自治会の役員として、何人かに広報誌用の原稿を依頼したり、
データをもらったりする機会が続いたのだが、こんな些細なことでも
できる男といいかげんな男の差が歴然と表れたのには驚かされた。
できる男というのは、頼めばすぐにデータを用意してくれるし、
締め切りの前にきちんと原稿を入れてくれる。
海外出張などで忙しくしているなかでのことだ。
また、資料にはしっかり目を通していて、会議では的を射た質問をする。
わたしが作成したものを送って意見を求めると的確な返事が戻ってくる。
ちなみに、これはひとりの役員の話ではなくて、
数人の役員についての観察だ。
一方、いいかげんな男はというと、締め切りを過ぎたので
原稿の催促をすると、「あ、すっかり忘れてた」と笑いながら言う。
送付先メールアドレスを書いてある依頼書もなくした、とくる。
どういう点を見習うべきか、こんな地域活動からでも学ぶことは多い。
この1年がいっそう楽しみになってきた。
