いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

three paintings inside ... with an invoice

2014年03月23日 17時56分40秒 | その他


     -2か月くらい前の渋谷駅-

アンディ・ウォーホル展が開催されているらしい;
森美術館10周年記念展 アンディ・ウォーホル展:永遠の15分

twitter: [アンディ・ウォーホル展]

少し前の渋谷駅にてアンディ・ウォーホル展の広告をみた。アンディ・ウォーホルとみると、おいらは、invoice = 請求書を連想する。

理由はこうである;

長谷川智恵子さんという人がいる。画商である。日動画廊 [wiki]。茨城県笠間に美術館ももっている。笠間日動美術館 [wiki]。その長谷川智恵子さんは少なからずの有名画家に肖像が描かれている。その長谷川智恵子さんの肖像画を集めた画集も出版されている;



Amazon; C夫人肖像画―世界の巨匠29人に愛された女性

その中でアンディ・ウォーホル [wiki]が描いた長谷川智恵子さん像もある。上の絵である。その絵についての思い出が半年あまり前のインタビューに出ていた。

Outbound Japan―Chieko Hasegawa
A Life in Art
Interview & Photographs by Tony McNicol  [出典は下記リンク]

インタビューで答えた内容はこうだ。アンディ・ウォーホルが日本に来た。1974年だ。アンディ・ウォーホルの作品を扱う画商が、長谷川智恵子さんに打診してきた。アンディ・ウォーホルのモデルにならないか?、と。そして会った。アンディ・ウォーホルはたくさんのポラロイド写真を撮ったという。数か月後、(年があけたらしい)大きな筒が彼女のポストに届いた。作品だ。これまで、長谷川智恵子さんは多くのアーティストのモデルとなり、その絵をもらっていた。贈り物 [gift] だ。ところが、アンディ・ウォーホルからの包みには、3枚の絵...と請求書が入っていた [three paintings inside ... with an invoice]。売り物だ。1975年、円は安く、長谷川智恵子さんは若かった。彼女は、3つを買おうとはしなかった。ひとつだけ買ったそうだ。これを現在のインタビューでは;

It was stupid.  I should have bought all three!

と述懐している。

( この文章いいですね。英語教育の典型的例文となる。 It was stupid.  I should have bought all three! = なんておバカだったんでしょう。 私は3つすべてを買うべきでした (実際は買わなかった)。 )

その送られてきた作品のひとつが、上記の絵なのであろう。ということは、あと2つどこかにあるのだろうか?

このインタビューは、ANA(全日本空輸)の「翼の王国・WINGSPAN 国際線版 2013年10月号」 [リンク]に載っている。リンク先のページでサンプルというところから入って、ページをめくっていくと、そのインタビュー記事をみることができる。

酔狂な方はどうぞ。

▼まとめ

              
A life in art @ 画商            営業熱心 @artist