-- スペイン、マドリッド、アトーチャ駅にて --
スペインでは、飛行機に乗る場合でなくとも、荷物のX線透過検査は行われる。列車はもちろん、驚いたのは、駅のコインロッカーロッカーに荷物を預ける場合も荷物のX線透過検査は行われる。
これは、エタこと、Euskadi Ta Askatasuna、バスク祖国と自由 による爆弾テロを警戒するからに他ならない。
エタは、1960年代以来、800人以上を爆殺してきた。 『ウィキペディア(Wikipedia)』 ETA (民族組織)。 最近では2004年に200人以上を殺したスペイン列車テロ事件が有名である。 しかしながら、未だに語り草になるのは、フランコ政権下でのルイス・カレロ・ブランコ 首相爆殺である。
エタが、1960年以降永らえてきた一因は、スペインがフランコ独裁政権の支配下にあり、また、バスクがフランコ将軍政権に弾圧されたので、今でいうなら、「インティファーダ」としての抵抗権が暗黙裡に世界的に黙認されてきたからであろう。
エタが現在まで存続してきている因子は、ただの庶民が彼らを「支援」しているかららしい。もちろん、エタは庶民から「税金」をかつあげもする。そして、爆弾テロリストは庶民に守られ・まぎれて、生き延びているらしい。 そこが、某国の 東アジアナントカ武装戦線 と名前だけは一丁前の、一発屋さんとは違う所以らすい。
マドリッド市内で見かけた張り紙。エタと関係があるかは不明。