草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

喜多方市の山間部に稔る会津みしらず柿

2011年10月31日 | 会津100選

 夕暮れときのかすかな光に照らされた会津みしらず柿。喜多方市の見頃橋から山都に抜ける山道で撮影した。真っ青な空とのコントラストから、柿の葉が闇に没するかのように暗く、淋しそうに見えた。会津みしらず柿は、会津出身者にとっては、忘れることができない故郷の味である。親や兄弟から送られてくるのを、遠くはなれた地で、楽しみにしている人たちも多い。昭和32年に発売された「柿の木坂の家」という歌謡曲があるが、「春には柿の花が咲き 秋には柿の実が熟れる」(石本美由起作詞)という歌詞を聞くと、懐かしさがこみあげてくるのは、会津みしらず柿の甘い味が口いっぱいに広がってくるからだろう。しかし、例年とは違って、今年はガラリと様相が変わってしまった。福島第一原発の事故によって、放射性物質による汚染の問題があるからだ。心なしか柿の実も申し訳なさそうである。

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1 コメント

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Unknown (地方のための原発)
2011-11-01 13:43:53
現在東京都民が払っている税金のうち、地方自治体で使われるべき金額のわずか10パーセントが東京に還元され、残る90パーセントは主として過疎地域の自治体に配分されるという・・・。
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