いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

新しい街でもぶどう記録;第110週

2016年12月10日 20時54分14秒 | 草花野菜

■ 今週の看猫

■ 今週のよその猫


近所

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の草木花実

■ 今週の職質

渋谷駅で若い男の子が警官3名に取り囲まれ、カバンを開けさせられていた。 どうしたんだ?

■ 今週の立ち読み

神保町の本屋に行った。太田龍の追悼集があった。あの人による追悼はあるのか?と思い、立ち読みして、確認した。

彼は30年前に云っていた;

私は学生時代は学生運動もしないで、実は社会に入ってから目ざめたので、二十代の後半に入ってからですね、栗原登一(註3)という人に会ったのが大きなきっかけでして彼流のマルクス主義、彼流のレーニン主義を学ぶ中で、私は社会というものに目を開かれきたのですね。
『思想のデスマッチ エスエル現代歴史思想選書V』、1986年、白井順ら、鹿砦社 (Amazonに登録なし)

この引用文中の栗原登一というのは太田龍のことに他ならない。 中曽根LDPが総選挙で300議席を獲ったこの年、はたちほどのおいらは、数年前の中二病のころ、ちょっぴり、知った太田龍を、この時(1986年)[地方ながら (←失礼だな)]国立大学の教授さまが、その教授さまの学問の出発点、動機としていることに驚愕した。この文章を読んだとき、この(註3)に誘われ、その栗原登一なる人が太田龍であると知ったときの瞬間は今でも覚えている。

(なお、中二病のころ、ちょっぴり知った太田龍を、おいらは、すぐキ○ガイと認識した。蛇の道はヘビ!)

その[地方ながら (←失礼だな)]国立大学の教授さまとは、湯浅赳男 [wiki] である。

ここで、説明が必要なのは、太田龍はともかく、なぜ湯浅赳男か?というと、当時、左翼に反感に抱くおいらの知的関心の需要に見合ったのだ。

果たして、この太田龍の追悼集では、湯浅赳男の追悼文は、あった。 今、湯浅赳男は御存命なのだ。

そして、何より、湯浅赳男は、太田龍に会った頃の自分の心情を、左翼への反感と述懐していることが腑に落ちた。

Amazonの湯浅赳男の著作集

この神保町の書店の棚で、太田龍の追悼集の両脇を固めるのが、副島隆彦の『陰謀論とは何か』と『米中もし戦わば』であった。

全部欲しかったがカネと空間の問題で贖うこと能わず。

さて、もちろん、愚記事「世界ユダヤ組織」は、太田や副島と関係ない。

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自存自衛のための自爆特攻帝国; 革命国家日本の顛末、あるいは、対米英戦争の予期せぬ賜り子供たち

2016年12月08日 19時24分26秒 | 日本事情

 「私に過ちはない。もしあるとすれば、ただ一つ、それは闘いにおいて、おまえたちに破れたことだ」。

文革終焉後の四人組裁判で江青が言ったとされる言葉。

  

■ 12月8日の今日、すなわち75年前我らが日帝海軍が真珠湾を襲い、それより早く我らが日帝陸軍がコタバルに上陸したこの日、お利巧さまはたんと反省しているときく。例えば、ネットでは加藤陽子教授さま、ラジオでは孫崎享大使さまである。

もちろん無智なおいらは、ざまぁみやがれ!、米英!、と真珠湾やマレー沖海戦での米英主力戦艦の沈没というたかだか「戦術的成果」に溜飲を下げている。

なお、世界的に有名で、かつあの腕時計泥棒で有名な高橋洋一さまの米国での師匠であった、志村五郎も云っている;

しかし開戦に対する私の反応は書くべきであろう。(中略)一二月十日のマレー沖でのイギリス二戦艦プリンス・オブ・ウエールズとレパレスの撃沈が印象に残った。ほかのことは忘れたがこれだけは「痛快だ、ざまあ見ろ」と思った記憶があり、そう思った事を今でも後ろめたくは感じていない。 
 現代の人は歴史の書物でしか学ばないが、当時の世界地図を見ると大英帝国の領土が驚くべき面積を占めていた。色分けしてあるからひと目でわかるのである。

愚記事

何やら、たんと反省しているお利巧さまは、「戦術的」成果に囚われ、300万人の自国民を死に至らしめた我らが日帝の「戦略」を問題にしているらしい。

我らが大日本帝国の1941年12月8日に対米英蘭支宣戦布告と攻撃は、自存自衛のためと称していたらしい。

そして、今から見える結果からして、実際は、自分が破滅する特別攻撃であった。

事実、日帝は瓦解した。

でも、アジア・アフリカを毛唐さまが支配する米英本位の世界秩序を覆そうとする「造反」戦争を施行し、滅びたのだ。 我らがアベちゃんの云うところの「挑戦者」だ。事実、当時、尊皇攘夷派は米英「幕府」を打倒する世界「維新」と云っていたのである。 日帝皇軍=革命造反軍!

その瓦解した日帝の開戦目的についての言い分は、意外にも?、「敵様」の心の中に生き続けるのである。

例えば、あのリー・クアン・ユーは云っている。

The British Empire was supposed to last another 1,000 years in Soouth-east Asia, but collapsed when the Japanese army came in 1942.

(Lee Kuan Yew , The grand master's insights on China, the United States, and the World [Amazon])

つまりは、最近死んだが、今でもアジアで最も発言力のあった政治家であり、グローバリゼーションの旗手であったリー・クアン・ユーは、「その時大英帝国はあと1000年は続くと思われていた。でも、大英帝国は日本軍が来た時瓦解したんだ、(いか@愚訳」)と云っているのだ。

日帝は朝鮮人をして恨みは1000年も続くと言わしめたが、大英帝国は現地の裕福なインテリ青年をして1000年続くと思わしめていたのだ。

そして、その大英帝国によるアジア支配を粉砕したのが、我らが日帝である。 万歳!

それにしても、大日本帝国の大東亜戦争の戦争目的が自存自衛である。そのため「無謀」にも「国力」が数倍優る米英蘭に宣戦布告。

その結果が、帝国の瓦解である。 リー・クアン・ユーに言わせるとアジアでの大英帝国が瓦解したので、抱き付き心中ってことか?!

■ 戦略的に考える

無智なおいらは、戦略的に考えるということがよく分からない。

どうやら、その戦術を採った結果、得をする奴を同定することが、戦略的に考えることの手始めらしい。

だから、我らが日帝の真珠湾攻撃に象徴される対米英戦争勃発の一報を聞いて喜んだに違いない御仁を想定してみた。

チャーチル、スターリン、そして、毛沢東。

ちなみに、驚いた御仁の一人が、ユンガー。 ユンガーはこう云っている;

日本はきっぱりした決意をもって攻撃に打って出ている。おそらく日本にとっては時間がこの上なく貴重なものだがらであろう。私は同盟関係を取り違えていて、驚いた。日本がわれわれに宣戦を布告したのだとの思い違いにときに取り付かれる。事態は袋の中の蛇のようにこんがらがっている。 (愚記事

そもそも、今では偉大な政治的指導者として称賛される リー・クアン・ユーも、我らが日帝が対米英戦争を起こさず、大英帝国を撃滅しなければ、マレーシアそしてシンガポールはいまだに大英帝国の属領、植民地であり、国家ではないのだ。1942年に「大英帝国はあと1000年は続くと」思っていたのはリー・クアン・ユーだ。

つまりは、日帝の真珠湾攻撃に象徴される対米英戦争勃発が無ければ、今のシンガポールなぞないのだ。

同様のことが、スターリン、毛沢東にも言える。

もし、我らが日帝が対米英戦争を起こさなければ、毛沢東率いる中国共産党は中国大陸全土を支配できなかったであろう(関連愚記事:日帝的鬼子、あるいは、父を求めて三千里 

ソ連・ スターリンも我らが日帝が対米英戦争を起こしたので、米英と同盟し、戦後秩序の支配者になれた。戦後は数十万人の日帝兵士をシベリアで奴隷労働させ国益をはかった。日帝を撃滅したのは米国なのに。

チャーチル; バカ。

つまりは、我らが日帝の真珠湾攻撃に象徴される対米英戦争勃発の戦略的意義は、毛沢東、リークアンユーのその後の成功のためのものなのだ!!!???

(米国はこの戦争で中国大陸の権益を失った。とても「勝ち組」とはいえない)

▼ 日帝の贈り物; 日帝なかりせば、ありえなかった二人;

対米英戦争の予期せぬ賜り子供たち=共に自由人

俺たちに真珠湾攻撃に象徴される対米英戦争発動の過ちはない! ただ、もしあるとすれば、お前たちとの戦争に敗れたことだ!」とケツを捲れなかった人たち; 天皇のために!

● まとめ

太平洋を二分すると豪語しているお支那さまの「真珠湾」攻撃はいつになることやら。

毛沢東を暗殺しようとした林彪の息子、林立果は、「山本五十六」「ああ海軍」みて狂喜し「我々も連合艦隊であり、江田島精神を持たなければならない」と言ったとされる。 愚記事(赤いビニールカバーと使徒、あるいは、林彪やユダ

 

 

 


研究しない食税研究者: 絶滅不可能、あるいは、必要性と方策の隔絶について...

2016年12月06日 19時31分45秒 | 日本事情

国立大学の理系の終身雇用の研究者(教授、准教授、助教など)であらせられて、何年も論文が無いという研究者は、結構、いる。

おいらが、固有名詞で知っている研究者で、10年、20年、論文無しという食税研究者も結構いる。

彼らは、終身雇用の権利を持っているので、そのまま食税できるのだ。

このような人種は昔からいた。「万年助手」。

もっとも、昭和末期には伝説の万年助手が、少なからず、いた。

たとえば、日本で一番有名な「万年助手」は、小出裕章さん@未だ博士号なしに他ならない。 そして、平成に御代に彼は 水素爆発 大ブレイクした(ところで、女川は結構凌いだ@20110311)。

ただし、こういう"高潔"な「万年助手」とは違う「万年助手」がいた/今もいる。

いろいろな事情で、彼の/彼女の研究は進捗しないのだ。

(残念なことに、、現実は、少なからずの彼らは、「私は偉大なるテーマに取り組んでいる。論文なんて書く奴は俗物だ!」と自己欺瞞する"自己愛性人格障碍者"である)

そして、現在のいわゆる「ポスドク問題」での悲劇は、研究しない食税研究者よりよっぽど研究するポスドクが任期切れで学術世界から追放されることである。

なので、研究しない食税研究者は問題だ。

でも、でも20年前は”これは問題である”と内心思われていたにせよ、顕在化することはなかった。

なぜなら、もしこの問題を解決することになると、「生首」を狩らないといけないからだ。

すなわち、終身雇用の権利を持っているが研究しない食税研究者を解雇しないといけないからだ。

もっとも、解雇でなくてもいい。耳当たりの良い言葉が「転出」だ。

そして、今、ついに、この問題がまな板に載っているらしいと、おいらは、先日、知った。

文科省の資料が云ってたさ;

ソース: http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu22/siryo/__icsFiles/afieldfile/2014/09/16/1351707_4.pdf

でもさ、国立大学の44%をはじめに、少なからずの人びとが、業績の低迷する研究者の「転出」の必要性を認識している。

しかしながら、できない。

方策がないからだ。

そりゃ、そうだろうな。

助教でも、50歳となれば、年収700万円ほどの「生活保護」を受けられる、国家貴族さまだからだ。

これ、すなわち、日本の国立大学でやっていけない人は、日本のいかなる処へ行ってもやっていけないのだ。

「転出先」なぞ、ないのだ。

これが、日本の国立大学の最大で最難関の問題だ。

どうした!? 問題解決力!

 

 


神変 (しんぺん)という言葉はあった。

2016年12月04日 20時00分01秒 | 日本事情

都内原宿駅そばの路上の東京電力の設備。

恐らく、変電設備。明治神宮地域のNo154の変電設備なのであろう。

設備番号としての「神変」。 おいらは「かみ・へん」と脳内で読んで/訓んでいた。

もちろん、その奇天烈な言葉に驚き、そして、喜び、この画像を撮ったことはいうまでもない。

それにしても、神宮の変電設備の略で「神変」と、たまたま、なっただけだと思うが、意味深長ではある。

そして、知ったさ;

神変 (しんぺん)という言葉はあった。 知らなかった。


神変(シンペン)とは - コトバンク


新しい街でもぶどう記録;第109週

2016年12月03日 18時38分00秒 | 草花野菜

■ 今週の看猫

■ 今週の草木花実

 

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の銀杏並木


武相境斜面


都内江戸川区

■ 今週の丁字戦法

■ 今週の尾頭つき


さんまの開き; 100円

■ 今週の筑波山


都内江戸川区よりの眺望

■ 今週の流言私語

報道: 「陛下、退位の恒久制度望む 電話受けた旧友が証言」 [google]

こういう報道(をさせている君側の○集団)はとても気持ち悪い。

そして、その言い分も脇が甘い。恒久的譲位の根拠が過去にも譲位の事例があるとのこと。そうであるなら、昔は流刑になった「天皇」もいるのだよ。 譲位で済むとおもったら、甘い。

それにしても報道で旧友とされる人はずっと御学友とのこと。それなら、ホーリーネームを持っているはずだ。何だろう?

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