アメリカ軍の横田基地へオスプレイが配備されることになり、四日に横浜から5機が陸揚げされた。この夏には正式配備となる予定だが、朝鮮半島有事に備える動きであり、日米同盟を強化する観点からも歓迎したい。オスプレイは時速520キロで、行動半径は約600キロメートル、輸送兵員一機当たり24名の機動力をもってすれば、日本国内の三ヶ所に配備することで、日本列島のいかなる場所にも、短時間のうちに兵力を展開できる▼もし米朝戦争ともなれば、日本国内に飛び火するのは必至である。武装工作員の破壊工作に対しては機敏に対処しなくてはならない。今の安保条約では日本国内の治安出動は自衛隊の役目であるが、他国からの攻撃に対しては、共同してあたることができる。日本国民は誰も戦争ぞ望んでいるわけではないが、警戒だけは怠るべきではないのである▼マスコミや野党はいつもの通り、オスプレイの安全性を問題視している。とくに朝日新聞などは「沖縄では大破する事故などトラブルも相次ぎ、懸念は首都圏をはじめ、各地で拡大している」と書きたてている。まるで北朝鮮の新聞である。米朝首脳会談が予定されているとはいえ、朝鮮半島は一触即発の危機が続いている。いかなる事態になろうとも、国民の生命と財産を守るのが政治の使命でなくてはならない。アメリカ軍のオスプレイの導入は、朝鮮半島を睨むだけではなく、我が国の安全保障にとっても重大な意味をもっているのである。
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