会津にも大和と同じような丘陵地帯がある。手前の青い流れが阿賀川である。街並みがかすかに見えるのは会津盆地である。向こうの山なみは雄国山の稜線で、背後に磐梯山が聳えているが、ここからは望むことはできない。古代において会津が湖であったとするならば、集落はまず周辺部につくられたのだろう。撮影は昨年9月頃で、西会津奥川から喜多方市山都町に入る山の上だったと思う。もっと右の方に高寺山がある。日本に仏教が伝来した6世紀中頃より前に、梁の僧青岩がそこにお寺を建てたという伝説が残されており、幾重もの里山の重なりには、大和をほうふつさせる日本の原風景が息づいている。

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