気づいたら、白花ハナミズキのつぼみが割れていた。そろそろか。
赤花のほうは、残念ながら今年はつぼみがひとつもない。
ただのひとつも!
その代わり、去年は多すぎる花をつけたあと、雨でくさって、
さらに、それがくっついた葉までくさってしまったが、
今年はその心配をしなくてもいいというものだ。
花の咲く木は楽しみなものだが、花が咲いている期間はじつに短い。
梅はとうに散ってしまった。ハクモクレンには茶色の斑点ができているし、
みごとな黄色のマッスだった近所のミモザも、今は見るかげもない。
それらの花が咲いていたときには、うちの庭には花を咲かせる木がなくて
さみしい思いをしていたが、さあ、こんどはうちの木が花を咲かせる番だ。