文在寅は独裁者になりたいのだろう。金正恩と同じなのである。チョ・グクを法務部長官にしたのも、自分の身を守るためであった。少数の者たちしか信頼していないのである。辞めた後のことを考えて、自分の「文大統領記念館」をつくらせるのも、偉大な革命家として讃えられたいからだろう。韓国政府が17億円をかけて建設をするというが、経済が大変なときに、そんなことをすれば韓国国民が許さないと思うが、左翼の支持者がいるから大丈夫なのだろうか▼盧武鉉元大統領が退任直後に、大統領の公的記録を持ち出して大問題になった。それらを管理するのに「文大統領記念館」が必要なのだという。あのときに盧武鉉の配下として、持ち出した張本人の文がそれを理由にするというのだから驚きだ。スターリンも毛沢東も晩年は猜疑心が強くなり、古い同志を信じられなくなって、自らに権力を集中した。埴谷雄高は『兜と冥府』でそのことに触れ「歴史の怖ろしい愚行」と書いたのだった。大革命家でもないのに、文の猜疑心だけは人一倍のようだ▼ここまで常軌を逸したことをする文を、これまで褒めちぎってきたコメンテーターの青木理、玉川徹、後藤健次らが、どのように弁護するか見ものである。文在寅という人間を理解しているのだろうか。三人の言い分をまずは聴いてみたい。独裁者に媚びを売るのは本当のリベラルではないわけだから。
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