つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

西新井大師の牡丹園

2021年04月17日 | 池さんぽ
 牡丹の花は「美人が座った姿」と形容されており、色鮮やかな着物の美人を思わせる品格。豊かな花弁が何枚も重なる大輪は「百花の王」とも「万花の王」とも言われております。その牡丹の花を見たくて西新井大師まで行ってきました。 
 その昔、牡丹は奈良の総本山長谷寺から移植され、西新井大師では文化・文政(1804-30)の頃よりぼたん園が展開されたとのことです。「西の長谷寺・東の西新井」とは、牡丹の名所を表す言葉です。西新井大師に3ヵ所あるぼたん園のうち、最も大きいのは第2ぼたん園。遊歩道も整備され、大師駅前から東門へと誘うように配されています。一方通行で回遊するよう誘導されているのでゆっくりと鑑賞できます。趣のある山門とともに情景を生み出す第3ぼたん園など、大小の園はそれぞれに特色ある魅力を表現しています。
 この時期、境内の藤棚では、きれいに紫色の花を咲かせている藤の花が良い香りを放っております。春爛漫の季節となっています。

(4月17日記)
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