで、これから上手になっていけるかな。
ドゥウィキ・エカ・ラマダン(インドネシア) SP:24.07(20)
「ブラック・スワン」♪ 黒。サルコウからのコンビネーション、2回転で足をついてしまってから片手上げで2回転トウループ、セカンドジャンプは認定されず。ループも2回転のダウングレード、ダブルアクセルで両手をついて転倒扱い。
足換えキャメルで「足を換えてから回転がなかった」と解説・本田武史さん。0点になってしまった。それでもコンビネーションスピンはレベル3、ステップもレベル2が取れている。全体にスピードにのれるといいんだけど。
ウィリアム・ストリスナ(インドネシア) SP:34.85(19)
「The Trumpet part 2, Mambo No.5」♪ 黒に赤と青のストーン。コーチ&振付は日本の人。3回転ループ回転不足で乱れ、3回転トウループもステップアウトしてコンビネーションにできなかった。マンボのリズムで楽し気なステップで表現する。ダブルアクセルでオーバーターン。
最後のスピン、キャメルで入ってすぐ足を換えてバランスを崩してしまったが、もしかして別のスピンと間違えた?
練習では3回転も跳べていそう。それなりにスケートになっている。
ジュールス・ヴィンス・アルペ(フィリピン) SP:42.38(17)
「Sixteen Tons」♪ 白にグレーのTシャツ、サスペンダー。サルコウ・トウ3-2が決まって拍手をもらい、難しいポジションのキャメルスピンも。ループで着氷乱れ、ラウンジポジションでアピールしてからのダブルアクセルでステップアウト、もったいない。
ステップではほどよく気障な振付で見せてくれる。シットスピンは認定されず。
<G2>
アブザル・ラキムガリエフ(カザフスタン) SP:54.80(14)
「Who Wants to Live Forever」クイーン♪ 赤、背中に模様。フリップ・トウ3-3ばっちり!と思ったら、トリプルアクセル転倒。ループが2回転になってしまった。
ステップやスピンは頑張った感じ。
カイシャン・チュウ(マレーシア) SP:58.86(12)
「Fanatico」♪ 白。ループ・ループ3-3、跳んだ!ややこらえた着氷だが、回転は回っている。ルッツも頑張り、ダブルアクセルはきれいに入った。スピンの回転が少し遅くなってGOE減点があったが、レベルは3つとも4が取れている。
大きなミスなく滑り切って満足気。ISU公認ではないが、ベストを大きく更新。
モンジュ・リー(李孟儒)(台湾) SP:44.49(16)
「Night Vision」♪ 黒に細かい模様。ロックのリズムにのって元気よく滑り出し、3回転ループを着氷。コンビネーションは2回転トウループでオーバーターン、3回転トウループをつけたが片手をついた。ダブルアクセルでステップアウト。
要素と要素の間でスピードが落ちてしまうのが、惜しいところ。
ハリー・ハウイン・リー(李厚賢)(香港) SP:48.65(15)
「Now You See Me 2」♪ ブルーVネック。ルッツ・トウ3-2下りて、以前よりかなり上手くなったコンビネーションスピンを見せる。フライングキャメルスピンで回転できず、無効に フリップはきれいに入ったと思ったが、エッジにアテンションがついた。ダブルアクセルは下りてイーグルにつなげる。
ステップもそれなりのものになってきた^^; しかし、一緒に見ていた長男に「これといった特徴がない」「背が高いけど小さく見える」などと言われてしまった
チーイー・ツァオ(曹志禕)(台湾) SP:63.68(11)
「Feeling Good」マイケル・ブーブレ♪ 黒ジャケ。定番の曲で、トリプルアクセルに挑み、、、転倒。しかし回転は足りていた。フリップ・トウ3-3を決め、ループは傾いてステップアウト。キャメル、シット、コンビネーションとスピンをレベル4でまとめる。
しなやかな滑りで、髪をかきあげる仕草などを交えた振付を丁寧に見せる。観客に投げキッスでご挨拶。得点に小さくガッツポーズ。
四大陸選手権フリーと今大会SPで、世界選手権のミニマムテクニカルスコアをクリア(したはず)。世界ジュニアが地元台北開催なので、おそらく出場するだろう。さらに世界選手権と道が広がっていく。
フリーでもみんな実力を発揮できますように
2017冬季アジア大会、フィギュアスケートの男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G3>
キム・ジンソ(韓国) SP:76.99(6)
「ムーンダンス」マイケル・ブーブレ♪ 白に黒をあしらったシャツ。トリプルアクセル、ルッツ・トウ3-3、ループと柔らかく着氷。楽し気に軽快に踊る。よくスケートが滑って体も動いていて、手拍子も誘った。
マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) SP:76.53(7)
「Emerald Tiger」♪ 黒に緑。髪を切って精悍なイメージになった。足を高く上げてからのトリプルアクセル、美しい。ルッツ・トウ3-3も決まり、申告では4回転としていたループは3回転でまとめた。上半身の表現と足元がしっかり連動するステップ、得意のビールマンスピンで締めくくり、ガッツポーズ。
イ・ジュンヒョン(韓国) SP:57.67(13)
「トスカ」♪ 白からグレー。アクセルが1回転に ループで転倒、フリップ・トウ3-3はきれいに決めた。宮本賢二の振付はよく合っているが、なかなかまとめきれない・・・
ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:82.74(5)
「雨に唄えば」♪ ピンクのタイにグレーのベスト。4回転トウループを鮮やかに決め、ルッツ・トウ3-3も入る。トリプルアクセルはステップアウトしたが、「回転は大丈夫」と解説・本田武史さん。すっと背中が伸びた滑走姿勢、一歩がよく伸びるスケートで、気持ちいいプログラム。
ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:72.75(10)
「I Put a Spell On You」♪ 白シャツ、サスペンダー。目力強い表情から、高さのあるトリプルアクセルを決め、フリップ・トウ3-3をなんとかこらえる。ルッツはきれい。
キャメルスピンではキャッチフットが速い。最後にクリムキンイーグルも織り込むステップでは力が入っていた。
<G4>
ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:76.18(8)
リスト「愛の夢」♪ ラベンダー色。この曲にはこの色の衣装だろう。繊細なピアノの音を拾いながら、トリプルアクセルちょっと頑張り、ルッツ・トウ3-3はやや回転足りなかったがこらえた。キャメルスピンでは足を換えた後逆回転。フリップがきれいに決まる。
指先まで曲を表現しながら、音と共にターンを踏むステップ、美しい・・・
閻涵(Han YAN)(中国) SP:91.56(3)
「I'll Take Care Of You」♪ グレーのストライプベスト。飛距離のある4回転トウループが決まった! トリプルアクセルは迫力あったがステップアウト、惜しい。ルッツ・トウ3-3は見事。「スケートがよく滑っている」と本田さん、一歩が大きい。スピンも回転が速くて姿勢もきちんとしてて、今日は全体にいい出来。
無良崇人 SP:90.32(4)
「Zapateado Flamenco」♪ 白に黒のフリンジ。4回転トウループ決まった!予定ではコンビネーションだが単独に。トリプルアクセルは彼の真骨頂。ルッツに3回転トウループをつけてばっちり。パーカッション(靴を鳴らす音)でのステップ、速さと強さ、難しい足さばき、息をのんで見入ってしまった。
金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:92.86(1)
「スパイダーマン」♪ 黒に網の模様。4回転ルッツで片手をついたが、3回転トウループ根性で立つ。トリプルアクセル、4回転トウループときっちり決めた。ジュニア時代に比べるとスピンが上手になったと思う。「最後までスピードが落ちなかった」と本田さん。振付でアピールしまくりのステップ、今日も楽しかったかな。
デニス・テン(カザフスタン) SP:72.98(9)
プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」♪ 黒にブルーのストーン。四大陸は欠場して今大会に出場。4回転トウループ転倒、ルッツ・トウ3-3は決めたが、アクセルが2回転に。ダブルだから0点ではないけれど・・・。曲がリミックス風に変わってからの表現が、それほど特徴が出せてないような気がした。
宇野昌磨 SP:92.43(2)
「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」♪ 青の衣装に変えて登場。4回転フリップはわずかに両足着氷、4回転トウループでステップアウト、コンビネーションにできず。イーグルからのトリプルアクセルは鮮やかに決めてクリムキンイーグルまでつなげた。音と連動して緩急のついたステップの体の動き、いつもながら惚れ惚れ
結果、トップに立ったのは金博洋、僅差で宇野、閻涵、無良と続く。5位ケリー、6位キム・ジンソまでがフリー最終グループ。デニス・テンが9位と出遅れた。
インタビューで「4回転フリップは右足だけだと失敗しそうだったので左足を少しついた」「集中しなくちゃと思ってる時点で集中してない」「4回転トウループは少し遅かった」と冷静に分析。フリーはきっちり修正できそうだ。
だれが優勝しても不思議じゃない状況、メダル争いはどんな戦いになるか? フリーは明後日
今夜のミュージックステーション、平井堅のバックで織田信成と浅田舞が踊るそうです💃
氷がなくても大丈夫⁉
<追記>
今日初めて2人で合わせたとか、今日だけで10時間近く練習したとか言ってたけど
さすが、アイスショーで何年も鍛えただけのことはある。いい振付をもらって、それをしっかり踊る表現力がついてる。
これからは、氷上じゃないところで踊る仕事もオファーも来るかな
2017冬季アジア大会、フィギュアスケートの女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
タシャ・プトリ(インドネシア) SP:22.21(20)
「ある恋の物語」♪ 赤にストーンたくさん。ダブルアクセルでステップアウト、コンビネーションはフリップ・トウ2-2で転倒、サルコウも2回転に。スピンはわりときれい。笑顔可愛い
ジョアンナ・ソー(香港) SP:41.65(12)
「I Love You, I Hate You」♪ 黒にピンク。3回転ループは少し回転不足だったが、サルコウ・トウ3-2とダブルアクセルはきれいに入った。スピンも丁寧で、ステップの体の使い方をほめられていた。
アイナ・ソルフィナ・モハメド・アミヌディン(マレーシア) SP:25.16(17)
「Sway」♪ 白。すらっと長身。コンビネーションは2-1に、ダブルアクセルは回転足らずに両足。ループは3回転頑張ったが惜しい転倒。キャメルスピンのフリーレッグが「リンクと並行にきれいに伸びている」と解説・荒川静香さん。
チームの男子たちが大きな声で応援している。
プロムサン・ラッタナディロク・ナ・プーケット(タイ) SP:25.71(16)
「戦場のメリークリスマス」♪ ブルー系。振付は宮本賢二、コーチは村元小月。こちらも応援団多数。最初のサルコウで転倒、2つ目のトウループにつけたかったが単独に。ダブルアクセルは両足着氷。
丁寧に、ひとつずつ滑っていくところは好感が持てる。少しコーチにスケーティングが似てる?
シャヤン・カサパオ(フィリピン) SP:24.33(18)
「アラビアン・ワルツ」♪ ブルー。すらっとした美人、エキゾチックな振付がよく似合う。ダブルアクセルで両手をつき、サルコウ転倒。トウループに頑張って2回転トウループをつけた。スピンで「軸がしっかりしている」と荒川さん。最後まで楽しんで滑っているのがいい。
サマンサ・カビレス(フィリピン) SP:28.54(14)
ラフマニノフ「Spring Waters」♪ 白。トウループで乱れてコンビネーションにできず、サルコウになんとか2回転トウループをつけた。ダブルアクセルももう少しのところ。力強さとしなやかさがあるスケーティング。
<G2>
ヌルル・アイニエ・スレイマン(インドネシア) SP:16.81(24)
「Through The Eyes of Love」♪ 白。やわらかな曲で、丁寧に滑る。アクセルはシングル、サルコウが2回転。ループも2回転単独でジャンプはほぼ得点にならなかったが、全体に美しい。姿勢がちゃんとしているからかな。
ザーラ・ラリ(UAE) SP:23.31(19)
「Pierrot and the Moon」♪ グレーでベール。全身を覆った衣装だが、意外と素敵。3回転ループに挑んで回転不足。サルコウは単独になり、ダブルアクセルは高さがあったが転倒。体の使い方がしなやかで、ステップに魅力がある。
レイバックスピンが早めに終わってしまい、「レベルが取れない」と荒川さん。
アレクサンドラ・ネステロワ(キルギス) SP:21.69(21)
「Inzio del Caso」♪ シルバー。ルックスからするとロシア系かな。ダブルアクセル転倒、サルコウは飛び上がれず。トウループは2回転単独に。スピンは褒められている。
アニータ・リンガム(マレーシア) SP:18.67(22)
「It's Oh So Quiet」♪ 紫。また応援団がうるさい 口元に指をあてる振付を可愛らしく見せながら滑り出す。ダブルアクセル転倒、サルコウ3回転に挑んだ。コンビネーションはルッツから、2-1になった。
最後は一生懸命、曲に遅れたが最後までステップをこなす。
ラウラ・イスマグロワ(キルギス) SP:18.53(23)
「Imgaine Dragons Demons」♪ 白に青。ループは2回転に、ダブルアクセルは回転足らず。コンビネーションはトウ・トウ2-2を頑張る。丁寧なステップ。スピンは「姿勢が崩れそうになっても持ちこたえた」と荒川さん。
ティタ・ラムサム(タイ) SP:26.89(15)
「Diamonds Are a Girl's Best Friends」♪ 黒。また鳴り物入りの応援が後押し。最初のジャンプで何かに引っかかって跳び上がれず。サルコウは転倒、ダブルアクセルは少し回転が足りないかな。投げキッスなどを織り込んだ可愛い振付で、のびのびとステップ。
<G3>
趙子荃(Ziquan ZHAO)(中国) SP:58.90(3)
「虹の彼方に」♪ 水色。トウ・トウ3-3、ループ、ダブルアクセルと、どれも流れのいいジャンプ。フライングキャメルスピンで「下りた時に姿勢がちゃんと取れている」と荒川さん。体を大きく使ってよく動くステップは、気持ちよさそう。レイバックからビールマンのポジションがどれもきれい。
今日はミスなく、高得点が出た。
メイジー・ヒウ・チン・マ(馬曉晴)(香港) SP:47.81(9)
「Ambush from Ten Sides(十面埋伏)」♪ オレンジ。ループ・トウ3-2はセカンドで片手を上げて。3回転トウループも入った。スピンはキャメル姿勢が少し回転遅いが、シット姿勢からまた盛り返した。
中国伝統音楽の琵琶の音、バックに打ち込みが入って今風に。ほどよく色っぽい振付。イナバウアーからダブルアクセル頑張った。
もう少し点が出るといいんだけど・・・
クロエ・イン(シンガポール) SP:44.64(11)
「Can't Help Falling in Love」♪ 藤色。いい顔で滑り出し、ダブルアクセルでちょっとステップアウト。サルコウ・トウ3-2着氷。ループの転倒が惜しい。
基本姿勢が一つずつきちんとしているスピン、「回転軸が一定で速度が速い」と荒川さん。しっとりと、また激しく感情をこめたステップは、魅せてくれる。四大陸よりいい点が出た。
シューラン・ユー(シンガポール) SP:50.99(7)
「Blues Instrumental」「Maria Maria」♪ ワインカラー。トウ・トウは3-2に、サルコウもきれい。細身の体をすらっと伸ばした姿勢がきれい。「曲の転調をうまくとらえている」と荒川さん。レイバックからビールマンもすっとしてていい。
50点台に大喜び。
アイザ・マムベコワ(カザフスタン) SP:49.99(8)
「タンゴ・アモーレ」♪ 黒、紙に赤い花。サルコウ・トウ3-2が入り、3回転トウループはステップアウトしたが、ダブルアクセルはきれいに決まった。コンビネーションスピンのポジション、組み合わせ方が面白い。ステップが「明確に踏めている」と荒川さん。
タンゴらしい表現に会場がひたった。
エイミー・リン(台湾) SP:47.15(10)
「Skyliner」♪ ライトブルー。トウ・トウ3-2をきちんと決め、3回転ループはやや回転不足だがこらえる。ダブルアクセルはばっちり。全体に躍動感があったのがよかった。
<G4>
チェ・ダビン(韓国) SP:61.30(1)
「ラ・ラ・ランド」♪ 緑。今日も好調! ルッツ・トウ3-3、フリップとスムーズ。明るい曲調に変わったところから、体を大きく使ってステップ、ダブルアクセルからそのままレイバックスピンへ。要素から要素への移り方もなめらか。
今日も自撮りポーズが決まってにっこり
エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:53.16(6)
「アイ・ガット・リズム」♪ 黒チュール。細身の体ながら、ぐいぐいとエッジに乗ってスピードを出していく。得意の両手上げルッツが、2回転の単独になってしまった ループ予定をサルコウにしたが3-2に。ダブルアクセルはちゃんと跳べた。
「ステップで曲より早く動いていた」と荒川さん。連戦で疲れとあせりもあったかな。
本郷理華 SP:60.98(2)
「カルミナ・ブラーナ」♪ 赤。力強く滑り出し、高さのある3回転フリップ、コンビネーション予定だが単独にとどめる。レイバック、キャメルときれいなスピン。トウ・トウ3-3を跳んだが転倒、惜しい! ダブルアクセルは鮮やか。
ステップは一歩がよく伸びて、ダイナミックさが出ていた。
キム・ナヒュン(韓国) SP:40.80(13)
「I Will Always Love You」ホイットニー・ヒューストン♪ 四大陸のフリーを体調不良で棄権していたが、回復しているだろうか。ループ・トウ3-2をなんとか、サルコウ転倒、イナバウアーからのダブルアクセルは決まったかと思ったが、次の一歩のところで転倒。
実況アナに「スケートが滑りません」と言われてしまい それでもキス&クライで暗い顔をしてなかったので、フリーは大丈夫かな。
李子君(中国) SP:58.65(4)
「Le Diable Matou」♪ 黒。コケットに誘う仕草から、トウ・トウ3-3を跳んでセカンドがぎりぎり? フリップはシャープに、ダブルアクセルは着氷してすぐキックの振付。動きが音によく合って、しなやかだった。
思ったより点が出なかったのは、回転不足?
カイラニ・クレイン(オーストラリア) SP:55.02(5)
「Dream a Littler Dream」エラ・フィッツジェラルド♪ ピンク。フリップ・トウ3-2から、きゃぴきゃぴ、きびきびした動きが楽しい。四大陸の得点を少し上回った。
結果、韓国のチェ・ダビンがトップに立ち、日本から一人だけ出場の本郷理華が僅差の2位につけた。3位には趙子荃、先輩格の李子君が4位、5位にゲスト参加・オーストラリアのクレイン。ミスがあったがトゥルシンバエワが6位。
下位のほうの選手たちは3回転ジャンプをクリーンに跳ぶことも難しいレベル。でも、こうして大会に出て、それを見た子どもたちがまたフィギュアスケートを始めて、、、スポーツは少しずつ普及していくもの。日本だって、そうだったんだろう。
フリーは土曜の夕方から。本郷理華は逆転なるか?
明日はペアSP、アイスダンス・フリー、男子SPと目白押し。高橋成美/柴田嶺の国際大会デビュー、四大陸選手権を欠場したデニス・テンの仕上がり具合など、注目!
2017冬季アジア大会、フィギュアスケートのアイスダンス・ショートダンス(ジャッジスコア)。
<G1>
アルドリン・エリザベス・マシュー/アヌプ・クマル・ヤマ(インド) SD:10.18(7)
ブルース、スイング♪ ブルー系。足さばきはまだまだ素人っぽいけど、ちゃんとリフトもしていた。滑り切れてうれしいという笑顔。
森衣吹/鈴木健太郎 SD:48.84(5)
「ジョニー・B・グッド」♪ 黒に青を少し。ツイズルのシリーズとシリーズの間にうまく音にはまる振付があったり、全体に楽し気にまとまっていた。」
陳宏(Hong CHEN)/趙研(Yan ZHAO)(中国) SD:59.02(3)
「Mon mec a moi 」「Pigalle」♪ ピンク、長手袋とブルーシャツ。四大陸から連戦だが疲れも見せず、一歩がよく伸びている。四大陸よりいいスコアが出た。
<G2>
マチルダ・フレンド/ウィリアム・バダウィ(オーストラリア) SD:42.56(6)
「Real Hip Hop Instrumental」「Skyfall」♪ グレー系。ツイズルで少しずれたがまあ大丈夫。曲が変わったところで雰囲気ががらっと変わった、というわけでもなかったが^^; リフトは男性の靴上に乗るタイプ。今日はミスがなくてよかった。
王詩玥(Shiyue WANG)/柳鑫宇(Xinyu LIU)(中国) SD:66.02(1)
ゲイリー・ムーア♪ ブルー、黒。こちらも連戦だが、軽快に滑っていく。曲調が変わってからのツイズル、姿勢変化と回転の速いリフト。好調を保っている。
イ・ホジュン/リチャード・カム・カンイン(韓国) SD:51.56(4)
「Creep」「That Man」♪ 赤紫、白シャツにほどいたボウタイ。丁寧にブルースとツイズルをこなし、後半曲が変わってうまくスピードに乗っていった。リフトは少し重そうに見えてしまうが 全体に息は合っていた。
四大陸よりいいスコアだが、減点1はリフト。
村元哉中/クリス・リード SD:64.74(2)
「The Sun's Gonna Shine Again」「I've Got a Woman」「Mess Around」レイ・チャールズ♪ 紫に白スカート、チェックのジャケ。じっくりとブルースを見せてから、軽快にノンタッチステップ。ツイズルが高速でぴたりと決まった! スピードと緩急がつけられた演技。
結果、王/柳がトップ、1.28点差で村元/リードが2位につける。3位陳/趙、4位イ/カム。森/鈴木が5位。
フリーは明日の4時過ぎから、ショートの順位の下のほうから滑る。村元/リードの逆転優勝あるか 頑張れ~~~
札幌で開催中、2017年冬季アジア大会
NHKでは、連日BS1で何かしら放送している。総合では夜にその日のハイライトも。スピードスケートやスキーアルペンでは日本勢が好調のようだ。ライブストリーミングが4チャンネルあって、あれこれ見られる。
フィギュアスケートは今日から。3時からアイスダンス・ショートダンス、4時50分から女子ショートプログラム。
アイスダンスには、四大陸選手権から連戦の村元哉中/クリス・リードと、森衣吹/鈴木健太郎が出場。女子は坂本花織がインフルエンザで欠場となったので、本郷理華だけが出場する。
四大陸選手権は、東南アジアなどフィギュアスケートではあまり有名ではない国の選手をたくさん見る機会になっているが、冬季アジア大会はそれ以上! インド、インドネシア、キルギスタン、UAE、、、
トップクラスの選手たちと同時に、ぜひ見てみたい
フィギュアスケート・四大陸選手権2017、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
レスリー・マンチョク・イップ(香港) SP:52.86(21) FS:93.88(22) 合計:146.74(22)
「Etudes Vol 2, No. 16」「Tirol Concerto for Piano and Orchestra: II」♪ クリーム色のシャツ。ストリーミング間に合わなくて最後のほうしか見られなかったけど、転倒が3回あったようで。
アンドリュー・ドッズ(オーストラリア) SP:60.17(19) FS:101.88(21) 合計:162.05(20)
「ワルソーコンチェルト」♪ ワインカラー。フィギュアではよく使われる曲で、丁寧に滑る。冒頭の3回転ルッツで転倒したが、フリップ・トウ3-2やフリップ・トウ・ループ3-2-2を入れた。大きく8の字を描くイーグルやイナバウアーなど、スケーティングムーブメントはなかなかきれい。
マイカ・タン(湯銘恩)(台湾) SP:46.41(24) FS:89.38(24) 合計:135.79(24)
「The Drift」「Tolercance」♪ 白と茶のツートン。ダブルアクセルから入り、ルッツが2回転になったが3回転トウループをつける。フライングスピンに入ろうとして失敗してしまった ジャンプが決まるたびに小さくガッツポーズしてる?! 懸命に最後まで滑った、という感じ。
マーク・ウェブスター(オーストラリア) SP:54.92(20) FS:105.11(20) 合計:160.03(21)
「I'm Not the Only One」「Say Something」♪ グレーシャツに黒ベスト。アクセルが1回転になったりルッツが2回転になったり、、、でもフリーはシーズンベスト。
カイシャン・チュウ(マレーシア) SP:47.38(23) FS:91.08(23) 合計:138.46(23)
「Slow Dancing in the Big City」♪ 黒と青。ダブルアクセルから入り、ルッツ・ループ3-3頑張る(ループは回転不足)。両手をついたり転倒もあり、後半はルッツが2回転、ダブルアクセルには1回転トウループ+1回転ループをつけたが、気は心?! これから伸びていけるかな。
チーイー・ツァオ(曹志禕)(台湾) SP:51.02(22) FS:118.61(19) 合計:169.63(19)
「アディオス・ノニーノ」アストル・ピアソラ♪ 黒に赤をあしらう。冒頭にトリプルアクセルに挑んだが転倒。サルコウ・トウ3-3、フリップ・トウ・ループ3-2-2などを決める。3回転ループの転倒が悔しい スピン、ステップを丁寧に、タンゴらしいポーズを随所に入れた。
フリー技術点64点を超え、世界選手権ミニマムテクニカルスコアをクリア。
<G2>
ナム・ニュエン(カナダ) SP:72.99(13) FS:164.09(7) 合計:237.08(8)
ガーシュウィン「パリのアメリカ人」♪ 白シャツにほどいたボウタイ。4回転トウループ跳んだ!サルコウは転倒、2本目は2回転トウループ+2回転ループをつけられた。深く沈み込んでからのトリプルアクセルだけど、まあ成功はできる。ほかの3回転もまとめて、いい演技になった。
イ・シヒョン(韓国) SP:65.40(17) FS:130.32(17) 合計:195.72(16)
「Take Me to Church」「From Eden」♪ ブルー。ストリーミング不調で未見。ループ・ループ3-3に挑んだが、どちらも回転不足だったようだ。
マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) SP:72.47(14) FS:141.68(14) 合計:214.15(14)
「ネッラ・ファンタジア」♪ ストリーミング失敗で、最後のビールマンしか見てない トリプルアクセル2本下りられたようでよかった。
ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:72.21(15) FS:130.46(16) 合計:202.67(15)
「It's a Man's World」「Get It On」「I Feel Good」ジェームス・ブラウン♪ 黒のタートルネック。トリプルアクセル+2回転トウループ+2回転ループ、頑張った! フリップ「・トウ3-3はセカンドぎりぎり?と思ったらダウングレード。2本目のトリプルアクセルは転倒してしまったが、ほかの3回転はきっちり。ノリノリのコレオとステップでばりばり踊った。
キム・ジンソ(韓国) SP:64.26(18) FS:130.79(15) 合計:195.05(17)
「雨に唄えば」♪ Yシャツにベストに赤いタイ。地元の声援にのって、名曲を軽やかに楽しんで滑る。4回転に挑戦、転倒。ルッツ・トウ3-3、トリプルアクセルは膝を深く曲げて頑張る。歌詞と音に振付のポーズをうまくはめながら、ミュージカルの世界を表現。世界選手権で、より完成した形を見たい。
イ・ジュンヒョン(韓国) SP:67.55(16) FS:120.03(18) 合計:187.58(18)
「ムーラン・ルージュ」♪ 黒にグレーのレース。最初のトリプルアクセルで転倒したが、ループ・トウ3-2やフリップ・トウ3-3をこらえる。ダブルアクセルから3連続コンビネーションでステップアウトしたあたりは、もう少し頑張りたいところ。
「ロクサーヌのタンゴ」に変わるところから、情熱的な雰囲気を出せていた。技術点では、回転不足とルッツのエッジエラーが痛い。
<G3>
田中刑事 SP:77.55(11) FS:142.63(13) 合計:220.18(13)
フェリーニ・メドレー♪ 黒のストライプにピンクの指し色。4回転サルコウ、不発・・・1本は3回転に、2本目も2回転に トリプルアクセル2本は入ったが、フリップも1本2回転に。若干体の動きが硬かったような 終盤のコレオでようやくいつもの刑事になったか。
ケヴィン・レイノルズ(カナダ) SP:76.36(12) FS:145.95(12) 合計:222.31(12)
「グランドピアノ」♪ 白に黒ベスト。壮大なピアノとオーケストラの曲で。冒頭のジャンプは3回転に、次の4回転トウループで転倒。しかし4回転トウループ、2本のトリプルアクセルは着氷して、後半ルッツ・トウ3-3やフリップ・トウ3-3でまとめる。
美しい姿勢のキャメルなんかは見ていて気持ちいいが、プログラムとしては少し単調だったかも。
ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:78.11(10) FS:149.28(11) 合計:227.39(11)
「パイレーツ・オブ・カリビアン」♪ 紫、肩から斜めにリボン。4回転サルコウ、鮮やか! 次は4回転トウループを跳ぼうとして3回転になったような^^; トリプルアクセルに両手上げ2回転トウループをつける。トリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウもちょっと乱れたけど頑張った。
シーズンベストが出せて、全体にまとまってたかな。
ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:80.77(9) FS:165.08(6) 合計:245.85(6)
「ピアノ・レッスン」より「愛の香気」♪ 黒。ゆったりと、滑る姿そのものを見せていく。トリプルアクセル+2回転トウループ、トリプルアクセルと序盤はうまく跳んだ。絶品のキャメルスピン、ため息が出る。
4回転がないので、ジャンプを後半に集める。フリップ・トウ3-3や単独ルッツはきれいに入ったが、アクセルが1回転になったり、ループで手をついたりとパーフェクトではなかった。
すべてに意味がある独創的な動き、指先から足先まで、ひたすらに美しい。
ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:81.85(8) FS:157.56(8) 合計:239.41(7)
チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 白に金糸。バレエらしいポーズから、じっくりと滑り出す。慎重にトリプルアクセル、入った!2本目は+1回転ループ+3回転サルコウで、決まった! 全てのジャンプをしっかりと跳びながら、間の動きはバレエらしく端正に。終盤のコレオシークエンスにエネルギーをぶつけて、舞台いっぱいに踊った。
トータルで自己ベスト。
グラント・ホクスタイン(アメリカ) SP:81.94(7) FS:153.78(9) 合計:235.72(9)
レオンカヴァッロ「道化師」♪ 赤。最初にトウ・トウ4-2、手をついたけどこらえた。トリプルアクセルは1本転倒、1本1回転になってしまったが、3回転ジャンプを丁寧に決めて調子を取り戻し、舞台役者の仕草がはまる。長距離イーグルから苦悩の表情を見せるコレオがいい。
<G4>
金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:91.33(4) FS:176.08(5) 合計:267.51(5)
「道」♪ 白黒、赤黒白の縞々。いきなりルッツ・トウ4-3、来た! 4回転サルコウはちょっとステップアウト。4回転ループに挑んだが転倒。後半にトリプルアクセル2本をコンビネーションで決めたのは大きい。
途中のコミカルな寸劇風の振付、ドラマチックにステップとプログラムとしても盛り上げた。
パトリック・チャン(カナダ) SP:88.46(5) FS:179.52(4) 合計:267.98(4)
「A Journey」エリック・ラドフォード♪ 紫からグレー。ペア選手のラドフォードがチャンのために書いた曲で。鳥が水面を滑るように、すっとグライドしていくスケート。トウ・トウ4-3、鮮やかに決まった! トリプルアクセルも問題なし。4回転サルコウ、2本目の4回転トウループで転倒。
力任せではない、なめらかなスケートが生み出す動きは、フィギュア技術の粋。
閻涵(Han YAN)(中国) SP:84.08(6) FS:151.37(10) 合計:235.45(10)
「ロミオとジュリエット」♪ 黒。トリプルアクセルで両手をつき、4回転トウループはステップアウト。2本目の4回転トウループは2回転トウループとコンビネーションできれいに決まった。得意のはずのトリプルアクセル、2本目が1回転に 3回転は跳び上がってから回り始めるのでカッコいいんだけど。
いったん曲が盛り上がってから、スローな曲調に戻ってステップシークエンスで終わるのが、ちょっと蛇足な感じ
宇野昌磨 SP:100.28(2) 187.77(3) 288.05(3)
「ブエノスアイレス午前0時」「ロコへのバラード」♪ 黒に赤。足元でパーカッションの音を取りながら、びしっとポーズを作りながら動き出す。4回転ループ決まった!フリップ、トウループも2本 しかしトリプルアクセルが2本とも転倒で
次第にテンポアップするステップの迫力、滑りそのものの緩急。ぞくぞくする。
羽生結弦 SP:97.04(3) FS:206.67(1) 合計:303.71(2)
「Hope & Legacy」久石譲♪ 静かに位置につく。4回転ループ、決まった! 4回転サルコウ、見事! 優しい音そのままのステップから、3回転フリップ。サルコウが2回転に しかし4回転行った! トリプルアクセル+3回転トウループ、4回転トウループに2回転トウループをつける。
ハイドロ、イナバウアーのコレオから、次はルッツのはずが、トリプルアクセル! その手があったか
驚異のリカバリーを、繊細なスケーティングの中でやりとげてしまった。すごい。
ネイサン・チェン(アメリカ) SP:103.12(1) FS:204.34(2) 合計:307.46(1)
ボロディン「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」♪ 赤に金。得意のルッツ・トウ4-3、見事! フリップ、サルコウ、トウループと4回転を跳びまくる。トリプルアクセルは少しオーバーターンしたが2回転トウループx2をつけた(最後の2回転トウループは3つ目になってしまい無効に)。
表現は型どおりという感じだけど、おろそかにはしていない。アップテンポのステップで盛り上げてフィニッシュ。
技術点115.48 勝ち切った
結果、ネイサン・チェン初出場で初優勝 2位羽生、3位宇野。なぜか四大陸では勝ててない羽生、3度目の出場でようやく表彰台に乗った宇野。
4位パトリック・チャン、5位金博洋、6位ジェイソン・ブラウン。7位ミーシャ・ジーは四大陸で最高順位。8ナム・ニュエン、9位ホクスタイン、10位閻涵。田中刑事は13位だった。
見応えのある大会だったが、選手たちは世界選手権にむけて、ますます燃えてきているだろう。ここにヨーロッパ勢が加わって、凄まじい戦いになりそう。今からドキドキ
フィギュアスケート・四大陸選手権2017、女子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
メイジー・ヒウ・チン・マ(香港) SP:43.55(19) FS:81.10(18) 合計:124.65(18)
アルビノーニ「アダージョ」♪ 水色。最初のジャンプで転倒、起き上がろうとしてフェンスにぶつかってすぐ起き上がれなかった。でもサルコウ・トウ(片手上げ)3-2やトウ・トウ3-2など頑張る。後半のルッツがパンクしてなければ、、、惜しい。イナバウアーなどの素敵なコレオシークエンス。
笑顔かわいい
シューラン・ユー(シンガポール) SP:43.26(20) FS:75.14(21) 合計:118.40(21)
「Young and Beautiful」「A Little Party Never Killed Nobody」♪ シルバーグレーでフリンジスカート。「華麗なるギャツビー」からの曲。最初のジャンプ転倒、2回転になったり3連続の3つ目が1回転になったりと、ジャンプはまとまらなかったが、サルコウ・ループ3-2はよかった。ステップではしっかりチャールストンを表現。
クロエ・イン(シンガポール) SP:41.61(21) FS:78.57(20) 合計:120.18(20)
ショパン「別れの曲」「幻想即興曲」♪ 紫。冒頭の3回転サルコウ、なんとか耐えて着氷。3回転ループでオーバーターンしたが2回転トウループをつける。2本目のループは転倒。曲が変わったところでがらっとムードを変えて、アップテンポのステップ。ルッツ・ループ・ループ2-2-2や、長いスパイラルで見せてくれた。
いつも笑顔でいい。
ミケラ・デュ・トイ(南アフリカ) SP:33.39(23)
棄権。
ソン・スヒュン(韓国) SP:38.61(22) FS:83.74(16) 合計:122.35(19)
「Hunhwaga」♪ 赤のチマチョゴリ風。地元の大歓声の中、最初のジャンプで大きくバランスを崩す。しかしめげずにダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループなどを決める。後半ルッツで転倒したが、長い手足がよく映えて全体にラインがきれい。最後のビールマンで拍手喝采。
<G2>
キム・ナヒュン(韓国) SP:45.95(17)
棄権。
アレイン・シャルトラン(カナダ) SP:53.64(14) FS:113.48(8) 合計:167.12(11)
「ローマ」♪ ターコイズブルー。今日はジャンプ絶好調! いきなり高さのあるルッツ・トウ3-3、フリップ、サルコウ、ループと決めていく。ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウも頑張り、終盤ダブルアクセル+2回転ループも。
力強さの中に柔らかさのある滑り、ステップでは自然と手拍子が起こった。コーチのオーサー氏も大喜び。
趙子荃(Ziquan ZHAO)(中国) SP:49.97(15) FS:97.40(15) 合計:147.37(15)
リムスキー=コルサコフ「インドの歌」♪ 濃い目のピンク。まずきれいなルッツを決める。ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウで惜しい転倒。でも3-2を2つ決め、エッジと足首を持つビールマンで魅了。
背が高くて手足長いので、うまく使えば見栄えがする。
カイラニ・クレイン(オーストラリア) SP:54.70(13) FS:82.21(17) 合計:136.91(16)
「ハレルヤ」♪ グレーから白。最初のフリップ・トウ3-2はうまく決めたが、ルッツ、ループと続けて転倒。後半は持ち直してまとめてきた。
有名な曲のインストバージョンだが、曲よりも動きがせわしない感じで 要素一つ終わるたびに、はい次!と思ってるような気がしてしまった。
ブルックリー・ハン(オーストラリア) SP:48.44(16) FS:103.61(14) 合計:152.05(14)
「ポル・ウナ・カベッサ」♪ 黒に青のストーン。まずきれいにループを決め、ルッツやサルコウ・トウなどを決めていった。ほぼジャンプはノーミス。タンゴらしい緩急をつけたステップがとても素敵。
久々のいい演技にちょっとうれし涙。自己ベスト更新で笑顔はじける。
エイミー・リン(台湾) SP:45.40(18) FS:79.62(19) 合計:125.02(17)
「August's Rhapsody」♪ 赤とベージュ。最初のルッツで転倒、次はパンクしてしまった。決まったサルコウやダブルアクセルはきれいだったけど。
昨年の「ブエノスアイレスのマリア」ほどわかりやすい曲ではなかったので、表現に余裕がなかったような
<G3>
李香凝(Xiangning LI)(中国) SP:55.73(11) FS:109.12(12) 合計:164.85(13)
「もののけ姫」♪ 白に茶のスカート。初めにジャンプが少し乱れたが、一つ決まると落ち着いて、次々決めていった。癖のないスケーティングで、後半だんだん盛り上げることができたのがいい。
樋口新葉 SP:58.83(10) FS:113.22(9) 合計:172.05(9)
リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」♪ 赤に金。スピードにのって滑り出し、ルッツ・トウ3-3高い!ループも決まったがサルコウが2回転に。うまく間を取りながらスピードも保つステップ。ダブルアクセルが変な下り方になってしまい しかし根性でもう一つルッツ・トウ3-3 ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転トウループも入れる。
ジャンプが決まれば、妖艶な仕草の振付も映えてくる。もっともっとよくなるはず! キス&クライで大泣き泣かなくていいよ~~~
カレン・チェン(アメリカ) SP:55.60(12) FS:111.22(10) 合計:166.82(12)
「タンゴ・ジェラシー」♪ 黒、紙に赤い花。冒頭のルッツはおそらくコンビネーションの予定だったが、単独に。フリップやループ、サルコウ・トウ3-2などはOK。ダブルアクセルで変なステップアウトになったのがあったが、大きなミスはなかった。ただ、加点もあまりつかなかったかも。
足を高く上げるスパイラル、もっと会場が盛り上がるかと思ったんだけど^^;
マライア・ベル(アメリカ) SP:61.21(7) FS:115.89(7) 合計:177.10(6)
「エデンの東」♪ オフホワイト。語り掛けるような丁寧なスケート。最初のジャンプでステップアウト、3連続の3つ目で転倒、ダブルアクセルでステップアウトなど完璧ではなかった。
一つ一つきちんとしたステップ、曲想にあった要素、コレオで盛り上げたあとにジャンプが決まって、印象よく終われたかな。
本郷理華 SP:59.16(9) FS:108.26(13) 合計:167.42(10)
「リバーダンス」♪ グリーン。フリップ・トウ3-3、セカンドで少しつまったけど頑張る。次のルッツで転倒、アクセルが1回転になったのもあったが、片手上げ3回転サルコウ、後半のフリップ・トウ・ループ3-2-2などは決めてきた。
手拍子にのって勢いのあるステップ、盛り上がるコレオシークエンスと見せ場は作れたが、微妙に惜しい・・・。回転不足が今後の課題。
李子君(Zijun LI)(中国) SP:60.37(8) FS:116.68(5) 合計:177.05(7)
「Only For Love」♪ 赤のチューブトップ風。軸の細いフリップ・トウ3-3から、ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループなど、次々ジャンプを決める。ルッツでステップアウトした以外全部決まった
細い手足をきれいに伸ばして、イナバウアーやスパイラルでコレオシークエンス。最後はきれいなレイバックから片手ビールマン。久々のいい演技にこみあげる涙。
映画「女帝[エンペラー](夜宴)」からの中国語歌曲で同じメロディを繰り返していくが、ヘルシンキでは受けるだろうか。彼女にはよく合っているけど。
<G4>
長洲未来(アメリカ) SP:62.91(5) FS:132.04(2) 合計:194.95(3)
「The Winner Takes It All」♪ 静かなアカペラボーカルから、フリップ・トウ3-3決まる。得意のループ、ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転、どのジャンプもしっかり跳んでいる。
キャメルスピンの姿勢、キャメルからシットに移るコンビネーションスピン、レイバックはビールマンまでのすべての姿勢がきれい。歌詞とぴったり合うところでスパイラル、盛り上がった。終わってガッツポーズ
得点を見て大喜び、自己ベスト更新
三原舞依 SP:66.51(4) FS:134.34(1) 合計:200.85(1)
「シンデレラ」♪ パステルグリーン。今日もスピードにのって、ルッツ・トウ3-3から一切の迷いなくジャンプを次々 ミスがないので全体に余裕があり、コレオもリンクいっぱい使って大きなスパイラル。回転の速いビールマンでフィニッシュすると、胸の前で可愛いガッツポーズ。
シンデレラそのもの
チェ・ダビン(韓国) SP:61.62(6) FS:120.79(4) 合計:182.41(5)
「ドクトル・ジバゴ」♪ ミントブルー。ルッツ、フリップとまず単独ジャンプを丁寧に決める。後半3-3-2が入って、どんどん調子を上げていった。滑走、ジャンプの着氷、スピンとどれも姿勢がいいと思う。
地元でまとまった演技ができて嬉しそう。自己ベストも大幅更新
ケイトリン・オズモンド(カナダ) SP:68.21(2) FS:115.96(6) 合計:184.17(4)
プッチーニ「ラ・ボエーム」♪ ワインカラー。きれいな3-3から入り、ダブルアクセル+3回転トウループも余裕だったが、転倒が続いてしまい アクセルが1回転になるミスも。曲想をとらえたステップ、ダイナミックなコレオはさすが。
ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:68.25(1) FS:128.66(3) 合計:196.91(2)
ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」♪ もちろんブルー。パワフルで弾むようなジャンプで、トウ・トウ3-3、ルッツ、ルッツ・トウ・トウ(片手上げ)3-2-2などを決めていく。ループが1回転になったのと、1つステップアウトしたジャンプがあったが、全体としては悪くなかった。
壮大な曲をよく表現するコレオもよかった。
エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:66.87(3) FS:109.78(11) 合計:176.65
「もののけ姫」♪ ターコイズブルー。まず両手上げ3回転ルッツを決めたが、2本目の両手上げ3回転ルッツで転倒、+REPになってしまった。しかし3-3のセカンドで両手上げ、終盤にダブルアクセル+3回転トウループと頑張る。
ブライアン・オーサーの指導がいいのか、スケーティングがとてもスムーズで気持ちがいい。感情の表現もちゃんとできている。平昌五輪ももちろんだが、北京五輪で完成させていくプランかも。
結果、三原舞依が嬉しいサプライズ(?!)優勝 2位デールマン、3位長洲未来。オズモンド4位、地元韓国のチェ・ダビンが5位に入った。6位マライア・ベル、7位李子君、8位トゥルシンバエワ。
樋口新葉9位、本郷理華10位、悔しいだろうけど、次につなげてほしい。
来年、ここに戻ってくる。そのつもりで。期待
フィギュアスケート・四大陸選手権2017、ペア・フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
ジ・ミンジ/テミストクレス・レフテリス(韓国) SP:45.81(14) FS:83.38(13) 合計:129.19(14)
「Spectre」♪ ストリーミング間に合わなくて未見。
キム・ユヨン/キム・ヒュンテ(韓国) SP:49.88(13) FS:90.80(12) 合計:140.68(12)
「Tree of Life (Expo Milan 2015)」♪ グレーとベージュ。まだリフトの上げ方が両手だったりするが、転倒なく滑り切ってベスト更新。
キム・キュユン/アレックス・カム・カンチャン(韓国) SP:41.06(15) FS:77.85(15) 合計:118.91(15)
「見果てぬ夢」♪ ブルー系。ダイナミックに動こうという意識と、曲想に合った振付がいい。ツイストが2回転、スロー3回転サルコウをこらえ、スロー2回転ループを着氷。サイドバイサイドの3回転トウループで女性が転倒。
リチャード・ゴーチエ/ブルーノ・マルコットのチームなので、今後伸びていけるとは思う。
<G2>
エカテリーナ・アレクサンドロフスカヤ/ハーリー・ウィンザー(オーストラリア) SP:56.10(11) FS:98.00(11) 合計:154.10(11)
「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」♪ 紫に黒。3回転ツイストがぎりぎりだったがうまくこらえ、サイドバイサイドジャンプの単独で女性がパンクしたが、3連続をそろって決めた! スロージャンプは1本手をついたがなんとか、リフトを着実に。
全体によく頑張った感じ。
須崎海羽/木原龍一 SP:50.48(12) FS:80.37(14) 合計:130.85(13)
「スターウォーズ」♪ 女性は白、男性はワインカラーと黒。2回転ツイストを確実に、スロー3回転サルコウ転倒。サイドバイサイドジャンプで回転数とジャンプの数がばらばらになってしまい
海羽ちゃんが泣きながら戻ってきた。そんなに落ち込まないで~~~
アシュリー・ケイン/ティモシー・ルドゥク(アメリカ) SP:62.58(9) FS:106.29(10) 合計:168.87(9)
「The Prayer」♪ 白。柔らかな大人の雰囲気で、3回転ツイストをスムーズに、サイドバイサイドの3回転ループ、ダブルアクセル+1回転ループ+2回転サルコウまでそろえた。スロー3回転ルッツも決まる。要素と要素のつなぎがきれいで、美しいスパイラルを2人で見せてくれた。
須藤澄玲/フランシス・ブードロ=オデ SP:58.14(10) FS:106.82(9) 合計:164.96(10)
「シェルブールの雨傘」♪ 水色ドレス、ブルーシャツに紺ベスト。きれいな3回転ツイストから、サイドバイサイドで3回転サルコウを決める。スロージャンプは1本ステップアウト。サイドバイサイドのコンビネーションで澄玲ちゃんが転倒したのが残念。終盤のキャリーリフトが迫力あった。
合計の自己ベスト更新 着実に成長している!
<G3>
ヘイヴン・デニー/ブランドン・フレイジャー(アメリカ) SP:63.39(8) FS:116.06(8) 合計:179.45(8)
「Somewhere in Time」♪ ブルー。後半最初の組、いきなり3回転ツイストの高さが上がる! サイドバイサイドの3回転サルコウ、なんとか頑張った。スロージャンプの着氷後が美しく流れて、それだけで盛り上がる。スパイラルからリフトに入ったり、一つ一つの動きがきれい。
彭程(Cheng PENG)/金楊(Yang JIN)(中国) SP:66.44(7) FS:136.48(3) 合計:202.92(5)
「I Will Wait For You(シェルブールの雨傘)」♪ ミントブルー、白シャツ。SPでは頭ポンポンのコミカルなプログラムだったが、フリーはぐっと大人の雰囲気で。大きく離れてダブルアクセルから、シャープな3回転ツイスト、トウ・トウ3-2も決まる。スロージャンプをきれいに下りて、伸ばした手に男性がすっと手を差し伸べていくところが、いい感じ。
全体に二人の息がとてもよく合っていて、ペア組み換えが成功しているのがよくわかる。自己ベスト大幅更新に喜ぶ。
カースティン・ムア‐タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:70.89(5) FS:121.46(7) 合計:192.35(7)
「Un Ange Passe」♪ 白からグレー。しっとりした雰囲気で、3回転ツイストを決め、サイドバイサイドのコンビネーションで女性が転倒、惜しかった。スローもやや乱れ^^; サイドバイサイド単独はきれいに入った。つなぎの動き、フリーレッグのそろえ方なんかがおしゃれ。
アレクサ・シメカ・クニーリム/クリス・クニーリム(アメリカ) SP:69.10(6) FS:124.81(6) 合計:193.91(6)
「ゴースト」♪ 白系。夫婦になってしっとり感が増して、高いツイストとスロージャンプで会場が沸く。リフトの難しい姿勢で長くキャリーするあたりは信頼感。サイドバイサイドジャンプでやや乱れた分、ベストには届かず。
<G4>
メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:74.31(3) FS:137.92(2) 合計:212.23(2)
「No, je ne regrette rien(水に流して)」♪ ピンク、黒。得意のサイドバイサイド・3回転ルッツ、コンビネーションにしたが少し乱れた。スロー4回転サルコウ、着氷で片手をつく。スロー3回転ルッツは耐えた感じ。ダンスリフトやスパイラル、イーグルでのキャリーリフトと、見せる部分は強い。
リュボフ・イリュシェチキナ/ディラン・モスコヴィッチ(カナダ) SP:73.04(4) FS:132.27(4) 合計:205.31(3)
「When You Say You Love Me」♪ 赤紫系。サイドバイサイドジャンプ好調で、トウ・トウ3-2、3回転サルコウと決める。スロー3回転ルッツも軸が傾いたのにうまく修正した。スロー1本転倒が惜しいが、リフトの女性のエビぞり姿勢がきれい。アイスダンスのような、男性の膝上でのリフトから、そのままペアのリフトに持ち上げてキャリー、さらにラウンジポジションに姿勢を下げて下してフィニッシュ、ユニークでかっこいい。
自己ベスト更新にも当然!の顔。
于小雨(Xiaoyu YU)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:75.20(2) FS:128.20(5) 合計:203.40(4)
「Cavatina, Larghetto amoroso」♪ 白ドレス、黒。柔らかな曲で、きれいなスケーティングから。4回転ツイスト、迫力! スローも高さ幅がある。サイドバイサイドは2-2になってしまった。つなぎの仕草、動きまで丁寧に作られていて、観客の気持ちを引き込んでいく。リフトなどで若干取りこぼしがあったか、あまり得点は伸びず。
隋文静(Wenjing SUI)/韓聰(Cong HAN)(中国) SP:80.75(1) FS:144.28(1) 合計:225.03(1)
「明日に架ける橋」♪ 赤ドレス、黒ジャケット。ピアノとボーカルのシンプルな音で、力強く滑っていく。4回転ツイスト、成功 サイドバイサイドのトウ・トウ3-2ではセカンドで両手上げ。単独3回転サルコウで女性が転倒してしまったが、ミスはそれだけ。スロージャンプ2本は見事、スプリットポジションのリフトもきれい。男性の靴上に乗るダンスリフトから持ち上げるリフト、美しい姿勢でキャリーして盛り上がった。最後は女性の低い姿勢のフリーレッグ上に男性がフリーレッグを重ねるユニークな姿勢のペアスピン。
堂々の自己ベスト更新で、ついにデュハメル/ラドフォードに勝った。うれし涙のキス&クライ。
結果、隋/韓が完全優勝、2位デュハメル/ラドフォード、3位イリュシェチキナ/モスコヴィッチ。于/張は順位を落として4位、5位に彭/金。6位クニーリム夫妻、7位ムア-タワーズ/マリナロ、8位デニー/フレイジャー、9位ケイン/ルドゥク。ここまで中国&カナダ&アメリカだが、アメリカ勢は最高が5位なので、やや水をあけられている感じ。
須藤/ブードロ=オデが10位、須崎/木原は13位。地元韓国のキム・ユヨン/キム・ヒュンテが健闘の12位だった。
トップのペアたちは、世界選手権にむけて、さらに磨きをかけてくるだろう。どんな戦いになるか、1か月後が楽しみ