新居はじつに埃がよくたまる。どうせたまるならお金にしてほしいんだけど(笑)。
24時間換気だと空気が常に動いているから、埃が舞いやすいという話をS建の社長さんから聞いた気がする。もっとも、前の家でも埃はたまっていたが、家が古いから目立たなかっただけかもしれない。
ともあれ、家の中では素足ですごしているから、ちょっとでも床が汚れていると気になる。だから、毎日、掃除機をかけるか、クイックルワイパーをかけるかしている。時には朝と夜に、それぞれを。ソファにねそべって、のんびりテレビを見ている暇もない……
うちの玄関はそんなに広くないので、傘立てもこんなコンパクトなタイプを選んだ。ゴム製で、通常は下駄箱と壁のすき間に収めてしまえる。カタログには最高12本の傘が立てられるとあったが、外向きの穴に立てた傘は外れて倒れやすいようだ。でも、そんなにたくさんの傘を立てることはまずないので、6本でも十分だと思う。
玄関の1間四方の白い壁にかけるために選んだのは、スティーブン・N・メイヤーズの花のレントゲン写真。白い額と淡いピンクの花色がうちの玄関にぴったりだと、見た瞬間に思った。
玄関だから、リビングに掛けてある絵のように始終眺めることはできないが、ドアを開けたときのインパクトは大。
前の家は古い木造家屋で、何を置いてもそんなにおかしくは感じなかったのだが、今度の家はいい加減なものを置くととたんに場違いに見えてしまう。写真の花器は少し前に買ったものだが、元の色は明るい木の色で、この家ではどこに置いても全然似合わない。ペンキで白に塗ってみたら、たちまち映りがよくなった。
この和紙シェードのフロアスタンドは以前から愛用していたものだが、洋風の部屋にもよく合って、他のインテリアとも違和感がない。