いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

そば花畑

2009年10月05日 19時01分08秒 | 筑波山麓

そば花畑。もちろんひとんちです。

■シンガポール首相、日中接近に懸念;

東アジアは米国と経済・安全保障の面で強固な関係を保つべきだ

でも、"東アジア共同体"って日本政府は何を目指しているのだろう?事務レベルでも煮詰まっているのだろうか?

実は、おいらは、「経済レベルで格段の差がある日本と中国が同じ経済共同体になれるはずがない」という極めて常識的、あるいは一部保守派、ウヨの考えは違うと思う。

"東アジア共同体"って、日中"癒着"だよ。むかし、おいらがものごころつきそうな頃、韓国の軍事政権と誼をもつ自民党政府を、バカサヨやマスコミは日韓"癒着"とののしっていた。

現状こそ、日中"癒着"だよ。そういう当事者はブログなんてやらないから、ブログ界には見えにくいけれど、日本企業、メーカーから大型小売業までみんな低賃金中国人をこき使ったり、富裕中国人に物を売ったりして生き延びようとしている。

経済レベルでの格段の差こそが経済成長の駆動力にほかなならない。

"東アジア共同体"とは何も"頭の中お花畑"の御仁たちの政治方針ではなく、むしろ怜悧で貪欲なブルジョア・帝国主義者の正夢物語なのだ。そして、基本的人権という概念が発生しなかった中国と日本が手を組む。アセアン諸国の首脳は「アメリカのお力」をと主張するのも無理はない。

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東アジア協力「米など域外国も重視」 シンガポール首相表明

 【シンガポール=牛山隆一】シンガポールのリー・シェンロン首相は3日、5日からの訪日を前に日本メディアの書面インタビューに応じ、東アジアの地域協力は米国など域外国との関係も重視しながら進めるべきだと表明した。そのうえで鳩山由紀夫首相が掲げる東アジア共同体の構築について首脳会談で話し合う意向を示した。

 リー首相は東アジアがかかわる組織としてアジア欧州会議(ASEM)や、米国なども参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)があると指摘。「開放的で包括的な(協力の)仕組みを維持することが、日本と地域(東アジア)の利益にかなう」と述べた。さらに東アジアは米国と経済・安全保障の面で強固な関係を保つべきだとも主張した。(04日 13:30)