つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

いわきその3「勿来(なこそ)の関」

2017年10月12日 | 池さんぽ
               源義家銅像(勿来の関)

宿屋安平さんがいわき市の「勿来(なこそ)の関」跡に案内をしてくれました。
そこには源義家の銅像があります。
平安時代の武将・源義家は政府から東北へ派遣されたときに勿来の関と桜を詠んだ和歌を残しました。

 吹く風を 勿来の関と 思えども 道もせにちる 山桜かな(千載和歌集)
意味「風よ来るなと思うけれども、風が吹いて道いっぱいに山桜が散っていることだなあ」

勿来関文学歴史館には「勿来の関」についての詳しい資料が展示されています。
勿来とは、「来ないでください」という意味の言葉です。
詩歌の小径には、松尾芭蕉、小野小町、和泉式部、斎藤茂吉などの歌碑が建っています。

帰途には、森鴎外の小説「山椒大夫」に出てくる安寿と厨子王の記念碑がありました。

(10月12日記)




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