予想した通りの展開になっている。イラン革命防衛隊がイラクにあるアメリカ軍基地を弾道ミサイルで攻撃したからだ。今のところトランプは沈黙を守っているが、やられたらやり返すのが原則であり、今後どうなるのか、世界は固唾を呑んで見守っている。今一番信用できる情報源は飯山陽さんのツイートである。スレイマーニー司令官を英雄扱いにした日本のマスコミも、彼女のツイートを読んで論調を改めつつある▼飯山さんの一言は重みがある。イラン革命防衛隊の報復はアメリカ軍の二か所にとどまっている。イランは国連に対して「自分たちは戦争をする意図はない」と伝えたといわれており、彼女はその点についても言及している。飯山さんが強調しているのは、シーア派とスンニ派の対立を無視しては語ることができないということだ▼東京新聞の望月衣塑子記者はすべて欧米が悪いという見方をしているが、飯山さんに「なぜイランが主権を取り戻すためにイラクやシリア、レバノン等で工作活動を行いスンニ派住民を大量に虐殺・弾圧しなければならないのか」と反論されて押し黙ってしまった。平和ボケから抜け出せない人たちは、現実を直視する勇気がないのである。危機であればあるほど、私たちは冷静に対処すべきなのである。
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