フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権2025、男子フリー(ジャッジスコア)。日本時間で夜中の1時からなので、第1滑走のヴァルター・ヴィルタネン(フィンランド)だけ見て寝ようと思ってたのに、、、
やっぱり最後まで見ちゃいました
どうしてヴィルタネン選手が見たかったかというと、今季の世界選手権出場に必要なCombined Total Element Score(ショートプログラムとフリーの技術点合計)が獲得できていないから。選手権出場に必要な技術点は、今季からSPとFS別々ではなく合計が基準になったが、その分スコアが引き上げられた。男子は104点なので、SPで36点、FSで68点くらいが目安になるだろうか。
フィンランド男子は一番高得点のヴィルタネン選手でも101.48。来年のミラノ五輪出場枠がかかる世界選手権2025に、フィンランド代表を送りこみたいところだが…
4回転に挑もうとした冒頭のトウループが中途半端な3回転になり、その後もジャンプ安定せず、残念な演技になってしまった
同様に残念だったのはケヴィン・エイモズ(フランス)。冒頭の4トウで転倒、3アクセルも2度転倒、パンクもあって、どこか痛めたかと心配する。しなやかで独創的な振付やステップの素晴らしさがあるだけに、キス&クライの悲しそうな顔が辛い。元気になってほしい
面白いプログラムは、イヴァン・シュムラトコ(ウクライナ)。ヴィヴァルディ「四季」の「夏」だが、観客とやりとりするように手や指先を使う振付。後半はロックでバリバリ盛り上げた。
4回転がまだないが安定感抜群のアダム・ハガラ(スロバキア)、なんか清純な感じで私のお気に入りの一人 ジュニア最終年で、今季は世界ジュニア優勝を狙っているかも。世界選手権では五輪出場枠も期待されているだろう。
後半最初のデニス・ヴァシリエフス(ラトビア)、うっかりテレビの前から離れていて見逃し、後で動画を見た。4サルコウ2本入った~~~ 3アクセル2本も!回転不足があっても、とにかく下りたのは彼としては凄い。もう観客の盛り上がりも凄くて、得意のスピンも「待ってました!」という感じ。ラストの雄大なイーグルからイナバウアー、ウォーレイのコレオに最高潮だった。
ルーカス・ブリツィギ(スイス)、今季は衣装の変化はないようで 4回転はトウ2本だが、3アクセル2本などほぼノーミス。最後まで元気よく滑りきり、フリーの自己ベスト更新でトップに立つ。267.09、誰が超えるかな?と思ったら、、、
地元エストニアのセレフコ兄弟、兄はいまいち振るわず、弟は4ループを決めたのにその後かみあわず。ニコライ・メモラ(イタリア)が4ルッツ2本、3アクセル2本と美しいジャンプを見せてほぼノーミス、これは超えるか?と思ったが足りず2位につける。スピンやステップであまり取れていなかったのと、演技構成点で差がついたようだ。
SP3位のヴラジーミル・サモイロフ(ポーランド)、4ルッツに挑み4サルコウを決めたが、少しずつずれていったような フリーは13位と大きく順位を落とした。
SP2位のニカ・エガゼ(ジョージア)は、4回転予定が3回転や2回転になってしまったのが響いた感じ。そしてSP1位のアダム・シャオ・イム・ファ(フランス)、4トウ転倒、4サルコウ成功、後半4トウが単独で+REP。終盤にはお約束のバックフリップも見せたが、、、
結果、ブリツィギが優勝 スイス人として1947年以来だそうで
意外にもステファン・ランビエールはヨーロッパ選手権で優勝していなかったのだった。2位メモラ、3位アダム・シャオ・イム・ファ。
来季の出場枠、3枠はイタリア(2位+5位)のみ。2枠はスイス(1位+32位=18ポイント)・フランス(3位+22位)・ジョージア(4位)・ラトビア(6位+14位)・エストニア(7位+9位)・ポーランド(10位)。
結局最後まで見るなら、見ながらコメント書いてアップすればよかったかな エキシビションは日本時間の23時から。
フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権2025、アイスダンス・フリーダンス(ジャッジスコア)。最終グループだけ
アリソン・リード/サウリウス・アンブルレヴィシウス(リトアニア) RD:78.67(5) FD:117.99(7) Total:196.66(6)
「Lord and Master」「Never Change」「Kryptonite」♪ 黒のチュチュ風、黒。女性は命を吹き込まれて動き出す。直前のドイツチームが良かったので、比べられてちょっと損したかも。ラストは女性が男性の命を奪って勝利
シーズンベストが出たが、スマート/ディエク組を上回れず。
ユリア・トゥルッキラ/マティアス・ヴェルスルイス(フィンランド) RD:81.26(4) FD:124.43(3) Total:205.69(4)
「Bewitched」「Obcy Astronom (Remastered 2021) 」♪ 赤、黒。アシンメトリーのスカートを艶めかしくさばきながら、タンゴ風の曲でシャープに踊る。靴の上に膝を乗せるリフトにぞくぞく。自己ベスト更新でトップに立つが、、、
ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(イギリス) RD:81.57(3) FD:124.45(2) Total:206.02(3)
「Halo」「End of Time」「Crazy in Love (Homecoming live)」♪ 赤、黒。ビヨンセのメドレーで、スポーティーなプログラム。リンクを縦断するコレオステップはノリノリで、ラストに力強いステーショナリーリフト、盛り上がる。
僅差でトップに立ち、表彰台を確定させた。
エフゲニア・ロパレヴァ/ジェフリー・ブリソー(フランス) RD:82.75(2) FD:124.01(4) Total:206.76(2)
「Elephant」「Fugue in D minor」「360」♪ 赤と黒のつなぎ、黒。オルタナ系の曲で、不思議な雰囲気を醸し出す。きっちりと技術を見せ、迫力のあるスライディングでフィニッシュ。
自己ベスト更新に男性は大喜び、女性は自信があったのか静か。0.74点差でフィアー/ギブソンを上回り、2位以上確定。
シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア) RD:84.23(1) FD:127.89(1) Total:212.12(1)
「Robotboys Audition」「Goodbye」「Dubstepic Symph」♪ シルバー系つなぎ。ロボットになりきって、カクカクした動きが面白い。女性が男性の足をつかんで体を横にするステーショナリーリフト、体幹が凄い
練習どおり出来ている自信が後半の表情に見える。そろって電池切れ、のポーズでフィニッシュすると、女性が男性の胸に頭をつけてほっとした感じ。
シーズンベストに近い得点で、見事にヨーロッパ選手権3連覇達成
結果、優勝はギニャール/ファブリ、2位ロパレヴァ/ブリソー、3位フィアー/ギブソン。4位トゥルッキラ/ヴェルスルイス、5位スマート/ディエク、6位リード/アンブルレヴィシウス、7位折原/ピリネンとなった。
全参加国&地域に3枠が保障されている四大陸選手権と違い、ヨーロッパ選手権は翌年の出場枠が順位(合計)で決まる。
3枠はフランス(2位+9位)、フィンランド(4位+7位)。2枠はイタリア(1位+15位)、イギリス(3位+13位)、スペイン(5位)、リトアニア(6位+19位)、ジョージア(8位)、チェコ(10位+12位)。
アイスダンスには地元エストニアの選手がエントリーしていなかったせいか、ご近所のフィンランドやリトアニアの選手にほぼ地元!みたいな盛大な応援だった。
このあとは男子フリー
フィギュアスケートはヨーロッパ選手権2025開催中。今、アイスダンス・フリーダンスが行われているところ。
メダル争いも楽しみだけど、私は世界選手権で日本チームのライバルになりそうな、フリーの前半グループに注目。最初から見てみた。
第1滑走のマリア・ピンチュク/ミキタ・ポゴリエロフ(ウクライナ)から、熱のこもった見事な演技でワクワク カロラーヌ・スシース/シェーン・フィーラス(アイルランド)はビッグバンドの曲でおしゃれに決め、 ミラ・ルード・レイタン/ニコライ・マヨロフ(スウェーデン)の「シェルブールの雨傘」はフレッシュ。どの組も、世界選手権で戦うとなったら手ごわそう。
圧巻だったのは「ピリハラ」こと折原裕香/ユーホ・ピリネン(フィンランド)。「コーラスライン」のプログラムで、完璧なミュージカル もう観客も夢中で手拍子、裕香ちゃんがキュートで
リズムダンスに続いて自己ベスト、もう嬉しい悲鳴
タリン(エストニア)の観客は、みんなのプログラムをよく知っているようで、いいところでいい感じの手拍子をしてくれる。やっぱりアイスダンスは欧州が本場、なのかな?
さて、最終結果はどうなるか。見なくちゃ
米ワシントン近郊のレーガン空港付近で旅客機と米軍ヘリコプターが空中衝突した事故のニュース、乗客の中に多数のフィギュアスケート関係者がいたことで、フィギュアスケート界では多くの選手たちがSNSなどで哀悼の意を表している。
先日の全米選手権で男子4位に入ったマキシム・ナウモフ選手のご両親、エフゲニア・シシコワさんとワジム・ナウモフさん。突然両親を亡くしたマキシム選手の心痛は察するにあまりある。
搭乗していたフィギュアスケート関係者は、カンザスで行われた若い選手対象の強化合宿を終えて帰る人たちが多かったようで、出てくる写真に小学生や中学生らしい子たちが何人も
なんでこんな事故が、、、
R.I.P.
今日は休みなので、ライブ見てます
フィギュアスケート・国スポこと第79回国民スポーツ大会冬季大会スケート競技会、今日が最終日。今、成年女子フリーが行われている。
選手たちは全日本選手権から1か月経ち、いい感じでピークを作れているように見え、動きがいい。
配信は国スポチャンネルで。アーカイブが残っているので、見逃したカテゴリもしばらくは見られそうだ。
ヨーロッパ選手権も見たいが、レベル的には国内のほうが高かったりして 少しずつ見ていこう
ワールドユニバーシティゲームズ・トリノ2025の次は、国内大会・第74回全国高等学校フィギュアスケート競技選手権大会=いわゆるインターハイ
昨日の女子ショートプログラムは、なんとエントリー数が91名 柴山歩選手が棄権したので滑ったのは90名だが
1日目のAと2日目のBの2回に分けて行い、上位24名がフリー進出。
その後は男子ショートプログラムが行われて、エントリーは32名、1名棄権。こちらはフリー進出が18名。
インハイTVのサイトでライブ配信、翌日からアーカイブが見られる。現時点では女子ショートプログラムAが視聴可能。アーカイブを見るには、こちらから滑走順を参照しながらが良いかも。
女子では島田麻央がトップ、中井亜美が2位につけている。男子は中田璃士がミスがありながらも1人70点台の首位。ジュニアグランプリシリーズや全日本ジュニアで活躍した選手が何人か見当たらない、、、というのは、まだ中学生だったり(高橋星名とか和田薫子とか)、もう大学生だったり(垣内珀琉朝賀俊太朗とか中村俊介とか)する選手がいるから
アイスダンスとの二刀流・小河原泉颯が13位でフリー進出。
明日はフリー、仕事の後で見ようかな
ワールドユニバーシティゲームズ・トリノ2025、フィギュアスケート男子フリーの最終グループ。
山本草太 SP:78.81(6) FS:163.42(5) Total:242.23(6)
「Melting」「The Dream Of Flight」♪ 白にストーン。なんか初めて見る4回転?と思ったらフリップだった。4サルコウ、3アクセル+オイラー+3サルコウ、4トウ+3トウなどジャンプ頑張る。ゆったりとイナバウアーから8の字を描くイーグルのコレオ、素敵
ステップ、スピンも全体に力強かった。第3グループまでとはけた違いの得点でトップに立つ。
チャ・ジュンフアン(韓国) SP:82.40(5) FS:182.54(2) Total:264.94(3)
「Balada para un Loco」♪ 赤。宇野昌磨も使った曲で、艶めかしく踊る。4サルコウ、4トウ、3ルッツ+3ループ入る。後半も3アクセル+2アクセルなど、ジャンプはほぼノーミス。
大きなカーブイナバウアー、ぐっとレイバックしてセクシーレイバック姿勢のスピンも好き
彼の魅力を十分引き出すプログラム。シーズンベストで大きくリード。
ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) SP:91.79(4) FS:168.36(4) Total:260.15(4)
「Moonlight Sonata」「Take On Me」♪ 黒に紫の放射状ライン。軽々と4ルッツ、3アクセル+3トウ。後半4トウ+オイラー+3サルコウ入ったが、3アクセルで転倒が惜しい。
セカンドジャンプに4トウを跳んだこともあるが、今日は無理せず、という感じ。後半踊るのは楽しそう。
キス&クライで自分と同じくらいの大きなぬいぐるみの熊を抱えて
ダニエル・グラスル(イタリア) SP:93.82(3) FS:186.74(1) Total:280.56(2)
「Billy Elliot」♪ 白Tシャツ。4ルッツ、4ループ、4サルコウ、3アクセル+2アクセル+2アクセルなど、凄い構成のジャンプを跳びきった。次々いろいろな曲が流れるが、主人公が練習していく様子なので違和感はない。以前に比べてジャンプの軸が安定してきたと思う。
バレエのステップを練習している雰囲気のコレオ、得意のスピン。会場は大歓声
佐藤駿 SP:96.30(2) FS:152.20(6) Total:248.50(5)
「Nostos」「Angele Dubeau」「La Pieta」♪ ブルー。きれいな4フリップ しかし4ルッツは転倒。4トウ+3トウ入ったが、3アクセルも転倒で結局3回、、、"unusial"と実況に言われていた。3アクセル+2アクセルは入った。
悔しい結果になってしまったが、、、
鍵山優真 SP:106.82(1) FS:182.22(3) Total:289.04(1)
「Ameksa」「Romanza in A Minor, OP. 72」♪ 黒系。鮮やかな4フリップ なのに4サルコウで転倒って
さらにルッツでパンク、もしや4ルッツを跳ぼうとした? しかしそれ以上崩れることはなく、4トウ+3トウや3アクセルなどは問題なし。
そして後半の圧巻のステップで、しっかり会場を魅了した。
結果、優勝は鍵山優真、2位グラスル、3位チャ・ジュンフアン。4位シャイドロフ、5位佐藤駿、6位山本草太。(ジャッジスコア)
表彰式では国歌ではなく、FISU(国際大学スポーツ連盟)アンセム(賛歌)が流れる。今大会はアカペラで、ボイスパーカッションなんか入ってた 歌詞はラテン語らしい。初めて聴く歌に、びっくりしている様子の優真くん。終わったときに隣のグラスルくんに何か話しかけていたが、「今の曲知ってる?わかる?」と訊いてたかな? グラスルくんも歌詞はわからないかも。(参考までにこちら)
鍵山優真、佐藤駿の次の試合は冬季アジア大会。いい準備をしていっておくれ
ワールドユニバーシティゲームズ・トリノ2025、フィギュアスケート競技。男子、女子共に日本勢がトップを占めている。
全米選手権を間近に控えるアメリカ、国内選手権開催中のカナダは選手を派遣していない。国内トップクラスを3人ずつ派遣している日本、最強かも(アイスダンスに派遣がなかったのは残念、、、大学生カップルというと山下珂歩/永田裕人組だが、今季はジュニアなのでちょっと無理だったか
)
FISU.TVサイトでライブ配信、見逃し配信が見られる。YouTubeにアップされているのは:
男子ショートプログラム スタートリスト 結果 ジャッジスコア
鍵山優真 106.82(1)
最初から最後まで、流れにのって空を飛んでいるよう。。。コーチのカロリーナ・コストナーさん、自身が初めてオリンピックに出場した会場で、教え子が素晴らしい演技
佐藤駿 96.30(2)
4ルッツではなく4フリップをきれいに跳んだ。この手もあるって、これから強み。
山本草太 78.81(6)
4トウ+3トウばっちり!だったのにサルコウがパンクして悔しい。ほかはまとめたのでフリー頑張れ!
女子ショートプログラム スタートリスト 結果 ジャッジスコア
千葉百音 72.00(1)
安定感とフレッシュなエネルギー、ビールマン高速で回ってピタっとフィニッシュ、良いわ
住吉りをん 65.89(3)
ちょっとミスはあったけれど、ステップなど見せるところはたくさん。
吉田陽菜 60.48(5)
3ルッツ+3トウ、決まったと思ったがエッジエラーとqで大きめの減点があった。3ループで両手をついたのが惜しい。
韓国女子のチェ・ダビン選手を久しぶりに見た。
応援している香港の選手たちは、男子のChiu Hei CHEUNGだけがフリー進出
まもなく、男子フリーが始まる。ライブ配信はこちら。みんな頑張れ~~~
昔は「ユニバーシアード」と呼ばれてました
世界中の大学生アスリートが集まる4年に1度のスポーツの祭典。2025年は冬季大会がトリノで開催中。写真は大会マスコットの「TO Tag」、カロリーナ・コストナー、イリア・マリニン。
フィギュアスケートの競技は、日本時間の16日(木)23:30のアイスダンス・リズムダンスから始まる。日本からは男子に鍵山優真・佐藤駿・山本草太、女子に住吉りをん・吉田陽菜・千葉百音が出場する。ペア競技は行われない。
(開催年の前年に卒業した選手も出場可能なので、けがで欠場する三浦佳生選手の代わりに、昨年中京大学を卒業した山本草太選手が出場できるのだった)
公式サイト中のライブリザルトページはこちら。FISU.TVサイトで登録すると映像も見られる。
この大会で、四大陸選手権のコンバインド・ミニマムエレメントスコア獲得を目指す選手もいると思う(香港とかマレーシアとかメキシコとか)。応援したい
あやうく忘れるところだった
BSフジ「フィギュアスケートTV!」今月は今日12日(日)14:00から。本田武史さんがゲストで、全日本選手権を特集。
この番組、再放送ってなかったかな? 前に見たような気がしたんだけど、、、見つけたらまた書きます
第97回日本学生氷上競技選手権大会、第1日目をFODプレミアムで少し見た。
昨日は気づかなかったが、アイスダンス経験者の名前がちらほら つい気になってしまう。
男子3.4級で優勝した坂部魁士選手は、2023年全日本選手権に国村柚里選手と組んで出場。今季は令和6年三笠宮杯にソロ・プレゴールドクラスで出場していた。ちなみに今日が20歳の誕生日 自分にプレゼントになったかな
アイスダンスも続けてほしい…(“かほゆう”山下珂歩/永田裕人組の山下選手の前パートナーでもある)
男子5.6級3位の鷹取慶太選手は2018年全日本ノービス、11位野崎聖選手は2017年全日本ノービスに出場していた。
女子3級には小松春陽選手が出場。全日本ジュニア2024に出場した熊野英輔選手の元パートナーで、2021年全日本ジュニアに出場した。
フィギュアスケート自体は続けられても、アイスダンスを続けることが本当に難しい。。。そう考えると、吉田唄菜選手はよく諦めずに頑張ってたなと思う。
明日と明後日は7.8級の選手たちが登場する。仕事帰りにFODプレミアムで見ようかな
全日本選手権の後はしばらく大会がないようで、、、あるのがフィギュアスケート
第97回日本学生氷上競技選手権大会、いわゆるインカレのフィギュア部門が5日(日)から始まる。日程を見ると男女とも3級から出られるので、ある程度大きくなってから、もしかすると大学に入ってからフィギュアスケートを始めた選手も出場しているかもしれない。
全日本選手権に繋がる大会だと、男女とも7級に合格しないと出場できないので、インカレは試合に出る貴重なチャンスでもある。(じっくり探したら母校の選手がいた)
一方、7・8級は全日本クラス、あと少しで全日本レベルの選手がずらり。男子は佐藤駿、片伊勢武アミン、杉山匠海、大島光翔など。女子は松生理乃、山下真瑚、渡辺倫果、住吉りをん、三宅咲綺、吉田陽菜と国際大会代表レベル。
FODプレミアムでライブ配信がある 5日(日)は母校の選手が見られるかな? 7・8級は月曜と火曜、もう仕事が始まるので、後で見逃し配信をチェックしよう
少し前に、ISU公式サイトのSKATERS一覧に名前が載ったということで話題になっていた。
北京五輪で優勝した後、試合に出場していなかった隋文静(スイ・ウェンジン、Wenjing SUI)/韓聰(ハン・ツォン、Cong HAN)組(中国)のうち、女性の隋文静選手が新しいパートナーとチームを組んだ。
新パートナーは李澤恩(リ・ズーアン、Zeen LI)選手、1999年7月生まれの25歳。国際大会出場の実績はないようだ。百度百科によると、孫優美選手と組んで2024年3月の国内大会で2位になっている。このとき優勝したのが今季ジュニアグランプリファイナル優勝の張嘉軒(Jiaxuan ZHANG)/黄一航(Yihang HUANG)。
データが正しければ、李選手の前パートナーは2012年11月生まれ、実に13歳差だった こちらの映像は2022年1月15日にアップされているが、このとき孫選手はまだ満9歳、2021年7月のシーズンイン時点では8歳だったことになる。日本ならノービスにも出られない年齢から、大人と組んでペアをやっていたのか・・・
今季のシーズンベストで、中国勢トップは上記の張/黄組。張嘉軒選手が2007年8月生まれで、シーズンイン時点ではまだ16歳だったので、今季はシニアの大会に出られない。シニア勢で今季試合に出ているのは王瑀晨(ワン・ユーチェン、Yuchen WANG)/朱磊(ジュー・レイ、Lei ZHU)だけで、ショートプログラムのシーズンベスト55.14は28番目相当。世界選手権でフリーに進めるか、微妙な状況だ。
ミラノ五輪出場枠がかかる世界選手権で、とにかく1枠を確保しよう!ということで隋文静選手を復帰させたのではないかと思う。
復帰を伝える記事や、練習動画を見ると、復帰に向けて淡々と準備している感じ。北京五輪の時のような大きな期待はされていないだろうし、焦らずにやるんじゃないだろうか。おそらく冬季アジア大会でお目見えすると思われる。
どんなプログラムを作ってくるのか、どのくらいのレベルの演技ができるのか、まずは見てみたい
フィギュアスケート2025年の国際大会派遣予定を、選手ごとにまとめてみた。
★=代表 ①②③=補欠 *=CTES獲得が条件
【男子】
今季はジュニアとシニアの掛け持ち(シニアに出られる年齢のジュニア選手がシニアの大会に出る)はなし。鍵山優真、佐藤駿が3大会の予定。
【女子】
女子もジュニアとの掛け持ちはなし。吉田陽菜、千葉百音が3大会の予定。
【ペア】
清水/本田は冬季アジア大会でシニアデビュー。ここでCTES獲得できれば晴れて世界選手権出場となる。
【アイスダンス】
冬季アジア大会は「後日発表」となっているので、今後追加の可能性がある。
バヴァリアンオープン、タリンクホテルズカップは派遣中止となったが、3月14日~16日のクープドプランタンは派遣があるかもしれない。
国際大会派遣がなくても、インカレ・高校総体・国スポなどの大会もある。みんな、いいコンディションで試合に臨めますように
第93回全日本フィギュアスケート選手権(2024)、終了して世界選手権・四大陸選手権・世界ジュニア選手権の各代表が発表された。
事前に公表された選考対象選手リストと比較してみる。カッコ内は今回の全日本順位。
<世界選手権>(3月25日~30日)
【男子】
全日本結果 ①鍵山優真(1) ②壷井達也(3) *中田璃士(2)は年齢制限により対象外
代表 鍵山優真 佐藤駿(7) 壷井達也 (補欠)三浦佳生(8) 友野一希(5) 山本草太(10)
優勝の鍵山優真以外は「(選考が)難しかった」と竹内洋輔強化部長が明かした(記事)。複数項目に該当していた佐藤駿、NHK杯の成績も評価された壷井達也が選ばれたとのこと。
【女子】
全日本結果 ①坂本花織(1) ②樋口新葉(3) *島田麻央(2)は年齢制限により対象外
代表 坂本花織 千葉百音(4) 樋口新葉 (補欠)松生理乃(5) 住吉りをん(8) 吉田陽菜(11)
優勝の坂本、グランプリファイナル2位の千葉百音、今回表彰台で複数項目に該当している樋口新葉と順当な感じ。
【ペア】
全日本結果 ①三浦璃来/木原龍一(1) 長岡柚奈/森口澄士(2) 清水咲衣/本田ルーカス剛史(3)
代表 三浦璃来/木原龍一 長岡柚奈/森口澄士 清水咲衣/本田ルーカス剛史
*清水/本田はCombined Total Elements Scoresの取得が条件
三浦/木原のほか、長岡/森口もCTESを既に獲得していたので、シーズンベストでの2位は代表とするに十分。清水/本田はアクシデントにめげず滑り切って3位としたことで、条件付きながら代表に選ばれた。
日本スケート連盟は、今度こそ3枠を使う気になっている 世界選手権でミラノ五輪の3枠を確定させるチャンスもある
清水/本田がCTES獲得のために出るのはチャレンジカップと思われるは冬季アジア大会でCTES獲得を目指す。ジュニアで75.15を持っているが、シニアの世界選手権に必要なのは88.00。大幅アップが必要になるが、、、まずはチャレンジ
【アイスダンス】
全日本結果 吉田唄菜/森田真沙也(1) 田中梓沙/西山真瑚(2) 佐々木彩乃/池田喜充(3)
代表 吉田唄菜/森田真沙也 (補欠)田中梓沙/西山真瑚
CTESを獲得しているのが吉田/森田だけなので、優勝すれば当然代表ということになる。田中/西山はCTES94.00をクリアしたい。全日本フリーでは技術点で吉田/森田を上回っており、実力は十分にある。
<四大陸選手権>(2月18日~23日)
【男子】
全日本結果 A 鍵山優真(1) 壷井達也(3) 友野一希(5) 三宅星南(6) 佐藤駿(7) 三浦佳生(8)
島田高志郎(9)山本草太(10) *中田璃士(2)は年齢制限により対象外
代表 壷井達也 三浦佳生 友野一希 (補欠)佐藤駿 島田高志郎
直前の冬季アジア大会に出場予定の鍵山優真は派遣されず。
【女子】
全日本結果 A 坂本花織(1) 樋口新葉(3) 千葉百音(4) 松生理乃(5) 山下真瑚(6) 渡辺倫果(7)
住吉りをん(8) 三宅咲綺(9) *島田麻央(2)和田薫子(10)は年齢制限により対象外
代表 樋口新葉 千葉百音 松生理乃 (補欠)住吉りをん 渡辺倫果 山下真瑚
坂本花織は直前の冬季アジア大会に出場予定で、こちらは派遣されず。
【ペア】3枠
代表 三浦璃来/木原龍一 長岡柚奈/森口澄士
昨季はミニマムテクニカルスコアがわずかに足りなかった長岡/森口が今季はエントリー。清水咲衣/本田ルーカス剛史はシニアの大会出場がなく、CTESを持っていないのでエントリーできず。
【アイスダンス】3枠
代表 吉田唄菜/森田真沙也 田中梓沙/西山真瑚
田中/西山は四大陸選手権で世界選手権のCTES94点クリアが目標になりそう。来季は佐々木彩乃/池田喜充もエントリーしたい。
<世界ジュニア選手権>2月24日~3月2日
【男子】
全日本結果 ②C 中田璃士(2) 中村俊介(11) 西野太翔(12)
代表 中田璃士 高橋星名(14) 中村俊介 (補欠)西野太翔 垣内珀琉(17) 蛯原大弥(19)
全日本ジュニア優勝で内定していた中田璃士のほか、ジュニアグランプリファイナル進出した高橋星名、全日本で好演技を見せた中村俊介が選考された。
【女子】
全日本結果 ②C 島田麻央(2) 和田薫子(10) 櫛田育良(14)
代表 島田麻央 和田薫子 中井亜美(15) (補欠)櫛田育良 岡田芽依(18) 村上遥奈(17)
全日本ジュニア優勝で内定の島田麻央のほか、ジュニアグランプリファイナル進出の和田薫子、中井亜美がそのまま選考された形。
【ペア】1枠
代表 清水咲衣/本田ルーカス剛史
全日本ジュニア出場1組なので必然的に。来季以降、ほかにジュニアのペアが誕生することを期待。。。
【アイスダンス】1枠
全日本ジュニア結果 代表 岸本彩良/田村篤彦 (補欠)山下珂歩/永田裕人
全日本ジュニア2位の吉田菫/小河原泉颯はCTESが足りないので選考されず。
今季はワールドユニバーシティゲームズ、冬季アジア大会、ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪テスト大会「Road to 26 Trophy」もある。けっこう連戦になる選手も 後でまとめてみよう。