統治能力のない民主党政治は、思ったより早く終焉を迎えることになりそうだ。政治と金で幹事長を辞めた小沢一郎が代表選に立候補することが確実になった。菅直人首相が妥協して、小沢前幹事長の軍門に下ると予想していたのに、現実はそんな生易しくはなかったようだ。しかし、二人が激突するわけだから、しこりを残さないわけがない。ここで重要になってくるのは、自民党の対応である。民主党の内紛劇が、飛び火しかねないからだ。谷垣禎一自民党総裁は、まず一糸乱れぬ党の結束を図った上で、政権奪還に向けた青写真を描いておくべきだろう。そこで忘れてはいけないのは、日本の国のかたちをそこなおうとする勢力とは、断固戦うという原則は崩さないことだ。菅支持グループも、小沢支持グループも、支持者にサヨクを抱えており、中国や韓国への弱腰外交ということでは、両方とも一致している。自民党は、対米関係を重視しつつも、自主防衛力を整備し、日本の主権回復を目指すべきだろう。そして、連立政権への誘いがあっても、永住外国人の地方参政権の付与法案などを阻止するという立場は、これまで通りに堅持すべきだろう。民主党は自ら墓穴を掘ったが、自民党まで右往左往すると、取り返しがつかなくなるからだ。国民を安心なさせることができる保守政党として、自民党の果たすべき責任は大きい。
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