誰が敵であるのかはっきりしなければならない。石破茂自民党は野田佳彦立憲民主党と大連立を組んだとの同じである。予算委員会の委員長のポストを立憲民主党に渡した段階で、馬脚を現したのである。
ここまでくれば、自民党がいくら与党であっても、かつての民主党政権の時代と変わらなくなった。石破は自民党の保守派を一掃し、国民から支持されてもいない立憲民主党と組んだのである。
もはや自民党には期待できなくなりつつある。高市早苗さんが党の団結を主張するのにも、違和感を覚えてならない。親中派、緊縮派に主導権を握られるようでは、日本はメチャクチャにされてしまうからだ。
さらに、残念でならないのは、日本保守党指導部の体たらくである。百田代表は問題発言を連発し、多くの党員が離れつつある。岩盤保守層が支持したにもかかわらず、期待に応えられる存在ではないことは明確である。保守の勢力は分断されているばかりか、中国は日本の共産党やれいわの頭越しに、自民党と立憲民主党との、実質上の大連立を実現させることで、我が国を属国にしようとする一歩を、さらに先に進めたのだ。
昨日の香港、今日の台湾、さらには明日の日本と言うように、東アジアでの中国共産党の勢力は飛躍的に拡大しつつある。それを阻止すべき者たちの戦線は、今はズタズタなのである。