菅内閣の発足を受けてマスコミ各社の世論調査の結果が出てきたが、いずれも内閣支持率は高い数字を示している。朝日新聞ですら65パーセントで、日経新聞では74パーセントに達する。マスコミの大半があれだけ「安倍政治」にノーを突きつけてきたのに、国民は最終的には踊らされなかったのである。踊らされている振りをしながら、実際は冷静であったのだ。「安倍亜流政権」という批判にも、国民は同調していないのである▼この勢いのままで、菅首相は総選挙に突入すべきだろう。反対のための反対の野党を蹴散らすべきなのである。攻撃する材料に事欠く立憲民主党などは、菅首相が叩き上げたどうかということを問題視し、そのことを国会で追及しようとしている。秋田県から集団就職で出てきて、段ボール工場で働いたという経歴に対して、いちゃもんを付けたいのである。まさしく嫌がらせそのものである。そこまで言うのであれば、野党の国会議員が二重国籍でないかどうかが問題にされるべきだろう▼マスコミの影響力の低下は誰の目にも明らかである。戦後民主主義という既得権益に守られて、国政を自由に操れるというのは、10年、20年前のことである。ネット時代に突入して、多方面の情報を集められるようになったおかげで、もはや国民は騙されないのである。それにまだ気づいていないマスコミはあまりにも愚かである。
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