昨夜は、ブログアップ後、早々に入浴。ベッドに入ったらもはや眠気に勝てず。9時半には早々と電気を消した。
5時半前にお手洗いに起きるまで一度も目が覚めず。8時間近く連続して眠ったとは、やはり相当疲れていたのだろう。
目覚ましが鳴るまでベッドで佇み、ぼーっとしながら浴槽足湯の準備をして顔を洗う。今日は夕方からお天気が崩れるという。家族LINEに「おはよう」のスタンプを送る。今日は2人で一緒の電車で出勤とのこと。夫は息子と一緒で嬉しいだろうな、と思う。
新聞を読み、ニュースを視ながら、昨夜調達した朝食を摂る。BS朝ドラを視て、身支度を整える。お腹は快調だ。今日はレイトチェックアウトなので、最低限の手提げと部屋の置いたままの荷物に分け、身軽に出発。なるほど、外は日差しはそれなりにあるが、昨日ほどの晴天ではない。風が強く、晴雨兼用傘が飛ばされそうでうまく差せないので、諦めて閉じる。
病院に到着すると、受付のIDカード機の前はそれほど並んでいなかった。採血・生理検査受付へ移動する。採血のピンク色の受付番号表を持ち、掲示板を見ると、30人待ち。待ち時間は最初7分と出ていて、そんな短い筈は、とちょっと首をかしげたが、結局、どんどん増えて最終的に20分待ちになった。私の待ち時間も20分ちょっとだった。
今日の採血担当は、初めましての若い女性。名札はなく、お名前も技師さんなのか看護婦さんなのかもわからなかった。それほど痛まず針刺しして、5本の採取。抜針もそれほど酷くは痛まず。
採血が終了して、お礼を言って採血室を後にし、止血をしながら向かいの腫瘍内科に移動する。待合い椅子はまだそれほど混んでいない。久しぶりに定位置を確保出来た。受付もそれほど並んでおらず。年度初め、月初めなので保険証確認も一緒に提出する。
いつものようにコロナ関連問診票を頂き、息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れの「ある」の前に“たまに”を追加した。
本日のお供は、高山羽根子さんの「暗闇にレンズ」(創元文芸文庫)。
先日「首里の馬」を読んだのが初めての高山さんとの出逢い。面白かったので、手に取った。帯には「光に祈りを捧げるようにして、それでも彼女たちは世界を撮り続けた。芥川賞受賞作『首里の馬』に続く、著者渾身の傑作長編」とある。
映像にまつわる「LIGHTS」、「CAMERA」、「ACTION!」の3つの章から構成され、物語は女子高生の“私”の一人称視点で綴られる「Side A」と、1896年に活動写真上映機が初めて日本に持ち込まれた場面から語り起こされ、映像技術に関わった母娘四代の歴史が三人称視点で綴られる「Side B」の2つの時間軸が並行して進んでいく。うーん、面白い。映像技術が兵器として戦争や弾圧に使われてきたことにぞっとする。
採血終了から1時間ほど経って血圧測定。109-67、脈拍が93でやや早め。なかなか電子掲示板が動かない。結局「中待合にどうぞ」に私の番号が出たのは腫瘍内科受付から優に2時間以上経過してから。実際に診察室に入れたのはそれから20分ほどしてから。
先生が扉を開け、名前を呼ばれる。病院に到着して3時間ほど経っている。今日はやはり混んでいる模様。
「おはようございます。」と診察室に入ると、今日は若い女性が立っている。「今日も学生さんが同席します。」とのこと。ご挨拶して扉を閉め、荷物を籠に入れ、自分の体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出して席に着く。
「さて、今回も同じ感じでしたかね。」と問われ、「はい。治療後の不調が終わったかくらいのタイミングで息子の引っ越しがあり、前後はコデインやロキソニンにお世話になりましたが、それ以外は割と痛みも出ず、元気に過ごせました。」とご報告。「息子さんは大阪の○○から東京の○○に転職されたんですよね。」としっかり覚えていてくださる。
PCには2枚のCT画像が並んでいる。うーん、明らかに大きくなっている肺の腫瘍部分が目に入る。「さて、今日の採血は、マーカーがまぁいつもの感じで。前回下がったけど、ちょっと上がったかな、という感じ(実際には2月と同じ値)。CTは前回から5か月経って、これも右の上部はやや大きくなっているけれど、それ以外は変わっていない。なので、まあ、続けましょうかね。そして次回は5週間にしてみましょうか。ただし、次回はレントゲンを撮りましょう。」とのこと。
「では、今後はレントゲンでフォローしながら、必要があれば4週間毎に戻すということでしょうか。」と訊くと「そうですね、3週間毎は無理でしょう?」と仰るので、「3週間毎は嫌です!」とキッパリ。
「そうですね、ヘロヘロでは何のために治療しているのかわからなくなりますからね~」と同意して頂けた。3週間に1度だと10日不調、11日元気ということ。1年にならしてみると、約半年は寝たきりだったり動けなかったりの不調である。それでは1年延命出来ていても、なんだかなぁなのである。
CT読影レポートをプリントアウトして頂いたら「local recurrenceは認めません。腋窩、傍胸骨、鎖骨上窩、縦隔に有意なリンパ節腫大は認めません。右上葉の不整形腫瘤は僅かに増大しています。右下葉や左肺舌区の腫瘤に著変ありません。胸水なし。胸骨や肋骨の硬化性骨腫瘤は大きな変化ありません。肝・脾・膵・胆嚢・腎に大きな変化ありません。骨盤内に活動性炎症や腫瘤は指摘できません。」とのこと。
つまり右肺の1か所(ここはなかなかしぶとい!)を除いてほぼ不変。そして新たな転移はなし、というエンハーツ,グッジョブ!の嬉しい結果なのである。
採血も白血球は4,700だし、好中球も2,000以上。HとLはいくつかあるが、まあそれも突出して、というレベルではない。
薬の処方は35日分。残薬があるコデイン、ミヤBMは少し少な目に、それ以外は前回同様でお願いした。
祝!エンハーツ40クール治療続行である。診察室での体温は6度6分。
お礼を言って診察室を出る。化学療法室へ移動するとどなたもいない。そしてリクライニング椅子は結構空いているようだ。混んでいるのだと思ったが、お一人お一人に時間がかかっていたのだ、と分かる。LINEの受付スリップは21番目。
ひとまず門前薬局にLINEで処方箋の写真を送ると、すぐにSさんからイメンドのジェネリックであるアプレピタント125㎎が届く。持参したオレンジティーで飲み終えたら、看護助手さんに内側の一番奥の席に案内される。
アプレピタントが効くまでは点滴が始められないので、お手洗いを済ませ、椅子周辺の環境整備をして態勢を整える。夫やお友達に報告LINEをしてから読書再開。
LINEを送ってから20分で門前薬局から「お薬の準備が出来ました」と連絡がある。早い。今日は点滴スタートがかなり遅れそうだし、ホテルのチェックアウト時間ギリギリに戻れるか心配だったので、少しほっとする。
それから15分ほどして認定看護師のOkさんが針刺しに。「またお会いできたわ~」と言われ、こちらは「針刺しラッキー!」と心の中でガッツポーズ。
椅子をなるべく倒した方が刺して頂きやすいので目一杯リクライニングさせたら、後ろの席とガツンとぶつかってしまい、びっくり。カーテン一枚の仕切りなのだ。大変失礼しました。相変わらず迷いなくパパっと早業。痛いと思う暇もないほどの針刺しである。
それから15分ほどしてようやく点滴スタート。前回より1時間遅れだ。順調にいけば吐き気止めのアロキシ・デキサートミックス15分、ブドウ糖を全開で10分ほどで落としてから、エンハーツ30分ほど、再度ブドウ糖10分、生食で1時間ちょっとだ。
終了を知らせるピーピー音があちこちで同時に鳴り響いた。Krさんが私の席だと思って来てくださったが、後ろの席の音だったり。そのままどなたも来てくださらなかったり、とちょっとロスがあって、終わるまでに1時間半ほどかかった。化学療法室滞在時間は2時間以上。この後会計を済ませ、薬局に寄ったらレイトチェックアウトギリギリだ。
途中で薬剤師のTさんがお見えになる。「40クール行きましたね!」と言われる。「おかげさまで次回は5週毎になりました。まあレントゲンフォローではありますが・・・」と言うと、「副作用は相変わらずのようだけれど、対策もしっかりしているし。」と。「はい、細く長く粘れればと思います。」とお答えする。
今日はSさんが点滴15分後のチェックと取り換えにみえた。名札で初めてファーストネームを知ったので「いいお名前ですね」と言うと、「4人姉妹の2番目なんです」とのこと。「若草物語なのですね、素敵ですね、同性の姉妹だと仲がいいでしょう?」と言うと、「母が一人暮らしですが、誰か彼かが代わる代わるフォロー出来ていて、連絡網が凄いです」とのこと。
お母様は子育てが大変だったろうけれど、一人娘の私としてはちょっと羨ましい。息子の再同居について話したら、Sさんにも息子さんがおられるとのこと、ついつい手をかけてしまうと仰っていた。Sさんとこんなにお喋りしたのは初めて。
途中で少し眠くなるが、本が面白い。最後の血圧測定は初めましての看護師さんだったけれど、お名前はわからず。115-69、脈拍は71。
生食シリンジを終えて抜針はSさん。衝撃がそれほどでなく殆ど痛まなかった。
「お疲れ様でした。」と言われ、お礼を言って身支度を整え、お手洗いを済ませご挨拶をして化学療法室を出る。
受付表を戻し、会計待合いに移動する。待合い椅子はかなり混雑している。自動支払機で11万円強をカード払い。
外に出ると、すっかり曇天だ。とんでもなく風が強い。飛ばされそうだ。病院前の桜並木は葉が青々としている。
大急ぎで薬局へ移動すると、数名待っていらした。お薬手帳と処方箋を提出し、「LINEで写真を送っています。」と言って待つ。ほどなくして「○○さん」と呼んで頂けた。今日は久しぶりにIさん。
1つ1つ薬を確認していく。電子マネーで35日分と30日分、9,000円弱の支払いを済ませる。あれ、日にちが増えたのに前回より安い。確認すると、4月から薬価が下がったとのこと。Iさんとは久しぶりだったのであれこれ話したかったのだけれど、チェックアウトの時間が迫っているので、早々に切り上げた。今日の病院と薬局での滞在時間は6時間弱。
チェックアウトまであと10分だ。急ぎホテルの部屋に戻り、荷物をまとめ、お手洗いを済ませる。結局、5分ほど遅れてしまった。
今日は久しぶりにタイ料理レストランに。先客が1人だけで空いていた。メニューが少し変わって値上げしていた。今まではランチドリンク付きだったのが別料金に。うーん、これもコロナ禍か。飲食はどこも人手不足で厳しいのだろう。
グリーンカレーとパッタイと春巻きがワンプレートになったクィーンセットをチョイス。氷なしのアイスチャイを追加。今回は夕食から昼食まで3食分、ホテルでゲットした全国旅行支援クーポンを活用。ジャスミンライスは半分でお腹パンパン。夫に「女王様だから、このセットにしたわ」とLINEしたら「女王と王子と、執事」と返ってきた。いやいや、あなたは世帯主の王様でしょう。
文庫の残りを読みながら乗換駅止まりの各駅停車に乗った。車内でも眠気を我慢しつつ本を読み、乗換駅まで寝落ちせずに到着。
雨が降らないうちに、無事最寄り駅まで戻ってきた。荷物にもめげず、タクシーにも乗らずに自力で自宅まで歩いた。途中アウトレットモールのカフェでおやつのクッキーを買い、万歩計は7,500歩ほど。
帰宅後は生協のお届け物を取り入れて、収納。もろもろ片付けをして、のろのろ薬等を仕分けているうちに夫がライナーで定時に帰宅した。
母にMeet通話でご機嫌伺い。今日はWさんサロンへマッサージに行ってきたとのこと。気持ち良かったけれど疲れた、と。まあマッサージの後は体液が回って代謝が良くなるし、確かに疲れて眠くなるものだ。
夫には、一人で生協から届いたけんちんそばを食べてもらった。私は昼食が遅く、目一杯頂いたので、空腹を感じず。やっぱり気持ち悪くなってきたので、オレンジジュースのみ。
息子は泊まり勤務で明日朝帰宅する模様。久しぶりに2人のペースである。
5時半前にお手洗いに起きるまで一度も目が覚めず。8時間近く連続して眠ったとは、やはり相当疲れていたのだろう。
目覚ましが鳴るまでベッドで佇み、ぼーっとしながら浴槽足湯の準備をして顔を洗う。今日は夕方からお天気が崩れるという。家族LINEに「おはよう」のスタンプを送る。今日は2人で一緒の電車で出勤とのこと。夫は息子と一緒で嬉しいだろうな、と思う。
新聞を読み、ニュースを視ながら、昨夜調達した朝食を摂る。BS朝ドラを視て、身支度を整える。お腹は快調だ。今日はレイトチェックアウトなので、最低限の手提げと部屋の置いたままの荷物に分け、身軽に出発。なるほど、外は日差しはそれなりにあるが、昨日ほどの晴天ではない。風が強く、晴雨兼用傘が飛ばされそうでうまく差せないので、諦めて閉じる。
病院に到着すると、受付のIDカード機の前はそれほど並んでいなかった。採血・生理検査受付へ移動する。採血のピンク色の受付番号表を持ち、掲示板を見ると、30人待ち。待ち時間は最初7分と出ていて、そんな短い筈は、とちょっと首をかしげたが、結局、どんどん増えて最終的に20分待ちになった。私の待ち時間も20分ちょっとだった。
今日の採血担当は、初めましての若い女性。名札はなく、お名前も技師さんなのか看護婦さんなのかもわからなかった。それほど痛まず針刺しして、5本の採取。抜針もそれほど酷くは痛まず。
採血が終了して、お礼を言って採血室を後にし、止血をしながら向かいの腫瘍内科に移動する。待合い椅子はまだそれほど混んでいない。久しぶりに定位置を確保出来た。受付もそれほど並んでおらず。年度初め、月初めなので保険証確認も一緒に提出する。
いつものようにコロナ関連問診票を頂き、息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れの「ある」の前に“たまに”を追加した。
本日のお供は、高山羽根子さんの「暗闇にレンズ」(創元文芸文庫)。
先日「首里の馬」を読んだのが初めての高山さんとの出逢い。面白かったので、手に取った。帯には「光に祈りを捧げるようにして、それでも彼女たちは世界を撮り続けた。芥川賞受賞作『首里の馬』に続く、著者渾身の傑作長編」とある。
映像にまつわる「LIGHTS」、「CAMERA」、「ACTION!」の3つの章から構成され、物語は女子高生の“私”の一人称視点で綴られる「Side A」と、1896年に活動写真上映機が初めて日本に持ち込まれた場面から語り起こされ、映像技術に関わった母娘四代の歴史が三人称視点で綴られる「Side B」の2つの時間軸が並行して進んでいく。うーん、面白い。映像技術が兵器として戦争や弾圧に使われてきたことにぞっとする。
採血終了から1時間ほど経って血圧測定。109-67、脈拍が93でやや早め。なかなか電子掲示板が動かない。結局「中待合にどうぞ」に私の番号が出たのは腫瘍内科受付から優に2時間以上経過してから。実際に診察室に入れたのはそれから20分ほどしてから。
先生が扉を開け、名前を呼ばれる。病院に到着して3時間ほど経っている。今日はやはり混んでいる模様。
「おはようございます。」と診察室に入ると、今日は若い女性が立っている。「今日も学生さんが同席します。」とのこと。ご挨拶して扉を閉め、荷物を籠に入れ、自分の体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出して席に着く。
「さて、今回も同じ感じでしたかね。」と問われ、「はい。治療後の不調が終わったかくらいのタイミングで息子の引っ越しがあり、前後はコデインやロキソニンにお世話になりましたが、それ以外は割と痛みも出ず、元気に過ごせました。」とご報告。「息子さんは大阪の○○から東京の○○に転職されたんですよね。」としっかり覚えていてくださる。
PCには2枚のCT画像が並んでいる。うーん、明らかに大きくなっている肺の腫瘍部分が目に入る。「さて、今日の採血は、マーカーがまぁいつもの感じで。前回下がったけど、ちょっと上がったかな、という感じ(実際には2月と同じ値)。CTは前回から5か月経って、これも右の上部はやや大きくなっているけれど、それ以外は変わっていない。なので、まあ、続けましょうかね。そして次回は5週間にしてみましょうか。ただし、次回はレントゲンを撮りましょう。」とのこと。
「では、今後はレントゲンでフォローしながら、必要があれば4週間毎に戻すということでしょうか。」と訊くと「そうですね、3週間毎は無理でしょう?」と仰るので、「3週間毎は嫌です!」とキッパリ。
「そうですね、ヘロヘロでは何のために治療しているのかわからなくなりますからね~」と同意して頂けた。3週間に1度だと10日不調、11日元気ということ。1年にならしてみると、約半年は寝たきりだったり動けなかったりの不調である。それでは1年延命出来ていても、なんだかなぁなのである。
CT読影レポートをプリントアウトして頂いたら「local recurrenceは認めません。腋窩、傍胸骨、鎖骨上窩、縦隔に有意なリンパ節腫大は認めません。右上葉の不整形腫瘤は僅かに増大しています。右下葉や左肺舌区の腫瘤に著変ありません。胸水なし。胸骨や肋骨の硬化性骨腫瘤は大きな変化ありません。肝・脾・膵・胆嚢・腎に大きな変化ありません。骨盤内に活動性炎症や腫瘤は指摘できません。」とのこと。
つまり右肺の1か所(ここはなかなかしぶとい!)を除いてほぼ不変。そして新たな転移はなし、というエンハーツ,グッジョブ!の嬉しい結果なのである。
採血も白血球は4,700だし、好中球も2,000以上。HとLはいくつかあるが、まあそれも突出して、というレベルではない。
薬の処方は35日分。残薬があるコデイン、ミヤBMは少し少な目に、それ以外は前回同様でお願いした。
祝!エンハーツ40クール治療続行である。診察室での体温は6度6分。
お礼を言って診察室を出る。化学療法室へ移動するとどなたもいない。そしてリクライニング椅子は結構空いているようだ。混んでいるのだと思ったが、お一人お一人に時間がかかっていたのだ、と分かる。LINEの受付スリップは21番目。
ひとまず門前薬局にLINEで処方箋の写真を送ると、すぐにSさんからイメンドのジェネリックであるアプレピタント125㎎が届く。持参したオレンジティーで飲み終えたら、看護助手さんに内側の一番奥の席に案内される。
アプレピタントが効くまでは点滴が始められないので、お手洗いを済ませ、椅子周辺の環境整備をして態勢を整える。夫やお友達に報告LINEをしてから読書再開。
LINEを送ってから20分で門前薬局から「お薬の準備が出来ました」と連絡がある。早い。今日は点滴スタートがかなり遅れそうだし、ホテルのチェックアウト時間ギリギリに戻れるか心配だったので、少しほっとする。
それから15分ほどして認定看護師のOkさんが針刺しに。「またお会いできたわ~」と言われ、こちらは「針刺しラッキー!」と心の中でガッツポーズ。
椅子をなるべく倒した方が刺して頂きやすいので目一杯リクライニングさせたら、後ろの席とガツンとぶつかってしまい、びっくり。カーテン一枚の仕切りなのだ。大変失礼しました。相変わらず迷いなくパパっと早業。痛いと思う暇もないほどの針刺しである。
それから15分ほどしてようやく点滴スタート。前回より1時間遅れだ。順調にいけば吐き気止めのアロキシ・デキサートミックス15分、ブドウ糖を全開で10分ほどで落としてから、エンハーツ30分ほど、再度ブドウ糖10分、生食で1時間ちょっとだ。
終了を知らせるピーピー音があちこちで同時に鳴り響いた。Krさんが私の席だと思って来てくださったが、後ろの席の音だったり。そのままどなたも来てくださらなかったり、とちょっとロスがあって、終わるまでに1時間半ほどかかった。化学療法室滞在時間は2時間以上。この後会計を済ませ、薬局に寄ったらレイトチェックアウトギリギリだ。
途中で薬剤師のTさんがお見えになる。「40クール行きましたね!」と言われる。「おかげさまで次回は5週毎になりました。まあレントゲンフォローではありますが・・・」と言うと、「副作用は相変わらずのようだけれど、対策もしっかりしているし。」と。「はい、細く長く粘れればと思います。」とお答えする。
今日はSさんが点滴15分後のチェックと取り換えにみえた。名札で初めてファーストネームを知ったので「いいお名前ですね」と言うと、「4人姉妹の2番目なんです」とのこと。「若草物語なのですね、素敵ですね、同性の姉妹だと仲がいいでしょう?」と言うと、「母が一人暮らしですが、誰か彼かが代わる代わるフォロー出来ていて、連絡網が凄いです」とのこと。
お母様は子育てが大変だったろうけれど、一人娘の私としてはちょっと羨ましい。息子の再同居について話したら、Sさんにも息子さんがおられるとのこと、ついつい手をかけてしまうと仰っていた。Sさんとこんなにお喋りしたのは初めて。
途中で少し眠くなるが、本が面白い。最後の血圧測定は初めましての看護師さんだったけれど、お名前はわからず。115-69、脈拍は71。
生食シリンジを終えて抜針はSさん。衝撃がそれほどでなく殆ど痛まなかった。
「お疲れ様でした。」と言われ、お礼を言って身支度を整え、お手洗いを済ませご挨拶をして化学療法室を出る。
受付表を戻し、会計待合いに移動する。待合い椅子はかなり混雑している。自動支払機で11万円強をカード払い。
外に出ると、すっかり曇天だ。とんでもなく風が強い。飛ばされそうだ。病院前の桜並木は葉が青々としている。
大急ぎで薬局へ移動すると、数名待っていらした。お薬手帳と処方箋を提出し、「LINEで写真を送っています。」と言って待つ。ほどなくして「○○さん」と呼んで頂けた。今日は久しぶりにIさん。
1つ1つ薬を確認していく。電子マネーで35日分と30日分、9,000円弱の支払いを済ませる。あれ、日にちが増えたのに前回より安い。確認すると、4月から薬価が下がったとのこと。Iさんとは久しぶりだったのであれこれ話したかったのだけれど、チェックアウトの時間が迫っているので、早々に切り上げた。今日の病院と薬局での滞在時間は6時間弱。
チェックアウトまであと10分だ。急ぎホテルの部屋に戻り、荷物をまとめ、お手洗いを済ませる。結局、5分ほど遅れてしまった。
今日は久しぶりにタイ料理レストランに。先客が1人だけで空いていた。メニューが少し変わって値上げしていた。今まではランチドリンク付きだったのが別料金に。うーん、これもコロナ禍か。飲食はどこも人手不足で厳しいのだろう。
グリーンカレーとパッタイと春巻きがワンプレートになったクィーンセットをチョイス。氷なしのアイスチャイを追加。今回は夕食から昼食まで3食分、ホテルでゲットした全国旅行支援クーポンを活用。ジャスミンライスは半分でお腹パンパン。夫に「女王様だから、このセットにしたわ」とLINEしたら「女王と王子と、執事」と返ってきた。いやいや、あなたは世帯主の王様でしょう。
文庫の残りを読みながら乗換駅止まりの各駅停車に乗った。車内でも眠気を我慢しつつ本を読み、乗換駅まで寝落ちせずに到着。
雨が降らないうちに、無事最寄り駅まで戻ってきた。荷物にもめげず、タクシーにも乗らずに自力で自宅まで歩いた。途中アウトレットモールのカフェでおやつのクッキーを買い、万歩計は7,500歩ほど。
帰宅後は生協のお届け物を取り入れて、収納。もろもろ片付けをして、のろのろ薬等を仕分けているうちに夫がライナーで定時に帰宅した。
母にMeet通話でご機嫌伺い。今日はWさんサロンへマッサージに行ってきたとのこと。気持ち良かったけれど疲れた、と。まあマッサージの後は体液が回って代謝が良くなるし、確かに疲れて眠くなるものだ。
夫には、一人で生協から届いたけんちんそばを食べてもらった。私は昼食が遅く、目一杯頂いたので、空腹を感じず。やっぱり気持ち悪くなってきたので、オレンジジュースのみ。
息子は泊まり勤務で明日朝帰宅する模様。久しぶりに2人のペースである。