ラースラルム氏と奥さんの菊子さん(池袋にて)
それは全くの偶然でありました。日本で躰道を学び、その後イギリスのオックスフォード大学で教鞭をとりながら躰道を指導しているラースラルムさん。宮城県で躰道を指導している志摩制基先生や丹野喜美男さん、永久保陽子さんらは、2006年にイギリスのラースさんのところに訪れております。キャンパスの芝生がとてもきれいであると話しておりました。
ラースさんからは時々メールを戴いております。家の近くを歩いていると、ラースラルム・菊子夫妻が前方から近づいてきました。ラースさんとよく似た人だが、彼はイギリスに在住しているので日本にいるはずがない。と思いつつ二人を見ていましたら、先方も私に気がついて「あっ、池内先生!」と大きな声で叫んで握手をしました。
ラースさんは、今は母国スウェーデンのLUND大学の教授になっているとの事。日本に教材となる参考文献を調達する為に、奥さんの母国の日本に来たという。ラースさんの来日は全く知らなかったので、池袋の街で偶然会ったことにビックリしました。
ラースさんは日本に滞在中には、一生懸命に躰道を学んでおりました。5段教士の資格も取得しております。よくいろいろのことを質問されました。とても礼儀正しい人であり日本の文化をよく心得ている人です。遠方にいる懐かしい人と遭遇するなどいいことがありそうな予感がします。(2008年)