いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

新しい街でもぶどう記録;第481週

2024年02月03日 18時00分00秒 | 草花野菜


▲ 今週のみけちゃん

■ 今週のよその猫


▼ 新しい街でもぶどう記録;第481週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の草木花実

■ 今週の看板

■ 今週の会場


玉川学園の入学試験会場

■ 今週の玉


替え玉:超かた。

■ 今週の歩行者専用


歩行者専用踏切。小田急小田原線、東京都町田市金井町(google map

■ 今週の訳あり


山形リンゴ 10kg :3,350円

■ 今週のおフランス


ミルキーフランス.  ミルキーフランスとは何ですか?(google)。フランスパンに生クリームという組み合わせらしいのだが、本品は「フランスパン」ではなかった。

■ 今週の小田急に乗らむとする「親米派」

■ フェンスの向こうのアメリカ、あるいは、今週の死語:dependent house


在日アメリカ陸軍 相模原住宅地区(google

現在、米軍の家族用の住宅は famaily housing (google)と呼称する。現代的語句である。70年前は違った。dependent house(ディペンデント・ハウス)。dependent とは扶養者のこと。意味内容は家族のことなのであるが、語源は、主人の軍人にdependent(依存)する女、子供たちということだ。今では、ポリティカル・コレクトネスに鑑み、廃語になったらしい。

なお、おいらは、敗戦直後の進駐軍のことを調べていて、初めてdependent houseという語句に出会った時、占領地域=独立していない=indepedentでない=dependent=占領米軍に依存している地域、そういう地域の米軍住宅をdependent houseと云うと思った。もちろん、違った。dependent とは扶養者のことだ。

もっとも現行日本は、少なくとも軍事的には米国のdependentである。でも、普通dependentは養ってもらうのだが、日本は「見ヶ〆料」(みかじめりょう)=「おもいやり予算」、正式には「在日米軍駐留経費負担」費を払っている。

米軍の家族用の住宅は、白い平屋の、いわゆる米軍ハウス(google)といったあの建物ではなかった。2階建ての家屋だ。でも、この種の米軍住宅を見たことがある。敗戦直後の札幌だ。下記画像。本当の「dependent house」だ。基本的造りが似ていると素人には見える。

▼ dependent house


ソース 1950年代の札幌 キャンプ・クロフォード、 ハウジング・エリア

ディペンデントハウスとは、G.H.Q.(連合軍最高総司令部)による日本占領下に於ける米軍家族用住宅、いわゆる進駐軍住宅のことである。DEPENDENT HOUSEシリーズ

■ 今週のフェンスのこちらの"アメリカ"?

在日アメリカ陸軍 相模原住宅地区の近隣には鉄条網をも備えたフェンスを挟んで、日本の住宅が広がる。上の家は、白、平屋と、おいらにとって、記号的に米軍ハウスである。フェンスを挟んで日本側にあるのだ。


最左がフェンスを挟んで米軍地域

■ 今週のアジア、アメリカ

 
東アジア反日武装戦線               北アメリカ反日武装戦線

桐島聡は東アジア反日武装戦線の「さそり」なので、三菱重工爆破(「狼」が犯行)に関与していたかわからない。三菱重工のあった丸の内は先の大戦の東京ジェノサイドで米軍から壊滅的に攻撃されなかった。これは占領後この地域を使用したい米軍の意図と推定される。「北アメリカ反日武装戦線」のカーチス・ルメイ(wiki)がやらなかったことをやったのだ。時代を超えた反日武装連合とも云える。ところで、東アジア反日武装戦線は「米帝」には一切手出しをしていない。やはり、反日武装連合なのだ。

なお、東アジア反日武装戦線はひろひとさんの殺害を企てた。そして、カーチス・ルメイはひろひとさんから勲章をもらった。

■ 今週返した本

親が外交官だというコリアン女性の村上春樹本。どうやら韓国語でコリアン向けに書かれた村上春樹入門書らしい。基本的に公知情報に基づく村上春樹の紹介。ただ、著者イム・キョンソンの身の上話が面白かった。日本では「朝鮮人!」といわれることはなかったが、母国に帰って「チョッパリ!」と罵倒される、とか。あと、15歳で『ノルウェイの森』を読んで、「赤裸々なセックスの場面が出てくると恥ずかしくて下っ腹がこそばゆくなったりもした。」とあった。下っ腹がこそばゆくなるとは、googleでこう検索される内容ではないのだろう、と思うのだが...。こういうことだよね。村上春樹のせいでこういうことに...。

以前からうすうす気づいていたことで、今回、確認できた。本書では架空インタビューがある。答える村上春樹の発言は著者・の、村上春樹研究に基づく、作文だ。

架空インタビュー

著者:韓国でどうしてそんなに人気があるのかご存知でしょうか。

春樹: 1990年代前半から韓国の読者が僕の本をよく読んでくれたと記憶しています。 今は中国でよく売れているようですけれど。 偶然の一致なのかは分かりませんが、 理念の対決が崩れて若者たちが 革命への情熱に疲弊し、 『個人』 と『日常』の価値が大安としてやってきた時、 僕の本が読まれるようです。 そのせいか 当時韓国の記者たちは 『個人主義』や『都市的感性』、『西欧志向』、『脱理念』 といった コードについて 特によく聞いていましたね。 僕が 語ろうとしていたのは それがすべてではなかったけれど、やはり 時期的なものもあってそういう特徴が大きく 浮かび上がっていたんですね。

ツイッター/Xで得られるイム・キョンソン、および『村上春樹のせいで』情報: X[イムキョンソン]

■ 今週の購書


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