ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.4.12 家事→実家詣で→デトックス~しりとりのような日曜日

2015-04-12 21:23:19 | 日記
 いつもより1時間半ほど遅い時間に目覚ましをかける。外は久しぶりに青空の良いお天気。これは寝ていてはもったいない!と洗濯機を回すこと2回。さすがにもうダウンコートのお世話になるような降雪はないだろう、とついでに冬物のニット等もどんどん洗濯機に放り込んで、おうち洗いを決行した。明日からはまた雨のようだ。休日の好天は本当に貴重である。

 朝食後、掃除と夕食の支度を済ませ、夫と2人で実家詣でである。
 父は年末に浴室で転倒して以来、すっかり外出が難しくなっている。母は、父がデイサービスで週3回出かける時以外、朝から晩まで父と顔を突き合わせている。そのため、いささかストレスフルであることはいつかも書いた。とはいえ、自分では一切家事が出来ない(やらない)父をおいたまま、母だけ呼び出してランチをするわけにもいかないので、お弁当を買っていこうかと連絡した。
 ところが、父は愉しみにしている週に1度の囲碁の放映時間と被るので、弁当持参もノーサンキューとのこと。結局、母が父に昼食を早めに摂らせてから出かけるということで、実家最寄駅近くのショッピングモールで待ち合わせることに。
 母曰く、外食もすっかりご無沙汰で、気分転換が出来て嬉しかったそうだ。我が家も最近、旅先以外夕食を外で摂るということはめっきり減ってはいるが、ウィークデーの昼は毎日外食だから、朝昼晩と父の食事の世話をして外の空気が吸えない母は、まるで酸欠の金魚のようだ、と思う。
 言おうかどうか迷ったけれど、3月末で退職したことも報告し、退職辞令と感謝状の写真も見てもらった。変に心配されてもいけないので、身分が変わっただけで今まで通りの職場で、今まで通りの仕事であるということもきちんと説明して。

 食後は父が留守番する実家へ。2月に息子と3人で訪れた時は寒くてとてもいられなかったが、さすがに2か月経ち、暖房なしでも耐えられる。息子が先月、両親からもらったお小遣いを軍資金に伊勢志摩旅行をした時のお土産と、昨年12月の初めての定期演奏会DVDも預かってきたので、持参したケーキでお茶をしながら4人で鑑賞。
 それにしても、母がまだ玄関で靴を脱ぐか脱がないかのうちに「喉が渇いてカラカラだ、早くお茶を淹れてくれ」と言う父に閉口する。まるで駄々っ子の如く待てないのである。そして、母もどんどん要領が悪くなっているから、見ているとモタモタしていて実に無駄な動きが多い。1度で1つのことしか出来ないから、何往復してもなかなか席に就けない。座ろうとすると父からあれやこれや、やいのやいのと言われ続け、聞いているこちらがどんどん滅入ってくる。これが365日24時間続けば、それは逃げ場がなくて大変だろう、そのストレスやいかに、と気持ちがささくれ立ってくる。

 そんなこんなでそれほど長居もせずに、退散。次回は来月ゴールデンウィークにでもまた、と実家を後にした。

 なんだかなあ、と思いながらJRと私鉄を乗り継いで最寄駅まで戻り、そのまま、久しぶりに夕方のヨガベーシッククラスに参加した。満員御礼だったけれど、なんとなくザワザワしていた気持ちが、深い呼吸を繰り返しているうちにだんだん落ち着いてくる。たっぷり汗をかいてすっかりデトックスして、いつの間にか今日ここに来られた環境と心と身体に感謝・・・という、いつもの穏やかな気持ちになれた。やっぱり私にとってヨガは素晴らしいマインドコントローラーだ。

 気持ちがニュートラルになり、リフレッシュして帰宅。出かける前に用意していた夕食を仕上げ、夫とすっかりたいらげて、あっという間に日曜の夜も終わらんとしている。また明日から新しい1週間が始まる。

 家事に実家(回文!?)にデトックス、しりとりのような1日であった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015.4.11 ピラティス、大好き

2015-04-11 21:05:24 | ヨガ
 ホットヨガスタジオに通い出して8年半が過ぎた。最初は会費を払うだけの殆ど幽霊会員だったけれど、今では気持ち良い汗をかくと同時に心を穏やかにしたくて、体調と時間が許せば足繁く通うようになっている。

 ヨガやフラ、ルーシーダットン等など色々なクラスがあるが、当初からお気に入りのクラスがピラティスだ。
 ピラティスは、夫には何度も説明しているのだが、どうも「ティラミス?」とか(親父ギャグですみません。)なかなか判ってもらえない。

 Wikipediaによれば「ピラティス・メソッド(Pilates Method)は、1920年代に、ドイツ人従軍看護師ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティスが開発したエクササイズである。開発者であるジョセフ氏は“コントロロジー”と名付けていたが、一般的にはピラティスと呼ばれる場合が多い。」という。
 クラスでの座学によれば、ピラティス本人も身体が弱く、自分の健康状態を改善しようとボディコンディショニングに没頭したそうだ。第一次大戦で負傷した兵士たちのリハビリに寄与したエクササイズということで、無理なくゆったりとしたペースで行え、寝たまま座ったままで行う動きも沢山揃っている。そんなところがズボラで体力のない私にフィットしている。

 ピラティスのABCはアライメント、ブレス、コアコントロールだ。
(A)正しい姿勢を意識して、本来あるべき骨や関節の位置配置を意識することで、生活習慣から来る悪い姿勢に起因する肩こりや腰痛などを軽減する。また、このエクササイズをする上で大切なより深い呼吸を行う事が出来る。バランスのとれた良い姿勢には、バランスのとれた筋肉が備わっていくということなのだ。

(B)正しい姿勢を維持することは、肋骨で囲われた左右の肺を目一杯広げやすくし、深い呼吸へと導いていく。ピラティスの呼吸法は胸式ラテラル呼吸と言い、ヨガの腹式呼吸とは異なる。吸う時はゆっくり静かに鼻から吸い、吐く時は口角の筋肉も楽にして、息を静かに吐き出すように顎をリラックスさせた状況で「はー」と長く口から吐いていく。この呼吸は吸った時に肋骨が横に大きく広がり、胸部の脇と背中側に空気が入る。吐いた時は広がった肋骨が編み込まれるように閉じていく。呼吸の改善は、より多くの酸素を取り込み、脳も活性化され、心も身体もリラックスしてくる。

(C)身体の中心を強くしっかりさせること(骨盤や坐骨を支える筋肉を鍛えること)で、身体の歪みを直してバランスを整え、安定した力を発揮できる。四肢を切り落とした身体の中心をコアと呼び、コアを力でコントロールすることをコアコントロールという。正しい姿勢と呼吸法により、腹筋群と脊柱を安定させる“コルセット”が出来てくる。このコルセットによる力のガードルが内蔵を保護し、脊柱を守り、無理なく身体を曲げたりひねったりできるようにしてくれる。

 ヨガと違って、心に効くとかリラックス出来る、というよりも頭を使って(考えながら)神経を集中させて、自分の身体を感じながら身体を動かす。正しい場所に意識を集中させることで、各々の筋肉をより良い状態で鍛えていく。身体の表面の筋肉だけに的を絞るのではなく、より深い部分にあるインナーマッスルを使い、長くすっきりしたバランスのよい筋肉を作りながら、身体全体をすっきりした体型に整えていく効果がある、という。

 と、延々と能書きを記したが、とにかく(楽で)気持ち良いのが一番!である。途中で眠くなってしまう(いつもそうなのだが・・・)くらいだ。

 先日、ピラティスでは結構ハードなインストラクターTさんのクラスに出席したところ、今迄やったことのない動きが何種類かあって新鮮だった。
 帰る時、Tさんから「○○さん、今日は頑張りましたね」と声をかけて頂いた。「今日は初めての動きが多くて・・・」と言うと、「○○さんはコントロールが上手なので、安心して見ていられます。ご自身の身体を丁寧に扱っているのがいいですね」ともったいないお言葉。
 ●●もおだてりゃ木に登る、である。この日はうきうきご機嫌で帰宅した。

 病を抱えてはいるが、ひとつしかない大切な自分の身体。無理せず丁寧にコントロールすることが出来れば、悪い細胞も一緒にうまくコントロール出来るようになるかもしれないな、と思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015.4.10 ブログ開始2,000日を前に想うこと

2015-04-10 20:17:15 | 日記
 このブログを書き始めてまもなく2,000日、だそうだ。親切にもブログにログインすると毎日それを教えてくれるシステムになっている。
 先日、購読している(夫と息子の贔屓の球団の記事が多いというのが購読理由)新聞が50,000号を迎えたという記事を目にした。
 40,000号が1987年のことだという。今回50,000号迄におよそ27年半かかっている。私が働き始めたのが1985年4月だから、社会人になって優に10,000日を超えているわけだ。
 今迄53年生きてきたけれど、いまだ生存日数は20,000日にも満たないということだ。ブログを綴っている期間はその1割に過ぎない。
 女性の平均寿命を85歳とすれば31,000日を超える。100歳まで元気に生きられる人はそうそう多くはないだろうが、100年生きたところで36,500余日。
 となれば、この10年以上闘病生活を続け、特に7年余の再発治療を振り返り、思えば遠くに来たもんだ、と思っていたけれど、日にちにすれば3,000日にも満たないのである。
 そんなものか・・・という気持ちと、そんなにか・・・という気持ちが交錯する。
 このブログは、初めての抗がん剤ということもあって心身ともに一番しんどかったタキソテール治療が終わり、休職明けから半年近く経って立ち上げた。このため、再発してから1年余りの治療については、リアルタイムの記事にはなっていない。

 思えばこのブログを通じて、随分沢山の交流に恵まれた。
 けれど、ふと見回すと、こと、再発治療をしていた方たちが殆ど皆逝ってしまった・・・と唇を噛む。
 初期の頃、コメントを寄せてくださっていた方も、お互いのブログを通じてネット上のやりとりに飽き足らず、リアルにお付き合いさせて頂くことになった複数のお友達も、相次いで天に召されてしまった。そして誰もいなくなった・・・・ということか。
 遺されたご主人が、沢山の読者を抱えたそのブログを継いで続けているケースもある。けれど、当たり前のことだが、残念ながら彼女たちのブログとは全く違うものになっていることも少なくない。また、そのまま更新されずに、その時のままで、というケースもある。

 今の私には、新しいブログを探して定期的に読ませて頂こうという時間もないし、コメントを寄せてみようかなと思うようなブログもない。というより、そういう気持ちになれない。
 次は自分なのでは、という怖れもある。もちろん、生きている限り死んでいかなければならないから、それは早かれ遅かれ誰もが平等に迎える日ではある。とはいえ、健康な方たちと比べれば、ずっと早くにその日を迎えることにおそらく疑う余地がない。

 発売から1年も経過していない新薬カドサイラ(T-DM1)を使っているということは、もう既に色々な薬を使い尽くしてきましたよ、ということでもある。
 ひとつの薬が長く効くといっても5年10年効くわけではないし、平均して1年効いてくれれば長く効いたと言える世界である。効いていても副作用と天秤にかけて休薬となるケースもあるし、効かないことだってある。
 となれば、今の薬が1年効いてくれて、次に考えているパージェタとハーセプチンで1年繋ぎ、その次は・・・?と思うとやはり間違いなく砂時計は落ち始めている、と思わざるを得ない。

 いつもこんなネガティブなことを考えているわけではない。けれど、いくら能天気な私ではあっても、冷静に考えればそうそう楽観もしていられない。
 ではどうするかと言われても、結局は自分らしく、大切に日々を重ねるしか術はないのだけれど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015.4.8 採血レントゲン後診察、カドサイラ(T-DM1) 3回目

2015-04-08 19:48:15 | 治療日記
 3週間ぶりの通院日である。予報通り昨夜から冷たい雨が降り出したかと思うと、今朝はなんと4月の雪になった。桜も凍えそうな最低気温3度、最高気温6度の予想である。家を出るときはかなり本降りの霙。ダウンコートと長靴の完全防備で出かける。あぁ、冬物をクリーニングしておかなくてよかった! こういう時にはズボラが功を奏する。
 そんなお天気の所為か、最寄駅では上下とも電車が遅れている。3分とアナウンスしていたが、結局5分近く。それでも乗換駅で、乗ろうと思っていた始発電車になんとか間に合い、しっかり席も確保した。
 今日のお伴は、伊東明さんの「気にしすぎ症候群」(小学館新書)。帯には「既読スルー」「あの一言」で眠れなくなってしまう人へ-とある。小心者の私は何度も頷きつつ読み進める。新書らしく実に読み易くするすると頁をめくり、あっという間に病院最寄駅に到着。
 
 病院最寄駅では雪でも霙でもなく、雨だった。いかにも田舎から出てきましたという感じの出で立ちだが、背に腹は代えられない。
 病院前の公園は、前回早咲きのおかめ桜が満開だったが、最早すっかり葉だけになっている。病院前のソメイヨシノの並木はまだ花も残しているが、半分は葉桜になっている。冷たい雨に打たれて何とも可哀想だ。
 自動再来受付機前ではそれほど待たずにIDカードを通す。今日は採血の後、3か月ぶりに胸部レントゲン撮影をして腫瘍内科へ行くスケジュール。採血では10分待ちとあるが、15分ほど待っただろうか。久しぶりに男性技師さんに当たる。「(バイアスピリンを飲んでいるけれど)血が止まりにくくなったことはありますか」と問われ、「それほどではないけれど、気付けばあちこち内出血しています」と応える。
 ちょっとチクリとして、いつものように3本採血が無事終了。止血しながらコートやストールを入れたエコバックと長傘、バックと大荷物を両肩に抱えて、エスカレーターで2階のレントゲン受付に移動する。

 レントゲン待合は大混雑で座る椅子もないほど。病棟からも続々と患者さんがやって来る。これは待つな、と覚悟する。30分ほどで1冊目を読み終わり、2冊目を準備した頃、ようやく呼ばれて撮影完了。
 1階に降りて、腫瘍内科へ移動する。3月末の退職、4月の再就職で保険証が変わったが、まだ現物が手元に届いていないので、資格証明書を提出して受付する。
 いつものように、読書に相応しい照明の明るい角の椅子を確保。2冊目は百田尚樹さんの「夢を売る男」(幻冬舎文庫)。帯には「一度でも本を出したいと思ったことがある人は読んではいけない!出版界のタブーに切り込む問題作が早くも文庫化!」とある。新聞広告で見つけて手に取ったが、いやはや面白い。トップブロガーで書籍化する人もいるが、業界から見れば、こういうことなのね、となんだか嫌な気分になる。
 今日はレントゲンで時間を食った所為か、採血からの時間が経っていたとみえて1時間待たずして「中待合へどうぞ」の番号が点滅した。自動血圧測定機で計測すると、119-70、脈拍は80。最近上が100を割ることがなく、血圧が高めに安定してきた。中待合に入ってからも読書を続け、ほぼ1時間待ったところで先生が診察室からお顔を出された。今日も病院に入ってから先生のお顔を見るまでに、たっぷり2時間半近くかかっている。

 「さて、3週間どうでしたか。」と問われ、「おかげさまであの後、胸痛が大分治まってきてコデインは飲まずに済んでいます。相変わらず日に3回ロキソニンを飲んでいましたが、胃が重い感じがするので、数日前から1日2回にし、昨日からは朝だけにしてなんとか凌げています。」と応じる。診察室での検温は6度6分。
 先生からはロキソニンを減らして胃の状況はどうか、と訊かれそれほど変化はないのだが、来週末、人間ドックで胃カメラを予約していることをお話しする。また、3月末の派遣終了に伴い一旦退職し、同じ職場で再就職出来た話もご報告。先生も「良かったですね」と言ってくださる。
 採血結果は特に異常なしとのこと。白血球も肝臓の数値も戻っているようだ。腫瘍マーカーは次回にします、とのこと。気になるレントゲンの結果だが、既に目の前のPC上に1月と今回の画像が2枚並んでいる。「右下の丸い影はあまり変化なし、今まで特に気にしてこなかったが、右上にもあるんですよね。これも特に変化なし。左下の腫瘍茎は明らかに小さく薄くなっています」とおっしゃる。「では、“効いている”ということですね?」と念押しすると、「副作用も強くなさそうだし、このまま続行しましょう」と。「さて、ランマークはどうしましょうか」と言われる。
 カドサイラ(T-DM1)投与の3週間に1度のサイクルに合わせて6週間に1度にして良いかどうか、ということだ。胸痛が落ち着いてきているなら、とりあえず次回は6週間後にして、もしまた痛みが強くなるようなら、通常通り4週間に1度にしてみましょうか、とのこと。先生もカドサイラ(T-DM1)が効いているなら、特にランマークに頼らずとも効果が出てくるのでは、と期待しておられるようだ。

 次回3週間後はちょうど祝日にあたる。先生の外来は通常月水木だが、水曜日の患者さんを全て木曜日に移動してもとてもさばけないので、今回特別に火曜日も外来をしてくださるとのこと。3週間後の火曜日にカドサイラ(T-DM1)の予約が入った。次回は腫瘍マーカー測定の採血後の診察になる。
 3週間分の漢方、整腸剤、ロキソニン、バイアスピリン、デノタスチュアブル等を処方して頂き、化学療法室へ移動する。その間にいつものように夫やお友達に報告メール。

 15分程待って、内側のリクライニングの椅子に案内される。混雑しているので窓側は既に一杯だ。
 お手洗を済ませ、体勢を整えてポートの針刺しを待つ。Kbさんが刺してくださったが、今日もあまり痛くなくてラッキーだ。さらに15分程待って、薬が届き、Okさんが点滴を開始してくださった。体調を問われるが、痛みが治まってきていることを一緒に喜んで頂いた。
 今日も点滴パックは2本。1時間強でカドサイラ(T-DM1)を投与した後、15分の生食で終了だ。終了後の血圧は114-66、脈拍は58で「安定していますね」と言われる。
 抜針もOkさん。今日はちょっと衝撃があったが、それほどではない。痛いランマーク注射もないし、針刺しが採血とポートだけで2回で済み、ストレスフリーである。

 会計に移動して採血、レントゲン、点滴の3割負担で15万円弱のお支払い。
 外は相変わらず雨がしとしと降っている。薬局へ移動するといつになく空いていてラッキー。それでも30分ほど待った。こちらでは前回同様カードが使える3,000円に達しなかったので、現金支払。相変わらず持参したエコバックが一杯になる3週間分の薬だ。

 本日の病院と薬局の滞在時間は合わせて6時間。3時になると大半のレストランではランチタイムが終わってしまう。空いている所を探し、薬を飲んで食事。遅いランチが終わればもう4時近い。

 今日も仕事に行く時と殆ど変わらない時間の帰宅になった。帰りの電車では既に読む本がなく、気付けばウトウトしてしまった。やはり1日通院すると疲れるなあと思う。雨が降っていたのと荷物が多いのとで、最寄駅からは軟弱にもタクシーに乗って帰ってきた。
 今回も熱っぽくもないし、頭も痛くない。胸痛も落ち着いている。胃は重いとはいっても食欲は十分だ。普通に夕食の支度も済ませた。このまま落ち着いて今週も乗り切りたいものだ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015.4.7 明日はカドサイラ(T-DM1)3回目、ここ数日の体調のこと

2015-04-07 21:51:20 | 日記
 今週も新入生のガイダンスや各種申請の受付等で忙しく始まった。
 新しいメンバーになって初めての顔合わせの会議も終え、学内には初々しい学生たちが溢れ、先輩学生たちも混じって賑やかな雰囲気だ。
 ずっと散らずに頑張っていた桜もいよいよ葉桜になりつつある。この冷たい花散らしの雨で、いよいよ若葉の季節を迎えるのだろう。

 さて、明日はカドサイラ(T-DM1)3回目の治療日。
 初回は投与直後から頭痛やだるさがあった他、投与した翌週明けから酷い胸痛が出てしまい、ロキソニンだけでは抑え込めず、初めてコデインのお世話になった。
 2回目は頭痛もだるさも初回ほど酷くなかった。相変わらず痛みはあり、ロキソニンは日に3度と欠かせなかったが、コデインが登場することもないままに無事過ごせそうだ。それでもロキソニンを3度3度飲み続けた所為か、ここのところなんとなく胃が重い感じ。この数日、様子を見ながら徐々にロキソニンを日に2度、出来れば1度までに戻せないかとトライ中である。
 今日のように前日よりいきなり10度以上気温が低い日もあるし、気圧が不安定なので、ただでさえ胸痛が出る恐れがあるのだけれど、不思議とここ2,3日、酷い痛みがなく、落ち着いている。有難いことである。
 あぁ、カドサイラ(T-DM1)が効いてくれていますように。

 明日は採血に加え、2月にCTを撮って以来初めてのレントゲン撮影もある。これまで何をしても消えることがなかった両肺の腫瘍茎はいかに・・・である。
 まぁ、すっかり消えてしまうなどという夢のようなことは起きなくても、見た目が少しでも小さくなってくれていたら嬉しいのになと思う。
 急に消える腫瘍は、同様に急に大きくなるということも聞いたことがある。だから、私はもはや急に消えてしまうとか急にうんと小さくなってしまうなどということは望んではいない。体調が安定して痛みも上手くコントロール出来て、今の生活が少しでも長く続けられれば十分だ。とにかく、がん細胞がその身を滅ぼさないように上手に宿主である私と共存してもらいたいものである。

 本当に真冬のように冷たい霧雨がそぼ降り、傘を差していても濡れることこのうえない。歩きながらなんだかしょんぼりしてしまう。そんな中、帰宅すると今月1回目のお花が届いていた。クリームとワインカラーのスナップ(金魚草)があわせて3本、白とピンクが混じったカーネーションが2本、白いマーガレットが2本。花言葉はそれぞれ「おしゃべり」、「女の愛」、「温かい心」だそうだ。
 家の中にお花が一杯になって気持ちが明るくなった。
 明日の通院に備えて、今月の新刊文庫や新書もたんまり買い込んだ。さて、どれから持っていこうかと迷う幸せな夜である。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする