草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

イスラエルがガザ地区で大規模な地上戦

2023年10月28日 | 国際問題
 毎日新聞に報道によると、日本時間の28日早朝、イスラエルはガザ地区で大規模な地上作戦に突入した。それに対抗するかのように、シリアからイスラエルにミサイルが発射された。イランの出方にも注目が集まっている。
 イスラエルは、ハマスの地下要塞を破壊するための自衛の戦いの位置づけている。ガザは現在は真夜中である。ライブ配信を見ていると、これまでになく爆撃や砲声の音が響いている。
 IDF(イスラエル国防軍)は北部での攻撃とともに、ブレイへの地上侵攻も開始したといわれ、ガザを2つに分割するような動きをしている。また、IDFはハマスがガザ市最大の病院であるシファア病院を本部として使用しているとしており、そこも攻撃しているようだ。ハマスは地下にトンネルを張りめぐらしており、IDFはバンカーバスター(地上貫通爆弾)を使用しているとみられる。
 やられたりやりかえすというのがイスラエルの方針である。ハマスによるテロ攻撃への本格的な反撃をこれまで控えていたが、ここにきて決断するにいたったのは、タイミングを逸することを恐れたからだろう。
 これが世界の現実なのである。我が国も無縁なわけはない。南西諸島や北海道への脅威が高まっている。喫緊の課題は日本の安全保障をどうするかなのである。米国との核の共有の議論を封印した岸田首相は、即刻身を引くべきである。国土が戦場にならないためにはどうすべきかを、今こそ真剣に考えるときであり、平和ボケは断じて許されないのである。

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