草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

きな臭くなってきた東アジアと日本の防衛

2022年10月14日 | 自衛隊
 今日もまた北朝鮮がミサイルを撃ってきた。アメリカと交渉したいがために、北朝鮮が軍事的な挑発を繰り返しているだけなのだろうか。ロイター通信の報道によると、そのタイミングに合わせるかように、北朝鮮の戦闘機10機が韓国との国境近くまで飛来し、韓国軍の戦闘機が緊急出動した。
 東アジアは日増しにきな臭くなってきている。ロシアがウクライナに侵略したのは去る2月24日のことであった。あっという間に制圧すると思われていたが、そうではなかった。ロシア軍におびただしい犠牲が出ており、今月に入ってからは逆にウクライナ軍に押し返されており、敗戦一歩手前のような状況になっている。
 そこで注意しなくてはならないのは、東アジアでの軍事衝突の危険性が高まっていることだ。とくに狙われるのは、憲法上の制約があって、手出しができない我が国なのである。一方的に他国が攻撃してきても、反撃することができなければ、泣き寝入りするしかない。アメリカ軍に協力を求めるにしても、まずは自衛隊で対応するしかないのである。
 大規模な武力衝突に発展することはないとしても、ウクライナに大規模な武器弾薬を供給している西側も、両面作戦を強いられることになるだろう。ウクライナでの戦争は、日本にとって遠い国の出来事ではないのである。
 それを未然に防ぐためにも、すぐにでも防衛予算を大規模に増額し、できる限りのことをしなくてはならない。もはや敵地攻撃の検討という段階ではなく、超法規的な決断をする可能性も、首相官邸は仄めかすべきなのである。
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