いくらマスコミがかばってもかばいきれないのが今の民主党政権である。国会を開くと復興予算の流用が取り上げられるし、田中慶秋法務大臣のスキャンダルが表沙汰になる。それに怯えてしまって開会をする気などまったくないのである。民主、自民とも新たな党首が誕生したにもかかわらず、党首会談すら行われていない。「近いうちに解散します」と野田佳彦首相が言っていたのを、安倍晋三総裁から追及されるのを恐れて、そんなあたりまえのことすらためらってしまうのである。にもかかわらず、体面を取り繕うことには余念がなく、「政党交付金の申請見送り」を発表したりで、マスコミを通じての情報操作を行っているが、今の段階で申請しなくても、12月まで出せばすむことで、あくまでも目くらましに過ぎない。野田首相が一度約束した言葉を実行に移せば、自民党を始めとした野党は、公債発行特例法案の審議に応じることにしている。駄々をこねているのは民主党の方なのである。法の番人であるべき田中法務大臣が暴力団幹部の息子の仲人を務め、謝礼まで受け取っていたというのだから、民主党政権ならではのお粗末である。国を挙げて暴力団を追放しようとしているときに、よりによって法務大臣が暴力団交友者では、示しがつかないにもほどがある。今の民主党政権を見ていると、次々と火の手が上がって陥落寸前である。国民の審判を受けて潔く玉砕する気もないようだから、民主党は消滅するしかないのだろう。
←民主党政権の命運はつきたと思う方はクリックを