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ネットで浅田彰(現、京都造形芸術大学大学院院長)がビートたけしと一緒にテレビに出て、しかも極めて"保守的"な発言をしていると知って2重に驚いた。
浅田彰は1990年4月(いまから見ればバブル真最中)に雑誌「季刊思潮」第8号での討議「昭和批評の諸問題 一九六五-一九八九」(のち、『近代日本の批評〈昭和篇 下〉』に収録出版)において下記発言している (討議参加者は、浅田彰、柄谷行人、蓮實重彦、三浦雅士)
浅田 そう、八五年以後はフローとしての所得の平準化よりもストックとしての資産の不平等化のほうが強く意識されるようになる。だけど七五年頃から八五年頃までは「一億総中流」といわれる時代で、経済的にも文化的にも恐るべき均質化が進行した。たいていの国ではいまでも金持ちと貧乏人、知識人と大衆がいるのに、日本にはそういう区別がないことになった。したがって日本では誰もが「知識人」ということになり、知を消費してきた。これはたしかに、簡単によその国が模倣しうるものではないわけですよ。
柄谷 実際言って、ビートたけしが政治論をやったり文化論をやったりしているわけで、これはハイアラーキーの「転倒」という域を通り越しているよ(笑い)。
浅田 ぼくもビートたけしに批判されています(笑い)。 (下線強調 いか@)
上記、ハイアラーキーとは hierarchy = ヒエラルキー::上下が決まった階層体制のこと。つまり、柄谷行人は政治論をやったり文化論を「やる」ことには上下の決まった階層があり、本来ビートたけしはその階層構造で最下位にあるべきものである。しかしながら、実際はビートたけしが一番「偉そうに」政治論をやったり文化論をやったりしている。これは転倒であり、度を越している、と言っているのだ。
それに呼応して、浅田彰は、「ぼくもビートたけしに批判されています」と自虐的に笑いを誘っている。この発言は本来は政治論をやったり文化論を「やる」ことでは最上部の階層にいるはずの自分が最下層の「漫才師」に批判されちゃってんだよねぇ、という意味としか解釈できない。
時は流れた。 四半世紀。 今じゃ、たけしはフランスの芸術文化勲章の最高章コマンドゥール受賞者だ。
おフランスでは、たけしと浅田彰はどちらが有名なのだろう?
そして、京都造形芸術大学大学院院長さまの浅田彰が見る日本の姿は、経済的には「一億総中流」社会の崩壊、格差社会と騒がれる「金持ちと貧乏人」が出来することとなった「たいていの国」のひとつの姿だ。普通の国へ!何だ、浅田は1989年から隠れ小沢信者だったのだ。
さて、この夜の話題になった発言。浅田彰はこういったとネットには書いてある;
最終的には中国や北朝鮮に関して、日本と韓国は仲良くしなくちゃいけないんですから、むこうの大統領がどういう方であれ、こちらがある程度折れて、仲良くしたいという風には思いますけどね
韓国と仲良くすべし。そしてその理由が中国や北朝鮮問題があるから韓国と仲良くしなければいけないというものだ。対中、対北朝鮮への牽制のために戦略的に仲良くすべしと言っているのだ。その達成のためには歴史問題・謝罪問題で妥協して、こちらがある程度折れて、仲良くすべしと言っているのだ。
つまりは、結果的には、これは米国の東アジア戦略の方針に沿っている。何のことはない、リアリズム親米保守主義の考えである。「ポチ保守」並みの見識ってことだ。
別に浅田は韓国の本来的価値を認め、日韓関係を構築していこう!と主張しているのでもなけれれば、歴史問題をなんとかしようというような主張をしているわけでもないのだ。
ただ、中共や北鮮との戦争に備え、韓国とは戦略的に仲良くしなければいけないので、その場凌[その] ぎに「こちらがある程度折れて、仲良くすべし」と言っているのだ。
「土人」の納税で一生食税 多額納税者@「土人」の偶像
身過ぎ世過ぎで、その場しのぎ 文化的にも恐るべき均質化=勲章にペンキを!
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