Неизвестная (google)
Неизвестнаяの英語訳は、unknownだ。 知らない人。
この絵は4年前に日本に来た (国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア; google)。 この絵のタイトルの日本語訳のひとつが、「忘れ得ぬ女(ひと)」。訳し過ぎである。もちろん、その絵画作家は偶然の通りすがりの女から一瞥をもらった刹那を、精魂かけて描いたのだから、unknownの女は、作品となり作家の分身となるわけだから、作家にとって忘れ得ぬ女に他ならない。 でも、その精魂かけて描いた後に、その作家がНеизвестная (unknown)と名付けたのであるから、やはり、「見知らぬ女」なのだ。 そして、野暮な解説をすると、「見知らぬ女」を、心血注いで描き込んだその作品を、作家自身が、Неизвестная (unknown)と名付けた意味を、この絵を見て感嘆して観た者どもが考えて、なるほど、これは「忘れ得ぬ女(ひと)」ではないか!とこの絵を見て感嘆して観た者どもが自ら想起することを作家は期待しているのだ。 だから、「忘れ得ぬ女(ひと)」というのは、訳し過ぎなのである。越権行為なのだ。最近では、「見知らぬ女」の日本語タイトルが流通しているらしい(wiki)。
おいらの、Неизвестная、Russsian unknown は、もちろん、彼女だ↓ !
愚ブログ; 知らないロシア人
さて、Неизвестная (unknown)はモスクワのトレチャコフ美術館にある。昨日知ったが、トレチャコフ美術館は旧館と新館があるらしい。どちらも見逃さないように!
に続く第3弾「トレチャコフ美術館に行けるかな?」。
マレーヴィチも待っている(愚記事; 黄色きものども、あるいは、カジミール・マレーヴィチに気づいた )。
[google 画像:トレチャコフ美術館 マレーヴィチ]
なお、プーシキン美術館のfamous women@ただし、おフランスずんは、来日中らしい。
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google; プーシキン美術館展 フランス絵画300年