ひろゆき氏はトリックスターである。マスコミや左翼がありがたがっている言説が、危ういものであることを暴露した。沖縄の反基地闘争の茶番を日本中が知ることになったのである。
辺野古にあるキャンプシュワブの座り込みによる抗議運動が、あくまでも限られた時間の中途半端なものであることを、ひろゆき氏は現地に行って動画で流した。これに反発した基地反対派が大騒ぎとなり、沖縄の新聞二紙などは怒り狂った。玉城知事もコメントせざるを得なくなった。
ひろゆき氏はちょっかいを出したのである。それまでの保守系の人間であれば、米軍基地の必要性を主張して、お花畑を批判するのが常であったが、ひろゆき氏のスタンスは違う。座り込みを問題にしたのだ。決まった時間に、抗議の声を上げれば、それ以外の時間は人はいないから、パフォーマンスだと揶揄したのである。普通であれば、見解の相違で終わりなのに、いきり立ったから、基地反対派が醜態をさらけ出したのである。
何せ抗議活動をしている人たちは、日本の安全保障とかの議論はせずに、沖縄に押し付けられている不条理への怒りの声であり、純粋にそれのみで反対していることを公言していた。しかし、純粋性を否定されたために、自分たちの立場がなくなったのである。
アベマプライムで沖縄タイムスの阿部岳氏、せろがいおじさんがいくらぐだぐだ言っても、ひろゆき氏に論破されるだけであった。座り込みの定義でまともな反論も出来ず、安全保障についての議論になったら、論点のすり替えで逃げるしかなかった。
台湾有事が想定されている中で、沖縄に米軍と自衛隊がいなくなったら、中国が攻めてこないか、というひろゆき氏のまともな質問には、阿部氏は返答することすらできなかったのである。正攻法で通用しない場合には、ひろゆき氏のようなやり方もあるのだ。トリックスターの本領発揮である。