「なんか腹が減った」
つれあいが言う。そろそろ昼か、と思ったら、なんか言ってる・・・え?
「〇×△は疲れる」
「スノーボード???」
・・・笑われた。
で、結局何て言ってたの?
「頭脳労働は腹が減る」・・・あ、そう・・・
長男の「薔薇とサーフィン」「やっきになってウーロン茶」と、似たような空耳
つれあいがブログ「寺子屋チャイナ」を始めましたので、よろしければご覧ください
昨日の「MADE IN BS JAPAN」香港で、二胡奏者のレイ・ウォンさんを紹介していた。在住日本人も数多く教えていて、お父さんは中国で国宝級の二胡奏者、お母さんは中国オペラの歌手だったそうな。(中国オペラっていわれるとピンとこないが、京劇で歌担当の人ってことでいいんだろうか)
父と子が息をそろえた演奏をご自宅で聴かせてもらったり、両親といっしょにお気に入りのベジタリアンレストランへ行ったり。親子仲のよいVTR後のトークの「一人息子で親を大事にしている」という話の流れの中で、「中国は一人っ子政策もありますから」というアナの発言に、、、ん???
そりゃ中国の都市部は随分長いこと一人っ子政策だけど、香港は違うでしょう!!!
と、少々頭にきつつ続きを見ると、両親の会話は北京語で、「正月には母が餃子を作る、皮から手作りで」という話もする。ということは、明らかに大陸の北の方の人だ(広東系の香港人は正月に餃子を作って食べたりしない)。もしかして、一家が香港に来たのは、レイさんがある程度大きくなってから? だとすると、この一家は一人っ子政策に従って子ども一人の家庭とも考えられる。
それはいいのだが、トークの中でさらっと言っただけでは、現在の香港で一人っ子政策が行われているようなニュアンスにもなりかねない。さすがに香港でそれは行われてない・・・将来はどうなるかわからないけど。
今のところ、香港で一人っ子はそんなに多くないような気がする。自分がそうでも、親に何人も兄弟姉妹がいて、従兄弟がたくさんいたりする。けっこう遠い親戚もしっかりつきあうから、日本的には何ていうのかわからない親戚とも年に一度くらいは会うらしい。「表舅父」なんて、何だと思います?(答えは文末)
中国に返還されてもうすぐ14年、香港の何が中国と同じになって、何が違うのか、具体的なイメージはない人が多いと思うので、メディアにはそこをうまく伝えるように工夫をお願いしたい
答え・・・母の従弟=母の父の姉妹の息子&母の母の兄弟姉妹の息子(母自身より年下)。母の父の兄弟の息子は含まない。通常は母と姓が違うが、母の母とその姉妹が偶然同じ姓の男に嫁いでいると、母と同姓の場合がある。あ~混乱する(笑)
あったほうがいいのか、ないほうがいいのか? 世界フィギュアスケート選手権。
世界ランキングベスト10に入るような選手が、同じ国の代表たちの中では最下位という理由で予選から出場するケースに、疑問の声がずいぶんあった。男子の小塚崇彦、ミハル・ブジェジナ(チェコ)、アイスダンスのウィーバー/ポジェ(カナダ)。予選という単語からイメージされるには実力ありすぎ(笑) 特に小塚は3枠持つ強豪国のチャンピオンなわけで…
こういうことが起こる理由は、1.前回大会より枠が増えた 2.前回大会で実力者が超不調だったor欠場した のどちらか。小塚とブジェジナは2、ウィーバー/ポジェは1にあたる。
理由1で、新たに出場する選手がすでにランキングトップ10ということはそんなにないように思える。ランキングは前々シーズンのポイント7割と前シーズンのポイント全部も加えて決められるからだ。しかし、国内の世代交代や、前々回に2に相当する事態が起こって枠が減った→前回は実力を発揮してまた増えた、という場合に起こる可能性がある。
ファンに不公平感があるのは、トップ選手たちが予選から出るかわりに、予選に出ないですむランキング下位の選手たちがいるからだろう。その選手自身の前回大会の成績で勝ち取った予選免除ならいいが、引退や休養中、国内選手権で不調だった他の選手のおかげであるほうが多い^^; パーソナルベストやシーズンベストで大きく差があると、不公平感は倍増
「予選免除枠を直前の世界ランキングで決めればいい」という案を出す人も。しかし実際にそうした場合、元々複数枠を持つ強豪国が常に全員予選免除になる確率が高くなってしまう。その分、1枠国の選手が本選に入る確率が低くなってしまい、選手とレベルが固定化しやすくなるかも。“強い国に少しハンディ!”という意味も、ないではない?! 本当に強いなら、予選に出ないですむ順位くらい取れ!!ということか
予選から出ることで、疲れがたまって最後のフリーで不利になるのでは?というのが一番の心配だったと思う。実際、小塚が「フリーの日の朝、少し体が重いと感じた」そうだ。しかし圧巻の演技!で銀メダル。ブジェジナもシーズンベストで4位。ウィーバー/ポジェもシーズンベストで5位に食い込む。という成績だけを見ると不利とは言えない、、、のか?
中には、予選通過で力を使いはたしたか(?!)、まさかのフリー進出できなかったアレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン)やビクトール・ファイファー(オーストリア)等もいる。女子では今季の成績からいえば確実と思われたソニア・ラフエンテ(スペイン)とか。
とはいえ、最終的にはパーソナルベスト更新のいい演技を見せる選手のほうが多く、ペテル・リーバース(独)、パオロ・バッキーニ(伊)、キム・ルシーヌ(モナコ)、ヨリック・ヘンドリクス(ベルギー)あたりは、予選からで正解だったかも。女子ではメー・ベレニス・メイテ(仏)はじめ、ヨシ・ヘルゲション(スウェーデン)、ユーリア・トゥルッキラ(フィンランド)、エレナ・グレボワ(エストニア)、イリーナ・モブチャン(ウクライナ)と続々。
予選で1回滑ることで会場の雰囲気に慣れ、予選を通過できたことで自信をもってSP・フリーに臨めるというのが、最大のメリットかもしれない。
これで、予選免除の中で最下位の選手の順位やスコアが、予選通過してきた選手と比べて極端に低くなければ、一応競技として公平だったと言えそうだが・・・?
SPの成績で見ると、男子ではアドリアン・シュルタイス(スウェーデン)が予選免除の中で唯一フリーに進めなかった。24位でフリーに進んだキム・ルシーヌと0.4差。GPシリーズでもそれなりの成績を残している選手のまさかの不調だから、予選組から見て不公平な感じはない。
女子ではビクトリア・パヴュク(ハンガリー)がSP最下位となった。引退したユリア・セベスチェンが獲得した枠を引き継いでの出場で、予選敗退した選手からすればちょっと口惜しいところだが、すぐ上のベリンダ・シェーンバーガー(独)との差は約2点。予選に出ていてもぎりぎり通過したかもしれない?くらいのスコア。まぁ諦めてもらいましょう(笑)
アイスダンスで引退したザレツキー兄妹(イスラエル)の枠を引き継いだフリーリング/ルミは、SP最下位ではなかったので、一応予選免除の面目は保った?!ということで。
予選で敗退した選手たちにも、予選のメリットはある。前にも書いたけど、そのレベルだと予選のない国際大会でフリーに進めず、SPだけで大会が終わってしまう可能性が大きい。同じ1回の滑走で終わるなら、フリーを滑るチャンスがあったほうが、記録も残せていいんじゃないだろうか。
来年も同じシステムで予選を行うのか、ジュニアやヨーロッパ、四大陸などすべての選手権でも同様に行うのか。選手たちは早めに決めてほしいところだろう。
そして観客としては、予選もテレビ放送を切に願うのだった(だって予選しか出られない選手も見たいんだもん)
Twitterで小塚崇彦選手がテレビ生出演しているのを知って即つけてみた。カラオケのマイクいきなり渡されて慌てたり フランス大会で衣装のベルトを忘れてたのを暴露されたり
録画しそこねて残念。
夜は「すぽると!」に出演するとか。録画しなくちゃ
世界フィギュアスケート選手権2011が終わって、次回大会の枠が決定。増えたところ減ったところ、明暗分かれる。
まず男子は、意外なことに3枠確保したのが日本だけという結果になった。2位・5位・6位なので全員予選免除。カナダとアメリカが3枠守れず。カナダはパトリック・チャンが優勝してるんだから、ケビン・レイノルズは12位でも3枠だったが、20位と沈んでしまった(次回も1人予選から)。アメリカは最高位が今季までジュニアのリチャード・ドーンブッシュ9位。GPシリーズで活躍する選手たちを全米選手権で破って出場してきた代表3人だったが、大舞台ではやはり国際大会の実績がものをいう部分もあるんだろうか。2人に減ったが予選は免除。
チェコはトマシュ・ベルネルが一桁順位なら3枠になるところ。フランスのアモディオ7位、ジュベール8位もあと1つずつ上なら・・・ ガチンスキー3位でロシアは2枠確保。プルシェンコが復帰してきたら活用できる(予選からかも^^;)。スペインのハビエル・フェルナンデス10位で2枠は、頑張った
今回2枠だったイタリア、ベルギー、スウェーデンが2枠守れず。スウェーデンは1枠になったうえに予選からになってしまった カザフスタンのデニス・テン、ドイツのペテル・リーバースあたりはなんとか一桁順位で2枠確保したかったところだろうが・・・。なかなか厳しい。
次に女子。日本は順当に3枠予選免除。ロシアの3枠はソチにむけて好スタート。ジュニアのスーパースター2人、ソトニコワとツゥクタミシェワが来季はまだシニア世界選手権に出られないが、ポリーナ・シェレペンは上がってこられる年齢だから、さらに強力になりそう。
イタリア、韓国、フィンランドは最上位に続く2人目がなかなか上位に入れず…3枠確保が大変ということがよくわかる。アメリカは悲願の3枠がまた取れず。グルジアのエレーネ・ゲデバニシビリ10位で2枠、大健闘 ゲデちゃん以外のグルジア代表って見たことないんだけど、活躍の場ができた?!
ドイツはサラ・ヘッケン11位で2枠まであと一息だった。フランスのメー・ベレニス・メイテの14位は、来季に希望が持てる予選免除。カナダとスウェーデンは、まさかの2枠確保できず。今季急成長のイーラ・ファヌト(ベルギー)は惜しくも19位で、直接本選は獲得できなかった。
予選のシステムが今回と同じだとして、ここでざっと計算してみたが、来季の予選免除枠は男子1人女子2人余りそう・・・その分通過できる人数が増えるから、チャンス拡大?!
ペアはドイツが優勝&12位で3枠ゲット。ロシアは余裕の3枠。中国は2枠に減らしてしまったが、来季はジュニア世界チャンピオンの隋文静/韓聰組が予選から出てきて上位に入るから心配ない? カナダとアメリカは3枠確保が期待されてただろうが、惜しかった。
高橋成美/マーヴィン・トラン組、初出場9位の日本が2枠獲得!! したのはいいが、出場する選手がほかにいない(泣)。ジュニアも2枠あるのに、出場する選手がいない(大泣)。とりあえずジュニアは、出場に最低スコアの実績が必要ないので、なんとかスカウトしてチームを作るんだ(べらぼうな^^;)
イタリアも2枠になったけど、出てきそうなチームは誰がいたっけ・・・あとで調べなきゃ
アイスダンスは、アメリカ・カナダの2強ががっちり3枠、今回はウィーバー/ポジェが予選からだったが、次回は全員予選免除。伝統国ロシアも3枠確保で、ますます強くなりそう。フランスは4位と12位、もうひと頑張りというところ。ファイエラ/スカリが引退したイタリアは2枠を守ったが、1組予選からとなった。
カー兄妹が欠場したイギリス、ホフマン/ザヴォニン組が出なかったハンガリーはそれぞれ2枠を守れず、1枠予選からと厳しくなった。一方ウクライナとリトアニアは、1枠だが予選免除をゲット。
来年、どんな顔ぶれが出てきて、どんな演技を見せてくれるかな
なまじ、跳べてしまうから起こる。ザヤックルール違反。
ここ数日「ザヤックルール」で検索してくる方が多数ある。織田信成選手、出場してフリーに進出した世界選手権、4回全てで違反をやっていたと聞き、チェックしてみたら本当にそうだった^^;
こちらの記事によると、「毎回(違反を)やっているとは知らなかった。予定通り跳ぶことしか頭になかった」そうだ。たしかに、今までの失敗と比較すると、跳べなかったジャンプを取り返そうとして余計なことをしたパターンではないが・・・
ザヤックルールの内容は、リンクしたウィキペディアの「違反要素」の項目を読んでいただくとして、違反してしまうパターンを整理してみよう。
1.同一種類の3回転ジャンプを3回跳んでしまう
今回の世界選手権のパターン。ジャンプ要素2つ目で3回転トウループがもう3回になっていた
2.2回跳んだ3回転ジャンプが3種類になってしまう
2005年全日本で、冒頭の3連続ジャンプの3つめが「ダウングレードで2回転になったが3回転に挑戦した」とみなされたため、3種類を2回ずつ跳んだことになり、最後のルッツが無効に。当初、問題のジャンプは通常の2回転とされ、表彰式のあとに訂正された。詳しくはこちら。
3.コンビネーション/シークエンスを4つ跳んでしまう
織田選手に一番多いパターン。実際にコンビネーションを4つ跳んでしまったのが2007年(なんで4つ跳んだのか…トリプルアクセルのつもりがダブルアクセルになって、その分を取り返そうとした?)。最も多いのは、単独となったジャンプが同一種類の2回目だったためコンビネーション/シークエンスと判定され、最後のコンビネーションが無効となるパターン(2006年と2009年)。他のジャンプで予定にないコンビネーションを跳んだために起こっている。2010年GPスケートアメリカでも同様。
こうしてみると、今回は“予定通りに”しなかったから起きた失敗を繰り返すまいと、“予定通りに”跳ぼうとしていたのはよくわかる。しかし、最も重要な最初のジャンプが4回転にならなかったことで、“予定”が狂ってしまった。
今後、4回転をプログラムに組み込むのが普通になっていくと、織田選手に限らず、こうした状況はしばしば起こると考えられる。3回転の予定が2回転になってしまうのはザヤックルールに関係しないが、4回転と3回転は別の種類としてジャンプ構成していくわけだから、4回転の予定が3回転になってしまうのは途端に大きく影響してくる。
着氷がうまくいけば、いつでも次にジャンプを続けることができてしまう能力があるだけに、深刻だ・・・
スタミナの問題があるが、前半で跳ぶコンビネーションジャンプの2つ目は2回転にしておき、後半で跳べたら3回転を跳ぶようにするのが、一番確実かもしれない。後半苦しくて2回転しかつけられなかった場合、点は大きく伸ばせないかもしれないが、大きく失うことがなくなる。あと、コンビネーション予定が単独になってしまっても、予定外のコンビネーションを絶対に跳ばないようにするのは必須。
全日本で今度同じ失敗をしたら、3位以内に入ってても世界選手権代表に選ばないくらいのことをされても、文句いえないんじゃないかな・・・そのくらい必死に真剣に、取り組んでほしい。世界トップレベルの選手なんだから
記憶が新しいうちに^^; 記録はこちら。
<男子>
技術的には、ジャンプ4回転は当たり前でスピンもレベル4を並べる時代に突入。ベテラン勢には少し厳しくなってきた。ブライアン・ジュベール(仏)、トマシュ・ベルネル、サミュエル・コンテスティ(伊)、ケビン・バン・デル・ペレン(ベルギー)、アドリアン・シュルタイス(スウェーデン)あたりは、かなり予想より低い順位になってしまったかも。
今回、国内選手権で勝てずに出られなかった米国勢のジェレミー・アボット、アダム・リッポン、ブランドン・ムロズあたりは、来季どのくらい“跳べる”ようになってくるか。今季は休んだエヴァン・ライサチェクやジョニー・ウィアー、一応復帰したいらしいプルシェンコなどは、パトリック・チャンのべらぼうな点数を見て、どう思ってるんだろう。
跳べるだけじゃなく、“滑れ”ないとPCSが出ない。日本勢も含めて、その対策をみんな必死に考えてきそうだ。
プログラム面では、クラシック派と映画音楽派に分かれた 特徴のある曲と振付の組み合わせで、拍手をもらって出来がよければ点数も、みたいな選手が今回多かった。
ドラマっぽい演出はヨーロッパ選手がわりと得意。アントン・コバレフスキ(ウクライナ)、コンテスティ、ライアン・ブラッドレー(米)と音楽家風に大拍手。シャーロック・ホームズも流行りらしく、ペテル・リーバース(独)とリチャード・ドーンブッシュ(米)が競演(?!)
フローラン・アモディオ(仏)のフリーの曲にラップボーカルが入ってたが、減点されなかった。歌詞がはっきり聞きとれなければOKという前例になるんだろうか? 来季、サンプリングなんかを入れてくる選手が出るかな?
<女子>
クァク・ミンジョン(韓国)の予選落ちとソニア・ラフエンテ(スペイン)がフリーに進めなかったのは予想外で残念だった。女子は男子ほど点差が開きにくいので、ちょっとのミスが命取りになってしまう
地元ロシアのアリョーナ・レオノワとクセーニャ・マカロワが大活躍。特にジャンプで苦しんでたレオノワの復活は見事。GPシリーズやヨーロッパ選手権で活躍したキーラ・コルピ(フィンランド)、シンシア・ファヌフ(カナダ)、ヴィクトリア&ヨシ・ヘルゲソン(スウェーデン)あたりは、実力が出せなかった感じ。レイチェル・フラット(米)も、SPのステップは素晴らしかったのにフリーで崩れてしまい
キム・ヨナは、一時期激太りなんて噂もあったけど、ちょうどいい体型で戻ってきた。来季は普通にGPシリーズからエントリーしてくるのかな。安藤美姫、カロリナ・コストナー(伊)は安定感の勝利。エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)の10位、予選あがりのメー・ベレニス・メイテ(仏)の14位は大健闘。(浅田真央については、またのちほど)
男子ほど女子はルール改正の影響がないようだ。SPのアクセルジャンプにトリプル可と言われても、それが生かせるのは今のところ真央ちゃんだけだし ジャンプの“中間点”(1/4以上1/2未満の回転不足は基礎点の70%)はありがたいが、転倒するとやはり損だから、自信がないジャンプに無理して挑戦しにくい。結局、3回転+3回転とダブルアクセル+3回転が大きな武器で、今後は組み合わせるジャンプの難易度と、回転不足にならずにクリーンに降りる完成度が勝負を分けていきそう。
そういえばパンツスタイルの衣装の選手いたかな? 一部透ける生地とレースが今季の流行でした
<ペア>
日本代表が出場したのは、何年ぶりだったんでしょう? 高橋成美/マーヴィン・トラン、いきなり9位は素晴らしい 来季はトリプルツイストリフトをマスターして、トップ5を目指そう!
サフチェンコ/ソルコヴィ(独)の演技を見ると、ペアもシングル並みのジャンプとスピンが求められる時代に入りつつあると思った。サイドバイサイドスピンは、二人がぴったり合わせていても、姿勢の難易度が低かったり回転速度が遅かったりすると、評価が低い。サフチェンコ組、「回ってればそのうち合う」みたいなノリでがんがん回ってた^^;
パートナー組み換え同士のボロソジャル/トランコフはじめ、ロシア勢は強い!(川口悠子/スミルノフ組は転倒が残念だったけど、「月の光」大好き) 一方、中国勢はパン/トンの銅メダルだけで、あと2組は13位と14位はさすがに想定外…でもないか。来季はウェンジン・スイ(隋文静)/ツォン・ハン(韓聰)がシニアに上がれるので、しっとり系はパン/トンが、アクロバティック系はスイ/ハンが担当して、また上位独占をねらうかな?
スロージャンプでのトリプルアクセルや4回転は、もうあんまり挑戦する組が出ないのかな・・・。
<アイスダンス>
大会の最後を締めくくる種目になったのは、ペアと並んでロシアで人気があるからだと思う。(日本で人気の男女シングルを日本で見やすい時間に譲ってくれたとかいう話は、カップル種目をロシアのゴールデンタイムにしたかったのと、利害が一致したからでは^^;)
ショートダンスの第1グループからずっと見たら、人気があるのがよくわかった。これぞスケート!で、“滑る”スピード感が実は一番気持ちいいかも。技術の差がわかりにくいかと思いきや、ランキング下位から見ていくと上位は明らかに違う。パターンダンスのパートは全員が同じステップなので、フリーレッグの揃え方やホールドしてない腕の動き、組んでる姿勢などに注目すると面白い。
工夫をこらしたリフトが見せ場。男性の肩までは乗っかっていいので、けっこうアクロバティックな動きがあって、無事に降りるまでドキドキ(笑) ジャンプで回転に慣れてるシングルやペアの選手と違い、アイスダンスではツイズルが難しいらしく、こちらも二人がぴったり合うかどうかドキドキ
日本代表キャシー&クリス・リード、SDもフリーもシーズンベスト更新の演技はすごくよかった。スケートが伸びてたし動きに切れがあったし、振付も斬新だったし、最後の転倒は見なかったことにしよう(爆)。自己最高の13位。来季以降のトップ10入り、2枠獲得めざして頑張って
メリチャリことデービス/ホワイト(米)とテサモアことバーチュー/モイヤー(カナダ)の2強時代が当分続きそう。テッサ・バーチューは四大陸選手権で足を痛めて演技途中で棄権したから、今回はとにかく無事に滑り切れて、しかも高得点でよかった それを上回ったメリチャリ、前半はあえてゆったりしたリズムで後半たたみかけて、お見事。そしてシブタニ兄妹(米)!上位陣がほかにやってなかった“ボールルームダンス”のプログラムがはまった。初出場銅メダルに感激!!
ボブロワ/ソロヴィエフ、イリニフ/カツァラポフの地元ロシア勢も強くて美しくて ウィーバー/ポジェ(カナダ)、カッペリーニ/ラノッテ(伊)、チョック/ズエリン(米)と、これまた美しくて楽しくて。楽しいと言えばドイツのシガンシナ/ガシー。演技後にわざと顔をしかめている男性に、女性がきょとんとして肩をすくめて見せたり、キス&クライでコストナーの決めポーズの物まねしたり・・・
アイスダンスを録画するためにJ SPORTS契約したいくらい
2011年モスクワ大会の記憶として残るのは、開会式の氷上の日の丸や、多くの選手からの日本応援メッセージ。ウィーバー選手がキス&クライで、ロシア語で「スパシーボ・モスクワ」と書いたフリップを見せ、裏返すと「Pray for Japan」と書いてあった。客席の日本人も、感謝のメッセージをロシア語・英語・日本語・中国語で書いたバナーを貼ったり、Thank youなどのフレーズをプリントした団扇を持ったりして、気持ちを表していた。
安藤美姫が優勝インタビューでロシア語を二言三言、拍手喝采。インタビュアーの言うロシア語も大体わかるのか、答えだけ英語で通訳してもらっていた。なんか、日本の選手たちも国際的になってる、、、って、あれだけ海外のコーチについて海外でトレーニングしてれば、当たり前か^^;
今夜のエキシビション、楽しみ