Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

ジャイアンツの55番

2009年07月15日 13時04分48秒 | スポーツ
 大リーグに行く前の松井秀喜、ではなくて・・・(今は大田?長男より後輩^^;)
 MLBオールスターゲーム。ナショナルリーグの先発投手、サンフランシスコ・ジャイアンツのリンスカム。大リーガーとしては小柄で細身、長髪で今風のイケメン。引退したら役者になれそう? ちょっと西武の岸と雰囲気近いかも。
 イチローとの初対決、けっこう力入って球が荒れたように見えたけど、さすがイチロー、すぱっと打ち返した。
 MVPは誰になるのかと思ったら、ほとんどホームランを見事キャッチしたクロフォード。ちょっと地味だけど、守備を評価する年があってもいい。
 始球式のオバマ大統領、ホワイトソックスのジャンパーに(ファンだそうで)ストレッチジーンズ?カジュアルな格好で、左投げ!へぇ~
 日本のオールスターはいつだっけ? 一応見ようかな(って一応?!)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港ヒットチャート集計・2009.7.11

2009年07月14日 16時27分06秒 | 香港芸能
 7月11日(土)のヒットチャート集計です。
TVB(無線電視)・勁歌金曲7.11RTHK(香港電台/港台)・中文歌曲龍虎榜7.11/商業電台・903専業推介7.11(第28周)新城知訊台・勁爆本地榜7.11(第28週)
[1位=20点、2位=19点、、、19位=2点、20位=1点(10位までのチャートは1位=10点、、、10位=1点)で集計しています。発表は14点以上]
(TVB=T 香港電台=港 商業電台=商 新城知訊台=新 数字は順位)
1位 58点 大笨鐘 王菀之(イヴァナ・ウォン) T8港7商2新1 歌詞・試聴 ファンクラブサイト
2位 47点 真命天子 楊千[女華](ミリアム・ヨン) 港4商5新7 歌詞・試聴
3位 44点 我有貨 Swing 港6商4新9 歌詞・試聴 記事
4位 39点 Red Bean(國) 方大同(カリウ・フォン) 港3商15新6 歌詞・試聴 公式 <Timeless 可啦思刻>
5位 37点 Let's Get Wet 林峯(レイモンド・ラム) 港1新4 歌詞・試聴 EEG <Let's Get Wet>
6位 31点 寂寞先生(國) 曹格(ゲイリー・ツァオ) 港9新2 歌詞・試聴 <超級4th場>
7位 29点 匆匆 方力申(アレックス・フォン) T9港2新13 歌詞・試聴
8位 28点 弱水三千 麥浚龍(ジュノ・マック) 港15商10新10 歌詞・試聴 ブログ
9位 23点 All About You 紫棋(G.E.M.) 港5商14 歌詞・試聴 公式
10位 20点 Here We Are 呉雨霏(ケイリー・ン) 商7新15 歌詞・試聴 金牌大風
10位 20点 讀愛 譚詠麟(アラン・タム) 商1 歌詞・試聴 <Mr. Tam再度感動>
 王菀之「大笨鐘」がついに1位獲得。麥浚龍、G.E.M.が新登場。
12位 19点 永和號 張繼聰(ルイス・チョン) 商9新14 歌詞 試聴 ブログ
13位 18点 顧家 I Love You Boyz 商3 歌詞 試聴 金牌大風
13位 18点 氫氣球 蔡卓妍(シャーリーン・チョイ) 新3 歌詞・試聴・MV <二缺一>
15位 16点 沙龍 陳奕迅(イーソン・チャン) T3港13 歌詞・試聴 <H3M>
15位 16点 時光之光 HotCha/葉文輝(バリー・イップ) 新5 歌詞・試聴 NewayStar Star J & Snazz
17位 15点 叮叮車 薛凱(フィオナ・シッ) 港11商16 歌詞・試聴
17位 15点 圍城 Kolor 商6 歌詞・試聴
 蔡卓妍のソロ新譜から4曲目のオンエア、HotCha/葉文輝の共演、バンドKolorの新曲が登場。
 13点以下には、Dear Jane、Mr.とバンド系が控える。何韻詩(デニス・ホー)、鄭融(ステファニー・チェン)と女性陣も新曲。新人ではTVBタレントの温家恒(ヴィンセント・ワン)がデビュー曲オンエア。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港風?

2009年07月13日 23時38分02秒 | 香港
 ローソンで、“香港風”にひかれて、思わず買ってしまった・・・
 どのあたりが香港風なのか?!
 “オイスターソースの旨みと醤油の香ばしい風味”なんだそうだ。
 ・・・たしかに、オイスターソースの味がした。海老が1コしか入ってなかったのは、あんまり香港らしくないけど(笑) 全体としては悪くなかった。

 香港の伊麺が食べたい
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつもと違う

2009年07月12日 22時48分29秒 | Weblog

 つれあいが一時帰国しているので、いつも私が見ないようなテレビ番組が流れる^^;
 夕食の支度をしてる間、BS-TBSなんて、つけたことないチャンネルがついてて、何かと思ったら城山三郎原作のドラマ「そうか、もう君はいないのか」。若いころの城山三郎氏を演じてるのは、私の好きな中村勘太郎 でも晩年を演じるのは田村正和、、、つながらない(爆)
 地上波では1月に放送したようだが、知らなかった。勘太郎と長澤まさみのダンスのシーン、なかなかよろしい 「君は僕の守護天使」なんてセリフ、最近プライベートでも言いませんでしたか?!
 9時からは、これまた普段見てない「官僚たちの夏」。官僚の人たちって、本当にこうだったのかしらと思ったり。演じてる俳優たちは楽しそう。自分の目でこの時代を見た役者さんは、北大路欣也など数人だろうけど。
 チャンネルがダイヤル式のテレビが出てきたので、次男に「あれが回すチャンネルだよ」と言ったら、「知ってるよ」と言われてしまった
 「官僚たちの夏」も城山三郎原作。。。いつもと違う日曜の夜。。。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Tokens

2009年07月11日 23時38分34秒 | 
 ビール、じゃなくて第三のビール? KIRIN「コクの時間」CMで流れてる「ラストダンスは私に」。
 フィギュアスケートの小塚崇彦選手がエキシビションで使った「ラストダンスは私に」は、カナダのマイケル・ブーブレが歌う新しいバージョン。このCMはThe Tokensというグループが歌っている。「ライオンは寝ている」という曲をヒットさせたことで知られる。
 CMやドラマなどで流れた曲を、検索できるサイト「曲名探偵団」を発見。便利そう♪
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三角

2009年07月10日 23時23分31秒 | Weblog
 ですよね、このトマト△
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お下がり

2009年07月08日 14時32分09秒 | Weblog
 次男の中学の後輩たちの試合を見に行ったら、見たようなウェアを着ている1年生や2年生がいる。
 中学名がプリントされた試合用ウェア、持っていても練習用にしか着られないし、多少小さくなっていたので次男は後輩に譲った。ほかの卒業生たちもそうしたので、あの子もこの子も着ている^^;
 大柄な先輩のは大柄な子に、小さくて細かった次男のは小柄な子に。当たり前か(笑)
 次男は小さくなった練習用ウェアも譲っていったので、そっちを着ている子もいた。お下がりが役に立って嬉しい
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1番、ライト、イチロー

2009年07月07日 13時12分21秒 | スポーツ
 今放送してるMLB・マリナーズvsオリオールズ戦、場内アナウンスに日本語も流れてる・・・
 日本からツアーが行ってるか?!
 ピッチャー交代したのも、ちゃんと言ってるわ、、、
 「今日はジャパンデー、日本に関する様々なイベントが行われています」
 あ、それでか^^;
 日本の球場で流れるアナウンスそのままの感じ。本職を連れてってたりして
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港ヒットチャート集計・2009.7.4

2009年07月07日 02時06分44秒 | 香港芸能
 7月4日(土)のヒットチャート集計です。
TVB(無線電視)・勁歌金曲7.4RTHK(香港電台/港台)・中文歌曲龍虎榜7.4/商業電台・903専業推介7.4(第27周)新城知訊台・勁爆本地榜7.4(第27週)
[1位=20点、2位=19点、、、19位=2点、20位=1点(10位までのチャートは1位=10点、、、10位=1点)で集計しています。発表は14点以上]
(TVB=T 香港電台=港 商業電台=商 新城知訊台=新 数字は順位)
1位 43点 真命天子 楊千[女華](ミリアム・ヨン) 港8商4新8 歌詞・試聴
2位 39点 Red Bean(國) 方大同(カリウ・フォン) 港4商14新6 歌詞・試聴 公式 <Timeless 可啦思刻>
3位 36点 大笨鐘 王菀之(イヴァナ・ウォン) T10港10商11新7 歌詞・試聴 ファンクラブサイト
4位 35点 永和號 張繼聰(ルイス・チョン) 港3商10新15 歌詞 試聴 ブログ
5位 34点 我有貨 Swing 港12商6新11 歌詞・試聴 記事
6位 33点 匆匆 方力申(アレックス・フォン) 港11商5新14 歌詞・試聴
7位 31点 B.O.K. 側田(ジャスティン) T3港18商1 歌詞・試聴 <From JUSTIN-Collection of His First 3 Years>
8位 30点 Let's Get Wet 林峯(レイモンド・ラム) 港2新10 歌詞・試聴 EEG <Let's Get Wet>
9位 28点 讀愛 譚詠麟(アラン・タム) 港6商8 歌詞・試聴 <Mr. Tam再度感動>
10位 25点 沙龍 陳奕迅(イーソン・チャン) T6港1 歌詞・試聴 <H3M>
10位 25点 寂寞先生(國) 曹格(ゲイリー・ツァオ) 港13新4 歌詞・試聴 <超級4th場>
 楊千[女華]「真命天子」が早くも1位獲得。
12位 22点 叮叮車 薛凱(フィオナ・シッ) 港5商15 歌詞・試聴
13位 20点 撐撐堂 - Add Oil BBR Feat. 曾志偉(エリック・ツァン) 新1 歌詞・試聴 ブログ
14位 19点 遊子意(國) 林一峰(チェット・ラム) 商2 歌詞・試聴 ブログ <思路[My Lonely Planet]>
14位 19点 於心有愧 陳奕迅(イーソン・チャン) 新2 歌詞・試聴 <H3M>
16位 18点 戀愛妄想 胡杏兒(マイオリー・ウー) T9新5 歌詞・試聴 ブログ プロフィール
16位 18点 顧家 I Love You Boyz 商3 歌詞 試聴 金牌大風
16位 18点 Table For Two 方皓玟(カーメイン・フォン) 新3 歌詞・試聴 ブログ <UNLOCK ME>
19位 16点 Here We Are 呉雨霏(ケイリー・ン) 商9新17 歌詞・試聴 金牌大風
20位 14点 男左女右 關淑怡(シャーリー・クヮン)/古巨基(レオ・クー) 港7 歌詞・試聴 <Shirley's Era>
20位 14点 相愛後動物感傷(國) 張惠妹(アーメイ、チャン・ホェイメイ) 商7 歌詞・試聴 <阿密特 意識専輯>
 薛凱、林一峰、胡杏兒、呉雨霏と新曲が続々。陳奕迅は2曲同時ランクイン。方皓玟は新譜から3曲目のオンエア。台湾のスーパースター、張惠妹の新曲が香港でもさっそく登場。
 13点以下には、周國賢(エンディ・チャウ)、周柏豪(チャウ・パッホウ)の新曲など。昨年最も注目された新人G.E.M.も新曲をオンエア。若手バンドKolor、最近バンド系の曲が次々ヒットしているが、また新しい名前が出てきた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファン太郎!

2009年07月06日 22時37分03秒 | スポーツ
 朝青龍が離婚していたそうで・・・
 ファン太郎のCMキャラ、けっこう好きなんだけど^^;
 独身になって気が楽になったところで、七月場所は調子出るかな? 白鵬の独走じゃつまらないから。
 ちなみに、最近モンゴル勢で注目してるのは新関脇・鶴竜。師匠が現役時代好きだった元関脇・逆鉾の井筒親方なので、幕内に上がったころから気になっていた。「錣山親方(元関脇・寺尾、井筒親方の弟)の突っ張りと師匠のさし身を目指して」とか言ってたっけ。こちらもがんばって
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カバー事情@香港ポップス(続き)

2009年07月05日 05時58分11秒 | 香港芸能
 (カバー事情@香港ポップスから続き)
 香港でカバー曲の多さにびっくりしていた90年代前半、もうひとつ不思議に思っていたことがあった。
 香港って、シングルCDがない・・・
 日本だと、多くのアーチストがアルバムの合間にシングルCDを発売する。(現在ではネット配信だけの場合も多いが、当時は8cmシングルがまだ多数発売されていた。)アルバムの発売は2、3年に1作品になってしまっても、半年から1年くらいの間隔でシングルが発売されていると、長期間何もしていないようには見えない(笑)
 香港のCD・カセットショップには、昔のLPレコードを見かけることはあっても、シングルCDは見当たらなかった。当時は大体全部のタイトルにCDとカセットの両方が発売されている様子で、私もお試しに何本かカセットを買ったことがある(ちょうどCDの半額くらいなので^^;)
 カセットと同時発売のせいか、A面B面を意識したような曲構成の作品があったり(前半はバラード系、後半はダンス系など)、カセットの歌詞カードをそのままCDに転用してたり。日本ではあまり無さそうなことだ。
 そしてアルバムが、日本のシングル並み(?!)に近い頻度で次々出てくる 一応アルバムなので、曲数は平均10曲。カラオケは入ってないことが多い。頻度は最低でも前作から1年過ぎる前、平均すると2年で3枚くらい? さらに多くの歌手はときどき台湾に行って國語アルバムも出すわけで、、、忙しい EPと呼ばれる3、4曲入りのCDもたまに発売されているが、そればかり続くとファンが納得しないらしいのだ。
 広東語の先生に一度「どうしてシングルがないの?」ときいてみたら、「そんなの、曲数が少なすぎて誰も買わないと思う」という答えが返ってきた。日本留学経験があって日本のシングルCDも知っていた先生だが、シングルでは1曲あたりが高くつきすぎる感じがするらしい…。
 “お買い得感”“1枚での聴き応え”を求める香港の聴衆のために、「それなりの頻度でアルバム発売」は、香港ポップス界で譲れない部分だったかと思われる。
 となると、一人のアーチストが必要とする曲の数はどうしても多くなる。それに見合うほど多くの作曲家がいたわけでもなく、、、カバーに頼らざるを得なかったのか

 カバー曲を自然に受け入れるのは、音楽では圧倒的に輸入超過の香港だが、映画やドラマではかなり輸出していて、コンテンツの売買を正当なビジネスの一環と捉える感覚が根付いていたことも、理由のひとつかもしれない。地域によってはちゃんと許諾を得ずにパクってしまったり、許諾を得てもすぐ著作権料を払わなかったりすることが時々あった時代、香港“だけ”はきちんと払っていたという話を聞いた。売る側の立場もわかっているし、許諾の手続きに慣れてもいたのだろう。
 (日本では外国曲の日本語カバーがほとんどなくなってしまったので、香港で耳にするカバー曲が“パクり”だと勘違いする日本人がいるが、実際にはまずそんなことはない。)
 系列・提携レーベルのアーチストをカバーしてヒットさせれば、カバーされたオリジナルも注目され、そちらのプロモーション効果も期待できるかもしれない。ビジネスとして一石二鳥

 前述のマイミクさんの日記に、「過去の香港歌謡界は、J-POPや洋楽のヒット曲にただ中国語の歌詞をかぶせて流行らせるスタイルが多かった。こういう安直なスタイルはワタシは好みません。」と書かれていた。
 たしかに、楽曲を制作する過程でもっとも大きな労力が必要なメロディの創造を、すでにあるもので済ませるのだから、その部分は安直だ。
 けれども、数多くの曲の中からアーチストに合ったものを選び、詞をつけアレンジして仕上げていく過程からは、オリジナルと大きな差はないと思う。海外のヒット曲なら楽曲のクォリティは確かだから、ヒットにつなげられる確率は高いけれど、だからといって必ず売れる保証はない。
 ひとたび楽曲として世に出たら、それがカバーかオリジナルかに関係なく、ファンに受け入れられるかどうかだ。受け入れられたら、それはリスナー一人ひとりの思い出の歌のひとつになっていく。
 香港のコンサートで、懐メロメドレーのコーナーになると、日本の曲のカバーがたくさん出てきて、日本人の私たちも香港の観客といっしょになって盛り上がれる。吉川晃司の「モニカ」を思い出しつつ張國榮(レスリー・チャン)の「Monica」を合唱したりすると、ちょっぴり香港人気分が味わえて楽しい。
 香港に住む少し前くらいから、あまり洋楽を聴かなくなっていた私は、下手すると香港でのカバーのほうを先に聴いてしまって、後からオリジナルを聴いてかえって気に入らなかったり(笑) J-popでも、オリジナルを聴いたことがないけど香港のカバーがとても気に入って、オリジナルを探してるのだがまだ見つからないでいる曲があったりする。
 オリジナルを聴いてても聴いてなくても、香港カバー版を聴いてその広東語詞の歌をみんなで共有する・・・そこに香港社会の連帯感みたいなものがあったような気がする。
 「オリジナルを重視しよう」という流れが起き、商業電台が「カバー曲をオンエアしない」という方針を打ち出したとき、「海外のすぐれた楽曲を広東語詞で聴く機会を、リスナーから奪うべきではない」と葉蒨文(サリー・イップ)がコメントしたのは、そんな空気を代弁したものだったかもしれない。

 カバー曲でも全然OKだった香港ポップス界に、「オリジナルを重視しよう」という流れが起きた遠因は、93年のBEYONDリードボーカル・黄家駒(ウォン・カーコイ)の事故死だったと言われる。
 アジア各地のポップスの状況を紹介する番組で、音楽家の三枝成彰が「曲を作れて歌えてアイドル性もある、日本ならサザンの桑田とチェッカーズの藤井フミヤをあわせたくらいの人が亡くなったんですよ」とコメントしていて、私はよく言ってくれた!と思った。本当にそれくらいの人だった。
 どうしてBEYONDは日本市場に出て行こうとしなければならなかったのか。どうして香港で、自由に音楽を作っていく場がなかったのか。
 作れる人は、育てなければ育たない。このままカバーに頼っていては、新しい作り手は出てこられない。そんな危機感が、香港の音楽人たちの中に生まれてきたのだろう。
 そして、商業電台の「カバー曲オンエア中止」宣言(たしか96年)。当時は下手すると、ヒット曲の半分くらい、オンエアできなくなるところだ。それでも敢えて踏み切った。やがて商業電台から、ヒップホップやロックのアーチストが次々育っていく。
 ひとたび「カバーはダサい」という風潮が出てくると、カバー曲の割合は急速に減り始めた。ゼロにはならないまでも、明らかに半分以下になり、オンエアするメイントラックにカバー曲を持ってくることは少なくなった。
 カバーするなら、アーチスト本人が強く希望するもの、敬意をこめたトリビュートに近い形になっていく。サザンの「TSUNAMI」は張學友(ジャッキー・チョン)や許志安(アンディ・ホイ)など大物が版権獲得に乗り出したが、獲得したのは蘇永康(ウィリアム・ソー)だった。(けっこう大枚はたいたらしい^^;)
 CDが以前ほど売れなくなり、市場が小さくなったといっても、依然としてアルバム中心の香港で、必要とされる楽曲数は歌手の数の割に多い状態が続く。しかし、グループで仕事をする形態がうまく若手の作曲家たちを育てる形になってきた。雷頌徳(マーク・ロイ)のOn your mark、Hanjin Tanや馮翰銘などのInvisible Men、歌詞カードのクレジットにその他いろいろな音楽人グループが@~~という形で見ることができる。
 そして、2005年。作れて歌えてクールな新人の大量デビュー。側田(ジャスティン)、王菀之(イヴァナ・ウォン)、方大同(カリウ・フォン)、張繼聰(ルイス・チョン)。デビューはもう少し早いが、張敬軒(ヒンズ・チョン)も入れていいだろう。自分で曲を書かなくても、強い個性を確立する衛蘭(ジャニス)や謝安(ケイ・ツェ)。もう流れは止まらない。
 この1、2年はバンドの人気も高まっている。05年デビュー組のSolerに加え、Mr.、RubberBand、Dear Jane、朱凌凌などなど。彼らの辞書に海外曲の広東語カバーという字はないかも^^;(聴いて育っているだろうけど。)
 今後の香港ポップス界で、海外曲の広東語カバーはどんな位置づけになっていくだろうか。以前ほど無理してアルバムを続けて出さなくても、ファンがすぐ離れるという感じではなくなってきたし、地元の音楽人も育っているしで、やたらにカバーする必要はもうない。やはりアーチスト本人の意思や、レーベル全体の戦略から、よりすぐった楽曲だけがカバーされていくんじゃないかと思う。張敬軒がRihannaの曲をデュエットでカバーした例などは、まさにユニバーサルの戦略のひとつだろう。

 オリジナルは地味だったのに、カバーされて違う魅力が引き出され、生まれ変わっていく楽曲がある。香港ポップスには、そんなカバーが数多くある。(もちろん、楽曲のクォリティに頼ってるだけのつまらない曲もあるけれど^^;)
 安易さではなく、豊かさを求めてのカバー。これからは、そんな形になっていってほしい
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この人も38歳

2009年07月04日 14時49分18秒 | スポーツ
 ほとんど決勝を残すばかりになった、今年のウィンブルドン。日本ではクルム伊達公子の「38歳で13年ぶりシングルス出場」が話題になったが、女子ダブルス決勝に同じ38歳の選手が勝ち残っている。
 レネ・スタブス(オーストラリア)。サマンサ・ストーサーと組んで、ウィリアムズ姉妹と対戦する。ウィリアムズ姉妹の2冠を阻止するのか?!
 ドローに名前を見たとき、「あのレネ・スタブス?同じ人?」と思ってしまった。プロフィールを見ると、シングルスにも出ていたのは98年までだが、ダブルスに専念してからはウィンブルドンで2回、全豪と全米でも優勝している。強い・・・
 混合では今回、アンドレ・サ/杉山愛組に敗れたが、全米では優勝したことがある。元々ダブルス向きの選手なのかも。それにしても、長く活躍し続けているのは偉い。
 テレビ放送あるといいな
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兄弟姉妹で出場

2009年07月03日 15時47分13秒 | スポーツ
 昨年に続き、姉妹対決となったウィンブルドン女子シングルス決勝。今年はどっちが勝つかな?
 (それにしても、昨日のデメンチェワは凄かった。セリーナのビッグサーブをはね返すリターン、攻められてもストローク1本で態勢を立て直すプレースメント。こんなに強い選手だって知らなかった^^; シャラポワほど華やかじゃないけど端正な顔してるし、テニスは粘り強いし、もっと注目されてもいい選手だ。ヴィーナス・ウィリアムズとの試合も見たかった
 ウィリアムズ姉妹でダブルスにも出場しているが、兄弟や姉妹での出場はほかにもいる。アグニィエスカとウルスラのラドヴァンスカ姉妹(ポーランド)、ボブとマイクのブライアン兄弟(アメリカ、彼らは双子)。タイからはサンチャイとソンチャットのラティワット兄弟(こちらも双子)。ブライアン組、知らなかったけど今の男子ダブルスではダントツらしい。今大会も第1シードで決勝に残っている。やっぱり、コンビネーションが抜群なのか
 対決しないしパートナーでもないけど同じ大会に名を連ねるのは、マラト・サフィン(兄)ディナラ・サフィナ(妹)と、アンディ・マレー(弟、シングルス)ジェイミー・マレー(兄、ダブルス&混合)。「薔薇とサーフィン」とうちの長男が聞き違えた(笑)マラト・サフィンは今季限りで引退だそうで、、、残念 アンディ・マレーはン十年ぶりに英国人の優勝か?!と期待されているが、混合ならジェイミーが一昨年優勝してるのだった
 そういえば昔、マレーバ三姉妹なんてのもいたなぁ、と思い出したりなんかして。日本には沢松家があったか。(和子選手のプレーは放送自体が少なくてあまり見た記憶がないが、奈生子選手の活躍はよく覚えている。)
 別にプロの選手じゃなくても、兄弟姉妹で同じスポーツを楽しめたらいいだろうな~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Boys'/Girls'

2009年07月02日 23時58分27秒 | スポーツ
 佳境に入ってきたウィンブルドンテニス。男子はGentlemen's、女子はLadies'だが、ジュニアはBoys'とGirls'。なんか可愛い
 ジュニアに出場している日本選手は、男子が江原弘泰、関口周一、内山靖崇。女子が井上雅、石津幸恵、牟田口恵美、大前綾希子。
 さっきスコアを見たら、井上雅選手が女子シングルスで準決勝に進出
 男子ダブルスで米国選手と組む内山と、女子ダブルスで井上・石津組と牟田口・大前組も残ってる。みんながんばれ~

<追記>
 残ったのは井上・石津組だけだったか、、、残念。
 井上選手はもし決勝に残ったら沢松和子以来とか(懐かしい!)。この大舞台を楽しんでね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港ヒットチャート集計・2009.6.27

2009年07月01日 23時20分38秒 | 香港芸能
 6月27日(土)のヒットチャート集計です。
TVB(無線電視)・勁歌金曲6.27RTHK(香港電台/港台)・中文歌曲龍虎榜6.27/商業電台・903専業推介6.27(第26周)新城知訊台・勁爆本地榜6.27(第26週)
[1位=20点、2位=19点、、、19位=2点、20位=1点(10位までのチャートは1位=10点、、、10位=1点)で集計しています。発表は14点以上]
(TVB=T 香港電台=港 商業電台=商 新城知訊台=新 数字は順位)
1位 51点 讀愛 譚詠麟(アラン・タム) 港1商10新1 歌詞・試聴 <Mr. Tam再度感動>
2位 43点 沙龍 陳奕迅(イーソン・チャン) T7港2商1 歌詞・試聴 <H3M>
3位 35点 大笨鐘 王菀之(イヴァナ・ウォン) 港11商7新10 歌詞・試聴 ファンクラブサイト
3位 35点 In The Name Of Rock 黄貫中(ポール・ウォン) 港5商2 歌詞・試聴 公式
5位 34点 Red Bean(國) 方大同(カリウ・フォン) 港7商13新9 歌詞・試聴 公式 <Timeless 可啦思刻>
5位 34点 霹靂干戈 狄易達(タット・ディック) 港3新5 歌詞・試聴 Snazz
7位 31点 男左女右 關淑怡(シャーリー・クヮン)/古巨基(レオ・クー) 港8新3 歌詞・試聴 <Shirley's Era>
8位 26点 匆匆 方力申(アレックス・フォン) 港12商5新20 歌詞・試聴
8位 26点 我有貨 Swing 港18商3新16 歌詞・試聴 記事
10位 23点 Let's Get Wet 林峯(レイモンド・ラム) 港4新15 歌詞・試聴 EEG <Let's Get Wet>
 譚詠麟「讀愛」が3週連続1位。再結成した男性デュオSwingの新曲が早くも登場。
11位 22点 B.O.K. 側田(ジャスティン) T4商6 歌詞・試聴 <From JUSTIN-Collection of His First 3 Years>
12位 21点 永和號 張繼聰(ルイス・チョン) 港6商15 歌詞 試聴 ブログ
13位 20点 寂寞先生(國) 曹格(ゲイリー・ツァオ) 港10新12 歌詞・試聴 <超級4th場>
14位 19点 不方便的真相 麥家瑜(キーヴァ・マック) 新2 歌詞・試聴 ブログ
15位 17点 顧家 I Love You Boyz 商4 歌詞 試聴 金牌大風
15位 17点 六月十三 小肥(テレンス・シウフェイ) 新4 歌詞・試聴 金牌大風 <Festival Traveler>
17位 15点 字裡行奸 謝安(ケイ・ツェ) 新6 歌詞・試聴 正東 <Yelling>
18位 14点 真命天子 楊千[女華](ミリアム・ヨン) 港19商16新14 歌詞・試聴
18位 14点 撐撐堂 - Add Oil BBR Feat. 曾志偉(エリック・ツァン) 新7 歌詞・試聴 ブログ
 11位以下も新登場続々。新譜が出た曹格、金牌大風に移籍した男性デュオI Love You Boyz、同じく金牌大風の小肥は新譜から2曲目。謝安は新譜から4曲目のオンエア、楊千[女華]は先行オンエア。BBRは新城知訊台の番組「新香蕉倶樂部」の司会の3人、Ben、Bob、Rickyのことで、曲は番組の今年のテーマソング。
 13点以下には、薛凱(フィオナ・シッ)、麥浚龍(ジュノ・マック)の新曲など。Rubber Bandの新曲は林海峰(ジャン・ラム)をフィーチャー。香港電台の夏恒例プロジェクト「太陽計画」の今年のテーマソングもオンエア開始。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする