つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

時間を買った人

2007年02月14日 | インターネット
「時」は、誰にでも平等に与えられているものであると教えられていた。
「だから、大切に時間を使いなさい」と。

最近話題になった「時」を買った人のこと。
ソフトバンクの孫正義氏。
念願であった通信事業への進出を図って、やっと総務省から認可されたにもかかわらず、自力参入を断念してすぐにその認可を返還してしまった。
そして、携帯電話のボーダフォンを買収する方針に変更。
ケータイ事業のソフトバンクのスタートだった。
買収金額も1兆7500億円というから凄い額である。
なぜか?
携帯事業を新たにスタートして顧客を集めるには相当の年月(つまり時間)がかかる。
ボーダフォンの既存の1500万人の顧客を引受けた方が早いと考慮した。
正に「時間を買う」という大きな賭けに打って出たのだ。

携帯電話ではNTT(docomo)、KDDI(au)の後塵をいくソフトバンクは、いろいろのアイディアを提案して拡大を図っている。
孫正義氏の戦略には今後も注目していきたい。


(2月14日記 池内和彦)
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