つれづれなるままに

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明治安田生命記念館

2021年11月29日 | 名所
明治安田生命記念館

 皇居前の馬場先交差点脇に「明治安田生命記念館」がある。周りは近代的な高層オフィスビルの中で昭和初期の重厚な建築物として保存されている。

 昭和9年3月竣工。設計は、明治末から昭和初期にかけて活躍した建築家で、東京美術学校(現、東京芸術大学)教授の岡田信一郎氏。

 戦時中の金属回収、東京大空襲、そして終戦後にはアメリカ極東空軍司令部(FEAF)としてGHQ(連合国軍最高指令官総司令部)に接収され、米・英・中・ソの4カ国代表による対日理事会(ACJ)の会場として使用されるなど、昭和の激動を乗り越えてきた明治安田生命館には、そのすみずみにまで時代の記憶が刻印されています。平成9年、昭和の建造物としては初めて国の重要文化財に指定されました。

 1階店頭営業室や、対日理事会の会場となった2階会議室をはじめとする執務室、応接室などの文化的価値の高い主要室をご見学できる。資料・展示室にて明治安田生命館の建築、明治安田生命館の建設に携わった人々、明治安田生命館の歴史についても詳しくご紹介している。さらに明治安田生命館に関係する史資料のデジタル閲覧サービスも利用できる。丸の内を散策するときに一度立ち寄ってみるのもいいですね。


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