今頃になって週刊朝日が森永卓郎を使って、韓国が大変なことになっていると騒いでいる。森永が「韓国という友好的な隣国が消滅し、朝鮮半島全体が『北朝鮮化』する可能性はあります。現在のソウルは、平和に見えても、核シェルターをいくつも構築しており、『戦時下』にあるんです。日本だっていつ、(朝鮮半島の統一政府と)緊張状態になるかわかりませんよ」との見方を示したからだ▼何度も何度も書いているように、文在寅は韓国の赤化に向けて次々と手を打っている。反共の防波堤として、軍部が力を持っていた時代に、朝日新聞や岩波の月刊誌「世界」が韓国の「民主化」を応援するキャンペーンを張ったから、今回の事態を迎えたのである。金一族に付け入る隙を与えてしまったのだ。これには落ちがあって、「T・K生」の名前で1973年から88年まで月刊誌「世界」に執筆していた当人が、訪朝後に転向したのだった。理想の国家どころか、牢獄国家であることを思い知ったからだ▼北朝鮮との関係を強化して革命を起こそうとしていたのが文在寅やチョ・グクなのであり、その思いは今も変わらないはずだ。森永がいくら心配しても、文在寅は後戻りすることはない。毛沢東が述べているように、革命とは「銃口から政権が生まれること」なのである。ロシア革命もそうであったが、いくら少数派であっても軍隊を握った方が勝つのではないか。我が国が挑発したからではなく、最初から決まっていたことなのであって、文在寅が急に変わったわけではないのである。
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