草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

今は政治とカネよりも安全保障を最優先にすべきだ

2024年05月24日 | 国会
 政務調査費を何に使おうが、そんなことはどうでもいいではないか。政治家が企業などと同じように領収書をもらって歩くというのは、あまりにも浅ましいではないか。少しは自由裁量の権限があってもよいのではないか。
 国家に機密費があるように、ある程度は自由に使える資金があった方が良い。秘書の給料を流用して、犯罪に手を染めたことがある辻元氏あたりの追及に、岸田首相が手を焼いているさまは、あまりにも異常である。何でも透明にすればいいという話ではないのだ。
 そうでなくても政治には金がかかるのである。小選挙区制の導入によって、政治家は選挙区に張り付くことを余儀なくされた。小さな会合にまで顔を出さなくてはならない。そうなれば食事代を払わないというわけにはいかない。その領収書をもらえというのだろうか。
 政治家はしみったれた商人になるべきなのだろうか。表向きは清潔な人間であっても、国家国民のために身を投げ出さず、自己保身しか考えないようでは最悪である。
 田中角栄が評価されているのは、金の集め方と配り方で巧かったからではないか。マスコミの関係者もそのおこぼれをもらっていたのではないか。マスコミはあるときはそれを批判し、あるときはそれを持ち上げてきた。民主主義は金のかかる制度である。その匙加減をどうするかは、じっくり議論するしかない。
 そんなことよりも、政治家は、目前に迫った安全保障上の危機に、全力で対処してもらいたい。中国の今回の軍事演習は甘く見てはならない。マスコミはできるだけそれには触れず、政治家を悪者に仕立て、民主党政権が誕生したときのようなムードをつくろうとしている。そんな情報操作に私たちは踊らされてはならないのである。

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