草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

憂国の雄叫びを忘れるなかれ

2009年11月09日 | Weblog
 また今年も三島さんの命日がやってくるよね。楯の会の隊長であり、ノーベル賞候補であった作家三島由紀夫が一番嫌ったのが、なまぬるい理想主義だったよね。鳩山政権のようなエセサヨク政権が誕生したと知ったならば、怒髪天を衝くということになったんじゃないかな。そして、愛すべき自衛隊が軽んじられているわけだから、それこそ首相官邸にどなりこんだじゃないの。日本の目と鼻の先の北朝鮮が、核武装をして、何かすると「東京を火の海にする」と脅かしているのに、民主党や鳩山は、彼らを友人扱いにしている。「友愛」という言葉を口にすると、相手も手を差しのべてくれると思い込んでいるんだから、話にならないよ。中国だって軍備を拡張しており、日本は、それこそ暴力の海のただなかにいるのに、今後もこれまで同様に平和が続くと信じている。まったくの甘ちゃんなんだよね。でも、三島さんは、現在の日本で起きているようなことを、あらかじめ予想していた。だからこそ、命より大切なものがあることを知ってもらうために、あえて腹を切ったんではないかな。「生命尊重のみで魂は死んでもよいのか」という三島さんの叫びを今こそ想起しないと。昭和45年11月25日の雄叫びを忘れるなかれ。
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鳩山内閣の独り善がり外交

2009年11月09日 | Weblog
 大金持ちなんだから、額に汗して働いたこともないだろうな。もちろん、借金に追われたことも。そんな恵まれた家庭環境に育った鳩山首相と岡田外務大臣が、何かすると庶民面すること自体が許せないよね。普天間基地の移転についても、それは同じだよ。沖縄の人の気持ちを大切にしますと、これまでさんざん煽っておいて、ここにきて火消しに躍起になっているんだから、どうしようもないよね。一時は沖縄でも、日米合意を認める方向で進んでいたのに、そこに民主党が水を差したんだから。恨まれてもしかたがないんじゃない。百㌫県外・国外移転はありえなそうだから。微笑して手を差し出せば、アメリカも妥協してくれると、鳩山首相もきっと甘く見てたんだよね。ラフカディオ・ハーンも書いていたけど、ニヤニヤ笑うことで、かえって相手を怒らせることにもあるんだよね。とくに外国人に対してはそうだよ。それよりも、きちんとした合意形勢を目指して真面目に話し合わなくては。鳩山首相らが口にする対等な日米関係というのも、抽象的過ぎるよね。日米同盟が基本であるべきで、基地提供というのも、そうした文脈で考えないと。今は亡き大平善梧という国際法学者が、「道義的中立」(『日本の安全保障と国際法』)という言葉を用いていたように、東西の架け橋になるというような意味でのリーダーシップはとれても、軍事的には難しいんだから、限界をわきまえないと。
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