昨年10月、コロナ禍により活動中止されていた大学OB・OG合唱団が3年ぶりに再開され、ホームカミングデーで小さなステージに立つことが出来た。終始マスクをしたままでの舞台だったけれど、再び旧知のメンバーと歌うことが叶って、本当に嬉しかった。
今年もその練習が明後日の日曜日から始まる。本番の10月まで概ね月に2回、日曜日の午後3時間という練習日程である。数えてみれば全部で12回ほどの練習だが、治療後の体調不良等を考えると皆勤賞は到底難しい。それでもこのステージに立てることは、15年にわたり再発治療を続けてきた私にとって大きな励みであり、昨年取り上げた組曲のうち、歌えなかった曲を練習するということで、楽しみにしている。
さらに、無謀に思える大きなチャレンジもある。
複数の合唱団に入って精力的に活動している同期のNさんからの呼びかけで、御年91歳のY先生(大学合唱団時代の常任指揮者)による指揮で、2024年内に、大学3年次の定期演奏会で歌ったブラームスのドイツレクイエムを歌いませんか、という連絡が同期ML等で流されたのは、先月のこと。
参加資格は①Y先生のもとで「ドイツレクイエム」を歌いたいと強く希望する、②通常の練習に熱心に参加出来る(出席率70%以上を目標)、③指揮者の求める音楽創りを理解し、積極的に表現に取り組める、④自力で音取りとドイツ語の発音が出来、音取りをした状態で練習に臨める、である。
以前は、Y先生の指揮で歌ったことがある人、という条件があったというが、今回はその縛りがなくなったそうだ。
こちらも月2回、日曜日の午後3時間の練習を都内各所で行うという。団員募集は全国から。この練習のためだけに地方から駆け付ける方たちも多いという。それを考えれば都心までの練習に1時間ほどで通える私はとても恵まれた身分ではある。
ということで、エイヤと申し込んではみたものの、月2回の日曜日、件のOB・OG合唱団練習とのバッティング、治療後の体調不良の状況等を考えると、送られてきた練習日程を見て、思わず唸ってしまった。
練習がスタートするのは6月から。のっけから6月の2回とも欠席になりそうなのだ。それ以降も、練習日程のバッティングと治療後の体調不良を考慮すると、出席出来てもせいぜい月に1回、どちらかの練習だけ。出席率7割を目指すなんて、とても及ばない。どこまで自主練で頑張れるだろう。
楽譜は早々にネットで注文して、既に手元にある。歌ったことがあるといっても、なにせ40年も前のこと。とてもスムーズには歌えそうにないなと思っていたが、いざ楽譜を開いてみたら、あれれ、なんだか身体が覚えていて口ずさめるではないか。なら、大丈夫そう、なんて思ったのだけれど・・・。
募集の段階で本番日程は明らかにされず、まずは練習開始とのことだったけれど、一昨日、メールで本番日程(2024年10月)と会場周知メール、集中練習やらヴォイストレーニング日程等が送られてきた。本番時、私の治療スケジュールがどうなっているかは全く以って分からない。こんな機会はもうないのだから、と同期達に後押しされて図々しくも無謀なエントリーをしたけれど、自分自身が62歳を無事に迎え、かつこんな大曲を立って歌い切れるくらい元気かどうか。神のみぞ知る、である。
さて、週末金曜日。夫は6連休3日目である。いつものように息子を送り出してから2人で朝食を摂り、洗濯機を廻す。朝干せば、昼過ぎにはすっかり乾くので、ついついあれもこれも、と毎日洗濯機が活躍している。
息子が同居するようになって初めてガスの請求書が届いたが、京都旅行で私達2人が1週間不在で、一人の時期があったにもかかわらず、2割増である。これから電気、水道の請求書を見るのが、ちょっと怖い。
洗濯物を干し終えたら、何やら夫が欠伸の連発。リビングでうたた寝どころかしっかり寝直しモードである。ネットでニュースを見ていて、やけに静かだとは思ったのだけれど。よほど寝不足が祟っているのか。2時間近く爆睡していた。
そんなわけでようやくサボっていた掃除を終えたら、瞬く間にお昼になる。冷凍麺で簡単に済ませてから、私はストレッチングヨガのクラスに向かった。外が暑くてびっくり。七分袖のブラウスで日傘を差しながら汗ばんだ。普段はY先生のクラスだけれど、今日は代行で、火曜日にお世話になっているT先生。13名ほどの参加者でのびのびだった。
今日は肩回りを特に意識して、とのことでビフォーアフターでチェック。この季節は自律神経がやられるので、と三日月のポーズ等立ちポーズも結構あって汗だくになった。
シャワーの後はドラッグストアで夫のサプリ等の買い物を済ませてから帰宅した。
帰宅後は、昨日の夕方ポチッとして朝のうちに届いた高野利実先生の「気持ちがラクになる がんとの向き合い方」(ビジネス社)を一気読み。愛読しているヨミドクターの人気連載(Dr.高野の『腫瘍内科医に何でも聞いてみよう』を書籍化したものだ。
既に連載は欠かさず読んでいるものの、こうして1冊にまとめられるとまたなるほど、とスイスイ頭に入ってきた。「がんになっても幸せな人生を!病気は人生の一部にすぎません。がんになっても「幸せな人生」を中心に考えればよいのです。“治療のために生きている”のではなく“自分らしく生きるために治療する”。腫瘍マーカーに一喜一憂しない。体が感じる変化の方がずっと重要。“今ここにある医療”は10年前の“夢の治療”。最大限の活用を。根治は目指さなくていい。“いい状態で長生き”が目標、治療する目標を意識し、治療のプラスとマイナスのバランスを考える」と帯にあるが、本当にそうなのである。
今夜は息子が夕飯不要という。週の頭からかなり頑張ってガッツリ食事を作ったので、かなり息切れがしていた。渡りに船とばかりに夜は外食に逃げることにした。
家を出る前に母にMeet通話をすると、聞いていた通り、美容院に行き、さっぱり綺麗になっていた。明日は宜しくと言って切る。
まずは明後日の市議選不在者投票を済ませてから。3月末に転入手続きをした息子には今回投票用紙は届かず。市議ってこんなに沢山立候補しているのね、というほどの人数が出ていて目がチカチカした。
夕食は回るお寿司屋さんでぱぱっと頂き(仕事をしていた時分から、治療後の体調不良から復活して食べられるようになったタイミングは、回るお寿司屋さんでお世話になることが多かった。)、食後はカフェに移ってお茶をして、スーパーで買い物を済ませてから帰宅した。
万歩計を見ると9,500歩ほど。まだ足は重いし、疲れやすいけれど、副作用止めの薬も飲み終わり、ひとまずエンハーツ40クール目の体調不良もほぼ復活した。
明日からはスケジュールが目白押しである。
今年もその練習が明後日の日曜日から始まる。本番の10月まで概ね月に2回、日曜日の午後3時間という練習日程である。数えてみれば全部で12回ほどの練習だが、治療後の体調不良等を考えると皆勤賞は到底難しい。それでもこのステージに立てることは、15年にわたり再発治療を続けてきた私にとって大きな励みであり、昨年取り上げた組曲のうち、歌えなかった曲を練習するということで、楽しみにしている。
さらに、無謀に思える大きなチャレンジもある。
複数の合唱団に入って精力的に活動している同期のNさんからの呼びかけで、御年91歳のY先生(大学合唱団時代の常任指揮者)による指揮で、2024年内に、大学3年次の定期演奏会で歌ったブラームスのドイツレクイエムを歌いませんか、という連絡が同期ML等で流されたのは、先月のこと。
参加資格は①Y先生のもとで「ドイツレクイエム」を歌いたいと強く希望する、②通常の練習に熱心に参加出来る(出席率70%以上を目標)、③指揮者の求める音楽創りを理解し、積極的に表現に取り組める、④自力で音取りとドイツ語の発音が出来、音取りをした状態で練習に臨める、である。
以前は、Y先生の指揮で歌ったことがある人、という条件があったというが、今回はその縛りがなくなったそうだ。
こちらも月2回、日曜日の午後3時間の練習を都内各所で行うという。団員募集は全国から。この練習のためだけに地方から駆け付ける方たちも多いという。それを考えれば都心までの練習に1時間ほどで通える私はとても恵まれた身分ではある。
ということで、エイヤと申し込んではみたものの、月2回の日曜日、件のOB・OG合唱団練習とのバッティング、治療後の体調不良の状況等を考えると、送られてきた練習日程を見て、思わず唸ってしまった。
練習がスタートするのは6月から。のっけから6月の2回とも欠席になりそうなのだ。それ以降も、練習日程のバッティングと治療後の体調不良を考慮すると、出席出来てもせいぜい月に1回、どちらかの練習だけ。出席率7割を目指すなんて、とても及ばない。どこまで自主練で頑張れるだろう。
楽譜は早々にネットで注文して、既に手元にある。歌ったことがあるといっても、なにせ40年も前のこと。とてもスムーズには歌えそうにないなと思っていたが、いざ楽譜を開いてみたら、あれれ、なんだか身体が覚えていて口ずさめるではないか。なら、大丈夫そう、なんて思ったのだけれど・・・。
募集の段階で本番日程は明らかにされず、まずは練習開始とのことだったけれど、一昨日、メールで本番日程(2024年10月)と会場周知メール、集中練習やらヴォイストレーニング日程等が送られてきた。本番時、私の治療スケジュールがどうなっているかは全く以って分からない。こんな機会はもうないのだから、と同期達に後押しされて図々しくも無謀なエントリーをしたけれど、自分自身が62歳を無事に迎え、かつこんな大曲を立って歌い切れるくらい元気かどうか。神のみぞ知る、である。
さて、週末金曜日。夫は6連休3日目である。いつものように息子を送り出してから2人で朝食を摂り、洗濯機を廻す。朝干せば、昼過ぎにはすっかり乾くので、ついついあれもこれも、と毎日洗濯機が活躍している。
息子が同居するようになって初めてガスの請求書が届いたが、京都旅行で私達2人が1週間不在で、一人の時期があったにもかかわらず、2割増である。これから電気、水道の請求書を見るのが、ちょっと怖い。
洗濯物を干し終えたら、何やら夫が欠伸の連発。リビングでうたた寝どころかしっかり寝直しモードである。ネットでニュースを見ていて、やけに静かだとは思ったのだけれど。よほど寝不足が祟っているのか。2時間近く爆睡していた。
そんなわけでようやくサボっていた掃除を終えたら、瞬く間にお昼になる。冷凍麺で簡単に済ませてから、私はストレッチングヨガのクラスに向かった。外が暑くてびっくり。七分袖のブラウスで日傘を差しながら汗ばんだ。普段はY先生のクラスだけれど、今日は代行で、火曜日にお世話になっているT先生。13名ほどの参加者でのびのびだった。
今日は肩回りを特に意識して、とのことでビフォーアフターでチェック。この季節は自律神経がやられるので、と三日月のポーズ等立ちポーズも結構あって汗だくになった。
シャワーの後はドラッグストアで夫のサプリ等の買い物を済ませてから帰宅した。
帰宅後は、昨日の夕方ポチッとして朝のうちに届いた高野利実先生の「気持ちがラクになる がんとの向き合い方」(ビジネス社)を一気読み。愛読しているヨミドクターの人気連載(Dr.高野の『腫瘍内科医に何でも聞いてみよう』を書籍化したものだ。
既に連載は欠かさず読んでいるものの、こうして1冊にまとめられるとまたなるほど、とスイスイ頭に入ってきた。「がんになっても幸せな人生を!病気は人生の一部にすぎません。がんになっても「幸せな人生」を中心に考えればよいのです。“治療のために生きている”のではなく“自分らしく生きるために治療する”。腫瘍マーカーに一喜一憂しない。体が感じる変化の方がずっと重要。“今ここにある医療”は10年前の“夢の治療”。最大限の活用を。根治は目指さなくていい。“いい状態で長生き”が目標、治療する目標を意識し、治療のプラスとマイナスのバランスを考える」と帯にあるが、本当にそうなのである。
今夜は息子が夕飯不要という。週の頭からかなり頑張ってガッツリ食事を作ったので、かなり息切れがしていた。渡りに船とばかりに夜は外食に逃げることにした。
家を出る前に母にMeet通話をすると、聞いていた通り、美容院に行き、さっぱり綺麗になっていた。明日は宜しくと言って切る。
まずは明後日の市議選不在者投票を済ませてから。3月末に転入手続きをした息子には今回投票用紙は届かず。市議ってこんなに沢山立候補しているのね、というほどの人数が出ていて目がチカチカした。
夕食は回るお寿司屋さんでぱぱっと頂き(仕事をしていた時分から、治療後の体調不良から復活して食べられるようになったタイミングは、回るお寿司屋さんでお世話になることが多かった。)、食後はカフェに移ってお茶をして、スーパーで買い物を済ませてから帰宅した。
万歩計を見ると9,500歩ほど。まだ足は重いし、疲れやすいけれど、副作用止めの薬も飲み終わり、ひとまずエンハーツ40クール目の体調不良もほぼ復活した。
明日からはスケジュールが目白押しである。