大雪高原山荘に泊まった次の日は、高原沼めぐりをした。
と言っても、一周すると4時間半くらいかかるので、
美瑛に戻ることも考えて、4つ目の緑沼まで行って戻ることにした。
目安表では片道1時間10分になっている地点だ。
沼めぐりをする前には、山荘と同じ敷地にあるヒグマ情報センターで
ヒグマについてのレクチャーを受けるのが必須になっている。
ここで入山の申告をしないと、コースに入れない。
ちなみに、早朝カメラを持ってうろついていたら、このセンターの入口脇で
エゾシカが葉っぱを食べていた。近づいていっても全然逃げなくて、
最終的に2メートルくらいまで近づけた。
コースの初めは林間を抜けていく道で、あちこちにミズバショウの群落があり、
少し咲きだしていた。
ミズバショウ以外にも、エゾノリュウキンカだろうか、かわいい花が咲いていた。
雪解け水が激しく流れている川を渡っていく。
見あげると山の中腹から温泉の湯気が立ち上っていた。
30分ほど歩くと、雪が残っている場所がだんだん増えてくる。
山荘で長靴を借りたので、雪解け水で小道が川のようになっているところでも
濡れることはないが、足場がとても悪いので、転ばないように慎重に足を運ぶ。
最初の沼、土俵沼。水面に映る残雪の山影がきれいだった。
ここまで来るのに1時間10分ほど、もうかなり疲れた。
でも、この先は緑沼までわりと近い距離に点在しているので、
さいしょの予定どおりがんばって進むことにした。
2つ目のバショウ沼。雪がまだかなり残っていて、水面が少ししか見えない。
前を行く3人はいっしょにレクチャーを受けて、同時刻に入った人たち。
緑岳まで登ると言っていて、緑沼で別れたが、写真を撮りあったりした。
3つ目の滝見沼。
4つ目の緑沼。
この先の沼はまだほとんどが雪の下だそう。わたしはここで引き返した。
雪が固そうに見えて、じつは下から溶けている場所もあり、わたしは
2回ほど踏み抜いてひざまで埋まってしまった。
センターに戻ったのは10時55分。出発してから2時間40分だった。
とはいえ、アップダウンが激しく、飛び出している岩や木の根、雪にも
注意して一歩一歩慎重に進まないといけないので、思った以上に疲れた。
この日の運動のせいか、家に帰って体重計に乗ってみたら、
体重はほとんど変わらないのに、体脂肪が21%から18%に減っていた。
このくらい体を動かしただけで体脂肪が筋肉に変わるとは思えないが、
とにかく数日は20%を切っていた。今はもとに戻ったけど(笑)。